サザエさんに登場するアナゴさんは、主要キャラであるマスオさんと絡んでストーリーの展開に関わる重要な役をすることもあります。
しかし、主要キャラたちと比べると登場回数が少ないことから情報の少ないキャラでもあります。
そのアナゴさんは、一体どのような人物なのでしょうか?
アナゴさんってどんなキャラクター?
サザエさんはキャラクターに細かな設定がないことも多く、ストーリーによっては重要な役割を担うこともあるアナゴさんもあまり公式情報がありません。
しかし、ストーリーの内容やファンからの考察などによって、アナゴさんの情報が明らかとなったものもあります。
考察情報も含むので公式設定ではないものも含まれますが、アナゴさんの人物像を知るためにそれらの情報を確認してみましょう。
アナゴさんの本名
アナゴさんは「アナゴさん」や「アナゴ君」などと呼ばれていて、フルネームはわかりません。
サザエさんの公式ホームページでのキャラクター紹介でも名前には「穴子さん」としか書かれておらず、「アナゴ」が苗字なのか、名前なのか、本名であるのかもよくわかりません。
しかし、会社で「アナゴ君」と呼ばれていることから、おそらく「アナゴ」は本名で、苗字であると考えられます。
アナゴさんの年齢
アナゴさんの年齢は実は27歳と非常に若いです。
アナゴさんの顔には大きなほうれい線があり、オールバックか角刈りのような髪型をしています。
また、低い声でゆっくりと話すことも多く、その姿には貫禄が感じられるので、まだ20代というアナゴさんの若さを知って驚く人は多いでしょう。
主要キャラの年齢一覧
アナゴさんは見た目以上に若く27歳です。
サザエさんは意外と見た目よりも年齢が若いキャラクターが多くいます。
【サザエさん一家の年齢一覧】
フグ田サザエ | 24歳 |
フグ田マスオ | 28歳 |
磯野波平 | 54歳 |
磯野フネ | 50代 |
磯野カツオ | 11歳 |
磯野ワカメ | 9歳 |
磯野タラオ | 3歳 |
【波野家の年齢一覧】
波野ノリスケ | 24~26歳 |
波野タイコ | 22歳くらい |
波野イクラ | 1歳半くらい |
サザエさんが24歳と意外と若いです。
また、マスオさんは28歳で、アナゴさんよりも1歳上となっています。
アナゴさんの役職
アナゴさんはマスオさんと同じ海山商事に勤めています。
アナゴさんの役職は判明していませんが、営業課勤務のマスオさんとは同期であり、社内ではいつも近くにいます。
そのため、アナゴさんはマスオさんと同じ営業課勤務と考えられるでしょう。
また、マスオさんが係長に就いているとされることから、アナゴさんも同じくらいの役職に就いていると考えられます。
アナゴさんの学歴
アナゴさんが27歳で係長に就いていた場合、かなりのスピード出世です。
しかも、勤め先は商社です。
これらのことから、アナゴさんが実は優秀な人ということがわかります。
それもそのはず、アナゴさんは京都大学出身と高学歴です。
同僚のマスオさんも早稲田大学と高学歴で、波平はアナゴさんと同じ京都大学出身です。
また、頼りない印象を受けるノリスケは東京大学法学部、タイコさんは立教大学とサザエさんに登場するキャラクターには高学歴の人が多くなっています。
結婚はしてる?
アナゴさんは結婚をしています。
会社で亭主関白であるかのような言動をしますが、実際には奥さんの尻に敷かれています。
そのアナゴさんの奥さんは、サザエさんの公式ホームページでも紹介はされていますが、名前は「穴子さんの奥さん」としか書かれていません。
しかし、作中では電話に出た「穴子さんの奥さん」が「タカコ」と名乗ったことがあるようです。
まだまだあるアナゴさんの意外な事実!
アナゴさんには若い年齢や高学歴などの意外な事実がありました。
しかし、これら以外にもアナゴさんにはいろいろな事実があります。
アニメのオリジナルキャラ
アニメではおなじみのアナゴさんですが、実は原作漫画には登場せず、アニメオリジナルのキャラクターです。
原作漫画ではアナゴさんのようなキャラクターは登場していますが、名前のあるキャラクターとしては扱われていません。
声優は若本規夫
アナゴさんといえば、低い声と癖のある話し方に強い印象を持っている人は多いでしょう。
その声は若本規夫さんが担当されています。
若本規夫さんはドラゴンボールのセル、幽遊白書の酎、銀魂の松平片栗虎など、人気アニメやゲームで重要なキャラや強キャラを多く担当されています。
その若本規夫さんがアナゴさんの声を担当しているため、アナゴさんに対して強そうな雰囲気を感じてしまう人も多いです。
当然ながら、アナゴさんには喧嘩が強かったり、不思議な能力を持っていたりなどの設定はありません。
若本規夫は声優2代目
アナゴさんの声と言えば、若本規夫さんの印象が強いです。
しかし、若本規夫さんはアナゴさんの声優としては2代目になります。
アナゴさんの初代声優はドラえもんのジャイアン2代目声優であるたてかべ和也さんでした。
たてかべ和也さんがアナゴさんを担当していたのは1971年頃からで、いつからか若本規夫さんに変わっていたようです。
アナゴさんの唇の大きさ
アナゴさんは声だけでなく、大きな唇も特徴の1つです。
アナゴさんの身長は173cm~175cmと言われていて、その身長から比率によって計算すると、アナゴさんの唇は上唇と下唇を合わせて13.5cmほどになります。
500mlの牛乳パックの高さが14cmなので、現実ではありえないほどの大きさとなっています。
検索してはいけない?
アナゴさんは検索してはいけないワードと言われることがあります。
これは「アナゴさん」と検索すると、アナゴさんのセリフの音声データが大量に貼られたサイトが検索結果の上位に上がっていたためです。
しかし、このサイトや音声データは他の検索してはいけないワードとは異なり、グロ表現があったり、閲覧や再生をするとパソコンがウィルスに感染したりなどするものではありませんでした。
ただ、「長時間アナゴさんの声ばかり聴いていて、気持ち悪くなった」という人はいて、どちらかと言うとネタ的に扱われていた部分が大きいようです。
アナゴさんの主役回
アナゴさんは脇役なので、頻繁に登場するキャラクターではなく、登場してもちょい役でることも多いです。
しかし、そのアナゴさんが主役となった回は何度かあります。
男ナミダの穴子さん
アナゴさんは会社に妻の車で送り迎えしてもらっている後輩がいることを、アナゴさんの奥さんに話しました。
すると、アナゴさんの奥さんは「それはいい」と、自分も免許取得と車の購入を目指すことになります。
しかし、免許取得にも車の購入にもお金がかかるので、アナゴさんに飲み代の節約やお昼ご飯が外食から節約弁当にするなどの節約生活が求められました。
また、アナゴさんの奥さんは教習所に通うようになったことで、夕飯が奥さんの手料理ではなく、買ってきたお弁当にもなりました。
その生活が耐えきれなくなったアナゴさんは、アナゴさんの奥さんに「何でもするから計画を中止してほしい」とお願いしました。
すると、アナゴさんの奥さんは「本当に何でもするの?」と、その後にとんでもない要求をするアニメの定番フラグのようなセリフを言ったのです。
当然、サザエさんの世界でとんでもない要求はされることなく、アナゴさんの奥さんがアナゴさんにした要求は1カ月間は家にまっすぐ帰宅すると言うものでした。
最初は難色を見せるアナゴさんでしたが、「俺も男だ」とよくわからない男気のあるセリフでその要求に応えることとなりました。
穴子さんの貯金箱
アナゴさんがマスオさんに昼食をおごってくれると言いました。
その理由をマスオさんがアナゴさんに聞いたところ、アナゴさんは奥さんがヘソクリをしている500円玉貯金箱を見つけたそうです。
アナゴさんはその貯金箱から500円玉を抜き取っては、ゲームで使うコインを代わりに入れてごまかしていると言いました。
それを聞いたマスオさんは「いつかバレる」と言いますが、アナゴさんは「それまでにフグ田君がバレないアイデアを考えて欲しい」と冗談交じりの返答をして、余裕のある態度を見せました。
穴子さん最後の晩餐
「穴子さん最後の晩餐」は、そのサブタイトルから「アナゴさんがなくなるのでは?」と死亡説が流れました。
ただし、サザエさんは人の生死が描写されるアニメではないので、その死亡説はネタ的な意味でした。
アニメの内容はアナゴさん夫妻が喧嘩をして、アナゴさんの奥さんが家を飛び出すというものです。
アナゴさんは今までのお礼としてアナゴさんの奥さんに晩御飯を用意します。
その食事でタイトル回収をすると、その後は無事に仲直りする展開へと流れました。
アナゴさん以外にも魅力的なキャラクターはたくさんいる
アナゴさんは脇役でありながら、年齢や学歴などのいろいろと面白い情報がたくさんありました。
サザエさんにはアナゴさん以外にも、花沢さんや三郎さん、堀川くんなどの魅力のある脇役は多くいます。
他のキャラクターについても少し調べてみると、面白いことがわかるかもしれませんね。