【ドライブ・マイ・カー】ラストはなぜ韓国?5つの疑問の意味や解釈とは?

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2021年8月に公開された映画、「ドライブ・マイ・カー」はもうご覧になりましたか?

村上春樹さんの短編小説が原作となっている作品で、西島秀俊さんが主演を務めています。

そんな「ドライブ・マイ・カー」ですが、一部ではラストシーンに謎が多かったとの声も挙がっているそう。

今回は、話題になっているラストシーンの謎について徹底調査しました!

ドライブ・マイ・カーのラストはなぜ韓国?原作との違いはどこ?

「ドライブ・マイ・カー」は、カンヌ国際映画祭で作品賞を受賞するなどたくさんの評価を受けた話題作。

しかし実際に作品を見た人の感想には、ラストシーンに謎が多かったとのコメントが多かったそう。

そこでまずは「ドライブ・マイ・カー」のラストシーンについての実際の感想や、原作との違いについて調査しました!

ドライブ・マイ・カーの謎が多いラストシーンとは?

「ドライブ・マイ・カー」のラストは、主人公である家福が大切にしていたサーブという車を運転手のみさきが韓国で使っているというシーン。

劇中では日本で生活していたみさきが、ラストシーンでは韓国で買い物をし韓国語を流暢に話しまるで韓国人かのような振る舞いをしている様子が描かれていました。

今までにない明るい表情を見せ、幸せそうに韓国でサーブを運転するみさきの姿で終わりを迎えた「ドライブ・マイ・カー」。

意図的にこのようなラストにしていることは間違いないようですが、明確な説明はないまま映画は幕を閉じました。

ドライブ・マイ・カーのラストに対する視聴者の声とは?

ここからは、実際に「ドライブ・マイ・カー」を見た人がラストシーンに抱いた感想や口コミをご紹介します。


「意味が解らなかった」と話題になっているラストシーンですが、一方では”ラストシーンに感動した”との声も多数あるようですね。

【ドライブ・マイ・カー】映画と原作の違いは?

前述した通り、「ドライブ・マイ・カー」は村上春樹さんの短編小説が原作となっている作品ですが、小説と映画ではいくつか違っている点があるようです。

  • 家福のサーブの色
  • 家福の妻である音と子供が亡くなった年齢、死因
  • 音が語る”ヤマガ”の話の有無
  • 運転している場所
  • 物語の結末

上記が原作と映画で大きく異なっている点と言われているようです。

これだけ違う部分があると、やはり原作と映画の両方を楽しんだ人からは疑問の声が挙がってしまうかもしれません。

ドライブ・マイ・カーのラストはなぜ韓国?残された5つの疑問を解釈!

映画のラストシーンはみさきが韓国で幸せそうに生活をしている様子が映されていました。

原作では描かれていなかったシーンだったこともあり、ラストシーンに疑問が残ったという声も多く挙がっていたようです。

そこでここからは、映画のラストシーンがなぜ韓国だったのかを徹底調査しました!

疑問①なぜ韓国だったのか?

原作にはなかった韓国でのラストシーンですが、なぜ映画では韓国が舞台に使われたのでしょうか。

インターネットなどの情報から、その理由について詳しく調査しました。

新天地”再生”を表現したかった?

作中ではどこか暗い表情を見せていたみさきですが、映画のラストシーンでは明るく幸せそうな表情をしています。

このことから、みさきは韓国という地で新たな人生を送っていることが描かれているとの見解もあるようです。

元々ロケ地が韓国の予定だった?

広島を舞台に撮影が行われている映画「ドライブ・マイ・カー」ですが、実は元々韓国の釜山がロケ地の予定だったそうです。

しかし感染症の蔓延により海外ロケが難しくなったことを理由に、広島にロケ地を変更したのだとか。

ラストシーンの韓国での撮影は、感染症が少し落ち着いてきたタイミングで行われたのではないかと予想されています。

疑問②なぜみさきは韓国語を流暢にしゃべっているのか?

映画では、みさきが韓国語を話す姿が描かれています。

スーパーで買い物をする際のやり取りもスムーズで、生活するには充分なほど流暢に韓国語を話すみさきの姿に疑問を覚えた人も多いそう。

みさきは在日韓国人だった?

劇中で韓国人夫婦と話すシーンがありますが、その際にみさきの表情が明らかに変わる瞬間があるそう。

このことから、家福には在日韓国人だということを隠していたのではないかと予想されているようです。

みさきと母が暮らす家は集落から離れた場所にぽつんと建っているシーンは、周りから在日韓国人に対する差別を受けながら生活していたことを表しているのかもしれません。

既に韓国で長い間生活している?

ラストシーンでは、みさきが韓国にとても馴染んでいるように見えますよね。

このことから、みさきは一時的に韓国に滞在しているのではなく、完全に移住しているということを表しているのではないかと言われているようです。

疑問③みさきが赤い車サーブ900を運転していたのはなぜ?

映画の最後、みさきが韓国で運転していた車は家福の赤いサーブでした。

家福の愛車であるサーブを、一体なぜみさきが運転していたのでしょうか?

家福が譲った?

サーブはとても古く1970年代に販売されていたもののようで、みさきが新たに購入したとは考えにくいと言われています。

このことから、みさきが運転しているサーブは家福から譲り受けたものなのではないかとも予想できますね。

韓国でみさきと家福は一緒にいる?

心に同じ傷を負った2人は、恋人同士となり2人で韓国に移住したのではないかとの声も挙がっているそう。

ラストシーンでのみさきが女性らしくなっていたことや、スーパーでの買い物が1人分ではなかったことが理由となっているようです。

疑問④車に乗っていたのはあの韓国夫婦の飼い犬?

みさきが運転しているサーブには、犬が一緒に乗っていました。

このシーンでも「意味が解らなかった」「家福はどこへ行ったの?」などの口コミが多く、様々な考察があるようです。

韓国夫婦の同じ犬?

劇中では韓国人夫婦の飼い犬も登場していたので、韓国人夫婦の犬と同じなのではないかとの声もあったそうです。

しかし「韓国人夫婦の犬と車に乗っている犬は耳の形が違う」との考察もあるようで、みさきが韓国で飼った犬なのではないかとも考えられています。

韓国夫婦の同じ犬?

一方で、韓国人夫婦の飼い犬と同じだという意見も。

みさきは家福や韓国人夫婦と共に韓国に移住し、みんなで暮らしているのではないかとの見解もあるようです。

疑問⑤みさきの顔の傷が消えている?

家福と出会った時のみさきは、頬に傷跡がありました。

しかしラストシーンでは、みさきの傷跡は綺麗に消えていたのです。

このことについての考察を見ていきましょう。

家福と恋愛関係になりキレイにした?

ラストシーンでのみさきは、いつもひとつに束ねていた髪を下ろし何処か女性らしい姿になっていました。

このことから、家福と恋愛関係になったみさきが綺麗になるため傷跡を消したのではないかと言われているようです。

みさきが母の死で感じていた自分の罪から解放された?

みさきは頬の傷跡を、母を助けられなかった自分への罰のように感じていました。

しかしラストシーンでは、綺麗にその傷跡が消えています。

これに対しては、家福と出会い前向きに進もうと決めたみさきが、手術によって頬の傷跡を消し新たな人生を歩み始めたことを表しているのではないかとの見解も。

ドライブ・マイ・カーのラストシーンは、見る人によって様々なストーリーが生まれる!

映画では原作とは違う結末を迎えた「ドライブ・マイ・カー」。

ラストシーンの謎については、”韓国を新天地とし新しい人生を歩んでいる”みさきは在日韓国人で、故郷に戻った”などの考察がありましたね。

調査を進めていくと、この映画は見る人の受け取り方によって様々な解釈ができる作品だということが分かりました。

様々な考察や見解を知ることができることも、この映画の楽しみ方のひとつと言えるのではないでしょうか。