動物保護のボランティアを辞めたい?良い人こそ心が疲れる理由とは

動物

犬や猫の保護ボランティアをやってくださっている方、お疲れ様です!

保護だけでなく、他にも

  • 散歩をさせにいく
  • 毎日のお世話をボランティア
  • 多頭飼育崩壊の現場でお手伝い
  • 犬・猫の捕獲ボランティア
  • 保護団体の書類整理のお手伝い

などなど、動物ボランティア団体はやることがたくさんありますね。

しかも、やってもやっても終わらない…。

 

そんなボランティアに「疲れてしまった」あなたのために記事を書きました。

ボランティア活動が疲れてしまった理由

 

最初のころは「できるだけ、手の届く範囲でいいから生き物を助けてあげたい」という熱い意思でボランティアを受けてくださったのだと思います。

 

中には、自分の愛犬・愛猫を保護団体から引き取った時に「何か手伝います」と善意での言葉からボランティア活動に移行した方もいらっしゃるでしょう。

どうして数か月・数年経つうちに「疲れてしまった…」状態になるのか、いくつか理由があったのでご紹介していきます。

 

①金銭的な負担が大きい

保護団体は、基本的には金銭的に余裕がありません。

現場への交通費、ご飯代などは自分持ちということがほとんどかと思います。

 

さらに動物を家に引き取る「保護親さん」は、セカンドオピニオンは自費のことがほとんどです。

保護団体の経費でおちるのは「最低限の治療」だったりします。

 

家で傷ついてツライ思いをしている生き物がいれば、少しでも痛みを和らげようと病院に行きたいですよね。

過酷な環境で、人間不信・ガリガリな子には「おいしい食べ物をお食べ」と良い食べ物をあげたくなります。

 

しかし、それらがすべて自費だったらどうでしょうか?

1匹なら気にならない金額かもしれませんが、困っている生き物は他にもたくさんいて「頑張ればもう1匹家で見られる」という状態だと他にも何匹も動物を押し付けられます。

 

「確かにボランティアではあるけど、自分の持ち出しが多すぎる」と考えてしまうと一気に熱が冷めてしまう一因になります。

 

②人間関係がめんどくさい

動物のボランティアをすることにより

動物が好き=いい人 ではない、ということに気付いてしまったのではないでしょうか。

 

動物の保護というのは少し特殊な人が集まりやすいです。

もちろん「動物を助けるために!」という思いは持っているかと思いますが、団体の中心部に近づくにつれて

  • 外部の人は信用できない
  • 犬・猫の死にある意味慣れてしまう
  • 変な飼い主と相対することが多いので心が擦れる
  • 自分は動物を助けるという素晴らしい存在なんだ
  • 動物の話ではなく、毎回家族や人間関係の愚痴ばかり

と、おかしい方向にいってしまうことも少なくありません。

 

団体といっても、代表個人のお金で保護活動をしている方がほとんどなので「お金を払っている人が正義」ではないですが代表の意思に逆らえないことがほとんどです。

いくらボランティアとはいえ、パワーバランスは常に代表やその周りにいる人が強い権力を握っているのです。

 

そうなってくると、ボランティアの現場にいくのも疲れてしまいますよね…。

やっぱり同じ志を持ち、同じ方向を向いた人と活動できることが継続の理由になります。

 

③肉体的に続けられない

動物との相手は過酷です。

野良や、保健所、多頭飼育崩壊で救われた動物は「ひどい状態」であることが多いです。

 

ひどい状態の動物を引き取った場合

  • 通院
  • 日々のケア
  • ボランティア活動
  • 本業
  • 家族の世話

…毎日のタスクが飽和状態になるのです。

 

さらにそこに緊急レスキューの要請があったら「助けてあげたい!」と思って頑張って時間を作って活動をしてしまいます。

疲労が溜まり、寝不足が続き、本業はミスが続き…悪循環になってしまうことも少なくありません。

 

肉体的にも厳しくなってしまうのです。

 

④生き物の死に耐えられない

 

保護する動物は正直言うと「助けられない命」がポロポロと出てきます。

  • 元気だと思っていた子が急変した
  • 保護後に病院に行ったら手が施しようがないほどの病気だった
  • 弱っている子を看取った

 

もちろん、過酷な環境で孤独に1匹亡くなるよりはあなたの傍で虹の橋を渡れることは動物にとって幸せだったでしょう。

しかし、あなたの心は辛い気持ちしかないでしょう。

 

  • 助けてあげたかった
  • 力が足りなかった
  • もっと早く助けてあげれば
  • あの時、こうしていれば

ぐるぐる考えてしまいますよね。

 

もちろん、自分が悪くないということはあなたは分かっていると思います。

あなたが悪くないということはみんなが分かっています。

 

だけど、救えなかった命を考えたら…行き場のない気持ちが心の奥底で溜まってしまうのです。

 

動物ボランティアを辞めたいと思ったら

もし、あなたが動物のボランティアを辞めたいと思ったら

  • 申し訳ないな
  • 自分の後任がいないのに…
  • 動物が不幸になってしまうかも

なんて考えないでくださいね!

 

ボランティアは「自主的に自由に行動する人」という意味です。

人間の尊厳や人それぞれの意思を大切にしていくという気持ちが込められているのです。

 

「ボランティアが辛くなったので、辞めます」

「本業に支障がでてしまったので辞めます」

「動物の世話をするのが精神的に辛くなったのでしばらく休ませてください」

 

と言ってしまっていいんですよ!

賃金契約をしているわけでもないし、強制してやるものでもありません。

 

もしそこで、同じボランティア仲間や代表の方に心無い一言を投げかけられても、引き留められても、無理をする必要はないのです。

 

「動物がかわいそう?」

ボランティアがいないと回せないくらい動物を引き取って、ボランティア任せにしているのが悪いんだ!

ということでまずはご自身のことだけ考えてくださいね。

 

今までお疲れ様でした!

動物のことを考えてくださり、ありがとうございます。

「もう二度と動物に関わるのはイヤだ」と思ったかもしれませんが、あなたのおかげで人のぬくもりを知って少しでも幸せに感じた動物がいることだけは忘れないでくださいね。

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