ゴキブリペヤング事件をご存じでしょうか?
ペヤングにゴキブリが入っていた事をSNSに投稿し、大炎上したことが話題になりました。
しかし、この事件は嘘なのではないかという説も考えられます。
今回は、ペヤングゴキブリ事件の真相について確かめていきます。
ペヤングゴキブリ事件とは?事件の経緯と真実を解説

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ペヤングにゴキブリが入っている事をTwitterで取り上げられ話題になりました。
ペヤングの食品製造業者である”まるか食品”は、この事件を機に半年間稼働停止する事になります。
なぜこのような経緯に至ったのか、ペヤングゴキブリ事件について時系列に沿って詳しくみていきましょう。
大学生が告発!ペヤングにゴキブリが混入
揚げ直し。
ペヤングからゴキブリが出てきた。。。
引用:Twitter 投稿者より
2014年の12月2日に、ペヤングにゴキブリが入っていた事を大学生が拡散します。
開封したときから油揚げ麺にゴキブリが絡まっており、世間では「気付かずにお湯を入れていたらどうなっていただろう?」という懸念の声もありました。
次の日に、まるか食品株式会社や保健所へ連絡を入れたようです。
それから、事情聴取が始まります。
ペヤングがもみ消しを図った
お互いのため云々いって圧力かけてくるあたりカチンときた。
まるかさんとのお話終わりました。結果がでるまで元のtweetを消しておいてほしいとのことですので一時的に、削除させていただきます。
引用:Twitter シグナ―。てるま
まるか食品は連絡が来る前からツイートを見ていたので、事件について把握済みでした。
”バカッター”として投稿者が疑われる危険性や、会社が打撃を負わないように互いを保護する方針でツイートを消すように求められたようです。
ペヤング工場に保健所が立ち入り調査
事件発覚後、まるか食品の対応が悪いという批判やニュースで報じられる事がありました。
世間の批判を機に、伊勢崎市保健所がまるか食品のペヤング工場に出向きます。
立ち入り調査後、「製造過程で混入した可能性は否定できない」と異物混入した事を認めるような主張を匂わせました。
ペヤング社が自社製品の回収を決断
調査の後日、伊勢崎市保健所はまるか食品のソース焼きそばと他2商品を回収すると決断します。
他の対象商品は問題となると”ペヤングハーフ&ハーフ激辛やきそば”とペヤングハーフ&ハーフカレーやきそば”です。
この2種類も同じ日に製造していたため、衛生の疑いがあるとして取り下げました。
工場や工程を一新し販売再会へ
事件から10日後にして、まるか食品は自社の製造食品を全て回収すると発表します。
理由としては、異物混入を否定できないとしてこの事件を認める事となりました。
事件を発展させた大学生は、まるか食品の製造販売を中止させたことから”ぺヤンガー”と呼ばれるようになったようです。
また、大学生に対して批判や説教など叩かれることも多くなりました。
ペヤングゴキブリ事件は嘘?告発した大学生の正体や事件の真実とは?
ペヤングゴキブリ事件の流れについて解説しました。
この事件最大の論点といえば、投稿者が悪ふざけでペヤングにゴキブリを混入したか否かですね。
異物混入は本当なのか、事件の真相を確かめていきましょう。
告発した大学生とは?
ペヤングにゴキブリが入っていた事を告発した投稿者は、”シグナ―。てるま(Twitter垢)”さんです。
個人情報に関しては、当時は大学生という事しか分かっていません。
投稿者が異物を意図的に混入したという確証はないので、身元を特定する事は個人情報の侵害になるでしょう。
告発は自作自演?
飲食事件まとめ、
ペヤングゴキブリ混入→自作自演説あり。しかしメーカーが販売を一時自粛、再販時にはフタが改良されていた。
コンビニおにぎり虫混入→自作自演。
コンポタ変色→事実。
チキンナゲット食べかけ→事実。— TA☆BO(喪中) (@Bo00Energy) July 10, 2018
ここからが本題ですが、投稿者であるシグナ―。てるまさんの自作自演の疑いについてです。
結論から言うと、自作自演の可能性は低いと考えられます。
理由は以下の4つです。
- ペヤングの愛好家である事
- 企業や保健所に申し入れている事
- 証拠写真がある事
- 企業が否定できない事
以上の要素から、自作自演はしていないと考える事が出来ます。
ペヤングの新商品を好むツイートであったり、事件以前からペヤングに関する投稿をしていたようです。
大学生は賠償金を手に入れた?
慰謝料が~って話をなさるかたいらっしゃいますが請求するつもりは毛頭ないです。
慰謝料請求するよりも、ぺヤング食べられる気分になったときに新商品が出ているほうがいいので。
またいつかぺヤング食べられるようになれる気がする対応だった。引用:シグナ―。てるま
このように、賠償金を請求することもなく貰う事もありませんでした。
もし投稿者がゴキブリを混入したとしたら、このようなツイートをするはずがありません。
お金をもらったのは、ペヤングの返金だけです。
告発した大学生の現在は?
アカウントを復活させましたが、しばらく様子見します。
— シグナーてるま/バスター (@aria0419) February 19, 2015
告発した大学生の現在についてですが、ペヤングに関するツイートは全て削除されています。
事件を拡散したアカウントは残っていませんが、最新のアカウントは現在も残っているようです。
しかし、2015年の2月からツイートの更新がありません。
現在も元気に過ごしていると良いですね。
ペヤングゴキブリ事件から学ぶ!SNS時代で倒産しない方法5選を紹介
事件の発端は、大学生の一通から起こりました。
SNSの拡散は大きな勢力となり、大手企業も潰しかねない程の影響力をもっています。
もし、ペヤングのような事件が起こればどうすればいいのでしょうか?
まるか食品が営業を再開できるまでに行っていた方法をお手本に、対処法を解説していきます。
方法①:半年以上の無収入期間へ備える
6カ月間、商品を販売する事のなかったまるか食品でした。
ですが、まるか食品が倒産する事はなく2015年の5月には復活を遂げています。
なぜ半年間も無収入で耐えきれたのかというと、答えは”シンプルで資金が残っていたから”です。
金融機関からお金を借りたり、うまく資金を回す事によって元手が減るのを防ぐ事ができます。
停止期間中でも固定費は発生し、それを半年間払えるほどの資金が残っていればリスクを最小限に抑える事ができるようです。
方法②:迅速かつ適切な初動を心がける
ペヤング事件から販売終了までの期間はわずか10日です。
保健所からの調査や、顧客対応を済ませるまでにかかったのは2~3日間ぐらいです。
ここまで迅速かつ適切な初動を心掛けていたからこそ、倒産しなかった理由の1つとして考えられるでしょう。
まずは謝罪!続いて事実確認
会社が倒産しないためにも、収入源である顧客の機嫌を損ねてはなりません。
事実がどうであれ、先に謝る事が必要です。
もし、起きた事柄が真実だった場合に謝らずしては評判が悪くなってしまいます。
なので、事実確認の前に謝罪をすることが大事なのです。
もみ消し行為は絶対にしない!
当たり前ですが、もみ消し行為は絶対にやめましょう。
そして、顧客からの信頼を得るためには迅速に報告することが大事です。
ペヤング事件では、もみ消そうとしたことが世間の反感を買ってしまう事になりました。
隠蔽はせずに、常に真実を伝えていくことが倒産のリスクを抑えてくれることもあるでしょう。
方法③:原因追求と再発防止を徹底する
販売停止から半年後復活したまるか食品ですが、以前よりも売上が2倍に伸びたという報告がありました。
最悪な事態から転覆させたアクションの1つとして、”原因を追究し再発防止に勤しんだから”と考えられます。
事件を起こし、迅速に対応できたとしても同じ過ちを繰り返しては意味がありません。
まるか食品は、工場の衛生面に問題があったことから費用を投じて改善しています。
このように、日々原因と改善に勤しんでいくことがキャリアアップに繋がる近道になるでしょう。
方法④:リコール保険へ加入する

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リコール保険とは、ソースやきそばのような異物混入の商品があった場合に回収費用を補ってくれるサービスです。
まるか食品が半年間の販売停止で耐えれたのは、元手があったことです。
もし、元手がなければ会社は倒産しかねません。
いつでもリコールに応じられるように備えておくことで顧客の信頼を得る事ができます。
そして、過剰な自信をもって加入しないとなると大変な事になるので要請していおいたほうがいいでしょう。
方法⑤:第三者による監視の目を入れる
やはり、自分の背中は視覚で確認する事は難しいでしょう。
会社でも、毎日働いていると欠点が薄れていくものです。
質の高いサービス提供を行うには、第三者目線の監視が必要となります。
具体的には、外部監査を導入する事や消費者の見学を受け入れる事です。
そのほうが、気を引き締める事が出来てより質の良い会社を保つ事ができるでしょう。
ペヤングゴキブリ事件は嘘?もみ消しの真実や告発した大学生を紹介!まとめ

セブンイレブン
ペヤングゴキブリ事件の真相について解説しました。
投稿者がペヤングの愛好家、賠償金を求めない事や会社に申し出ている事からこの事件の真相は嘘でない可能性が高いです。
そして、このような事件が起きたときは資金を確保し、顧客に事実をもみ消そうとしてはいけない事です。
この記事を機に、サービス向上を目指して実践してみてはいかがでしょうか?