シャーベットは何語に由来してる?シャーベットの歴史も紹介!

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皆さんはシャーベットはお好きですか?

暑い夏はもちろん、食後の口直しやお風呂上りも食べたくなりますよね。

今回はそんな身近にあるシャーベットについて、みんなが意外と知らない名前の語源や歴史についてご紹介します。

最後にはおすすめのレシピについても紹介していますのでご覧ください。

シャーベットの語源は?

突然ですが、シャーベットとは何か皆さん答えられますか?

普段からよく見ますし、ほとんどの人が食べたこともあると思います。

でも身近なよく知っているものの語源や定義って考えたことないですよね。

ここではシャーベットとは具体的にどんなものを指すのか、名前の由来はどこから来たのかについて解説していきます。

シャーベットとは?

シャーベットとは、ご存知の通り氷菓の一種です。

果物の果汁に濃縮した砂糖類のシロップを加えて、かき混ぜながら凍らせて作ります。

果物の果汁から作られたものをシャーベット、主原料が牛乳やクリームの場合はアイスクリームになります。

種類としては大きく分けて2種類あり、果汁の甘酸っぱさが際立つ口当たりの固いものと、卵白やゼラチン、クリームを泡立ててなめらかな触感にしたものがあります。

材料も手ごろで作り方も簡単なため、専門店以外でも自宅で楽しめる手作りスイーツとして人気のお菓子です。

果物の代わりにワインやシャンパン、リキュールなどのお酒を使って作られることもあります。

語源はアラビア語?元となった言葉とは?

シャーベットって何語かご存知ですか?

英語表記ではsherbetと表記しますが、馴染みのあるシャーベット以外にもオーストラリアなどではシャーバートなど、地域によって様々な読み方があります。

私たちが普段使っているシャーベット(sherbet)という呼び方は英語ですが、実は語源はアラビア語なんです。

過去の文献では諸説あるようですが、今回はその中で有名なものを紹介したいと思います。

アラビア語の”シャルバト”が語源?

シャーベットの語源はアラビア語で飲み物やジュースを意味する「シャルバト」だと言われています。

アラビア語では شربتと表記し元々は氷菓をさすものではなく、果物などから作ったシロップを水で薄め、砕いた氷や雪を入れて冷やした飲み物のことをシャルバトと言います。

見た目はシャーベットというよりもフラッペに近い飲み物で、実際は私たちが想像している氷菓とは別物のようです。

トルコ語の”シェルベット”が語源という説も?

一方で、シャーベットの語源はトルコ語で飲むという意味の「シェルベット」だという説もあります。

シェルベット(Şerbet )は、オスマン帝国時代に宮廷で愛飲されていた飲み物です。

蜂蜜やバラ、スパイスやフルーツ風味の薄めたシロップのような飲み物で、宝石のようなきれいな色をしています。

数百種類もあると言われるシェルベットと、砂糖水やシロップを意味するシュルプも同様にアラビア語で飲むという意味の「シャリバ」が語源とされています。

シャーベットの歴史は?発展した姿も紹介!

シャーベットの語源はアラビア語でしたが、私たちの知っているシャーベットはアラブやドバイの料理なのでしょうか?

紀元前から存在していたと言われるシャーベットはどのようにして世界中の人々に愛されるようになったのでしょうか。

そもそも飲み物として親しまれていたものがどのようにして氷菓子になったのか、気になりますね。

シャーベットの歴史は長くかなり古いため、様々な説がありますがここでは大まかな歴史について触れていきます。

シャーベットはイラン発祥?

シャーベットを最も古くから食していた地域として有力視されているのがペルシア(現イラン)です。

アラビア圏内の特に暑い東の文明でシャルバトの名で数百年の間愛飲されていたらしく、「千夜一夜物語」にも記述があるようです。

シャルバトは紀元前17世紀頃から存在していたとされており、様々な文献にも登場しています。

当初は消化を助けたり、体を冷やすなど医師からşurup(シュルプ)の名でちょっとした体調不良の為に薬の代わりに処方されたようです。

紀元前500年頃になると、氷と果汁や蜂蜜などを組み合わせた冷たい食べ物が作られるようになったと伝えられています。

その発見はシロップが氷もしくは雪の上に溢れてしまい、勿体無いと口に入れたら美味しかったなんていうエピソードもあり、そこから甘みをつけた水を凍らせるようになったと言われています。

これによって飲み物として楽しまれていたシャルバトが、現在のシャーベットに近い形となりました。

シルクロードでアジアに伝来?

またアラビア圏のシャルバトは、シルクロードによって東アジアや中国までもたらされたと元の記録にあります。

12世紀頃元皇帝のクビライハンは、かつて父の病を癒したイスラムの妙薬を求めていました。

その薬というのがサマルカンドの「舎里八」(シャルバトの漢字訳)で、果汁に砂糖を混ぜてバラの香りを付けた水や龍涎香などで風味付けし、雪や氷で冷やしたものでした。

クビライハンはそのあまりの美味しさに驚き、調合した医師を仕官させ厚遇したとまで言われています。

その後王族や貴族、裕福な人たちを中心に愛されるようになりました。

マルコポーロがヨーロッパに持ち帰った?

13世紀頃、マルコ・ポーロは25年間に渡るアジア横断に旅を終えてイタリアにあるヴェネツィアに戻り、「東方見聞録」を著します。

その際に北京で出会ったシャルバトの作り方を持ち帰ったとされます。

イタリアに伝わったシャルバトは「ソルベット(sorbetto)」と呼ばれるようになり、イタリア人の好みに合わせて細かく削った氷にレモン果汁やシロップなどが加えられていきました。

これによって氷菓の製法がヨーロッパに広まったとされていますが、実際には古代ギリシアと古代ローマにはすでに高山から採集した雪でワインを冷やす習慣がありました。

その後16世紀初頭には雪や氷を使わなくても人工的に食品を凍結させる技術が発見され、17世紀末にはソルベがパリの街中で売られるようになりました。

アメリカでアイスクリームの原型に?

10世紀までにアラビアでシャルバートが、10世紀前後にイタリアでソルベット、17世紀頃にはフランスでソルベが完成しました。

この完成したソルベはフランスからヨーロッパ各国へ、そしてアメリカへと広まっていきました。

フランスのソルベは果汁やフルーツピュレを凍らせたものでしたが、アメリカではこのソルベに牛乳・卵白・砂糖・ゼラチンなどを加え濃厚さや舌触りに変化を加えました。

こうしてアメリカで完成した氷菓は英語で「シャーベット(sherbet)」と呼ばれるようになります。

後にアイスクリームに原型になるホイップクリームを凍らせた「グラス・ア・ラ・シャンティ」や、卵を使った「フロマージュ・グラス」がフランスで発明されました。

世界のシャーベットの種類とは?

ヨーロッパを中心に発展していったシャーベットですが、それぞれの国で名称や作り方に少しづつ違いが生まれました。

シャーベットの他にも、ソルベやグラニデ、ジェラート、フラッペなど様々名称がありますが、それぞれどの場所でどのような変化が生まれたのでしょうか。

どれも氷菓に分類されるという点は共通していますが、それぞれ独自の特徴があります。

シャルバトから各地で発展していったソルベ・シャーベット・ジェラートの違いは、主に原材料の違いがあります。

その違いについて詳しく解説していきます。

フランスのシャーベットは?

フランスでシャーベットは「ソルベ」と呼ばれています。

ソルベはフランス語で、「果汁や、お酒を加えて作った氷菓」を意味します。

果汁やシロップを凍らせたもの、そこにリキュールなどのアルコールなどが加えられているものもあります。

シャーベットとの一番の違いは、シャーベットには若干の乳脂肪分が含まれますが、ソルベには一切含まれないことです。

ソルベは元々コース料理の口直しとして提供されていました。

そのため、レモンやオレンジなどの柑橘系や、ミント系のリキュールなどさっぱりとした口当たりのものがよく使われる傾向にあります。

また、フランスには「グラニテ」という似たような氷菓もあります。

「グラニテ」はフランス語でざらざらした」という意味で、こちらは日本のかき氷に近いものです。

材料には、リキュールなどのアルコール類や果物の他に野菜なども使われます。

ソルべやシャーベットと比べると、氷の粒が粗くてシャリシャリした食感が特徴で、さっぱりとした味わいはすっきりと爽やかな気分にさせてくれます。

ソルべ同様、フランス料理ではコースのお魚料理とお肉料理の間にお口直しとして登場します。

お口直しに使う際は、レモンやグレープフルーツなど甘さ控えめのものが多いようです。

イタリアのシャーベットは?

イタリアのシャーベットのことを「ジェラート」と呼びます。

ジェラートはイタリア語で凍った」という意味です。

ジェラートはフィレンツェが発祥です。

原材料には果汁、果肉、牛乳、砂糖の他にコーヒーや香草など様々なものが使われるため、見た目もカラフルなのが特徴です。

ソルべに比べてジェラートの方がいろいろな素材の影響で、味にコクがあるものも多く味が濃厚なのも特徴のひとつです。

また、アイスクリームよりは乳脂肪分が低めなためカロリーが低めで女性に人気のデザートです。

シチリア地方では画像のようにブリオッシュにジェラートを挟んで食べたりすることもあるそうです。

温かいふわふわのパンと冷たいジェラートの組み合わせは考えただけでおいしそうですね。

アメリカのシャーベットは?

シャーベットはアメリカの氷菓で、元々はフランスのソルベがアメリカへと渡り、英語表記で「シャーベット」になりました。

その際、果汁を凍らせただけだったソルベに大きな変化が生まれました。

シャーベットは、果汁やシロップだけでなく、牛乳や卵白、砂糖、ゼラチンなどの脂肪分を原料に加えて作られています。

アメリカでは乳脂肪分をわずかにでも含むものを「シャーベット」、含まないものは「ソルベ」と区別されています。

さらにそんなシャーベットに卵黄やホイップクリームなどの乳成分をたっぷり使った氷菓子をイタリアの菓子職人が発明し、アメリカで発展させたのが「アイスクリーム」です。

アメリカでは、アイスクリームは乳脂肪分が10%以上のものと決められています。

日本のシャーベットは?

実は日本にも独自のシャーベットがあり、それが「かき氷」です。

かき氷は「欠き氷」とも言われ、氷を細かく削るか、砕いてシロップ等をかけた氷菓です。

シロップやジャムの他にも餡やコンデンスミルクをかけたものもよく見ますね。

縁日物のひとつであるかき氷は夏の風物詩とされていて、夏の季語としても扱われます。

また、関西地方では一旦かき氷状にした氷に掌で圧力をかけて少し固めたものをフラッペ」と呼んでかき氷とは区別している地域もあります。

他にも、日本の喫茶店や洋食店ではかき氷を「フラッペ」と呼んで販売していることがあります。

フラッペはフランス語で「氷でよく冷やした」という意味で、かき氷の他にカクテルグラスに細かい氷の上からリキュールなどを注ぐ、カクテルの一種としても知られています。

世界のシャーベットオススメレシピ5選!

世界中で親しまれているシャーベットですが、国や地域によって呼び方だけでなく作り方や材料にも違いがありました。

ここでは実際に親しまれている世界中のシャーベットのレシピを紹介します。

家でも簡単に作れるレシピやちょっと変わった面白いレシピを集めてみました。

材料や作り方をみて、気になったり興味があれば実際に作ってみてもいいかもしれません。

レモンソルベ

ソルベは必要な材料や作業手順が少ないため、家でも簡単に作れます。

作り方は簡単で、凍りかけたらハンドミキサーにかけ、凍りかけたらハンドミキサーにかけるだけの繰り返しです。

ここでは、ソルベとして最も一般的である、レモンのソルベのレシピを掲載しました。

材料

  • 砂糖 125g
  • ぬるま湯 125mL
  • レモン果汁 250mL
  • 飾り付け 適度(ミントの葉など。この写真ではローズマリーの葉とピンクペパーを使っています。)

作り方

  1. 砂糖とぬるま湯を冷凍可能な容器に入れ泡だて器で撹拌して砂糖を溶かす。
  2. レモン果汁を加えて酸味や甘さを好みに整える。
  3. 固まってきた部分と固まっていない部分を均一にして空気を含ませるようにバーミックスかハンドミキサーで混ぜたら再び冷凍庫に入れる。
  4. 1~2時間後に再びバーミックスかハンドミキサーにかけ冷凍庫に入れる。
  5. これを、なめらかなシャーベットが出来上がるまで続けて完成。

ザクロのグラニータ

ザクロをミキサーにかけ絞り、蜂蜜とレモン汁を加え、冷凍庫で固めて作る美味しいグラニータのレシピです。

そのまま食べてもよし、軽くつぶしてもよし、炭酸に加えたり、アイスやヨーグルトと合わるのもおススメです。

材料
  • ザクロ 200g
  • 蜂蜜 15g
  • レモン汁 4cc

作り方

  1. ザクロの実を取り出し、ミキサーに入れて実が全て潰れるまで回転させる。
  2. ザルに布巾または、丈夫なキッチンペーパーをかけてザクロを入れ、巾着のように丸めて種と薄皮だけになるまで固く絞る。
  3. ザクロの絞り汁に蜂蜜とレモン汁を加えよく混ぜる。
  4. 細かい製氷皿に流し、冷凍庫で固めて完成。

バニラジェラート

家でも簡単に作りやすく、濃厚なミルクの味となめらかな口どけが本格的なミルクジェラートのレシピを紹介します。

本格的なバニラジェラートはバニラビーンズを使いますが、今回は手に入りやすいバニラエッセンスで作っています。

生クリームも1パック使い切るので、残して困ることもないので安心です。

材料

  • 牛乳 200cc
  • 生クリーム 200cc
  • グラニュー糖 70g
  • 塩 ひとつまみ
  • バニラエッセンス 1cc(5ふりくらい)

作り方

  1. 鍋にバニラエッセンス以外の材料をすべて入れ、焦げないようにかき混ぜながら加熱する。
  2. ふつふつといってきたら、火を止め、バニラエッセンスを加える。
  3. 氷水が入ったボウルに鍋を入れて、あら熱をとる。
  4. 冷めたら金属製のバットに入れ、落し蓋をするようにラップをぴったりとして2~3時間凍らせる。(金属製のものだとはやく温度が下がるため凍りやすいですが、なければタッパーなどでもOK。できるだけ薄く冷凍すると、このあとの工程が楽です。)
  5. 完全に凍ったらミキサーにかけてなめらかにし、密閉容器に入れて凍らせます。1~2時間凍らたらスプーンで練るように混ぜて、全体がなめらかになったら完成です。

マシュマロソフトクリーム

次はちょっと変わったアイスクリーム、マシュマロソフトクリームの作り方を紹介します。

マシュマロを使っているので、フワッと滑らかなアイスクリームになります。

仕上げはカラフルなトッピングシュガーやアラザンなどを乗せて綺麗に飾ってみると可愛く仕上げられますよ。

材料 【4個分】

  • マシュマロ 100g
  • 生クリーム 200cc
  • コーンカップ[ミニ](ミニタルトカップでも) 4個
  • トッピングシュガー お好みで

作り方

  1. 耐熱容器にマシュマロ、生クリーム50ccを入れて、ラップをせず600Wのレンジで50秒~60秒加熱し、混ぜて溶かして冷ます。(マシュマロが溶けきらない場合は10秒ずつ追加して様子を見てください。)
  2. ボウルに残りの生クリーム(150cc)を入れて、柔らかいツノが立つまで泡立てる。
  3. 別のボウルに、氷水、塩(分量外:適量)を入れてよく混ぜる。
  4. 3のボウルに金属のボウルをあて、2の生クリームと溶かしたマシュマロを加えしっかり泡立て器の跡がつくまで混ぜる。
  5. 絞り袋の中に4を流し入れ、折り返した部分を閉じ、冷凍庫で2時間以上冷やし固める。
  6. コーンカップに5を絞り出して、トッピングシュガーをかけたら完成。

濃厚ミルクかき氷

かき氷と言えば、削った氷にお好みのシロップをかけて楽しむものですが、牛乳と練乳で氷を作るとこくのある甘い味わいになります。

ドキッとするような鮮やかな赤いソースは、ごろごろミックスベリーで果実感たっぷりです。

ベリーソースはアイスクリームやヨーグルト、ホットケーキにかけても美味しいですよ。

材料

  • 牛乳 300ml
  • 練乳 大さじ5

—ベリーソース材料(作りやすい分量)—

  • 冷凍ミックスベリー 300g
  • 砂糖 大さじ3

作り方

  1. ボールに牛乳と練乳を加え、ゴムべらなどで混ぜる。
  2. かき氷器に付属の製氷カップに均等に流し入れて冷凍庫で10時間以上凍らせる。※製氷カップがない場合は、製氷皿に流し入れて凍らせてください。
  3. ミックスベリーは解凍し、飾り用に100gを取り分ける。残りを粗めのざるで裏ごしし、砂糖を加えて混ぜる。※ブルーベリーやブラックベリーなど、色の濃いものは飾り用に。赤いベリーでソースを作るときれいな色に仕上がります。
  4. 小鍋に入れて強火にかけ、煮立ったら中火にして混ぜながら1分煮る。少しとろみがついたら火を止めて、粗熱を取る。
  5. 冷めたソースに取り分けておいた飾り用のミックスベリーを加える。
  6. 【2】が完全に凍ったら製氷カップから取り出してかき氷器で削り、ベリーソース大さじ1を回しかけたら完成。

シャーベットは何語に由来してる?シャーベットの歴史も紹介!のまとめ

いかがでしたでしょうか。

普段何気なく食べていたジェラートの知らない歴史や文化を紹介しました。

一口にジェラートと言ってもこんなにも種類や違いがあったんですね。

これからどんどん暑くなって冷たいものが欲しくなる季節が来るので、今年の夏は色々なものを食べ比べてみてもいいかもしれませんね。