ビートたけしさんはテレビや映画などの幅広いジャンルで活躍されています。
特に、テレビで観る明るくて活躍する姿は印象的でしょう。
しかし、ビートたけしさんはテレビで観る明るい姿からは想像できない大きなバイク事故を経験されています。
そのバイク事故は世間に衝撃を与えるものでした。
では、ビートたけしさんが起こしたバイク事故とはどのようなものだったのでしょうか?
九死に一生!ビートたけしのバイクによる大事故とは?
ビートたけしさんは過去に命を落としていてもおかしくない大きなバイク事故を経験されています。
人気のあるビートたけしさんの事故は世間の注目を大きく集めることになりました。
では、世間の注目を集めたビートたけしさんのバイク事故とは、どのような事故だったのでしょうか?
バイク事故を起こしたのはいつ?
ビートたけしさんがバイク事故を起こしたのは1994年です。
ビートたけしさんは原付で走行中にカーブを曲がりきれずにガードレールに勢いよく衝突してしまいます。
その衝撃は非常に強く、体は4mも飛ばされて頭部を強打してしまいました。
事故の原因は?
ビートたけしさんのバイク事故の原因は飲酒運転で、事故後に酒気帯び運転で書類送検されています。
ただし、酒気帯び運転に関しては起訴猶予処分となりました。
また、事故を起こしたのは深夜1時頃で周囲は暗かったにもかかわらず、ビートたけしさんはサングラスをかけていたと言われています。
そのため、視界の悪さも事故の原因の1つと言われることがあるようです。
現場は血のため池になった…?
ビートたけしさんは事故によって頭部を強打して、大量の出血しました。
その血の量は非常に多くて現場では「血の川ができていた」「血のため池ができていた」などと言われています。
血液は30%以上の量を失うと命が危険な状態になり、体重が60kgの人であれば約1.5L以上の血液を失うことは危険とされています。
血の川や血のため池ができるほどの出血であれば1.5L以上の血液を失っている可能性も考えられます。
そのため、事故後のビートたけしさんは非常に危険な状態であったとも考えられます。
翌日には新聞の1面に載った
事故の翌日にはビートたけしさんの事故を1面で掲載する新聞もありました。
その新聞では、血のため池の跡が残る生々しい現場写真が載せられました。
また、事故で倒れたままとなっていた原付の写真も一緒に載っていたようです。
それらの写真は事故の凄まじさが伝わってくるもので、現場写真が物語っている通りビートたけしさんが負った怪我は酷いものでした。
ビートたけしさんは事故によって頭蓋骨の陥没骨折や脳挫傷などの頭部に強いダメージを受け、即死していてもおかしくない状況だったそうです。
事故後の事務所の対応は?
ビートたけしさんの事故は頭部を強打していたり、ため池ができるほどの出血をしたりなどしていたことから、即死していてもおかしくないものでした。
無事に病院で治療を受けるも予断を許さない状況は続き、植物状態になる可能性もあったようです。
そのような状況になれば、「活動復帰は絶望的」と報道されることが想像できます。
しかし、ビートたけしさんの事務所の社長は細かく記者会見を開いて、ビートたけしさんの状態を世間に知らせるようにしました。
情報を公開することでメディアが憶測の報道をしたり、世間で望まない噂が広まらないように情報統制を図っていたようです。
また、正しく情報を伝えておくことでビートたけしさんが復帰を望んだ際に、スムーズな活動再開ができるように準備をしていたと言われることもあります。
奇跡の復活と衝撃の記者会見
ビートたけしさんの事故は即死の可能性もあった大きなものであり、植物状態になる可能性もありました。
しかし、ビートたけしさんはそれだけの過酷な状態から見事に復帰して、退院時には記者会見も開いてその姿を見せます。
その退院時の記者会見はいろいろな意味で衝撃的なものとなりました。
入院期間は約2カ月
事故直後は顔がひと回りも大きく腫れ上がった状態で、集中治療室に入ってからもうめき声を上げ続けていたそうです。
絶望的に思えるような状態でしたが、ビートたけしさんは奇跡の復活を遂げて約2カ月後には退院するまで回復します。
その退院時には記者会見を開き、事故後の姿を世間に見せました。
まさに芸人!衝撃的な記者会見
退院時の記者会見でビートたけしさんは世間に姿を見せます。
その姿は、顔面の半分が麻痺していて口の開閉もうまくできない状態で、目の焦点は合っておらず、顔面の形が大きく歪んだ状態でした。
あまりにも生々しい姿に会場は凍りつきます。
しかし、ビートたけしさんは記者からの質問に「(麻痺が治らなければ)芸名を顔面マヒナスターズにする」「(事故の原因は)(たけし)軍団がブレーキに仕掛けをしたと思っている」などの自虐ネタで返しました。
どのような過酷な状況になっても芸人であることを貫く姿に、いろいろな意味で世間に衝撃を与えた記者会見となりました。
ビートたけしが復帰後に語った事故に対して思うこと
ビートたけしさんは生死の境目を彷徨うほどの事故を経験しましたが、その後は無事に復帰されて活躍を続けられています。
事故の経験はいろいろな場で語られていますが、その内容からはどれも大変な事故であったことが窺い知れます。
事故当時の記憶はない
ビートたけしさんはドキュメンタリー映画「北野武 神出鬼没」の中で、事故についてに質問に答えています。
しかし、事故についての記憶がなく、現場写真を見てゾッとしたと語られています。
ビートたけしさんが意識を取り戻したのは病院に運ばれてからだそうです。
現実かどうかわからない
ビートたけしさんは2018年に毎日放送とTBSテレビの共同制作「サワコの朝」に出演された際にも事故に関することを語られています。
その内容は「本当はもう死んでいるのではないか?」「目覚めると病院だったらどうしよう」などと現在の自分の存在に不安や恐怖を感じるものでした。
しかし、「不安ですか?」と尋ねられると、「これも楽しい」とビートたけしさんらしい答えが返されました。
死後の世界はどうでもいい
ビートたけしさんは生前弔辞で自分の生死に関して語られています。
その内容には「(生き死にを自覚しても)なるようにしかならない」「死後にどこに行くかなんてどうでもいい」などと語られました。
芸人として死にたい
ビートたけしさんは人生最後の瞬間も他人を笑わせることを優先できる人こそ芸人であると思っているそうです。
そのため、自分が亡くなる際には「さっさと殺せ、バカヤロー」と冗談を言いたいと語られています。
ビートたけしは事故で生死を彷徨っても芸人だった
ビートたけしは頭部を強打して、血のため池ができる事故を経験されています。
その事故は即死していてもおかしくないもので、植物状態となる可能性もありました。
しかし、その事故から復帰をされ、退院後の記者会見では顔面麻痺や事故のことなどを自虐ネタにして世間に衝撃を与えました。
このように強く生き抜くことは誰にでもできることではありません。
しかし、ビートたけしさんのように事故に遭っても自分の生き方を貫く人もいることを知っておくことで、万が一の際に勇気の欠片となってくれることもあるでしょう。