【理由9選】ヌートバーはなぜ日本代表?ヤバすぎるスーパープレー5選!

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2023年3月のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で日本代表入りした、ラーズ・ヌートバー選手が注目を集めています。

米大リーグ・カージナルスの外野手を務めるヌートバー選手は、なぜ日本代表として参加したのでしょうか。

SNSで「かわいい」「応援したい」とも話題になるヌートバー選手の魅力についても迫ります!

ラーズ・ヌートバーはなぜ野球日本代表?選ばれた理由9選!

今回のWBC出場をきっかけに、ヌートバー選手を知ったという方が多いのではないでしょうか。

登板当初は、SNSでも「ヌートバーって誰?」と話題となりました。

ここからは、ヌートバー選手が日本代表に選ばれた理由を9つ紹介します!

理由①WBC野球の出場資格が緩い

第一に、WBC出場資格が緩いというのが理由に挙げられます。

WBCの出場規定(2020年現在)

  1. 当該国の国籍を持っている
  2. 当該国の永住資格を持っている
  3. 当該国で出生している
  4. 親のどちらかが当該国の国籍を持っている
  5. 親のどちらかが当該国で出生している
  6. 当該国の国籍またはパスポートの取得資格がある
  7. 過去のWBCで当該国の最終ロースターに登録されたことがある

これら7つの条件のうち、どれか1つでも該当すれば出場資格が与えられます。

ヌートバー選手の場合、母親が日本人であるため4番が該当したようです。

理由②収益拡大

2023年のWBCが日本で開催されたこともあり、収益拡大を狙った目的もあるのではないかとされています。

WBCが開催されることによって、チケットやグッズ収益だけでなく、試合の放映権などさまざまな利権が発生します。

ヌートバー選手が活躍するのはアメリカ本土であるため、メジャーリーガーの方が世界的にもメディアに注目されやすいというのが事実です。

ヌートバー選手を起用することで、そういった相乗効果を期待したのかもしれません。

理由③盛り上がり

2023年のWBCは、メジャーでも活躍する注目選手が多く出揃い、例年よりも注目度が高いです。

  • 大谷翔平選手
  • ダルビッシュ有選手
  • 鈴木誠也選手
  • 吉田正尚選手

そんな中、ヌートバー選手を登板させることで「この選手は誰?」と、より話題性と盛り上がりを見せるという相乗効果を期待したのかもしれませんね。

理由④試合経験が豊富

ヌートバー選手は24歳と若手ながら、メジャーリーガーとして対戦経験が豊富です。

強豪であるアメリカやドミニカ共和国の選手とも試合経験があるようで、試合相手の情報を握っている可能性もあります。

世界一を目指す侍ジャパンにとって、メジャーリーグのピッチャーに慣れているヌートバー選手は貴重な存在とも言えるでしょう。

理由➄打率成績が優秀

日本では知名度が低かったヌートバー選手ですが、メジャーリーグでは好成績を収めています。

2021年にメジャー昇格後、2021年の中盤からの成績がこちらです。

年度試合打席安打本塁打打点打率
20215810926546.239
2022108290661440.228

昨シーズンでは所属球団・カージナルスで1番打者を務めました。

まだ突出した成績ではないものの、今後の活躍への期待値が高い選手と言えますね!

理由➅グローバル化

WBCの開催目的の1つに、

本格的なMLBの世界進出(グローバル化戦略)によるMLB拡大と野球マーケットの拡大、それに伴う収益の拡大
参考:weblio辞書 ワールド・ベースボール・クラシック」の記事における「開催経緯」の解説

が掲げられています。

実は野球自体が、日本含む東アジアやアメリカなど北米でしか盛んではないスポーツであり、世界的にはややマイナーなスポーツというのはご存じでしょうか。

世界で見ると、まだまだサッカーやバレー、バスケットボールの方が、知名度と選手人口が高いのです。

今回、侍ジャパンの栗山監督も日系選手を呼ぶ意味について強調しており、

「世界がグローバル化していく。みんな手を取り合って仲良くできるために、いろいろなところで野球をやっている人たちが(代表に)集まることに、すごく意味がある。

ヌートバー選手のように日本に来れば、野球の幅が広がる。スポーツは国境を越える。」

引用:日経スポーツ

とコメントしています。

野球のグローバル化も意識して、ヌートバー選手が選ばれたということですね。

理由⑦母親が日本人

ヌートバー選手のWBC出場資格となった条件として、日本人であり母親の久美子さんがいます。

久美子さんが語学留学していた時に、ヌートバー選手の父・チャーリーさんとアメリカで出会い、結婚しています。

ヌートバー選手は家族をとても大事にしているようで、写真からも仲の良さが伝わってきますよね!

理由⑧性格がムードメーカー

ヌートバー選手の魅力として挙げられるのが、明るい性格でムードメーカーであることです。

ペッパーミルを回すパフォーマンスが一躍有名になりましたよね!

胡椒を挽く「Grind」という言葉には「コツコツと粘る、頑張る」という意味があります。

どうやら、ヌートバー選手の所属するカージナルスが絶不調に陥った際に、キズナー捕手が

「We are grinding!」(コツコツ粘り強く行こう)

と呼びかけたのをきっかけに、「ペッパーミル・パフォーマンス」が広まったようですね。

また仲間が好プレーを見せた時には、人一倍喜ぶ姿も映し出されています。

理由⑨大谷翔平がインスタのDMで交渉した?

同じくメジャーリーグで活躍する大谷翔平選手が、ヌートバー選手をインスタのDMで交渉した、という噂もあります。

この噂は、実は大谷翔平選手の専属通訳である水原一平さんが「WBCへ出場してほしい」という旨のDMを送った、というのが真実のようですね。

水原一平さんが

怪しい者ではないんだけど、日本代表でプレーすることに興味はあるか?

とヌートバー選手にDMで尋ねたところ、二つ返事で

OK!(めちゃめちゃやりたい!)

と答えたそうです。

水原一平さんは今回WBCのチーム通訳としても参加しており、日本語がまだ苦手なヌートバー選手も安心ですね!

理由⑩吉田正尚の代わり?それ以上?!

今回のWBCの注目選手として、レッドソックス所属の吉田正尚選手とヌートバー選手の2人が「この男たちは次にくる」と特に注目されています。

右翼手と左翼手でポジションは違うものの、ヌートバー選手の長打力と強肩が魅力の守備は重宝されています。

ヌートバー選手は外野の守備でも見事な返球をしており、もしかしたら吉田正尚選手以上に守備での活躍も期待できるかもしれませんね!

ラーズ・ヌートバーの意気込みが本気!

ヌートバー選手は今回のWBC出場に対し、熱い意気込みを見せています。

自身のSNSでも、日本代表に選ばれた喜びをコメントしています。

ありがとう日本! 日本を代表してプレーできたことを大変光栄に思います

記者から意気込みを聞かれた際も、

状態は現在最高です!キャンプという時期は攻撃でも守備でも調整する時間があったので、最高の状態で日本にたどり着くことができた

と語っており、コンディションも万全のようですね。

ラーズ・ヌートバーが日本代表選出!海外の反応は?

ヌートバー選手が日本代表に選出されたことに対し、海外の反応はどうなのでしょうか。

メジャー通の記者によると、

選球眼が良く頭の良い選手で、ピッチャーの配球を分析して打つタイプ
侍ジャパンの野球にフィットすると思う

と評価されており、ヌートバー選手への海外の反応も上々のようです。

また、ヌートバー選手が所属するカーディナルスの専門サイト「Viva El Birdos」では、

「ヌートバーは日本で充実した素晴らしい時間を過ごしている」と代表活動中の様子にクローズアップ。言語の違う異文化に馴染もうとする25歳について「実に名誉で、刺激的な挑戦だ」と称賛した。
「最も愛すべきで、貴重かつ健全な野球の姿だと言える。何よりも彼が本当に楽しんでいるように見えるのが素晴らしい。我々はヌートバーの活躍を、もっと世界の多くの人に見てもらいたい」

引用元:Yahoo!ニュース

ヌートバー選手の代表入りを全面的に評価しています。

WBC野球日本代表ラーズ・ヌートバーは日本国籍?

ヌートバー選手は、アメリカ国籍のいわゆる「日系2世」にあたります。

ヌートバー選手は元々、アメフトでも活躍した二刀流選手でリーグMVPを獲得したスーパースターでもあります!

最終的には野球を選び、2018年にカージナルスとマイナー契約をし、今に至ります。

そんなヌートバー選手について、家族構成など詳しく調査しましたので紹介します!

ヌートバーのプロフィール

まずは、ヌートバー選手のプロフィールから見ていきましょう。

名前:ラーズ・テイラー・タツジ・ヌートバー(Lars Taylor Tatsuji Nootbaar)
日本名・榎田達治(えのきだ たつじ)
生年月日:1997年9月8日 ※2023年3月現在で25歳
出身:カリフォルニア州
国籍:アメリカ合衆国所属チーム・ポジション:MLBセントルイス・カージナルス(#21 / 右翼手)
身長 190 cm
体重 95 kg

ヌートバー選手のミドルネームが「タツジ」であることから、侍ジャパンでは「たっちゃん」の愛称で親しまれています。

ヌートバーは日本国籍?日本語は話せる?

ヌートバー選手はアメリカで生まれたため、国籍はアメリカ合衆国です。

日本語はほとんど話すことができず、日常会話はほとんどが英語です。

しかしWBC戦では日本語が話せないながらも、国歌「君が代」を誰よりも口を大きく開けて歌う様子が日本ファンから絶賛されました。

また、小学生のころから日本代表になることを夢見ていた、というエピソードもあります。

ラーズ・ヌートバーの家族構成は?

ヌートバー選手は、日本人の母親を持つ3兄弟の末っ子です。

父親:チャーリー・ヌートバー
母親:榎田 久美子
兄:ナイジェル:ヌートバー(4歳上)
姉:ニコル・ヌートバー(3歳上)
+愛犬2匹

父親はオランダ系アメリカ人で、カップラーメンで有名な日本企業「東洋水産」に勤めていた経歴を持ちます。

その後スポーツ関係の企業を設立し、現在まで複数の企業を経営する社長を務めており、ヌートバー選手は裕福な家庭で育ったのがわかりますね!

また、お兄さんであるナイジェルさんは、元々プロ野球選手で、「ボルチモア オリオールズ」でピッチャーとしてプレーしていました。

お姉さんであるニコル・ヌートバーさんも大変優秀な学歴を持ち、現在は大学などでスポーツトレーナーをしています。

WBCの試合には、久美子さん方の祖父祖母も揃って観戦に来ていたようですね!

ラーズ・ヌートバーのスーパープレー&ヤバすぎるエピソード5選!

日本ともゆかりの深いヌートバー選手ですが、試合成績も優秀で、24歳ながらスター候補とされています。

メジャー史上初ともなる記録を樹立しており、活躍が大変期待されています。

ヌートバー選手のスーパープレーのほか、ヤバすぎるエピソードについても紹介します!

①韓国代表を煽る

ヌートバー選手は、3/10に行われる韓国戦を前にして、韓国の取材陣に対し

遠いところまで来てもらって申し訳ないが、私たち(日本)が勝つだろう

まるで韓国代表を煽るかのようなコメントをしています。

結果的に13-4と9点差で日本が大勝しましたが、試合前から韓国戦での勝利を確信していたのでしょう。

一方、韓国代表にはカージナルスのチームメイトでもあるトミー・エドマン内野手が所属していたため、「日本が注意すべき選手」とライバル視もしていたようですね。

②3Aメンフィスで打率.308

ヌートバー選手は、2021年にマイナーリーグのメンフィス・レッドバーズに所属していたこともありました。

メンフィス・レッドバーズは、メジャーリーグのセントルイス・カージナルス傘下AAA級チームで、インターナショナルリーグに所属している。本拠地球場はオートゾーン・パーク。
参考文献:Wikipedia

35試合に出場し、打率.308・6本塁打という好成績を残します。

試合での成績が評価され、同年の6月22日にカージナルスとメジャー契約を結んでいます。

③メジャーで2位?!116球連続空振り無し

ヌートバー選手は、メジャーデビューからいきなり4試合連続3出塁以上というメジャー史上初の記録を樹立しています。

しかも、デビューから116球連続で空振り無し・初めて空振りをしたのはデビューから25打席目という驚異のバットコントロールも見せつけました。

「116球連続で空振り無し」は2000年以降の最長記録ということで、まさに快挙といえるでしょう。

④肩が最強!外野ならどこでも守備可能!

ヌートバー選手は右投左打で、守備は主にライトです。

ヌートバー選手の強みは、強肩に加え、守備範囲が広いのが特徴です。

肩の強さを示す「アーム・ストレングス」の評価は、92.6という数値で、MLB全体では22位にランクインします。

侍ジャパンの中でも強肩を誇る鈴木誠也選手でも、数値が89.7でMLB全体で64位なので、ヌートバー選手がかなりの強肩を持っていることがデータからも分かりますよね。

➄ホームランの数が異次元?!

ヌートバー選手は、メジャーリーグでホームランも多く打っています。

「打った瞬間ヒットかと思ったらホームランだった」という当たりの強さも見せつけることもあります。

しかし、現在侍ジャパンでは1番バッターを背負っていることから、どちらかといえば中距離バッターとして活躍しています。

今後環境が変われば、ヌートバー選手のホームラン姿もまた沢山お目にかかることが出来そうですね!

ヌートバーは日本人の母親を持つWBC日本代表の期待選手!日本人だけでなく海外からも大人気

日本人の母親を持つヌートバー選手は野球の実力はもちろん、ムードメーカーな一面が誰からも愛される理由のようです。

日本を愛する心に溢れていて、思わず応援したくなりますよね。

誰よりも楽しそうにプレーするヌートバー選手のこれからの活躍から目が離せません!