シルバー人材センターの仕事はひどい?山積み状態の問題と課題とは?

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シルバー人材センターへの仕事の依頼は低価格で利用することができ、草刈りや建物管理などをしている様子はよく見かけます。

しかし、そのシルバー人材センターに仕事を依頼したことのある人の中には「ひどい!」「最悪!」という感想を持った人もいるようです。

真面目に仕事をしているように見えますが、一体シルバー人材センターの何がひどいのでしょうか?

シルバー人材センターに依頼して起こる5つの問題点

シルバー人材センターにはいろいろな仕事を依頼することができます。

また、料金は仕事内容によって細かく分けられていますが、草刈りであれば人材1人につき、1時間で1000円~1500円ほどです。

そのため、どの仕事を依頼するにしても、基本的に業者に頼むより時間単価は安いでしょう。

しかし、料金だけで飛びついてしまうといろいろな問題が起こるようです。

問題点①:作業時間が長い

シルバー人材センターに仕事を依頼すれば、業者に依頼するよりも単価は安くなります。

しかし、仕事をしてくれるシルバー人材センターの会員である高齢者の方です。

そのため、若い人と比べると作業スピードが遅く1人でするべき仕事を2人や3人がかりで行うこともあります。

また、業者ではないので作業効率を上げるような向上心や努力する様子が見られないこともあります。

そのため、作業時間が長くなり、人件費もかかってしまい、結果的に費用が高くなってしまいます。

想像以上に高くなった費用を見て、「これなら業者に頼めば良かった」と思ってしまう人もいるようです。

問題点②:雰囲気の悪い人がいる

シルバー人材センターから派遣されるのは高齢者なので、仕事の経験が豊富です。

しかし、派遣された高齢者が接客やビジネスマナーなどを身につけているとは限りません。

また、シルバー人材センターによっては接客に関する研修がしっかりと行われていないこともあるようです。

そのため、中には無愛想で挨拶もなく、職場の雰囲気を悪くしたり依頼者とまともな会話をしないまま仕事だけして去ってしまう人もいるそうです。

仕事さえキチンとしてもらえれば良いという人もいるでしょうが、依頼者が雰囲気が大切という考えであった場合は不満を感じるでしょう。

問題点③:つきっきりになる

シルバー人材センターに仕事を依頼する際には、細かくやって欲しいことを伝えておく必要があります。

もし、キチンと仕事内容が伝わっていないと、やらなくても良い範囲の掃除をしたり、剪定する木を間違ったりなどする場合があります。

また、中には細かく指示をしたにもかかわらず、指示していないことを始めてしまう人もいるようです。

間違った仕事をされても依頼者は料金を支払わなければなりません。

そのため、無駄な作業をして作業効率やお金などを無駄にしないように、結局はつきっきりで指示することになってしまう場合もあるようです。

問題点④:技術が未熟

シルバー人材センターには庭木の剪定や大工仕事、PC作業などのいろいろな仕事を依頼することができます。

しかし、仕事を依頼しても必ず仕事内容に合わせたプロフェッショナルが派遣されるとは限りません。

そのため、木の剪定では切らなくて良い枝を切られたり仕上がりが不恰好な大工仕事をされたり間違いだらけのPC作業をされたりなどすることもあるようです。

その仕事結果から「こんな仕事をするならもう少しお金を払って業者に来てもらえば良かった」と思う依頼者もいます。

問題点⑤:内部でゴタゴタしている

シルバー人材センターに仕事を依頼すると、会員である高齢者の方が仕事に来てくれます。

しかし、そのシルバー人材センター会員数は減少傾向にあるようです。

会員数が減少している原因はいろいろと考えられていますが、その原因には会員が望む内容の仕事が受注できないことグループ内でのいじめなどがあります。

会員は望む仕事ができなければモチベーションが下がってしまいます。

また、高齢者のグループでも学校や会社などのようないじめはあるようです。

よくあるのは会員歴の長い古参が新しく入ってきた会員をいじめるパターンと言われています。

会員たちの仕事がどうこうの前に、すでに内部の段階でゴタついてしまっているので「それでは良い仕事はできないにではないか?」と思ってしまう依頼者もいるようです。

シルバー人材センターって何のためにあるの?

シルバー人材センターでは高齢者が仕事をしているということを知っている人は多いでしょう。

しかし、その仕組みや成り立ちなどについては知らない人もいるでしょう。

シルバー人材センターはどのような目的で設置されている組織であるか、今回を機会に知っておきましょう。

シルバー人材センターの成り立ち

シルバー人材センターは定年退職した高齢者に臨時的な収入の確保生きがいの充実などを目的に簡単な仕事に就業できるよう援助するための組織です。

そのため、活動内容はビジネス的な要素よりも福祉的な意味合いが強くなっています。

また、シルバー人材センターは都道府県知事の指定を受けた公益法人であり、市区町村の単位で設置されています。

シルバー人材センターの仕組み

シルバー人材センターでの仕事の流れは以下の通りです。

  1. シルバー人材センターが仕事の依頼を受ける
  2. シルバー人材センターは依頼内容と会員が希望する仕事内容をマッチングする
  3. 会員はシルバー人材センターから委任や請負の形式で仕事を受ける
  4. 会員が仕事を行う
  5. 仕事の依頼料が依頼者からシルバー人材センターに支払われる
  6. 会員は仕事内容に合わせた報酬をシルバー人材センターからもらう

厳密には異なりますが、大まかにはシルバー人材センターが派遣会社会員が派遣社員とイメージするとわかりやすいでしょう。

シルバー人材センターに依頼できる仕事は?

シルバー人材センターにはいろいろな仕事を依頼できます。

しかし、何でも仕事を依頼できるわけではありません。

依頼できる主な仕事内容は以下の通りです。

一般作業 除草・植木剪定・清掃・梱包発送などの軽易な作業
管理 学校・グランド・駐車場などの施設や建物の管理
技能 通訳や翻訳・講師・大工仕事などの専門技術を必要とする仕事
サービス 広告配布・販売員など
事務 一般事務・経理事務など

シルバー人材センターごとに内容が異なる部分があるので、事前に「どのような仕事があるのか?」「どのような仕事が多く入っているのか?」などを調べておく必要があります。

シルバー人材センターで働くには?

シルバー人材センターで働くには会員登録をして仕事を請けられる状態にする必要があります。

原則として60歳以上で、仕事ができる健康状態であれば入会することができます。

あとは会費が必要です。

会費はシルバー人材センターごとに異なるため、事前に確認しておく必要があります。

会費はそれほど高くなく、年間で600円~3000円ほどです。

会員はどのくらいの収入が得られる?

仕事内容や仕事をした日数などによって会員の日当は変わります。

単価としては一般作業や管理などが低めで、技能や資格などが必要な仕事が高めとなります。

そのため、大工仕事や講師などの仕事であれば高い日当が期待できるでしょう。

全体的な収入の目安としては月10日ほど仕事をして3万円~5万円ほどとなるようです。

また、シルバー人材センターで収入を得ている場合は確定申告が必要となる場合があので注意が必要です。

確定申告が必要なる条件は他の給料収入や事業所得がある場合や保険会社からの年金収入を得ている場合など、人によって条件が異なります。

事前に確認しておきましょう。

シルバー人材センターの山積みとなっている課題

シルバー人材センターは高齢者の臨時的収入や生きがいの充実などの目的あります。

また、会員たちが仕事をしている様子はよく見かけます。

そのため、シルバー人材センターはその役割を十分に果たしているように思えるでしょう。

しかし、実際には問題点や課題などが山積みになっていると言われています。

高齢者・低所得者の増加

日本が高齢化社会の問題を抱えていることは多くの人が知っていることでしょう。

また、長年続く不景気により低所得者の数も増えています。

そのため、貧困で苦しむ高齢者も増えていて、生活するための収入を得るためにシルバー人材センターの会員となる人も出てきているようです。

シルバー人材センターの活動目的は高齢者の臨時的な収入と生きがいの充実なので、組織と会員の間で目的が異なってきています。

今後も貧困高齢者は増えていくと予想されるので、シルバー人材センターは活動目的を変えていく必要があると言われています。

会員数の減少

シルバー人材センターの会員数は2010年頃までは増加傾向にありました。

しかし、その後は緩やかに減少を続けている状態であり、高齢者は増えているのに会員数は増えないという状況になっています。

場所によっては会員数が少ないことで、仕事の依頼が入っても人手不足で断るケースも出てきているようです。

また、新しい会員が入ってこず、同じ会員がずっと仕事を続けていることで、会員の高齢化まで進んでしまっています。

依頼者と会員のミスマッチ

依頼者がしてほしい仕事と会員が希望する仕事がうまくマッチングしないことはシルバー人材センターの問題点としてよく挙げられます。

マッチングがうまくいかなければ、依頼者は高い日当を払わされたうえに仕事の結果に不満を持ってしまうでしょう。

また、会員の方もやりたい仕事ができないことで、高い日当をもらえたとしても不満を持つ可能性があります。

そのため、依頼者はシルバー人材センターへの依頼をやめ会員も退会してしまう原因となり、誰も得をしないことになるでしょう。

目的と現実の乖離

シルバー人材センターには仕事を通しての生きがいを得るために、意欲を持って会員となる人もいるでしょう。

しかし、やりたい仕事が受けられない、古参からのいじめで人間関係に悩むなどして退会をする人もいるようです。

また、民間企業の定年退職の年齢引き上げ一定年齢に達した従業員をフリーランス化する取り組みなどによって、高齢者が仕事を探してシルバー人材センターを頼る必要性がなくなってきています。

もし、フリーランスとして仕事をすれば、自分の経験を活かすことができ、生きがいの充実に繋がりやすいでしょう。

また、収入もシルバー人材センターの日当よりも得られる可能性があります。

今後も社会では働き方の多様化によって、高齢者の働き方も増えていくと予想されます。

そのため、臨時的収入や生きがいの充実などを求めるのであれば、シルバー人材センター以外の場所で仕事を探す方が現実的となってきていると考える人もいるようです。

シルバー人材センターはひどいと感じても今は割り切ろう

シルバー人材センターに仕事を依頼して「ひどい!」「最悪!」と思ったことのある依頼者もいるでしょう。

しかし、会員の仕事がひどいのはミスマッチやいじめなどによってのびのびと仕事ができていない可能性があります。

そのため、仕事をしている会員側も仕事をしながら「対応がひどい」と思っている可能性もあるでしょう。

また、時代の流れによって社会が変わってきていることもあり、シルバー人材センターの目的が徐々に果たしにくくなってきていることも考えられます。

当然ながら、真面目に仕事をしている会員もいれば、信頼して仕事を任せている依頼者もいるので、すべてを一括りにすることはできません。

シルバー人材センターも状況に合わせていろいろな対策をしているはずです。

問題点が挙げられることも多いですが、会員と依頼者はこれからもシルバー人材センターを活用し続けていきましょう。