動画や画像検索で知られるモバイル専用サイト、MILDSITE(マイルドサイト)。
利便性とは裏腹にマイルドサイトは危険だと問題視されています。
画像検索サイトとして利用できるマイルドサイトは本当に危険なサイトなのでしょうか。
本当に安全性が疑わしいかどうかチェック方法も併せて検証します。
マイルドサイトとは?
ガラケー時代くそほど世話になってたマイルドサイトってまだ存在してたんか pic.twitter.com/bMagVasGIK
— Yusuke🍒 (@Yu_LEGACY) June 10, 2021
動画や画像検索のほか雑談やLINE友掲示板、ニュースやランキングのチェックもできるなど、様々な用途があるマイルドサイト。
手軽にいろいろ楽しめるマイルドサイトが危険とはどういうことでしょう。
マイルドサイトは本当に危険?
マイルドサイトは囁かれているように本当に危険なサイトなのでしょうか。
なぜ危険なサイトだと言われているのかが気になります。
特殊アルゴリズムでの分析結果は?
特殊アルゴリズム(人工知能システム)による分析結果をみてみると、スパムの発信元であること、ドメイン名の所有者が非表示になっていることが指摘されています。
ウイルスなどの脅威に晒されると断言はできないものの、信頼度は低いためマイルドサイトは危険なサイトであることは確かなようです。
危険なサイトへのアクセスする際の脅威とは?
では、危険なサイトにアクセスした場合の脅威とはどんなものでしょう。
どのようなことが起こるのでしょうか。
①不正改ざん
正規のホームページに不法に侵入し勝手に内容を書き換えたり、顧客情報、機密情報を盗み取ることです。
改ざんされた危険なサイトにアクセスすると、ファイルのダウンロードを強要し、ウイルスに感染させるおそれがあります。
②偽ソフトウェア配布
「ウイルスが見つかりました」といったメッセージを表示させ、安全のために必要と迫り、偽セキュリティーソフトを購入させることです。
感染を音声で知らせ、恐怖を煽るなどのケースも。
メール内のURLをクリックすることで危険なサイトに繋がってしまいます。
③フィッシング詐欺
偽ったメールや掲示板などにあるURLをアクセスし、現れたサイトでログインしてしまうと、入力した個人情報を盗まれて悪用される可能性がある詐欺のこと。
パッと見ただけでは偽物とわからず、気付いた頃には被害が大きくなっているおそれがある危険なサイト。
④ワンクリック詐欺
サイト内のボタンを1回クリックしただけで「契約が成立しました」と表示され、高額な料金を請求される詐欺のこと。
アダルトサイトや出会い系サイト、画像検索サイトに多く見られ、支払い期限や法的措置を仄めかされます。
誤って登録してしまった場合、個人情報が不正利用される可能性などもある危険なサイトです。
⑤スパムサイトへのリダイレクト
URLをクリックした際に目的のサイトとは別のサイトに移動させることを言います。
悪質な場合、情報を盗み出すようなスパムサイトへと誘い込まれることも。
気付かず利用することで、個人情報を悪用されてしまうおそれがあります。
⑥マルウェアの被害
閲覧に使用しているスマホやタブレットに入り込み、ユーザーに不利益をもたらすプログラムやソフトウェアのことを「マルウェア」と言います。
コンピューターウイルスやトロイの木馬などがこれに該当します。
メールの添付ファイル、アプリやソフトのインストールの際に感染、知らないうちに情報が流出したり、ファイルの改ざんなどを引き起こすおそれがあります。
無料で使える!危険なサイトを見分ける5つのチェックツールとは?
ネット利用にあたって、危険なサイトへのアクセスや詐欺を防ぐにはどうすればいいのでしょうか。
マイルドサイトのような危険なサイトを見分けるために、無料で利用できる5つのチェックツールを紹介します。
①Expand URL
引用:Expand URL(https://www.expandurl.net/)
調べたい短縮URLを入力するとそのURLのほか、サイトのタイトルやリダイレクトの詳細を表示し、マイルドサイトのような危険なサイトかどうか見極めてくれます。
安全性の確認機能もしてくれ、覚えておくと役に立つツール。
②Site Safety Center
引用:トレンドマイクロ サイトセーフティセンター(https://global.sitesafety.trendmicro.com/?cc=jp)
セキュリティソフトで有名なトレンドマイクロ社によるインターネットの安全性を評価するツール。
訪問するサイトが安全かどうかを自身がアクセスする前に調べることができるため安心です。
③Google セーフブラウジング
引用:Google セーフブラウジング(https://transparencyreport.google.com/safe-browsing/search?hl=ja)
WebブラウザにChromeを使用していれば設定可能なGoogleのサービス。
危険なサイトやコンテンツに接続しようとすると警告を表示、保護レベルも3段階から選べて便利。
④SecURL(セキュアール)
引用:SecURL(https://securl.nu/)
ユーザーの代わりに事前にサイトを訪れ、危険性がないかチェックしてくれるので自身が訪問する前に危険なサイトかどうかわかります。
またサイト内のリンク先や画像まで細かく安全性を確認、安心できる国産のサービスです。
表示した画像を保存・共有できる機能もある上、操作方法の説明も丁寧で使いやすいツール。
⑤ノートン セーフウェブ
引用:ノートン セーフウェブ(https://safeweb.norton.com/?ulang=jpn)
セキュリティソフト販売のノートンによる分析システムサービスで、サイトの安全性を4段階評価で教えてくれます。
URLでを入力したサイトがフィッシングサイトか、コンピュータを破壊するような危険なサイトかなどをチェック。
マイルドサイトを使用する前にチェックしよう!
マイルドサイトは危険だと認識し、アクセスを避けるのがベターですが、サイトを訪問する前にこういったサービスを利用してチェックしてみてはいかがでしょうか。
危険なサイトを回避する方法とは?
では、危険なサイトを見分け、回避するにはどうすればいいのでしょう。
蔓延するネット詐欺から身を守るためにできることを見ていきます。
怪しそうなサイトにはアクセスしない
トラブルを防ぐには、怪しそうだなと感じるサイトや危険そうなサイトにはアクセスしないのが一番。
危険なサイトかもしれないと感じたら、先に進まず画面ごと閉じることで危険を回避できる場合もあります。
とにかく危険なサイトには近付かないよう心がけましょう。
パスワードを工夫する
パスワードはデジタル世界での「鍵」となります。
厳重な管理が必要なため決して他人に知られないよう、誕生日やニックネームなどは使用しないようにしましょう。
パソコンに貼り付けるなど、他人の目につくところにメモすることも絶対NG。
数字や記号、アルファベットなら大文字・小文字を駆使して想像しにくいものにすることが重要。
システム・プログラムのアップデート
利用しているOSやソフトに脆弱性がある場合も危険極まりない状態と言えます。
ウイルスに感染したり、パソコンが乗っ取られてしまう可能性も。
防ぐためには、ソフトウェアを常に最新の状態に更新することが必須。
OSはもちろんですが、購入時にすでにインストールされているソフトや、自身でインストールしたソフトも常に最新の状態を保っておきたいものです。
セキュリティーソフトの導入
セキュリティソフトをインストールしておけばより安全。
ネット上の様々な脅威からパソコンやスマホを守るには、セキュリティソフトの導入が必須条件です。
中にはウイルス感染だけのみならず、フィッシング詐欺やワンクリック詐欺、迷惑メールなどに対応しているものもあり被害を未然に防ぐことができます。
ソフトは最新のバージョンにしておくことが望ましいでしょう。
Google Chromeの警告表示の設定
安全性が危ぶまれるサイトや詐欺まがいなコンテンツにアクセスすると、様々な警告が表示されます。
たとえば、フィッシング サイトや不正なソフトウェア(マルウェア)を配布しているサイトなど。
Google Chromeでは自分で警告の設定を変更できます。
マイルドサイトは危険?危険かどうかをチェックする方法も紹介!のまとめ
ニュースや掲示板、画像検索サイトとしても役立つマイルドサイトは危険なサイトであるかどうか、調べた結果です。
・特殊アルゴリズム調査の結果、マイルドサイトは危険度の高いサイトだった
・危険なサイトにアクセスすると、詐欺に遭ったり、個人情報を盗まれる
・被害を防ぐためにはチェックツール、セキュリティソフトが有効
蔓延する様々な脅威を未然に防ぎ、安全、安心なネットライフを送りたいものですね。