イギリス料理は本当にまずい?まずいと言われる理由と本当の味とは?

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フランスやイタリア、ドイツなど、ヨーロッパの料理においしいイメージを持つ人は多いでしょう。

しかし、イギリス料理のことを調べてみると、「まずい」という情報が多くあがってきます。

なぜ、イギリス料理は「まずい」と言われているのでしょうか?

また、本当にイギリス料理はまずいのでしょうか?

なぜイギリス料理まずいと言われる?

イギリス料理はまずいと言われることにはいくつかの理由が考えられます。

まずは、なぜイギリス料理が「まずい」と言われてしまうのか、その理由を把握しておきましょう。

思想による影響

イギリスは16世紀~20世紀にかけて、ジェントリという階級と地主貴族が支配していました。

この時期にジェントルマンの思想が根付き、「質素な食事が美徳」という考えも含まれていました。

そのため、ジェントルマンの時代では食文化があまり発展しなかったことが、イギリス料理には質素な印象が持たれる理由になったと考えられています。

食文化

ジェントルマンの思想では「質素な食事が美徳」とされているので、味付けも質素であり、シンプルな味であったり、味が薄かったりなどしました。

そのため、あまりおいしくない印象を持たれることもあったようです。

ただし、質素な味付けをするのは、テーブルにはいろいろな調味料が並べられ、食べる人が自分の好みで味付けできるようにする配慮でもあります。

また、ジェントルマンの時代では調味料は高価であったため、それらの調味料を好きに使ってもらうことも美徳の1つとして考えられていました。

フランスとの関係性

他国の食文化が影響することで、国の食文化が発展することはよくあります。

そのため、「海を挟んだ隣国であるフランス料理の影響を受けて、なぜイギリス料理は発展しなかったのか?」と思う人もいるでしょう。

しかし、中世時代ではイギリスとフランスは英仏戦争でたびたび戦うことになり、両国の関係はあまり良いものではありませんでした。

フランスと関係性が悪くなることで、イギリスではフランスの食文化を拒絶することになり、洗練されたフランス料理の影響をあまり受けることもできなかったようです。

産業革命

18世紀には産業革命が起こり、農村で働く人たちは都市部で働くようになります。

そのため、農業や酪農などが衰退して、食文化の発展を遅らせた理由として考えられます。

また、都市部で忙しく働く人が増えたことで、「まずい」「まずくない」の味や見た目の美しさではなく、市場などで食べられる手軽に食べれて満足感の得られる食べ物が好まれるようになりました。

野菜の種類が少ない

イギリスでは土地の性質上、育てられる野菜が少ないという特徴があります。

野菜の種類が少ないことで、日本のように季節料理や旬などの概念が少ないこともあり、料理のレパートリーが広がらずに食文化が発展しにくかったことも理由として考えらるでしょう。

まずいと言われるイギリス料理

味の好みは人それぞれであり、調理方法にもよりますが、多くの人が実際に「まずい」と言うイギリス料理はあります。

「まずい」と言われるイギリス料理には具体的にどのようなものがあるのか確認してみましょう。

また、それらの料理がなぜ「まずい」と言われるのか確認しておきましょう。

フィッシュ&チップス

フィッシュ&チップスとは白身魚のフライとフライドポテトの組み合わせのことです。

そのため、「どちらも大きなハズレにならないのでは?」と思う人もいるでしょう。

しかし、イギリス料理は味付けが質素であり、フィッシュ&チップスのベースは塩味だけです。

ボリュームがあるのに塩味だけなので、味に飽きてしまいます。

また、魚は下処理されないことがあり、生臭ささが残っていることもあります。

鰻のゼリー寄せ

日本でも馴染みのある鰻は、イギリスでも食べられています。

鰻は栄養が豊富なので、産業革命時代に忙しく働く人たちもよく食べていました。

しかし、食べ方は大きく異なり、イギリスでは鰻はぶつ切りにされ、ゼリー寄せにします。

日本のようにタレに漬けないので、料理自体に味はあまりなく、塩胡椒やチリビネガーなどをかけて食べます。

ゼリー寄せで冷えていて、ぶつ切りにされた鰻には臭みが残り骨も口に刺さりやすくて食べにくいです。

ハギス

ハギスはスコットランドの伝統料理で、羊の心臓や肺などを内臓刻み、玉ねぎやハーブなどと一緒に羊の胃袋に詰めて茹でた物です。

日本人はホルモンを食べ慣れているので「食べられなくはない」と思う人もいるでしょうが、ホルモンを食べ慣れない人にとっては抵抗のある料理でしょう。

スターゲイジーパイ

スターゲイジーパイはニシンやイワシなどを使い、ジャガイモや卵などと合わせたパイです。

「魚のパイなんて海外料理っぽくておいしそう」と思う人もいるでしょう。

しかし、スターゲイジパイとは「星を見上げるパイ」という意味で、その名前の通り、魚がパイに突き刺さっていて、なぜかその頭は空を見上げています。

そのシュールな見た目に、「冗談で作ったのでは?」と疑ってしまう人もいるでしょう。

イギリス料理はまずくない

イギリス料理は「まずい」と言われることもありますが、これらはジェントルマン時代や産業革命時代などのイメージが強すぎる部分もあります。

本当のところ、イギリス料理はまずくないのでしょうか?

それとも、本当にまずいのでしょうか?

現代のイギリス料理

過去のフランスとの関係性によって、イギリスの食文化は発展が進みにくい時期もありました。

しかし、現代では多くの国と関わり、いろいろな国の食文化の影響を受けています。

また、数百年前とは異なり、現代では多くの情報をすぐに手に入れることができます。

そのため、見た目や味よりも、手軽さボリュームを求めた時代とは異なり、当然ながら現代ではちゃんとおいしいイギリス料理を食べることができます。

ただし、飲食店や料理人で当たりハズレがあるのはどこでも同じなので、イギリス旅行でおいしい料理を食べたいのであれば、事前に飲食店のチェックはしておくようにしましょう。

イギリスの食文化を把握していない

イギリス料理は味付けが質素なことがあります。

しかし、これは調味料で自分好みの味付けをすることが前提とされていて、テーブルにはいろいろな調味料が並べられていることもあります。

そのため、提供された料理にはすでに味が付いていて、すぐに食べられる物と思い込んでいると、「薄味でおいしくない料理が出てきた」と勘違いしてしまうこともあるので注意しましょう。

本当はおいしいイギリス料理

イギリス料理にはスターゲイジーパイや鰻のゼリー寄せなど、驚いてしまう料理もあります。

しかし、イギリス料理にはおいしいものも多くあります。

そのため、「イギリス料理はまずい」という先入観を持たないように、本当はイギリス料理がまずくないことも知っておきましょう。

スコーン

カフェなどに入った際に、少しつまめる物として、ついついスコーンを頼んでしまう人もいるでしょう。

そのスコーンはイギリス料理です。

また、イギリスと言えばおいしいお菓子をイメージする人もいるでしょう。

これらスイーツのイメージが強いのは、イギリスでは紅茶文化が発展してきていて、その過程でお茶と楽しむお菓子も発展してきたためと言われています。

スコッチエッグ

卵をひき肉で包んだスコッチエッグはお弁当のおかずで見かけることがあります。

そのスコッチエッグもイギリス料理です。

「スコッチエッグはまずい」と言う人はそうそういないでしょう。

イングリッシュマフィン

イングリッシュマフィンは食パンに並んで日本の朝食としても定番になりつつあります。

そのイングリッシュマフィンはイギリスでは朝食の定番で、ベーコンやソーセージ、卵などと一緒によく食べられています。

ローストビーフ

ローストビーフはイギリスの伝統料理の1つです。

イギリスでは、人参やグリンピースなどの野菜、マッシュポテトやフライドポテトなどと一緒に、グレービーソースをかけて食べることが定番です。

また、イギリスでは日曜のランチはローストビーフを食べる習慣があり、お店ではサンデーローストという名前でよく提供されています。

本当はまずくないイギリス料理

イギリス料理はまずいと言われることがあります。

しかし、イギリス料理にはローストビーフやスコーンなど、日本人がよく食べている物もあります。

一部、昔ながらの伝統料理の中には日本人の口に合わない物もあるでしょうが、イギリス料理の全てがまずいわけではありません。