いつまでも結婚せずにいる独身男性を見ると「結婚できずにかわいそう」「相手も見つけられずに情けない」などと思われる時代もありました。
しかし、近年では「一生独身で過ごす」と自ら決める男性は増えていて、そのような男性に対しては「ずるい」や「賢い」などと言われることも増えました。
なぜ、結婚しない男性が「ずるい」「賢い」と言われるようになったのでしょうか?
なぜ?一生独身でいる男性がずるいと言われる10個の理由
昔はいつまでも結婚しないでいると「かわいそう」「情けない」「惨め」などと言われることもありました。
しかし、近年ではその声は一変して「ずるい」「賢い」などと羨ましいと思う声があがるようになりました。
なぜ、結婚しない男性が「ずるい」「賢い」と言われるのでしょうか?
その理由はいくつかあります。
理由①:支出が少ない
独身男性は妻や子どもなどの家族を持たないので、1人暮らしをしていれば食費や光熱費などの生活費が1人分だけで済みます。
また、休日に家族サービスで外出したり、子どもにおもちゃを買ったりなどする必要もありません。
そのため、支出が少なくて手元にお金が残りやすいです。
理由②:時間とお金の使い方が自由
独身男性は支出が少ないのでお金が貯まりやすく、妻や子どものために時間を使う必要もありません。
そのため、独身男性はお金も時間も余裕ができやすくて、その使い方も自分で決めることができます。
場合によっては貯めたお金を資産運用したり、収入が多ければ貯蓄と退職金などでセミリタイヤも可能でしょう。
休日に自由に過ごすことやセミリタイヤをする独身男性を見れば、羨ましく思ってしまう既婚者の男性は多いはずです。
理由③:将来の選択支も自由
独身男性はお金も時間の使い方も自由です。
そのため、急に勤めていた会社を辞めて、いきなりラーメン屋を始めるというような無謀にも思える挑戦もしやすいです。
家族がいれば、「なぜ急に?!」「生活はどうするの!!」などと反対されることでしょう。
そのため、夢を追い求める理由で仕事を辞めることは簡単にはできないでしょう。
理由④:結婚をしようと思えばできる
「一生独身でいる」と宣言したとしても、その宣言を必ず守らなければいけない法律はどこにもありません。
また、40代や50代で結婚をする男性も少なくはありません。
そのため、20代や30代は「結婚しない」と思って自由な生き方をしていたとしても、40代や50代で考えを変えて婚活を始めることも可能です。
十分に自由を楽しんだ後に結婚の幸せまで得る様子を見れば、若いうちに結婚した男性からは「ずるい」と思われてしまうこともあるでしょう。
理由⑤:子どもに対して焦る必要がない
女性であれば出産のことも考えなければいけません。
しかし、性欲や生殖機能は落ちますが、50代や60代になっても男性は子どもを作ることは可能です。
そのため、子どものことに関して焦って結婚する必要がありません。
女性の場合は60歳になってから気軽に出産とはいかないので、結婚に焦らない男性に対して「ずるい」と思ってしまうこともあるでしょう。
理由⑥:家庭に関するストレスと疲労がない
「仕事で疲れているのに休日は家族サービス」「妻にガミガミと文句を言われる」などと愚痴をこぼしている既婚者男性はよくいます。
独身男性であればこのような家庭でのストレスや疲労を感じることはありません。
職場でも家でもストレスと疲労を感じている既婚者男性からすると、独身でいることが賢いと思えることでしょう。
理由⑦:家の選択支が広い
家族がいれば子どもの学校や家族の人数に合わせた大きさなど、家に対しての条件がいろいろと付きます。
独身男性の場合も職場や両親の状況などの条件が付くこともありますが、結婚をしている場合と比べると家の選択肢は幅広いです。
そのため、今住んでいる物件よりも良い条件の物件が見付かればすぐに引っ越したり、1ルームで家賃の安い部屋を借りて節約するなど、自由な家選びができます。
理由⑧:人間関係が広がりすぎない
結婚をすれば親戚が増え、親戚付き合いもしなければいけなくなります。
しかし、独身であれば煩わしい親戚付き合いをする必要がありません。
お盆や年末年始に妻の実家に顔を出す必要がなく、家でダラダラと過ごしている独身男性を見れば既婚者男性は羨ましいと思ってしまうでしょう。
理由⑨:結婚できないことも正当化できる
昔と比べて結婚をしない人は増えています。
国立社会保障・人口問題研究所の統計によると、1920年では50歳未満の男性の未婚率は2.17%であったことに対して、2015年では23.37%にまで増えています。
「-人口統計資料集(2021)-」(国立社会保障・人口問題研究所)
しかし、結婚をしない男性が増えていることを自分が結婚できない言い訳の材料に使っている男性もいるでしょう。
そのため、「自分は結婚しないと決めた」と言いながら、心のどこかで「本当は結婚したい」と思っていることもあります。
理由⑩:とにかく気楽
独身男性の様子を見ていて、一番に感じる印象は「気楽」でしょう。
お金と時間の使い方や人間関係や将来に対する高い自由度などを見れば、縛りの多い既婚者から見れば非常に羨ましく思えるはずです。
結婚をせずに、その気楽さを選択している独身男性に対して「賢い」と思うこともあるでしょう。
逆に、独身男性からは「不満があるのになぜ結婚したのか?」と思われることもあるでしょう。
惨めな末路を迎えない!独身を後悔しない男性の7個の特徴
独身でいることに後悔して、惨めな末路を迎える男性もいます。
しかし、逆に一生独身でも充実した生活を送る男性もいます。
この違いはなぜ生まれるのでしょうか?
その理由は一生独身でも後悔しない男性が持ついくつかの特徴にあります。
特徴①:蓄えをしている
独身男性はお金が貯まりやすいです。
ただし、お金の使い方も自由なので注意しないと、老後になって必要なお金が手元に残っていない状況となります。
老後になって1人で惨めで生活をすることになれば、今まで自由にしてきたことを後悔する情けない末路となるでしょう。
しかし、しっかりと老後に備えて計画的にお金を蓄えてきた男性は、老後も手元に残したお金で不自由のない生活を送ることができるでしょう。
これまで自由に生きてきて、老後も謳歌できることで充実した人生を送ることができます。
特徴②:健康的な生活をしている
病気や怪我などで心身が弱っていると人が恋しくなりやすいです。
結婚をしていれば家族が寄り添ってくれますが、独身男性であればそのときに独りであることの寂しさを痛感するでしょう。
その寂しさは高齢になるほど強く感じやすいです。
しかし、病気や怪我がなく過ごしていれば自由に好きなことができるので寂しさを感じることはないでしょう。
そのため、独身であることを後悔しない男性の中には、運動や食事などで健康的な生活を意識して行っている人もいます。
特徴③:趣味がある
怪我や病気をしなくて身体が元気であっても、することがなければ時間もお金も持て余していると寂しさを感じてしまうでしょう。
そのため、独身を後悔しない男性は趣味を持っていて、いつも楽しそうにしていることが多いです。
特徴④:人間関係を築いている
独身生活を続けていると生活の中で家族がいないことに、ふと孤独を感じてしまうこともあります。
しかし、独身であることに後悔をしない男性は親戚やご近所付き合い、趣味を通しての友人関係など、いろいろな場所で良好な人間関係を築けていることが多いです。
人との繋がりがあることで孤独を感じることがなくなり、充実した生活を送りやすくなります。
特徴⑤:親の理解を得ている
もし、結婚をしないと決めた男性が一人っ子であった場合、親は孫の顔が見れないことになります。
また、親は自分の子どもが老後になっても独り身となることを心配することもあるでしょう。
そのため、親から「結婚もしなくて情けない」「独りで生活していけるのか?」などと結婚に対する意見の衝突を起こして、親子関係が悪くなってしまうことはよくあります。
親から「自分の好きなように生きれば良い」と理解してもらえていれば、このような問題は起こりません。
良好な親子関係を保つためにも、親には結婚しない選択を理解してもらえていることが望ましいでしょう。
特徴⑥:自分で何でもこなせる
独身男性であれば、仕事をしならがら家のことも全て自分1人でこなさなければなりません。
しかし、独身を後悔しない男性は何でもテキパキとこなせて、効率的な行動ができてしまいます。
そのため、仕事も家のこともキッチリと両立でき、生活に大変さも感じていません。
また、家のことだけでなく仕事も何でも効率的にこなせてしまうので、独身男性は総合スペックが高いことも特徴の1つです。
特徴⑦:1人が好き
結婚しない理由が「1人でいたいから」という男性もいます。
縛られることが苦手で1人でいることを好む人であれば、独身でいても孤独を感じることはりません。
また、このようなタイプは他人と適度な距離感を取ることが得意であることが多いです。
そのため、不要な人間関係は作り過ぎず、必要な人間関係は維持することが得意という特徴もあります。
関係を全て拒絶するわけではないので、世間から孤立することもなく賢い生活を送っています。
一生独身でいるデメリットは?
一生独身でいることを選択したことに後悔をしない男性もいます。
しかし、独身でいることには良い事ばかりではなく、デメリットもあります。
一生独身でいることを決める前には、そのデメリットについては把握しておかなければなりません。
デメリット①:友人が減る
結婚しない人は増えているものの、多くの人がやはり結婚はします。
結婚をすれば自由に使える時間やお金がなくなり、家族と過ごす時間が増えます。
そのため、いくら自分にお金や時間に余裕があっても、結婚する友人たちと徐々に疎遠となっていくでしょう。
若いうちは友人たちがいるので「結婚はしなくても良い」と考えていても、40代くらいになって1人となる末路を迎えたことで独身を後悔する人もいるので注意しましょう。
デメリット②:結婚のタイミングを逃す
「一生独身でいる」と決めても、後から考えを変えて結婚することはできます。
しかし、40代や50代になってからではパートナーを見つけるハードルが高くなっていることに注意しましょう。
後で「やっぱり結婚したい!」と思っても手遅れとなって後悔する男性もいます。
デメリット③:老後に後悔する
「一生独身で良い」と思っていても、実際に老後を迎えて妻や子ども、親などがいなくなって身寄りがなくなったときに孤独を感じてしまう人は多いです。
そのため、今は平気と思っていることでも、後に後悔する可能性があることについても理解しておく必要があります。
一生独身の男性はずるいが後悔することもある
昔は結婚しないと「かわいそう」「情けない」などと言われることもあったでしょう。
しかし、近年では独身であれば使えるお金や時間が多くて行動の選択肢も幅広いので、既婚者からすると「ずるい」「賢い」と言われることもあります。
ただし、一生独身で良いと思っていても、老後に身寄りのない状態で独りとなってしまって後悔をする男性もいます。
逆に、一生独身で充実した生活を送る男性もいます。
一生独身でいることも選択するのは自分です。
そのため「自分は本当に一生独身で後悔しないか?」現在と将来のことをよく考えて、慎重に選択するようにしましょう。