「知らない天井」の元ネタは何?パロディ作品には何がある?

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アニメや小説などで、気を失っていたキャラクターが知らない場所で目を覚ました際に「知らない天井」と言うことがあります。

このセリフはいろいろな作品で見かけるので、登場すると「またか」と思ってしまう人もいるでしょう。

では、このよく使われる「知らない天井」の元ネタは何なのでしょうか?

また、どのような作品に登場するのでしょうか?

(※本記事にはネタバレが含まれています。重要な情報はなるべく避けていますが、読み進める場合は注意してください。)

アニメや小説などで見かける「知らない天井」の元ネタとは?

アニメや小説などで、「知らない天井」というセリフがよく登場します。

元ネタを知らないと、「また出た」と思ってしまうでしょう。

いろいろな作品で使われるセリフですが、もともとは何の作品のセリフだったのでしょうか?

「知らない天井」の元ネタ作品は?

「知らない天井」は、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」第弐話「見知らぬ、天井」での主人公・碇シンジのセリフです。

また、「知らない天井」はこの第弐話で2回登場しています。

エヴァンゲリオンには新旧の映画やコミックなどもありますが、アニメ版がセリフのパロディとなっていることが多いようです。

「知らない天井」が登場する流れ①

弐話は主人公の碇シンジが搭乗するエヴァンゲリオンと使徒との戦闘から始まります。

しかし、戦闘の結末を迎える前に、急に碇シンジが病室で目を覚ますシーンに移ります。

目を覚ました碇シンジは「知らない天井だ」とつぶやきました。

その後はしばらく入院シーンが続き、戦闘で何が起こったのかは後半でわかる構成となっています。

ストーリーの時間軸が大きく前後する構成は当時のアニメではそれほど多くなく、斬新な展開でした。

そのため、リアルタイムでアニメを楽しんでいた人は、なかなか結果がわからない状況にモヤモヤしながらも、ワクワクしたことでしょう。

「知らない天井」が登場する流れ②

入院シーンが終わると、碇シンジは葛城ミサトの家で暮らす流れとなります。

碇シンジは自分の部屋で横になり、天井を見つめると「ここも知らない天井だ」とつぶやきます。

ここで、碇シンジの記憶として、先の戦闘シーンが流れます。

その戦闘シーンでの衝撃展開に、エヴァンゲリオンがこれまでのロボットアニメとは異なる印象を強く受けた人は多いでしょう。

有名な「知らない天井」のパロディ作品3選

「知らない天井」は「新世紀エヴァンゲリオン」に搭乗する有名なセリフです。

また、入院シーンや気絶からの目覚めシーンなどは、他の作品でもよくあります。

そのため、有名なセリフで使い勝手も良いことから、よくパロディで他の作品に登場することもよくあります。

では、「知らない天井」がでてくる有名な作品には、どのようなものがあるのでしょうか?

Re:ゼロから始まる異世界生活

「Re:ゼロから始まる異世界生活」は「小説家になろう」から人気に火がついた作品で、「リゼロ」と呼ばれています。

リゼロで「知らない天井」が登場するのは、アニメの第4話です。

第3話で致命傷を負った主人公の菜月昴でしたが、第4話で知らない屋敷のベッドで目が覚めます。

その際に「知らない天井だ」とつぶやきました。

また、リゼロにはたびたびパロディ要素のセリフが登場しています。

他にも、「俺のターン」「第一村人発見」「ビクトリー!」などがあります。

トニカクカワイイ

「トニカクカワイイ」は2018年から週刊少年サンデーで連載されている恋愛漫画です。

ただし、恋愛が成就するまでのストーリーではなく、結ばれるところストーリーは始まります。

「知らない天井」が登場するのはコミックの4巻です。

月読司が由崎星空の家に行き、有栖川姉妹宅の離れに行ったとき「ここも…知らない天井だ…」とつぶやきました。

また、その後に「言ってみたかっただけです。」と続きます。

トニカワには多くのパロディが詰め込まれているので、探してみるのも面白いでしょう。

老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます

「老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます」もリゼロと同じく「小説家になろう」に投稿された小説です。

「知らない天井だ」は漫画開始1コマ目に登場します。

このセリフを行ったのは主人公のミツハです。

タイトル通り、異世界モノの作品で、まずベッドで目を覚まして異世界に転移した原因を思い出すことからストーリーが始まります。

SNSで使いやすいエヴァンゲリオンの名言5選

「知らない天井」はアニメや小説などの作品でパロディとして登場することがあります。

「新世紀エヴァンゲリオン」には、他にもいろいろと有名なセリフがあり、それらはSNSで見かけることもあります。

では、SNSではどのようなセリフが使われているのでしょうか?

名言①:逃げちゃダメだ

「逃げちゃダメだ」は碇シンジが恐怖や不安などを打ち消そうとした際に、連続してつぶやくことがあります。

有名なので、エヴァンゲリオンを観たことがない人でも、知っている人は多いでしょう。

SNSでは、嫌なことをしないといけないときなどに、「やらないと仕方ない」という意味で使うことが多いです。

名言②:動け、動け、動いてよ!

「動け、動け、動いてよ!」は碇シンジが乗ったエヴァンゲリオンが、非常に大事な場面でバッテリー切れを起こして止まっときのセリフです。

碇シンジは止まったエヴァンゲリオンに、何とか動いて欲しいと願ってあがきます。

SNSでは、車や電車などのがなかなか動かないときや、家電などが故障して動かないときなどに使うことが多いです。

「何とか動いて欲しい」という必死さが伝わるでしょう。

名言③:活動限界です!

「活動限界です!」はエヴァンゲリオンが動かなくなった際に、オペレーターの伊吹マヤがよく言うセリフです。

また、「予備も動きません!」もセットで使われることがあります。

体力が限界で動けなくなったり、休んでいる人や動物などに対して使われることが多いです。

また、スマホなどがバッテリー切れを起こした際などにも使われます。

名言④:でなければ帰れ

「乗るなら早くしろ。でなければ帰れ」は、碇シンジがエヴァンゲリオンに乗ることをためらった際に、父親である碇ゲンドウが言ったセリフです。

「乗るなら早くしろ」の部分をやりたいことや、やってほしいことに変えて使われています。

また、やりたいことや、やってほしいことには、無茶振りが当てはめられることもあります。

名言⑤:君に会うために

「僕は君に会うために生まれてきたのかもしれない」は、渚カヲルが碇シンジに対して言ったセリフです。

「君」は人ではなく、SNSでは欲しかった物や好きな物などに使われることが多いです。

特に、罪悪感のあるジャンクフードを食べる際や、限定品のレア物を手に入れたときに使われることが多い印象です。

「知らない天井」以外のセリフも知っておこう

パロディでよく使われる「知らない天井」は、「新世紀エヴァンゲリオン」に登場するセリフです。

元ネタを知っておくと、リゼロやトニカワなどのように、別作品のパロディで出会ったときに、より楽しめるでしょう。

また、「新世紀エヴァンゲリオン」には他にも有名なセリフが多くあります。

それらもパロディで使われていることもあります。

そのため、まだ「新世紀エヴァンゲリオン」を観たことがない人は、目を通しておくと良いでしょう。

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