関東で暮らす人であれば、歌舞伎町がどのような場所が知っていて、街の歩き方もわかるでしょう。
しかし、旅行で訪れた人であれば、街の歩き方がわからずに危険な目に遭う可能性があります。
昔と比べると落ち着いたところもありますが、それでもやはり注意すべきことはあります。
では、歌舞伎町とはどのような街であり、どのようなことに注意しなければいけないのでしょうか?
歌舞伎町は危険?注意すべき人物とは?
歌舞伎町はドラマやゲームなどで、危険な場所の代表のように扱われています。
また、テレビの犯罪ドキュメント番組や、動画でやばい店への潜入企画などでもよく登場しています。
どれも画面越しなので、「本当にこんなことあるの?」と思う人もいるでしょう。
中には過剰な表現もありますが、実際にテレビやゲームに登場するような危険人物もいるので注意が必要です。
では、歌舞伎町で注意すべき危険人物にはどのような人がいるのでしょうか?
反社会組織の関係者
ドラマやゲームなどでの歌舞伎町では、多くの反社会組織のメンバーが普通に道を歩いていたりします。
このような、あからさまな反社会組織の関係者がそこら中にいるわけではありません。
しかし、歌舞伎町にはいろいろな反社会組織があることは事実です。
また、見た目が普通で、気の良さそうな人が反社会組織のメンバーということもあります。
そのため、反社会組織の関係者がうろつく危険地帯に入り込むと、風景はただの華やかな街に見えるが、実は周りが危険人物だらけということもあるでしょう。
もし、反社会組織の関係者とトラブルになれば、その危険性は計り知れないので注意しましょう。
半グレのメンバー
半グレとは、暴力団などの組織に属さない反社会的集団のことです。
10代や20代などの若い層を中心にしてグループとなっている場合が多く、暴力団ほどの組織性がないので犯罪に歯止めがかかりにくい特徴があります。
また、半グレは暴力団と異なって、暴対法や暴力団排除条例の対象外です。
そのため、暴力団と繋がって、凶悪事件の実行犯となるケースもあるようです。
場合によっては反社会組織の関係者よりも注意が必要でしょう。
強引なキャッチ
歌舞伎町ではキャッチに声をかけられる可能性が高いです。
すぐに引き下がってくれれば良いのですが、強引なキャッチをする人もいます。
また、中にはキャッチを断り続けていると、怒り出して相手に恐怖を与えて店に連れて行こうとする人もいるので注意しましょう。
さらに、連れて行かれた先がボッタクリ店という可能性も大いにあるので注意が必要です。
しつこいナンパ
歌舞伎町ではしつこいナンパやスカウトなどに遭う危険性があるので、女性1人で歩くことは避けた方が良いでしょう。
断ってすぐに諦めてくれれば良いですが、中には援助交際や性的暴行などを目的に声をかけてくる人もいます。
特に酔ったときは危険なので、複数人いたとしても女性だけで歩くことは避けた方が良いでしょう。
歌舞伎町で危険回避する方法
歌舞伎町には、ドラマやゲームで見るような危険人物がいることは事実です。
そのため、危険人物に注意して、トラブルを避ける必要があります。
では、危険人物に対してどのような注意をすれば危険を回避できるのでしょうか?
堅気は絡まれない
反社会組織の関係者に対して、すぐに他人に絡んだり、喧嘩をしたりなどするイメージを持つ人もいるでしょう。
しかし、反社会組織の関係者も理由なく他人に暴力を振るったりはしません。
むしろ、堅気に対しては温厚に接するように心がけている人もいます。
そのため、こちらから関わろうとしなければ、トラブルも避けられるでしょう。
ただし、反社会組織に関係するお店を知らずに入るなどして、気がつかないうちに関わってしまうこともあるので注意は必要です。
キャッチからの逃げ方
キャッチに声をかけられても足を止めてはいけません。
キャッチにもそれぞれ縄張りがあって、ルールを破るとキャッチやお店の間でトラブルが起こってしまいます。
急に怒鳴ったりなどして足を止めさせようとするのも、自分の縄張りから出さないためだったりもします。
そのため、キャッチが声をかけられないように、縄張りから抜け出すまで歩きましょう。
ただし、縄張りから出ても次のキャッチの縄張りに入ってしまうので、再び声をかけられる可能性があります。
キャッチが少なそうな道を選ぶことも重要でしょう。
酔っ払いすぎない
歌舞伎町は賑やかな街なので、ついつい飲みすぎてしまうこともあるでしょう。
しかし、酔いすぎはトラブルの原因になりやすいです。
反社会組織の関係者に喧嘩を売ったり、道で動けなくなって財布を盗られるなどのトラブルに注意しましょう。
特に、女性が1人で酔った状態で歩いていると非常に危険です。
お酒を勧められたとしても飲み過ぎには注意して、場合によっては断りましょう。
注意すべき場所を知っておく
歌舞伎町には1丁目付近のように、アミューズメント施設やホテルなどが立ち並び、観光客で賑わうエリアもあります。
昔に比べると落ち着いた歌舞伎町ですが、それでも危険地帯もあります。
その危険地帯に入り込んでしまわないように、歌舞伎町のどの辺りが注意の必要なエリアであるか知っておきましょう。
あずま通り
あずま通りは区役所通りの1本裏の通りで、反社会組織の関係者がよく集まる危険地帯と言われています。
反社会組織の関係者とは関わらないようにするべきなので、用がなければあまり近づかない方が良いでしょう。
また、あずま通りの靖国通り沿いも人が少なめで危険と言われているので、歌舞伎町を歩き慣れていない人は避けた方が良いエリアでしょう。
さくら通り
靖国通り寄りのさくら通りは、居酒屋が多くて賑わっています。
キャッチはいますが、反社会組織の関係者や半グレメンバーなどは少なめと言われています。
ただし、キャッチは多いので、変な店に連れて行かれないように注意しましょう。
花道通り
花道通りは歌舞伎町交番前の通りで、キャッチが非常に多いです。
キャッチが多いということは、それだけいろいろな勢力が入り乱れているということでもあり、危険地帯となっています。
ボッタクリ店に連れ込まれないように注意しましょう。
歌舞伎町で過去に起こった危険な事件3選
歌舞伎町には危険地帯もありますが、昔と比べるとまだ落ち着いたところもあります。
以前は現在では考えられないようなやばい事件も起こっていました。
では、歌舞伎町で過去に起こった危険な事件には、どのようなものがあったのでしょうか?
パリジェンヌ事件
パリジェンヌ事件は2002年に暴力団関係者がチャイニーズマフィアに射殺された事件です。
街中での銃撃事件という絵に描いたようなやばい事件でした。
事件をきっかけに、2003年4月から3カ月かけて新宿の外国人の一斉取り締まりが行われ、1000人ほどが検挙されました。
歌舞伎町浄化作戦と呼ばれたこの作戦によって、チャイニーズマフィアはおおっぴらに新宿を歩けなくなったと言われています。
新宿歌舞伎町ラブホテル連続殺人事件
新宿歌舞伎町ラブホテル連続殺人事件は1981年に起こった事件で、わずか3カ月の間に3人の女性が殺害されました。
犯人は捕まっておらず、1996年に時効が成立して未解決のままとなっています。
プライバシーを重視してラブホテルには監視カメラが設置されていませんでしたが、この事件をきっかけに設置されるようになりました。
「クラブヴィーナス」内強盗殺人事件
「クラブヴィーナス」内強盗殺人事件は2001年に男5人が店に押し入って、刃物で客やホステスなど12名を切りつけ、現金や貴金属などを奪った事件です。
また、その際に店長は腹部を刺されて死亡しています。
犯人のうち4人は捕まっていますが、残りの1人が現在(2023年)も逃亡中です。
歌舞伎町に行くなら危険人物には注意しよう
歌舞伎町には観光客で賑わうエリアもありますが、注意が必要な危険地帯もあります。
旅行で訪れた人であれば、歌舞伎町を詳しく知らずにその危険地帯に入ってしまう可能性があります。
トラブルを避けるためにも、もし歌舞伎町を訪れる際には、危険な人物や場所を把握しておくようにしましょう。
歩き方を間違えなければ、楽しい旅行になるでしょう。