ギリ健(ギリギリ健常者)の意味とは?境界知能の苦悩についても解説!

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あなたはギリ健や境界知能という言葉を知っていますか?

日本人の約14%は境界知能といわれています。
子どもがいる人、学校や保育園の先生、企業経営者のみなさん、このことを知らないとこれから社会で働くためには損をする可能性があります!

あなたの周りにもいるかもしれないギリ健、境界知能について解説していきます!

ギリ健とは?言葉の意味や境界知能について解説

まずは、ギリ健と境界知能とはどんな意味なのでしょうか。

ギリ健とは?

ギリ健とは、ギリギリ健常者の略称で、ネット内で使用されている俗語です。

障害者ではありませんが、相手とのコミュニケーションや、やり取りが上手くできない人達のことを表します。

健常者と障害者の境目があるとすれば、ギリギリ健常者の側に入るような状況です。

ギリ健は身体的障害というよりも、知的障害や発達障害に関しての表現で使われることが多いようです。

ギリ健の特徴

ギリ健とはどのような特徴があるのかというと、

・自分が必要なときだけコミュニケーションをとる

・臨機応変に対応できず、こだわりが強い

・相手を不愉快にさせる発言をしてしまうが、本人に自覚がない

・相手の言葉の意味や意図を推論できず、そのまま理解してしまう。

・空気がよめない

・周りの環境に馴染みにくい

等、様々な特徴があるため、コミュニケーションを取ってみないとわかりません

ギリ健は罵倒用語?

ギリ健という呼び方は、罵倒表現として使われることが多くあります。

しかし、「他人をギリ健と罵る人のほうがコミュニケーション能力が破綻しているのでは」という意見もみられます。

逆に、自称「ギリ健」(=障害者ではない)とすることで精神を安定させている人もいるようです。

境界知能とは?

境界知能とは、知能指数(IQ)で平均的(IQ85~115)とされる部分と障害(IQ71以下)とされる部分の境目(IQ70~84)にあたるところです。

こちらはギリ健とは違い、専門家の間で使われている専門用語です。

境界知能は日本人の14%に該当?


日本人の14%、つまり7人に1人は境界知能であると言われています。

例えば、学校のクラスが35名だとすると約5人は境界知能ということになります。

境界知能の苦悩とは?


境界知能の人は障害者と診断されないため、支援が必要な場合でも支援を受けにくい状況にあります。

まず、自分や周りの人が境界知能ということを知らずに生活をしいていることが多いです。

「普通」の人の中で生活しなければならないけど、「普通」の人に合わせることは難しく、生きづらさを感じている人がたくさんいます。

また、自分でもなぜ出来ないのか、分からないのかを上手く説明することができずに、歯がゆい思いをしています。

境界知能の人が一定数いると分かっている今、親、学校、企業はそれぞれ対応が必要だと思います。

境界知能は努力不足だと思われる

境界知能の人は、それぞれに出来ることと出来ないことがあります。

例えば、

掃除や洗濯、料理などの日常生活

・数字が苦手で計算ができない

・漢字やカタカナが覚えられない

など、周りからみれば「なんでこれはできるのにこれだけできないの!?」、「努力が足りない!」と思われてしまいます。

NHKでも境界知能が取り上げられ社会問題に

境界知能の問題についてはNHKでも取り上げられています。

取材された及川奈穂さんは、「これまでの人生は何もかもうまくいかなかった」と話しています。

小学生から勉強はついていけず、仕事もなかなか覚えられず何度も解雇され、結婚生活も長くは続きませんでした。

なぜ、色々なことがうまくできないのかと疑問に思い、病院で検査したところ、「境界知能」と診断されました。

自分でもなかなか気づくことができず、一般的にもあまり知られていない言葉です。

このように社会に広く知られていないことが、生きづらさの原因であり、社会問題とされています。

境界知能を理由に雇用してもらえなかった⁉

及川さんはある企業での面接のときに

「あなたが障害者だったら受け入れられたけど、そうではないと分かったので雇用は難しい」

と言われたそうです。

企業は障害者雇用制度があるため、障害者は積極的に雇用されます。

しかし、境界知能はまだまだ認知されていないため、企業は「仕事を覚えられない人」、「ミスの多い人」と思ってしまうようです。

境界知能は犯罪率が高い⁉

法務省が公開している2020年の新受刑者の知能検査のデータを基にして出した割合です。

知能数(IQ) 割合(%)
70~79 22
80~89 26

データの区切りはIQ70~79、80~89ですが、境界知能とされるIQ70~84の人が含まれる知能数の割合だけで48%にもなります。

原因としては

・認知力が低く、犯罪を悪いことだと思っていない。

・生きずらさから社会的に孤立、経済的な困窮となり罪を犯す。

等となっています。

もし、境界知能の人が生きずらい社会を変えることができれば、犯罪を減らすことにもつながります。

境界知能は改善できる⁉


境界知能は小学生くらいの早い段階からトレーニングをすれば改善できるという研究結果があります。

そのトレーニング方法とは…

・ひらがなや漢字が苦手な子には「点つなぎ」トレーニング

・計算が苦手な子には「星のマークを5個ずつ囲んでいく」トレーニング

・人の気持ちがわからいない子には「写真を見て他人の表情を読み取る」トレーニング

・感情表現が苦手な子には「イラストを使って今の気持ちを選んでもらう」トレーニング

他にも子どもたちの苦手に合わせて、30種類ものトレーニングがあります。
こようなトレーニングを1日10分行うことで、トレーニングを受けた子どもの約3割が通常の授業についていけるようになりました。

境界知能は早めの診断を!

このように境界知能は早い段階で認知し、トレーニングをすれば改善できることが分かっています。

早い段階でトレーニングを受けるためには、親が子どものことをよく理解し、早めに認知してあげることが大切です。

認めたくない気持ちもあるかもしれませんが、少しでも境界知能の傾向が見られる場合は早めに診断してもらいましょう。

その方が、その子に合った教育ができ、生きづらさを感じない将来に繋がるはずです。

子どもの明るい未来のためにもぜひ1歩を踏み出してください。

ギリ健(ギリギリ健常者)の意味とは?境界知能の苦悩についても解説!のまとめ

あなたの周りにも、「あれ、もしかしてあの人…」と思い当たる人がいたのではないでしょうか。

必要なことは、親、学校、企業が境界知能を認知し、その人に合った対応をしてあげることです。

1日でも早く、境界知能を社会が認知し、その人たちが生きやすい世の中を創りましょう。