【死んだら亡くなった人に会える】の真相は?生きながら会える方法とは?

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皆さんは、今まで一度は「死んだらどうなるんだろう…」と考えたことがあるのではないでしょうか。

人間には必ず寿命があり、抗うことはできません。

日本では人が死ぬことに対し「あの世に行く」という言い方がよく使われますが、そもそも死後の世界というものは存在するのか考察していきましょう!

死んだら死んだ人に会える?生きながら死んだ人に会える方法とは?

死後の世界がわからない以上、「私が死ぬときには誰かにお迎えに来てほしい」と願う方もいらっしゃることでしょう。

見知った誰かが来てくれるというのは心強いですもんね。

あるいは歳を重ねてから、「あの世に行ったら、死んだあの人と昔話でもしながら楽しく過ごしたい」と願い暮らす方もいらっしゃるかもしれません。

果たして、自分が死んだときに先に死んだ人に会う方法はあるのでしょうか?

死んだら死んだ人に会える?

死んだら死んだ人に会えるのか?という疑問には諸説あります。

死んでみないとわからない」と思うかもしれませんが、大切な人や肉親を失ったことがあれば、一度は「会いたい」と思うのではないでしょうか。

そもそもですが、死ぬというのには法的な定義もあります。

呼吸と血液循環が完全に停止し、脳の全機能が完全に停止し、蘇生不能な状態に陥り、且つその状態が継続したとき、人は死亡したものとみなされる。

引用元:法令集目録

しかし、理屈だけでは納得がいかない・受け止めきれない方もいるでしょう。

魂の在り方については、様々な考え方があります。

肉体が滅びても魂は永遠?

自分の人生の役目を終え寿命を全うすれば、魂はそこにあるため誰とでも会える・命あるものであればペットにも会える、という考え方です。

ただ、自殺は寿命にあたらないため誰にも会えない、という説もあります。

魂のレベルによって会える人が異なる?

人の一生とは、霊的成長を達成して死後の生活に備えるためのトレーニング期間のようなものだ、とあらわす考え方があります。

苦難や経験を積むほどに魂は成長するとされ、成長のレベルによって死後の世界でかかわる人間も変わってくるため、会いたい人に会えるとは限らないかもしれません。

死んだらすべてが無になる?

残念ながら、会えない以前に死んだ時点で全てが終わり、という考え方もあります。

残酷かもしれませんが、脳が停止した時点で思考も止まるので意識が存在しなくなるから、という理由からになるようです。

一度でいいから亡くなった人に会いたい!

誰もが大切な人を亡くした時に「もう一度会いたい」、そう思うことがあるでしょう。

言いたかった言葉が言えなかった、会いたいときに会えばよかった、と後悔する方もいるでしょう。

大ヒット映画「黄泉がえり」においても、生きている人が亡くなった人に会いたいという強い思いで亡くなった人を蘇らせるという描写が深い感動を呼びました。

生きながら死んだ人に会える方法はある?

「生きている時にこうしておけば…」とどれだけ悔やんでも過去に戻る方法が無い以上、死んだ人に会うということは可能なのでしょうか?

スピリチュアルな要素が強い方法もありますが、3つ見ていきましょう。

①霊魂に触れられる場所がある?

世界には、あの世への境界線とされる場所、霊魂に触れられるといわれるパワースポットがいくつかあります。

中でも、日本の各所を紹介します。

  • 島根県:黄泉比良坂(よもつひらさか)
    島根県松江市にあり、「あの世とこの世の入り口」と呼ばれる場所です。
    古事記の中でイザナキ・イザナミの夫婦神が、現世と死後の世界に引き裂かれた場所だという神話があります。
  • 青森県:恐山(おそれざん)
    本州の最北端下北半島にある恐山は、比叡山、高野山とともに日本三大霊山に数えられる強い力を持った霊場です。
    昔から地元では「死者の魂は恐山に行く」とされています。
    「三途の川」や「極楽浜」などといった死後の世界を垣間見られる場所もあり、この世とあの世の境界線と呼ばれるゆえんとなっています。
  • 京都府:六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)
    平安時代初期より、鴨川から東側の一帯は鳥辺野という葬送地で、六道珍皇寺近辺は鳥辺野の入り口にあたり、鴨川は三途の川と考えられていました。
    この世とあの世をつなぐ場所として「六道の辻」と呼ばれているようです。

こういった場所に行くことで、もしかしたら不思議な体験が出来るかもしれませんね。

②霊媒師やイタコなどに相談してみる?

霊媒師やイタコを通して会うという方法もあります。

鋭い霊感を活かし、除霊や透視など普通の人にはできないことを行う霊媒師。

占い師ともよく混同され、その実態はあまり知られていません。
基本的には霊に関することは何でも引き受けるのです。

引用元:Limited Liability Company

イタコとは、一言でいうと東北地方で「口寄せ」や「占い」「神事」「お祓い」などを行う巫女です。
「恐山のイタコ」というのを聞いたことがある方も多いでしょう。
恐山は青森県ですが、イタコは東北地方の北部で広く活動しています。
青森や秋田では、国の無形文化財にもなっているんですよ。

引用元:最後のイタコ|松田広子

ほか、沖縄県のユタも同じような役割を担っています。

霊的な世界と通じ合える者であるとされ、目に見えない霊の世界を見ることや耳にすることが可能とされます。

しかし、霊媒師やイタコの中には詐欺まがいの商売をしていることもあり、本当に信頼できる相手かどうかを見極める必要があります

③意識の中で会う?ヘミシンクとは?

自分自身の潜在意識を通して死んだ人に会う、という方法もあります。

そのために「ヘミシンク」を用い瞑想状態となり、潜在意識へより深く入り込んでいくことで、あの世へとリンクし、会いたい人にコンタクトしていくことが出来ると言われています。

ヘミシンク®とはロバート・モンローによって研究開発され、モンロー研究所により特許取得された音響技術です。

ヘミシンク®を聞くことで人の意識は様々な状態に誘導されます。
リラックス、瞑想、睡眠、集中、知覚の拡大、至福体験などです。
実際のヘミシンク®CDにはいくつかの信号音が組み合られており、特定の意識状態に誘導されます。

引用元:ヒーリングアートスタジオ カーラ

亡くなった人は近くにいる?

亡くなった人が今近くにいたような気がした、という体験をしたことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか。

  • お葬式やお盆の時、故人の話をしていたら仏壇のろうそくが揺れた、燃え上がった
  • 夢に亡くなった人が出てきたが、よくよく考えると命日だった
  • 悲しみや苦しみの渦中にいた時、亡くなった人が自分を励ます声が聞こえた

少なからず耳にしたことがあるということは、目にはなかなか見えないだけで、死んだ人はそばにいて見守ってくれているのかもしれませんね。

人は死んだらどうなるか?3つの死後の世界の考え方

それでは、人は死んだらどうなるのでしょうか。

宗教的な観点、思想や倫理、科学者らによって様々な見解がなされる死後の世界。

Twitter上で、仏教について教えを説く方がアンケートを取っており、死後の世界は「ある」と考える方が多いようです。

仏教自体は「輪廻転生=死後の世界は、死ぬまでの行いによって因果の道理にしたがって決まる」という教えですので、そのアカウント内での投票にしては多いと言えるのではないでしょうか。

①死後の世界はある:亡くなった人はどこにいる?

では、死後の世界があるのならば、死んだ人たちはどこにいるのでしょう。

死んでからの日数によっては近くにいるとされたり、三途の川を渡るとされたり、あるいは天国と地獄への審判がある…などと思い巡らす方も多いのではないでしょうか。

49日は傍で見守っている?

仏教において、亡くなってから49日目までは魂がたどり着く先が決まっていないと考えられています。

49日間は仏になるべく極楽浄土を目指す期間とされ、その間にさまざまな審判を受け、四十九日法要には「極楽浄土に行けますように」と親族らが願い応援する、という意味合いがあるとされます。

つまり魂がさまよっている期間とも言え、完全にあの世に行ってしまうまでの間は、この世に近い場所にいると考えられるのではないでしょうか。

三途の川は400キロ以上ある?

三途の川というのは日本独自の考えではなくこの世とあの世の境界線であるという概念そのもので、実は世界中で人々の意識に幅広く浸透しているのです。

仏教において三途の川の手前にあるのが、賽の河原(さいのかわら)とされます。

三途の川の川幅は400キロ以上あるとされており、死んだ人は、罪の数によって渡る場所が異なるといわれています。

ちなみに、400キロは東京〜神戸間に匹敵します…!

できる限り渡りやすい場所を進むことができるよう、生きている時のおこないが大事になってくるのかもしれませんね。

天国と地獄は本当にある?

仏教の世界観では、閻魔大王の尋問を受けたうえで、現世で良い行いをしていれば極楽浄土(天国)に行くことができ、悪いことをしていると奈落(地獄)に落とされるとされています。

小さい頃の絵本などで、鬼がいる地獄を描いた作品を見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

きっと多くの方が、火あぶりや血の海などおどろおどろしい光景を思い浮かべてしまうでしょう。

実際にあるかどうかはわかりませんが、三途の川と同様、真っ当に生きていくのが最善なのかもしれませんね…!

②輪廻転生:魂は生き続けて生まれ変わる?

輪廻転生は、仏教の教えの一つです。

人は死ぬと新しい生命に生まれ変わるとされ、人の生まれ変わりには、生前の悪行が関連しており、それに応じて六道という6つある世界のいずれかに生まれ落ちるとされています。

魂は循環するという考えのため、生前に同じような境遇で生きたもの同士はどこかでまた巡り会う、という可能性も示唆されます。

一方、輪廻転生をしないことを「解脱(げだつ)」と言い、死後は輪廻転生するか・解脱し仏になるかの道に分かれます。

③死後の世界はない:科学で証明できる?

さて、科学では「死後の世界の存在を証明できない」とされています。

とはいえ存在を証明できないだけであって、科学自体が発展途上でありまだ解明できていないことは多く、将来において科学で死後の世界の存在を説明できる日が来ないとは断言できません。

また、世の中には科学の力だけでは答えが及ばない不思議なことがたくさん起こります。

死後の世界がどんなものであっても、おかしなことではないのかもしれませんね。

死んだら自分の意識はどうなる?臨死体験とは?

死んだら肉体は消滅しますが、意識の部分はどこへ向かうのでしょう。

魂すなわち意識自体も消滅するという考えもありますが、魂が肉体から離れた状態を体験したことがある、という方が実はいるのです。

生きている状態で死後の意識を体験するというのは、どのような場合に起きうることなのでしょうか?

以下の記事でも詳しくまとめていますので、気になる人は合わせてチェックしてみてください!

>>死んだら自分の意識はどうなる?

死後の世界を垣間見た?臨死体験とは?

人間は呼吸と心拍が停止した後の2~20秒間は意識が保たれていると言います。

これはつまり自分が死んだ状態であることを自覚できるということであり、臨死体験と呼ばれています。

臨死体験の正確なメカニズムは未だ不明ですが、人間が死ぬ直前に脳内で異常な電気活動が行われている、という研究結果もあります。
実際に臨死体験をしたという例もあるので見ていきましょう!

臨死体験を実際に経験した人は?

臨死体験をした人の中には、医者が死んでいる・意識がないと診断しても、自分の回りで何が起こっていたかを正確に報告できる人もいるそうです。

実際に有名人がテレビや取材で語っていたこともあります。

  • Gackt
    7歳のころに出身である沖縄の海で溺れてしまい、意識が遠のいた時、すべての音が聞こえなくなり、光に包み込まれ安心するような感覚になったそうです。
    そして、生まれた頃からの思い出が走馬灯のように巡ってきたそうです。
  • 加藤茶
    体調を崩し入退院を繰り返していたころ、意識がもうろうとしたときに、三途の川の向こう岸に「いかりや長介さんの姿が見えた」と言うのです。
    それで慌てて引き返し、事なきを得たそうです。
  • ビートたけし
    1994年にバイクで交通事故を起こし、生死をさまようほどの重傷で危篤状態だったようです。
    その後手術が行われ、麻酔がかかっているにもかかわらず、処置されている自分を上から客観的に眺めていた気がする、と語っています。

共通点としては、死に近い状況に見舞われたことで普段日常では見ることのできないものが見えた、ということでしょうか。

これは科学では立証できない体験の1つと言えるでしょう。

魂の重さは21グラム?その根拠は?

人は死んだ時に21グラム軽くなる」というのを聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

1901年にマサチューセッツ州の医師ダンカン・マクドゥーガル氏が行なった研究で、「人体には魂が宿っており、ある程度の重量を持つはずだ」との説を唱え、研究発表したものです。

しかし、実際には完璧に立証されたものではなく、「人間の魂の重さは21グラムである」というパワーワードが一人歩きしてしまったようです。

この21グラムという値は6人の患者での平均結果と言うわけではなく、一人目の患者での結果である4分の3オンス(およそ21.262グラム)に由来する。

引用元:Wikipedia

21グラムというタイトルで映画化もされた?

この研究発表に関しては「21グラム」というタイトルで2003年にアメリカで映画化もされています。

心臓病で余命1ヶ月と宣告された大学教授、前科者だが改心し信心深くなった男性、唐突に家族を失った女性、その3人にかかわる家族が登場し、命を奪った者・奪われた者・授かった者の3つの側面から描写されます。

魂そのものだけでなく命の重さについて考えさせられる映画となっていますので、良かったらご覧になってみてはいかがでしょうか。

死んだら死んだ人に会える?生きながら死んだ人に会える方法とは?まとめ

人が死んだ後どうなるかというのには諸説があり、結局のところはそうなってみなければわからないことだらけです。

とはいえ、科学の力では立証できない、死者や死後の世界との不思議なかかわりを持つ方がいるのも事実です。

いつか必ず来る人生の終わりに悔いの無いよう、1日1日を大切に生きていきたいですね!