6人組日韓ガールズグループ、韓国のみならずグローバル・チャートでもランクインし大ヒットしているIVE(アイヴ)。
2022年11月に開催された「MMA 2022(Melon Music Awards)」にて流れたIVEの映像に対し、「盗作ではないか?」との疑惑が上がっています。
IVEはこれまでにも曲や衣装のパクリ疑惑も浮上していますが、果たして真相はどうなのか検証していきましょう!
IVE(アイヴ)のパクリ疑惑4つを徹底検証!
IVEは注目度が高く大きな影響力があるために、不穏な噂が出てしまうとイメージダウンにもなりかねません。
パクリともなると、すぐに世界中のSNSで噂となってしまします。
これまで大きく4つのパクリ疑惑が上がっていますので、1つずつ見ていきましょう。
パクリ①After Likeは元々有名な洋楽だった?
パクリでは?と言われているのは、3rdシングル「After LIKE(アフターライク)」です。
1978年に発売されたアメリカのグロリア・ゲイナーによる「I Will Survive」というディスコ曲と酷似している、というのです。
全米1位も獲得した楽曲で、音楽雑誌「ローリング・ストーン」が選ぶ最も偉大な500曲で251位にもランクインしています。
中でも問題視されていた箇所が、下記のメロディがほぼ一致しているという点です。
「After LIKE」
- 0:50~01:05の間奏
- 01:51~02:06のラップパート
- 02:38~ラストまで
「I Will Survive」
- 01:13~01:29
- 02:41~ラストまで
果たして、ここまでわかりやすく同じメロディーにすることはあり得るのでしょうか?
パクリではなくサンプリング
実は「アフターライク」はグロリア・ゲイナーの「I Will Survive」の一部をサンプリング、公式で使用許可も下りた楽曲でした。
つまり、「アフターライク」はパクリではないということです。
K-POPでは他アーティストの曲をサンプリングすることは昔から珍しくないため、BLACKPINKやRed Velvet、東方神起らも過去にサンプリング曲を発表しています。
パクリ②Red VelvetのMVを丸パクリ
冒頭でも触れたように、「MMA 2022(Melon Music Awards)」にて流れたIVEの映像が、Red Velvetの「7月7日(One of These Nights)」のパクリではないか?と問題視されています。
2022 MMA VCR #아이브 pic.twitter.com/ogjWSDtGTf
— 푸슝하트 (@jangwantyoung) November 26, 2022
問題となっているシーンは3つあります。
1分23秒と短い動画にもかかわらずここまで似てしまうと、共通点が多すぎると思われてしまうのも仕方がないでしょう。
Twitterでは、両者の比較動画をわかりやすくまとめているファンも見られました。
映像で見るとよりアウトでした。
スタシさんしっかりしてください。
pic.twitter.com/JeUGddNm8E— (@reveluvbaby_ks) November 26, 2022
セウォル号を追悼する曲
「7月7日(One of These Nights)」は、Red Velvetの発表時より「セウォル号事故を追悼する曲ではないか」と言われています。
MVの中身とタイトル、リリース日もあいまって噂されていますが、悲劇的な事故であっただけにSM事務所は事実だと認めてはいません。
公式には否定されているものの、「7月7日(One of These Nights)」がセウォル号事故をイメージさせる楽曲であるということ自体は世間に知られているはずです。
IVEの動画の公開前に「LOVE DIVE」にちなんでウォニョンが息を止めてダイブする演出もあり、セウォル号事故では大勢の方が溺死していることから、不謹慎だと糾弾されるのはもっともだと言えるでしょう。
パクリ③EVERGLOWの挨拶と似ている
IVEの1stシングル「ELEVEN」でデビューショーケースが披露されたとき、ファンやメディアの前でK-POP恒例の手を使った挨拶が行われました。
しかし、この挨拶が「EVERGLOWの挨拶の手の動きとそっくりだ」と問題となります。
EVERGLOWは2019年にデビューしたK-POPガールズグループで、IVEにとっては先輩グループにあたります。
ファンの間でも議論となり、確かに「指3本を広げたまま顔に持ってくるのが全く一緒」ですね。
IVEのあいさつがEVERGLOWと同じだと議論に
実際、2つのグループは指3本を広げたまま顔に持ってくる挨拶をしている#IVE #EVERGLOW pic.twitter.com/WfPMEf9c1f
— keitadj (@keitadj3) December 1, 2021
IVEはアルファベットの「E」を表現したようですが、「EVERGLOW」の頭文字でもあるため、確かにややこしいと言えるでしょう。
事務所が謝罪し挨拶方法が変更
IVEの所属事務所であるSTARSHIPエンターテインメイトは公式に謝罪しており、「今後ポーズを変更する予定だ」としています。
この騒動は、そもそもIVEのメンバー自体には何も非が無く、事務所の確認ミスで起こった事故のようなものと言えるでしょう。
IVEがEVERGLOWの真似した!って騒いでる人いるけど、なんでEVERGLOW程度のグループをパクる必要があるのさ…IVEの顔に泥塗りたいだけじゃん。でも挨拶ポーズなんてめちゃくちゃ大事なものなぜ他のグループと被ってないか事前に調べないかなスタシよ。
— ムギ (@mugi_2018) December 3, 2021
パクリ④TWICEの衣装も真似ている?
大人気アイドルグループTWICEの衣装も真似しているのでは?という疑惑も上がっています。
デビュー曲の「ELEVEN」の衣装と、TWICEの「Alcohol-Free」の衣装ですが、確かに雰囲気はかなり似ています。
IVEのイルデって衣装TWICEのアルフリにしか見えないし白い服装もTWICEのポップアップストアの衣装や構図にそっくり…パクリこわ pic.twitter.com/JjO1B9Ussg
— パーラー (@Omr0Ag) September 11, 2022
「Alcohol-Free」が2021年6月発表、「ELEVEN」が2021年12月発表のため、偶然だったにせよ後出しだと思われる方もいるかもしれませんね。
カムバックの時期が同じなので盗作ではない
他にも、TWICE「Talk that Talk」のMVと、IVE「After LIKE」のMV冒頭も似ていると言われています。
しかしこちらはカムバックの日にちがほぼ一緒のため、どちらかが確認してから制作しパクるというのは現実的ではないでしょう。
TWICEとIVEの冒頭が似ている件について
パクリ→違う。映像審査の日にちがTWICEの方が早いためパクリではない
偶然被ってしまったと考えられる pic.twitter.com/BuWbXsYCfj— ぴーや小島 (@jk_0410_kook) August 26, 2022
昨今のK-POPでは2000年代・Y2KをイメージしたMVや衣装の人気が上がっているので、テイストが似てしまう、ということはありえるかもしれませんね。
K-POPはパクリが多い?
そもそも、なぜこんなにもパクリ騒動が発展してしまうのでしょうか?
何よりも、K-POPのグループ数が多いことが挙げられます。
日本よりもオーディション番組が活発であり、毎年多くのガールズグループ・アイドルグループが輩出されるK-POP界では、偶然テイストが被ってしまうのは仕方がないことなのかもしれません。
特に、人気グループともなるとハイブランドの衣装も多く活用・ブランド側も積極的にタイアップします。
【空港ファッション】
11/15午後、#IVE が日本のスケジュールのために出国!秋冬カラーのハイセンスなファッションで金浦空港に登場しました❤️💙ハイブランドの取り入れ方もマネしたいですね☺️#韓国アイドル #アイドル私服 #アイヴ #ウォニョン #ユジン #レイ #ガウル #イソ #リズ pic.twitter.com/vUt6aVZa4P— 韓国情報 KOREAddicted|コリアディクティッド (@koreaddicted_jp) November 16, 2022
どこの事務所もこぞって新しいシーズンのアイテムを揃えるため、カムバックやステージの場で被りを100%防ぐのは至難の技と言えるでしょう。
事務所が公式謝罪することも?
パクリ問題はファンのSNSだけで騒がれるだけでなく、事務所同士の衝突が起こることもしばしばあります。
有名どころでいうと、TWICEのダヒョンとチェヨンが参加したMVの衣装と、BLACKPINKの「How You Like That」MVの衣装が酷似していた件で、TWICEのJYP事務所が公式に謝罪しています。
この件は、BLACKPINKのスタイリストが反応する事態にまで発展。
TWICEの所属事務所・JYPエンターテインメントは「類似性を認識していなかった」とSNSを通じて謝罪したうえで、問題の衣装を着ていた箇所を削除してミュージックビデオをアップし直した。引用元:WEZZY
原因は事務所の確認ミスや、スタイリストの「これくらいなら真似してもいいだろう」という甘い考えからですが、アーティスト側からしたら良い迷惑ですね。
IVE(アイヴ)がパクりや炎上するのは事務所のせい?
実際に、IVEのパクリや炎上問題についても、IVEのメンバーに非がなく事務所の責任であることがほとんどです。
所属事務所のSTARSHIPエンターテインメントは問題が多いと言われていますが、これまでにどのような不正があったのでしょうか。
事務所の不正が多すぎる
STARSHIPエンターテインメント(通称スタシ)は、2008年にできた韓国の芸能事務所で、親会社がカカオエンターテインメント・従業員は100人ほどいます。
これまで不正として取り上げられている一例です。
真偽がわからない内容もあるにせよ、検証されほぼクロだと思われる疑惑も多く、火の無い所に煙は立たないと言えるでしょう。
IVEの人気に対応出来ていない
事務所が不正問題で揺れる中、IVEメンバーについては擁護する声が大多数です。
SNSでも「IVEを叩くのはおかしい」「事務所がIVEの人気に対応しきれていないのでは?」という声が非常に多いのです。
IVEちゃん紅白決まってるのはいいけど、韓国で総叩きにあってるのに呑気に紅白出ててもいいのか…日本は知らない人多いかもしれないけど時間の問題だと思うし、スタシちゃんと対応しないと。どこの事務所も問題ばかりで所属アイドルがかわいそう。
— かなえ ( 카헤 ) (@90951211) November 12, 2022
人々がIVEに熱狂していたのは事実だし
アイドル達に何も非はない。
事務所の不正行為等を叩くのはいいけどアイドル叩くのはおかしいだろ。
他グルのファンだろうと本当にアイドルが好きならばIVEは守らなきゃいけない存在。
事務所はおかしいしきちんと対応・反省すべき。— uniikura (@uiuipeople123) November 12, 2022
どちらかといえば大手ではなくまだまだ中堅事務所のスタシですが、しっかりIVEの活動をプロデュースしサポートしてほしいものですね!
IVEはパクリグループではない!公式サンプリングと事務所のミス
第4世代のガールズグループの中でもダントツに人気の高いIVEは、事務所の不手際で炎上してしまうこともしばしばです。
とはいえ、IVEは炎上しても人気がまったく衰えないことは明白で、高いクオリティのビジュアルと楽曲から今後も目が離せません!
2022年紅白の出場も確定したので、日本での活動もますます応援していきたいですね。