今年の5月15日に、Youtuber柚葉氏が「ゆっくり茶番劇」の商標登録をして使用料10万円を請求した騒動がありました。
商標登録とは商品のネーミングやロゴ、会社名などを特許庁に登録する事です。
商標登録をする事によってロゴや会社名、指定商品をパクられることなく独占して営業が出来るというメリットがあります。
しかし、フリー素材として使われることの多い「ゆっくり茶番劇」を商標登録という形で柚葉氏に独占された事によりネットでは炎上しています。
「ゆっくり茶番劇」とは?
「ゆっくり茶番劇」とはどういうものなのでしょうか?
「ゆっくり茶番劇」は動画の素材としてよく使われ、それ以外に「ゆっくりゲーム実況」や「ゆっくりしていってね!」といったゲーム配信動画や掲示板などがあります。
では、「ゆっくり茶番劇」とはどういったものなのかわかりやすく解説していきます。
「東邦Project」の二次創作!
「ゆっくり茶番劇」とは、「東邦Project」に関する二次創作動画のカテゴリーの1つだと言われています。
「ゆっくりゲーム実況」なども二次創作動画のカテゴリーの1つです。
東方Projectとは、ZUNさんという制作者によって作られた弾幕シューティングゲームです。
それ以外にも書籍や音楽CDなどがあります。
これらが本家なのですが、Z世代からは非常に人気があって二次創作物が出来ました。
「まったりさん」のゆっくり茶番劇が人気!
「ゆっくり茶番劇動画」投稿者の中でも有名なのが、「まったり」さんです。
まっさりさんの登録者数は20万人以上を超えていて、ゆっくり茶番劇の原点ともいえる人物です。
柚葉とは誰?
現在も炎上している柚葉氏ですが、一体何者なのでしょうか?
彼が「ゆっくり茶番劇」というタイトルで商標登録したことで、ネット民の反感を買う事になりました。
また、彼は年間使用料10万円を請求しています。
「ゆっくり茶番劇」で動画をアップすること事は、彼に使用の許可を得る必要があります。
登録者数20万人越えのyoutuber!
柚葉氏はYoutuberであり、20万人もの登録者がいます。
しかし、日本の自然を撮影したasmrばかりで本人が顔出ししている動画はありません。
Twitterは現時点で2万人以上のフォロワーがいて、一般人でないことが分かります。
動画はどれも最近のものばかりで、炎上事件から圧倒的に登録者数も伸びたようです。
短期間でフォロワー数や登録者数が多くなっている理由は、チャンネルを購入しているからではないかと考えられています。
「Coyu.Live」に所属
Coyu.liveとは数々の動画配信者たちが交流し、情報共有などが出来るコミュニティサイトです。
柚葉氏は、coyu.liveの一人の会員でありました。
2021年の9月に登録を特許庁で出願させた後に、10月以降から柚葉氏は所属ライバーとなりました。
商標登録は去年から済ませていて、今年の5月まで黙っていたようです。
本名は「石氷匠」?
商標登録は、本名でないと登録できないようです。
柚葉氏がTwitter上で商標登録証を公開していましたが、名前の方は隠されていました。
しかし、世間からは「石永匠」という名前が挙がっています。
熊本県出身という情報も流出していますが、柚葉氏は「石永匠」は名義人だと言っている様です。
商標登録を行った場所は、千葉県にある海特許庁なので本当に違う可能性もあります。
住所も特定されていますが、Googleマップで検索すると古い空き家のようなもので偽名を使っている可能性もあります。
本人だという確証はないので、家に凸するのは控えましょう。
ゆっくり茶番劇の商標登録騒動の闇を時系列で徹底解説!
5月15日から5月17日までの3日間の間に様々な出来事がありました。
時系列に沿ってわかりやすく解説していきます。
「5/15」他人の二次創作を勝手に商標登録!
2021年の9月頃から商標登録をして、2022年の5月に商標登録したことを自身のTwitterで発表しています。
なぜ8カ月もの時を経た上で発表したのかについては、理由があります。
商標登録の発行日が2022年の3月で、それから異議の申し立てが2か月間のようです。
つまり、異議の申し立てが来ないように5月までは商標登録を発表しなかったということになります。
「5/15」「東邦Project」の作者やひろゆき、ゆゆうたなどの著名人がコメント
ゆっくり茶番劇の話は耳に入りましたよー。
法律に詳しい方に確認しますね。— 博麗神主 (@korindo) May 15, 2022
東方プロジェクトの制作者であるZUNさんは、柚葉氏を許せないようです。
直ちに法的措置をとってもらいたいですね。
ZUNさんも色々と大変だなぁ、、、 https://t.co/GBRk9p5UVG
— ひろゆき (@hirox246) May 15, 2022
ひろゆきさんも、この件について心配しているみたいです。
人気YouTuberゆゆうた「ゆっくり茶番劇」商標登録騒動でとばっちり 偽アカ投稿拡散「ご注意下さい!」#ゆっくり茶番劇 #ゆゆうた #ユーチューバー https://t.co/oxCBG6TH1E
— J-CASTニュース (@jcast_news) May 17, 2022
商標登録の騒動から、ゆゆうたさんの偽アカが増えているようです。
これに対し、ゆゆうたさんは「一切関係ない偽物なのでご注意ください!」と呼びかけました。
「5/15」なんj民が柚葉に対し田代砲を発射か?
商標登録に関する問い合わせ窓口として、柚葉氏のwebサイトがあったのですが田代砲により閉鎖されました。
柚葉氏はTwitterでも煽りツイートをしていたので、ネット民を怒らせてしまったのでしょう。
田代砲についてもう少しわかりやすく解説していきます。
田代砲とは?
田代砲というのは、多くのネット利用者によるサイバー攻撃の事です。
田代砲の名前の由来は、田代まさしさんという人物から来ているものです。
田代まさしさんは、覗き見や女性の下着盗撮などの罪で書類送検された過去があります。
ネットではその事件が印象的に残り、アメリカのTIME誌の人気投票で田代まさしさんを悪乗りで一位に掲げようとしていました。
人気投票で1位を取るために生み出されたテクニックが「田代砲」です。
「田代砲」が生み出された当時は、自動投票のツールでしかなかったようです。
それから2009年には詐欺サイトを撃滅するための「メガ田代砲」が誕生し、2022年の商標登録でも同じ手が使われました。
柚葉の所属事務所がターゲット?
柚葉氏が商標登録していた事をcoyu.live事務所が分かっていて、隠蔽しているという噂がありました。
事務所の方にも矛先が向けられ、柚葉氏のサイトだけでなく事務所も田代砲を受けたようです。
事務所の方では、柚葉氏に商標権を放棄するように注意していました。
この騒動の件に関しては、事務所は柚葉氏の味方ではない事を主張しました。
「5/16」「Coyu.Live」から警戒処分を受ける
coyu.live事務所から柚葉氏は、契約を切られ警戒処分が下されました。
具体的にどのような制裁を受けるのかわかりませんが、クビだけなのでしょうか?
「5/16」海特許事務所へ爆破予告&謝罪?
柚葉氏の商標登録を許可した海特許庁事務所ですが、「ゆっくり茶番劇」がネットスラングである事がわからなかったようです。
「インターネットで検索しても数万程度のボリュームの周知と呼べるレベルではない」とされています。
しかし、検索では2300万ほどの検索ボリュームがあったという世間の意見もありました。
わかりやすい嘘ですね。
ネットでは、爆破予告の脅迫メールが来ていたようです。
「5/16」柚葉が「東方Project」とは無関係であると主張!
インフルエンサーである滝沢ガレソさんは、「ゆっくり茶番劇」は東方プロジェクトのキャラクターである事を主張しました。
滝沢ガレソさんの主張を柚葉氏は否定し、「ゆっくり茶番劇」とは音声合成ソフトを用いて制作された動画であることと述べています。
つまり、柚葉氏の主張は「東方プロジェクト」と「ゆっくり茶番劇」は全く関係がないという事です。
「5/17最新」柚葉が10万円の使用料を取り消す!
「ゆっくり茶番劇」の商標登録騒動が非常に大きかったためか、柚葉氏は10万円の使用料の請求はしない事を述べました。
しかし、権利は柚葉氏の会社のものである事は変わらないようです。
なぜ使用料を取り消したかというと、5年後に無効審判期限が下され所有権を剥奪できなくするためだと考えられています。
一旦身を引き騒動を落ち着かせた後に、5年後にお金を再び徴収しようという狙いです。
明らかになっていく柚葉や所属事務所の闇…
柚葉氏はいくつかの事務所や会社と関わりを持っているのではないかと考えられています。
柚葉氏が関わっているとされる事務所
・UUUM
・coyu.live
・柚葉企画
それぞれ解説していきます。
UUUM所属詐欺疑惑!
ネットでUUUM所属事務所と関係しているという噂が浮上しました。
柚葉氏のTwitterのプロフィールにも「UUUM CREAS」という事務所が挙げられています。
しかし、YouTubeのUUUM事務所と「UUUM CREAS」は異なります。
「UUUM CREAS」は、UUUM事務所が提供している500円で誰でも情報共有できるツールです。
なので、柚葉氏がUUUM事務所のクリエイターであるという事ではないのです。
「柚葉企画」がペーパーカンパニー?
「柚葉企画」は、「ゆっくり茶番劇」を制作するためのサイト名であります。
ゆっくり茶番劇制作動画の提供や使用許可の問い合わせなどを行っていたようです。
現在では田代砲によるサイバー攻撃を受けてしまい、撃沈してしまいました。
「Coyu.Live」が貸し住所疑惑!
柚葉氏との関係を調べるために、所属事務所であるcoyu.liveに足を踏み込んだ人がいたようです。
しかし、会社には誰もいなく貸し住所だったのではないかという疑惑が浮上しました。
警戒処分を下している模様ですが、柚葉氏と繋がっているのではないのでしょうか?
ゆっくり茶番劇の商標登録は違法?
商標登録は大問題となっていますが、法律上違法なのでしょうか?
ひろゆきさんやZUNさんだけでなく、弁護士である岡野さんが商標登録について法律的な観点から話している動画があったのでわかりやすく解説していきます。
岡野弁護士が言及!
岡野さん曰く、「ゆっくり茶番劇」の商標登録は違法ではないと話しています。
なので警察が動けるものではなく、民事のトラブルであると主張しました。
特許庁から許可を経て手続きを済ませているので、刑事上問題はないという事ですが民事的には問題あるようです。
民事といえば、東方プロジェクト制作者の幻樂団やZUNさん達の事であり無効審判制度を利用すれば商標登録を無効化できる可能があるという事です。
無効審判制度は、商標登録から5年の間に無効化できるチャンスの事です。
【最新】ゆっくり茶番劇の商標登録騒動まとめ!闇を時系列で徹底解説!まとめ
柚葉氏と東方プロジェクト制作者たちの争いは長期戦になりそうです。
異議の申し立ては2か月間という間で過ぎていて、商標登録を無効化できるのは無効審判制度を利用するしかなさそうです。
いつか商標登録が無効になる日が来るといいですね。