ぷっくりとした涙袋はかわいい印象を与えることができるでしょう。
しかし、涙袋はありすぎと思えるほど大きな人もいれば、まったくない人もいます。
その差はどうしてできるのでしょうか?
また、大きい涙袋は作ることができるのでしょうか?
大きい涙袋ができる理由
日本人で涙袋を持っている女性の割合は70%近くとなっていて、実は多くの女性が涙袋は持っています。
しかし、その大きさはそれぞれであり、大きい人もいれば、小さい人もいます。
なぜ、涙袋にはこのような差ができる理由は何のでしょうか?
その理由を把握するためにも、まずは涙袋のことを知っておきましょう。
涙袋の正体
涙袋があるのは、下まつげのすぐ下です。
この場所には眼輪筋という目を瞑るときに使う筋肉があり、その筋肉によって盛り上がった物が涙袋です。
そのため、涙袋の正体は筋肉であり、この筋肉が鍛えられている人ほど涙袋が大きくなります。
涙とは関係ない?
涙袋は名前に涙と付いていて、目の近くにぷっくりするような形であることから、涙が出てくる場所や涙が溜められている場所などする場所と思っている人もいるでしょう。
しかし、涙袋の正体は筋肉です。
涙が作られるのは上瞼の外側にある涙腺で、涙が出てくるのは下まぶたの内側にある涙点なので、涙袋には涙を溜めたりなどの機能はありません。
そのため、涙袋が大きい人は「涙の量が多い」「泣き虫」などと言われることもありますが、涙袋と涙は関係がありません。
涙袋と目袋の違いとは?
ぷっくりとした大きい涙袋が欲しいと思う女性もいますが、その涙袋がありすぎて、逆に小さくしたいと思っている人もいます。
しかし、その大きな涙袋が実は涙袋ではなく、目袋と勘違いしている人もいるようです。
目袋は涙袋のすぐ下の位置にあり、涙袋のように盛り上がった形をしています。
その正体は脂肪で、大きくなったり、たるんだりすることがあり、クマのできる場所でもあります。
涙袋と目袋は異なる場所であることを知っておきましょう。
自然に消える?
「大きな涙袋が日に日に小さくなっていく」という経験をする人もいます。
涙袋の正体は筋肉の盛り上がりです。
そのため、涙袋のもとになっている眼輪筋を使わずに衰えてしまうと、涙袋の盛り上がりも小さくなっていくこともあります。
大きい涙袋を作る方法
大きくて、かわいい涙袋が欲しいと思う女性は多くいます。
涙袋を大きくする方法はいくつかあるので、それらの方法を実践して、大きい涙袋作りをしてみましょう。
トレーニング
大きな涙袋を作るには、眼輪筋を鍛えて盛り上がりを大きくします。
眼輪筋は目を瞑るときに使う筋肉なので、片目ずつウインクをすることで鍛えることができます。
ウインクをする際には、ただ目を閉じるのではなく、下まぶたをできるだけ押し上げるようにして力を入れるようにしましょう。
また、目を細めて下まぶたに力を入れるようにしても眼輪筋は鍛えられます。
これらのトレーニングを行って眼輪筋を鍛えましょう。
メイク
眼輪筋のトレーニングをして、涙袋を大きくするには時間がかかります。
そのため、すぐに涙袋を大きくしたい場合には、メイクで涙袋を大きく見せるようにしましょう。
メイクで涙袋を大きく見せるには、アイメイクの後で白か薄いベージュのアイシャドウを涙袋に沿って目頭から目尻の方向に塗ります。
次に薄めのブラウンのアイブロウか涙袋ライナーで、涙袋の影にラインを引きます。
自然な色合いを意識しないとクマのように見えてしまうので注意しましょう。
美容整形
涙袋は美容整形で作ってもらうことができます。
涙袋を作る主な方法はヒアルロン酸の注入と外科手術の2つです。
外科手術の場合は太ももなどの脂肪を涙袋に注入します。
手術は1回で済み、半永久の継続力がありますが、費用が高く、ダウンタイムが長めとなります。
ヒアルロン酸を注入する場合は費用相場が3万円~5万円ほどと安価ですが、継続力が半年~1年ほどと短く、定期的に施術を受けなければなりません。
涙袋は腫れることがある?
涙袋は腫れて大きくなることがあり、状態がひどい場合は病院に相談しなければなりません。
そのため、涙袋はどのようなことが原因で腫れ、どのような状態になれば病院に行くべきか判断できるようにしておきましょう。
原因は?
涙袋はむくみや皮脂の過剰分泌が原因で腫れることがあります。
これらが原因の場合は、生活習慣の見直しで状態が改善することもあるでしょう。
しかし、涙袋の腫れの原因には、ダニやハウスダストなどによるアレルギーや皮膚かぶれ、コンタクトレンズの誤使用による炎症、細菌やウイルス感染なども考えられます。
原因の特定は素人ではできない部分もあるので、病院に相談することが望ましいでしょう。
症状がひどい場合
腫れの症状があまりにもひどい場合には、麦粒腫や涙嚢炎の可能性もあります。
麦粒腫はものもらいのことで、黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌などの細菌に感染することで起こる病気です。
基本的には薬で対処することが多いですが、重症の場合は手術をすることもあるようです。
涙嚢炎は涙を溜めておく涙嚢が炎症する病気で、個人では対処できないので、すぐに病院で診てもらう必要があります。
涙袋の腫れはこれらの病気の可能性もあるので、異常を感じた場合にはすぐ病院に相談するようにしましょう。
目袋を小さくする方法
「涙袋がありすぎて笑うと影ができる」「涙袋が大きすぎて目立つ」などと涙袋が大きいことを嫌に思う人もいます。
しかし、それは涙袋が大きいのではなく、目袋が大きい場合があります。
目袋を小さくする方法もあるので、知っておくと良いでしょう。
トレーニングをする
目袋の正体は脂肪であり、その脂肪を支えているのは涙袋のもととなっている眼輪筋です。
もし、眼輪筋が衰えてしまうと、目袋がたるんで大きく見えてしまいます。
涙袋を大きくしながら、目袋がたるまないようにするためにも、眼輪筋のトレーニングをしましょう。
血行を良くする
眼輪筋を鍛えれば目袋を小さくする効果が期待できます。
しかし、眼輪筋を鍛えてばかりいると、筋肉が凝り固まって血行が悪くなってしまいます。
そのため、目元を蒸しタオルで温めたり、マッサージをするなどして、血行を良くしましょう。
目元の血行が良くなることで、凝り固まった筋肉がほぐれたり、目元の血色が良くしたりなどすることができます。
メイクで隠す
大きな目袋はメイクで隠すという方法もあります。
大きな目袋を隠すには、目袋によってできた影をハイライト効果のあるコンシーラーを使って消します。
影に沿ってコンシーラーの塗る際には、鼻の脇辺りから伸ばしていくことがポイントです。
生活習慣を改善する
目袋は眼輪筋が衰えるとたるんでしまいます。
そのため、長時間のパソコンやスマホの使用で視線を動かさなかったり、まばたきの回数が減ったりなどして、眼輪筋を使わなくならないように注意しましょう。
また、目を休めるためにも、しっかりと睡眠時間を確保しましょう。
他にも、目袋は肌や脂肪であることから、砂糖や揚げ物などの食べ過ぎなどの食生活の乱れも目袋に影響を与えるので注意が必要です。
これらの生活習慣を見直すことで、目袋の状態を改善できることもあります。
大きな涙袋を作ろう
ぷっくりとした大きな涙袋を求める女性は多いです。
その涙袋は目の筋肉を鍛えることで大きくすることができるので、大きな涙袋を目指してトレーニングを積み重ねましょう。