みなさんはパソコンのメーカーにこだわりはあるでしょうか?
人によっては「特定のメーカーのコンピューターしか使わない」なんてこだわりがある方もいらっしゃるかもしれません。
そんななかで、どうやら一部で「レノボの製品は買ってはいけない」という噂が流れているようです!
今回の記事では「レノボは買ってはいけない」理由とその噂の真実について徹底調査してみました!
レノボPC・タブレットは買ってはいけない?理由を調査!
なぜレノボの製品であるPCやタブレットを買ってはいけないという噂が存在するのでしょうか?
まずはレノボ製品になぜ悪評が立っているのかということについて調べてみました。
調べてみると、大きく分けて3つの理由が存在するようです。
理由①スパイウェアが入っていた不祥事の余波
「レノボは買ってはいけない」という風潮は2015年に起こったSuperFish事件が原因となっているようです。
SuperFish事件とは、レノボのパソコンにプリインストールされている「Superfish Visual Discovery」というソフトウェアが原因で、外部からの攻撃が可能になるという脆弱性が露呈された事件です。
SuperFishはオンラインショッピングの利便性を向上させるのが目的でプリインストールされていたのですが、スパイウェアやバックドアを意図的に仕掛けていたと憶測を呼びました。
この事件をきっかけにレノボは消費者から距離を置かれることになったようで,
買ってはいけないとされる理由の1つのようです。
理由②アメリカで推奨されていないから
どうやらアメリカをはじめとする欧米諸国でレノボ製品は推奨されていないという噂があるようです。
これはオーストラリアとイギリスの情報機関でレノボ社製品を使用することを禁止しているという報道がなされたことが発端のようです。
しかし、この報道は誤りだったようで、オーストラリア国防省やレノボ本社が事実と異なる報道だと発表しています。
よってアメリカにおいてレノボ製品の使用が推奨されていないという噂はガセである可能性が非常に高いといえるでしょう。
理由③中国製だから
3つめの理由は「レノボが中国製だから」というものです。
レノボの本社は香港にあり、中国のメーカーです。
中国製品にはかねてより「安かろう悪かろう」の風潮が流れており、レノボ製品の質が悪いというイメージを持っている人がいるようです。
しかしレノボはアメリカの大手パソコンメーカーIBMを買収しており、日本のPCメーカーである富士通やNECとも事業統合をして日本製のパソコンも販売しています。
またレノボ製品であるThinkPadは日本の横浜の大和研究所で研究・開発が行われており、日本の技術が詰まったパソコンといえるでしょう。
レノボは中国メーカーですが、一概に中国製だとは言えないのが真実です。
レノボは実は高性能でファンが多い!
レノボ製品は実際には高性能なPCが豊富にあります。
ThinkPadは日本の技術が詰め込まれており、頑丈で性能がいいことで有名で、IdeaPadとYogaは使い勝手が良いことで評判のタブレット端末です。
レノボは中国製で「安かろう悪かろう」を踏襲していると思われがちですが、実際にはそんなことはなくレノボのPCは高性能であるといえるのです。
高性能なのに安いのが魅力
レノボの魅力といえば価格の安さでしょう。
頑丈で性能の良いThinkPadも、その性能から考えられないほどの低価格で販売されています。
メモリを8GB以上搭載していて、SSDを256GB搭載したモデルでも15万円以下で購入できるというのは、かなりお買い得といえるでしょう。
この低価格は大量生産を行っているからこそ実現させられる値段であり、半導体不足でPC価格が上昇している昨今では助かる人も多いのではないでしょうか。
日本のメーカー傘下にもあり安心?
レノボには2011年にNEC,2017年に富士通が傘下に入っており、一部のPCは日本の山形県米沢市で生産されています(米沢モデルと呼ばれています)。
中国メーカーだからという理由で敬遠している人もいるでしょうが、実際には日本の有名メーカーも傘下に入っていますので、チープなPCを販売しているわけではないことが理解いただけると思います。
レノボPC・タブレットはどんな人におすすめ?
では具体的にレノボのPCやタブレットを買うのがオススメの人とはどのような方なのでしょうか?
ここでは具体的にどのような人がレノボ製品を買うのに適しているのかを調べてみました。
5つのケースに分けていますので、当てはまる人はレノボ製品を買うのに適しているかもしれません!
ケース①価格重視の学生・新社会人
レノボはコストパフォーマンスのよい製品を数多く生産しています。
財布に優しく、性能の良いPCを探している学生の方や新社会人の方はレノボ製品を買うのに適しているといえるでしょう。
価格に関してはレノボの右に出るものはいないほど洗練されていますので、検討してみてはいかがでしょうか?
ケース②サポート体制を重視していない人
高性能で低価格のPCを売り出すレノボですが、サポート体制があまり良くないようです。
某lenovoさんのサポートが全然応答しなくて、悲しみ
— だらりん (@hondarer) May 20, 2022
Lenovo のサポート、最近どころかかなり杜撰でアレ
— ゆり (@Y_li27) May 17, 2022
どうやらレノボのサポートに不満を持っている人はそれなりにいるようです。
「トラブルがあっても自分でなんとかできる」というサポート体制などを気にしないという方はレノボのPCを買うのに適しているといえるでしょう。
ケース③耐久性を重視して選びたい人
これはレノボ全般というよりThinkPadに限定した話となります。
ThinkPadは耐久性を重視して作られたPCで、「耐荷重試験」「温湿度信頼性試験」「落下試験」をクリアした製品が売りに出されています。
「PCを持ち出してガンガン外で使っていく」という人にとってはレノボは適したPCであるといえるでしょう。
ケース④操作性を重視して選びたい人
こちらもThinkPadに限定した話になりますが、ThinkPadにはトラックパッドというものがついています。
このトラックパッドは通常のマウスの代わりとなるもので、通常のノートPCのタッチパッドをさらに使いやすくしたものです
なんとこのトラックパッドはキーボードから手を離さずに操作できるというものなのです!
操作性がかなり良いと評判のようで、レノボ製品を使っている人からはその操作性がかなり良いとされています。
操作性を求める人もレノボ製品を買うに適しているといえるでしょう。
ケース⑤デスクトップPC以外で探している人
レノボは多数の種類豊富なノートPCを出しています。
しかしレノボはデスクトップPCはあまり種類豊富とは言えません。
最近では「Legion」といったシリーズも出してはいますが、売れ行きはさほど良くないようです。
よってデスクトップPCを購入しようと考えている方は、レノボを買うのには向いていないかもしれません。
逆にノートPCを買おうと考えている人であれば、レノボ製品を買うに適しているといえるでしょう!
レノボPC・タブレットのおすすめは?3選を紹介!
「レノボを買うのに適した人だということはわかったけど、種類がありすぎてどの製品を買えば良いのかがわからない!」という人もいるのではないでしょうか。
そんな方のために、ここでレノボのオススメ商品をご紹介しようと思います!
購入の際の参考にしてみてください。
おすすめ商品3選:PC編
まずはPCから3つを厳選してオススメしようと思います。
いずれのPCも現在様々な用途で使える性能のものを選びましたので、どれを選んでも失敗はないと思われます!
気に入った一台を候補にいれてみましょう!
圧倒的コスパの「IdeaPad Slim 360」
高性能であるにもかかわらず10万以下で購入できるという点が嬉しいPCです。
CPUはRyzen7でメモリは8GBのため、動画編集などの高負荷作業もスムーズに実行可能で、メモリ増設やSSD換装も可能なのでアップグレードも可能な一台です。
レビューには「良い意味で値段が釣り合っていない」「とにかく安い!」といった評判が多くありました。
ビジネス用特化なら「ThinkBook E15 Gen 2」
レノボのThinkBook シリーズはビジネス用に特化したモデルです。
電源ボタンに指紋認証機能付き、バッテリーは全モデルで約10.7時間以上の稼働が可能なため、ビジネスの局面において充電切れを起こす心配はありません。
Wi-Fi 6・Bluetooth対応、HDカメラも内蔵なので、テレワークでのリモート会議にも最適です。
口コミでも「サクサク作業ができる」「デザインが良い」など評判のようです。
ゲーミングPCなら「Legion 760」
こちらのゲーミングPCは最高性能のRyzen9&RTX3080モデルもありますが、コスパ重視ならやや性能を抑えてRyzen7&RTX3070モデルにすることもできます。
20万円台でゲームプレイはもちろん、動画編集やアニメーション作成などのクリエイターにもおすすめできるPCとなっています。
口コミでは「サラサラ動いて使いやすい」などと言ったコメントもありました。
このモデルは中国で人気のあまり数ヶ月品切れが続いたモデルだそうです。
おすすめ商品3選:タブレット編
続いてはタブレットから厳選した3選を挙げていきたいと思います。
今の時代PCでなくてもタブレットがあれば仕事ができるなんて人も出てきているような時代ですのでタブレットに力を入れているメーカーもたくさん存在します。
レノボのタブレットには一体どのようなものがあるのか調査してみました!
スマートディスプレイとしても「Yoga Smart Tab」
Yoga Smart TabはHi-Fiスピーカーを採用した臨場感のあるサウンドを楽しむことができるタブレットとなっています。
画面を立てたり壁にかけたりと4つの使い方ができるキックスタンドを搭載しており、背景モードを起動すればスマートディスプレイとしても活用可能です。
レビューでも「音が良い」「アンドロイドスマホを使っているから連携が簡単だった」といった意見が多く出ていました。
ChormeOS搭載のPC兼用モデル「Lenovo IdeaPad Duet Chromebook」
着脱可能なキーボードとスタンドが付属しており、ノートパソコンとしても使える2in1仕様のタブレットです。
わずか数秒で起動するレスポンスタイムの早さからビジネスシーンなどでの活用も視野に入れることができる端末です。
レビューでは「サクサク動いて使いやすい」という声も挙がっており、やはりChromebookということもあって動作は軽いようです。
学習用などライトユーザーにおすすめ「Lenovo Tab B10」
こちらはライトユーザーにぴったりなモデルとなっており、ゲーム等の遊具として使うのには向いていませんが、ブラウジングや画像検索には非常に適しています。
キッズモードや顔認証機能も存在し、子供の学習用タブレットとして使うのにも適していて、価格も抑えめとなっています。
レビューでは「重量が軽い」「デザインが良い」といった意見がでており、ライトユーザーからは概ね好評のようです。
レノボは買ってはいけないわけではない!高性能で低価格なメーカーだった!
調査の結果、レノボは買ってはいけないほど危険で酷い製品ばかりではありませんでした。
むしろレノボは低価格かつ高性能の製品が多く発売されている優良なパソコンメーカーといえるでしょう。
レノボは大量生産をしているからこそ設定できる低価格になっており、半導体が不足してPCの値段が上昇している昨今、財布に優しいレノボ製品の売り上げは今後も伸びていくと思われます。
みなさんもレノボ製品の購入を検討してみてはいかがでしょうか?