みなさんは自宅に植物を植えていますでしょうか?
自宅に緑があるととても心が落ち着きますし、中には香りのいいミカン科の植物を植えているなんて人もいるかもしれません。
そんな植物の中で、自宅に植えるのがNGな植物があることをご存じでしょうか。
その植物とは山椒(サンショウ)です!
なぜ山椒を植えることがNGなのか、今回の記事は山椒について徹底調査してみようと思います!
山椒の木は自宅の敷地に植えたら絶対ダメ!
山椒と言えばジャパニーズペッパーとも呼ばれる日本や東アジアが原産のミカン科の植物で、独特の、ピリッとした辛さと清涼感のある香りが特徴です。
そんな山椒は実は自宅の敷地に植えることがNGな植物と言われています!
なぜ山椒を植えてはいけないのでしょうか?
まずは山椒を植えてはいけない理由を調べてみました。
山椒の木は自宅の敷地に植えてはいけない理由4選!
山椒の木は香りもよく、家に植えておきたいと考える方も多いかもしれません。
しかし、自宅に山椒を植えてはいけないとされています。
調べてみたところ4つの理由があるようなので、その理由を4つご紹介しようと思います!
理由①:縁起が悪い
山椒を家の横や裏に植えるのは縁起が悪いとされています。
理由としては家の裏に植えることは裏山椒(売らサンショウ=家を売ってください)、横に植えることは横山椒(よこサンショウ=家をよこしてください)という意味になり、家を売ったり明け渡したりする意味となるからのようです。
完全な語呂合わせに過ぎませんが、有名な説の一つです。
ちなみに家の前に植えることに関しては特に縁起が悪いといったこともないようなので、山椒を植えるなら自宅の前にすると良いようです。
中国では縁起の良い木とも!
日本とは違って、中国においては山椒の放つ強い香りが邪気を払う効果を持っているとされ、また多数の実をつけることから子孫繁栄の意味も持つ縁起の良い木とされているようです。
この理由から中国では山椒の木は一般的に大切にされており、日本のような横や裏に植えてはいけないといった風習はないようですね。
理由②:風水的に良くない
風水的に棘のある木を家に植えるのはNGなようです。
山椒の葉っぱの根元には棘がありますので、山椒を家に植えることはよくないとされています。
しかし、棘のある植物を植えることがNGであるならばバラを植えることもダメということになります。
バラを家に植えている人は数多くいるのでこの風水的言い伝えを信じている人は少なそうです。
理由③:マムシがいるかも
マムシと山椒はよく似た匂いを放つとされているみたいです。
このことから地域によってはマムシのでる時期に山椒の木に近寄るな、という言い伝えがあるようです。
地域によるのかもしれませんが、山椒を家に植えるとマムシが家に寄ってくるかもしれないという考えがあるようですね。
理由④:青虫だらけになるかも
アゲハチョウの幼虫である青虫は山椒のようなミカン科の植物の葉っぱを好みます。
山椒を家に植えるとアゲハチョウが卵を植え付け、庭が青虫だらけになるなんてこともあるかもしれません。
虫が嫌いな人からすればその状況は筆舌に尽くしがたいと思いますので、山椒を植えることは避けた方がいいかもしれませんね。
オススメ庭木8選!
では山椒を植えてはいけないならば、家にはいったいどんな植物を植えると良いのでしょうか?
ここでは庭木として適していると思われる植物8つを発表したいと思います。
どれも日本で古来から縁起がいいとされている庭木となっています。
オススメ①:ナンテン
ナンテンは中国原産の赤い実が特徴的な植物です。
ナンテンという名前から「難を転じる」と考えられており、災難等からの魔除けの願いが込められています。
またナンテンは小さく多数で連なった実が美しくて見栄えが良く、花言葉には「良い家庭」というものがあるので、新居に植えるにはピッタリの庭木であるといえるでしょう。
オススメ②:ヒイラギ
ヒイラギは冬に白い小花が集まって咲き、甘い芳香を放つ植物です。
トゲトゲした葉を持つことから邪気を退けると信じられています。
言い伝えによるとヒイラギを家の北東(表鬼門)に、ナンテンを南西(裏鬼門)に植えると良いとされています。
オススメ③:ツツジ
ツツジは春先から初夏にかけて花をつける植物で、ネパールでは国花とされています。
「ツツジ」は次々と新しい花が咲くことから「続き咲き木(ツヅキサキギ)」が語源とされており、「途切れることがない」ということから縁起がいいとされている庭木となっています。
日本では古くから園芸品種とされ、様々な交配が行われるなど日本古来から親しまれていたものです。
オススメ④:ユズリハ
ユズリハは枝先に若葉が出たあと、前年の葉がそれに譲るように落葉することが名前の由来となっている植物です。
名前から「代を譲る葉」とされており、新芽が出ると前年の葉が譲るように落ちることから、途切れることなく代替わりがされていくよう願って植えられてきました。
そのことから子孫繁栄の意味で庭木として縁起がいいとされています。
オススメ⑤:クロガネモチ
クロガネモチはモチノキの仲間で、若い枝や葉柄が黒ずんでいることから名づけられた植物です。
美しい赤い木の実をつけることから「金のなる木」として縁起がいいとされている庭木です。
名前の「クロガネモチ」が「金持ち」に転ずることからも金銭面で縁起の良い木とされているようですね。
オススメ⑥:センリョウ
センリョウは冬に赤く美しい果実をつけ、正月の飾りに使われる植物です。
その名の通り「センリョウ」すなわち「千両(日本の昔の貨幣)」が語源となって「お金もちになる」という縁起物の庭木となっています。
また花言葉が「富」、「財産」となっていることからも金銭面で縁起のいい木とされているようです。
オススメ⑦:マンリョウ
マンリョウは林内に育生し、センリョウと同様に冬に美しい実を実らせることから、正月の飾り物として使われることの多い植物です。
センリョウ同様に「マンリョウ=万両」という名前の植物のため、金銭面で縁起の良い庭木とされています。
花言葉は「寿ぎ」で、こちらも縁起の良いものとなっています。
オススメ⑧:コデマリ
コデマリは春に白の小花を集団で咲かせることで知られる植物です。
その名前から「子どもの健康祈願」を意味し、縁起がいいとされている庭木となっています。
花言葉は『優雅』『上品』『友情』『努力』ととても縁起の良いものばかりですので、この点でもオススメできる庭木となっています。
Q,山椒の木は自宅の敷地に植えたらダメ?A,必ずしもそういうわけではない!
調査の結果、山椒を自宅の敷地に植えるのはあまり縁起が良いとされていないことが分かりました。
しかし、植えるのが絶対にダメというわけではなく、自宅の前に植えることはOKであったり、日本と異なって中国においては縁起の良い木として大切にされているようです。
しかし、縁起が悪いとされているものを植えるのはなんだか気が引けますよね。
これから庭木を植えるという方は、この記事を参考に縁起の良い庭木を植えるようにしてみてはいかがでしょうか?