【神戸連続児童殺傷事件】元少年Aの母親がおかしいと言われる理由

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神戸連続児童殺傷事件の犯人である元少年Aは捕まった後も「絶歌」の出版やホームページの開設など、現在まで何かと注目を集め続けています。

しかし、この事件では元少年Aだけではなく、その母親にも注目が集まることがあります。

元少年Aの母親であればある程度の注目が集まることは自然なことではありますが、その理由が少し異常です。

では、元少年Aの母親はどのような理由で世間から注目を集めることがあるのでしょうか?

元少年Aが起こした事件の概要

神戸連続児童殺傷事件では犯人の元少年Aだけでなく、その母親も注目されることがあります。

しかし、まずはその神戸連続児童殺傷事件とはどのような事件であったのかを確認しておきましょう。

いつ・どこで起こった事件?

神戸連続児童殺傷事件が起こったのは1997年です。

被害者は小学生5人で、そのうちの2人が亡くなっています。

亡くなった被害者の1人は首を切断され、学校の校門に置かれたことは有名です。

また、首と一緒に酒鬼薔薇聖斗と名乗る犯人が「さあゲームの始まりです」から始まる手紙を残したことも多くの人が知っていることでしょう。

これだけ残忍な犯行を行っていたのが当時14歳の少年であったことで、世間には大きな衝撃が走りました。

元少年Aの犯行とは?

元少年Aの起こした事件では被害者は5人で、2人も亡くなっています。

そのうちの被害者の1人は切断された首を学校の校門に置かれました。

しかし、事件のことを知っている人の中でも、他の4人の被害者については知らないという人もいるでしょう。

では、元少年Aは犯行の全体像とはどのようなものだったのでしょうか?

1つ目の事件

元少年Aが最初の事件を起こしたのは1997年2月で、ショックレスハンマーで2人の女子小学生を殴りました。

被害に遭った女子小学生の父親は警察に被害届を出しました。

その際に、犯人がブレザーで学生カバンを持っていたことから、父親は「近隣の中学校に通う生徒の中に犯人がいるのでは?」と思ったそうです。

そのため、周辺の学校「生徒たちの写真を見せて欲しい」と頼みましたが、学校側からは生徒たちの写真を見せてもらえませんでした。

もし、このときに生徒の写真を見せて、犯人が見つかればその後の犯行は行われなかった可能性があります。

犯行を止められた可能性があったことから、後にこの対応は批判を受けることとなりました。

2つ目の事件

2つ目の事件が起こったのは1997年3月で、元少年Aは女子小学生を金槌で殴りつけます。

女子小学生は元少年Aに「手を洗える場所を教えて欲しい」と言われて誘い出されたそうです。

また、そのわずか10分後に別の女子小学生の腹部を小刀で刺しています。

金槌で殴られた女子小学生の方は病院に運ばれましたが、数日後に脳挫傷で亡くなってしまいました。

3つ目の事件

第3の事件が起こったのは1997年5月で、タンク山と呼ばれている高台に顔見知りであった男子小学生を誘い出して絞殺しています。

この男子小学生が首を切断された被害者です。

首を切断した理由は「首を切ってみたい」「切り口を観察してみたい」などの衝動で、学校の校門の前に置いたのは警察の捜査を混乱させることが目的だったそうです。

元少年Aが捕まったきっかけ

元少年Aは被害者の首と一緒に「酒鬼薔薇聖斗」の名前を名乗って手紙を残しています。

しかし、この「酒鬼薔薇聖斗」を「おにばら」と呼んだり、読み方がわからずに「さけ・おに・ばら」などと文字ごとに読まれたりなどする報道に元少年Aは苛立ちを感じていました。

そこで、元少年Aは神戸新聞社に誤った読み方をする報道に対する抗議文を送ります。

その手紙の内容には「人の死が見たくてしょうがない」と報道されている内容は誤りで、正確には「人の死が見たくて見たくてしょうがない」であると、犯人しか知らない情報が含まれていました。

そのため、この抗議文は犯人からの物と判断され、元少年Aが逮捕されるきっかけとなりました。

事件後の元少年Aの活動

逮捕された元少年Aは裁判によって関東医療少年院に収容されましたが、2004年に仮退院をして現在は社会に戻っています。

その後、2015年に「絶歌」を出版して再び世間に衝撃を与えました。

さらに「絶歌」を出版したその後に「存在の耐えられない透明さ」というホームページを開設しています。

そのホームページにはナメクジをベースにした異形な生き物の絵や元少年Aが裸体になって胎児のようにうずくまっていたり、股間から大きな幼虫が出てきているようなポートレートなどが掲載されていたようです。

現在、ホームページは閉鎖されて閲覧することはできませんが、開設当時は話題となってサーバーエラーが起きるほどアクセスが集中しました。

事件発覚後に母親はどうしたのか?

神戸連続児童殺傷事件は5人もの被害者がいる事件です。

これほど数多くの犯行があったにもかかわらず、なぜ母親は元少年Aの行っていることに気がつけなかったのでしょうか?

また、これほど大きな事件を息子が起こしたと知った際に、どのような感情を持ったのでしょうか?

元少年Aの犯行には気がつけなかったのか?

「元少年Aがこれだけ残虐なことができたのは家庭環境に問題があったのでは?」と考える人もいるようです。

しかし、元少年Aの家は一般的な家庭であり、幼い頃から教育熱心で言葉遣いや食事のマナーなどを教え、父親が母親に育児を丸投げするようなこともなかったと言われています。

ただ、元少年Aは3人兄弟で年も近かったこともあり、育児には手がかかっていたようです。

そのため、兄弟喧嘩などが起こると母親はパニックを起こすこともあったと言われています。

男の子3人の育児は大変なことは多くの人が想像できるでしょう。

その育児の大変さから、元少年Aの様子の変化に母親は気がつくことができなかった可能性は考えられます。

元少年Aから浴びせられた罵声