【画像】青葉容疑者に指がない?耳は溶けて現在は後遺症で歩けない?

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2019年7月18日、京都市伏見区の京都アニメーション第1スタジオで火災が起き、中にいた社員36人が亡くなり、32人が重軽傷を負うという、非常に痛ましい事件が起きました。

この事件を起こしたとされるのが、青葉真司容疑者(45歳)です。

この放火事件の裁判員裁判が今月5日に始まり、青葉容疑者の現在の姿と、その裁判の経緯に注目が集まっています。

この記事では、青葉容疑者の現在の状態や事件を起こした背景などについて調査し、まとめました。

【画像】青葉容疑者に指がないって本当?耳は溶けてる!?

放火した際、自らも大火傷を負った青葉容疑者ですが、彼が移動する際の写真を見た人からは、「指がない」「耳が溶けている」という声が上がっています。

もしそうであれば、かなりひどい状態にあると言えますが・・・

事実かどうか調査してみました。

【画像】青葉容疑者に指がない?変形してる?

↓のツイートに載っている画像を見ると、確かに指が不自然な形に曲がっているように見えます。

ただ、指がなくなっているわけではなく、重度の火傷の後遺症で皮膚が引きつっていると考えられます。

青葉容疑者のやけどは、熱傷の深さを測るやけどの3区分で最も重く、神経まで損傷する「Ⅲ度熱傷」でした。

このⅢ度熱傷の後遺症では、傷あとが引きつって思うように関節を動かせなくなる「瘢痕拘縮(はんこんこうしゅく)」が起きます。

青葉容疑者の指の変形はおそらくこの引きつれでしょう。

青葉容疑者の現在の姿は?耳は溶けてる?

↑の画像にあるように、耳も異様な形に変化しています。

耳の穴が細長く伸びているような・・・

やけどにより、耳介変形といって耳の形が変わってしまうこともあるようです。

青葉容疑者の耳はもはや溶けて、顔の側面に張りついてしまっているようにも見えます。

青葉容疑者の火傷がひどい?予測死亡率は97%だった?

青葉容疑者は、全身の9割に先述したようなひどいやけどを負って病院に担ぎこまれました。

当時、医師が下した予測死亡率は97.45%です。

搬送された近畿大学病院の医師たちの証言によると、

「人としての原形をとどめておらず」

「今までで一番経験したことがない重症度」

などとあり、かなりの重症であったことが伝わってきます。

そもそも、最初に搬送された京都市内の病院では手に負えず、熱傷治療に強い大学病院に運ばれてきたことから考えても、そのやけどのひどさがうかがえます。

京アニ放火殺人 “予測死亡率97.45%”だった青葉被告 「“死に逃げ”させない」ぶれなかった主治医 4カ月の治療を記した手記「命の尊さ認識させ…被害に遭われた方へのせめての償いになれば」 | 特集 | 関西テレビニュース | ニュース | 関西テレビ放送 カンテレ
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足に残ったわずかな皮膚で自家培養皮膚移植を行った

青葉容疑者に施されたのは、「自家培養皮膚移植」という治療法でした。

この「自家培養皮膚移植」は、体の一部から正常な皮膚を採取し、培養皮膚シートを作成して全身に移植するというもの。

足に残ったわずかな皮膚から作ったシートで移植手術が行われ、2019年10月上旬には会話ができるまでに回復しました。

青葉容疑者の現在の姿は?後遺症で歩けない?

青葉容疑者は、現在車椅子で移動し、腕を上げることもできますし、はしやスプーンも左手でなら使えるそうです。

ただ、自力では歩けず、頭と胸以外に汗をかけないので、温度を感じにくいそうです。

青葉容疑者は死刑確定?裁判で語った生い立ちとは?

2023年9月5日、京アニ放火の裁判員裁判の初公判が京都地裁で始まりました。

青葉容疑者に下される判決はどうなるのでしょうか・・・

そして、裁判で彼は何を語ったのでしょうか。

予想される判決と、青葉容疑者が裁判で語ったことを調査し、まとめました。

青葉容疑者が語った自分の生い立ち

裁判では、青葉容疑者が事件を起こした背景とともに、その生い立ちと今までの暮らしも語られました。

青葉容疑者の半生からは、DVに虐待、不登校、生活保護に精神疾患と現代社会が抱える問題を、彼もまた抱えていたことがうかがえます。

生い立ち①埼玉で生まれ育つ

青葉真司容疑者は、埼玉県さいたま市に生まれました。

父親、母親、兄、妹との5人暮らしだったそうです。

兄とはよくゲームで遊び、ゲームをきっかけに小説を読むようにもなったそうです。

ただ、両親の仲は悪く、父親が母親を殴って警察沙汰になったこともありました。

生い立ち②両親の離婚をきっかけに虐待が始まる

小学3年生、9歳の時に青葉容疑者の両親は離婚します。

母親は家を出ていき、タクシー運転手をしていた父親と3人きょうだいとの暮らしが始まりました。

このときから、父親の子ども3人への虐待が始まったのです。

「正座させられ、ほうきで叩かれる」、「ベランダに裸で立たされる」といった虐待が日常的に行われていたと、青葉容疑者は裁判で証言しており、青葉容疑者の兄も同様の証言をしています。

この虐待は体が大きくなるまで続いたそうです。

この辛い幼少期の経験が心に大きな傷を残したと考えられますが、青葉容疑者は「父を尊敬している」と周囲に話していたこともあったそうです。

生い立ち③小学生時代には万引きも

青葉容疑者は、埼玉県内の小学校に通っていましたが、活発な印象の子どもだったといいます。

しかし、家は貧しく、小学校の頃の同級生の話では、いつも同じ服装で、家はゴミ屋敷状態。

おそらくお菓子を買うお金もなかった青葉容疑者は、10代に入る前から万引きに手を染め、スーパーやコンビニでお菓子を盗んでいたようです。

そんな家庭環境が影響していたのか、卒業文集に書いた将来の夢は「大金持ち」でした。

生い立ち④中学生時代に転校していじめを受ける

中学校に進んだ青葉容疑者は柔道部に入部します。

小学校の頃から、同級生より頭一つ分くらい背が高く、体格も良かったといいます。

ところが、青葉容疑者はある日突然転校。学校側にも友人にも知らされていなかったそうです。

転校先は同じ埼玉県内の別の中学校でしたが、次第に足が向かなくなり、不登校に

小学校の頃とはうってかわって暗い印象で、いじめにあって引きこもりがちになった、という情報も。

ただ、フリースクールで尊敬できる先生に出会い、励まされて高校へ進学することになりました。

昼は働き、夜は定時制の高校へ通うことになったのです。

生い立ち⑤定時制高校へ

青葉容疑者は、定時制高校に通っていたときのことを、裁判で「いい環境だった」と語っていたそうです。

体調不良でも休まずに毎日通い、真面目に勉学に励んでいました。

学校に通いながら、県庁の文書課で、庁内の文書の集配をする非常勤職員として3年間働きました。

言われたことはしっかりこなし、仕事ぶりは良かったそうです。

友人もでき、勧められたゲームに熱中するようになりますが、そのゲームの開発会社が作った別のゲームを京都アニメーションがアニメ化。

青葉容疑者が京アニ作品に触れるきっかけとなります。

生い立ち⑥専門学校に進学するも中退して無職に

高校卒業後、ゲーム音楽を作ることを志して専門学校へ入学しますが、半年で退学。

それから8年間コンビニエンスストアで働きますが、人間関係がうまくいかなくなり、退職し、それからは職を転々とするように。

実は青葉容疑者が20代前半のとき、父親が亡くなっています

タクシー運転手だった父親は、事故で怪我をして仕事を続けられなくなり、程なくして自ら命を絶ったそうです。

青葉容疑者は、父親が亡くなってからの心境を「1人で生きていこうと決めていたので誰にも頼らないつもりでした」と裁判で語っています。

困窮して、市役所に生活保護を求めるも断られ、満足に食事をとれない期間が続きました。

その後、下着泥棒や女性への暴行事件で逮捕されます。

反省の意はなかったようですが、初犯だったこともあり、執行猶予付きの判決が下りました。

生い立ち⑦京アニに感銘を受けて小説家を志す

職を転々とする生活を送る中、京アニの代表作「涼宮ハルヒの憂鬱」に感銘を受け、2009年に小説を書き始めます。

京アニ作品に影響を受けたことがきっかけでしたが、作家として名を挙げ、今の生活から抜け出したいという思いもありました。

青葉容疑者は30代になっていましたが、その頃リーマンショックが起き、派遣切りにあってしまいます。

ホームレスになり、雇用促進住宅に緊急斡旋してもらった青葉容疑者でしたが、家賃は滞納しがちだったようで、さらに部屋からは異音がすると苦情が出ていたそうです。

大家が部屋に入ると、部屋の中は食べかすがあちこちで放置されて腐っており、PCの画面は金づちで叩き割られたようにヒビが入っていました。

青葉容疑者はその後34歳でコンビニ強盗に入り、逮捕され、精神疾患と診断されます。

取調では、「頑張っても仕方ない」「自分の居場所は刑務所の中」と社会への不満を語っており、孤立を深めていった様子がうかがえます。

そして出所後、生活保護を受けながら小説を書き続け、京アニの小説コンクールに応募しますが、あえなく落選してしまいます。

青葉容疑者の母親の供述調書が裁判で公開

裁判の2日目、9月6日に青葉容疑者の母親の供述調書が証拠調べで公開されました。

母親は調書の中で、青葉容疑者の子ども時代について、「小さい頃は可愛らしい、元気で活発な子」だったとふりかえっています。

離婚後、子どもたちの親権は父親に渡り、10年以上会っていなかったようです。

下着泥棒等の罪で判決が出た後、青葉容疑者は再び母親と、その再婚相手と共に暮らすようになります。

しかし、折り合いがつかず、青葉容疑者は部屋にこもってしまうこともあったそうです。

工場で勤務していた際も「周りの作業員の作業スピードが遅くてイヤになった」という理由で辞めてしまいます。

母親はこうも語っています。

「他人のせいにする性格も元夫譲りだと思った。」

青葉容疑者は死刑確定?裁判の行方は?

多くの尊い人命が奪われ、また多くの人が傷を負わされた京アニ放火事件。

当然下される判決は重いもの・・・。

死刑」の2文字も頭をよぎります。

ただ、極刑を確信できないある事情がこの事件には存在します。

青葉容疑者が犯行に至った経緯は?京アニに小説をパクられた?

放火現場から救出された際、青葉容疑者は「パクられた、小説」と叫んでおり、犯行の動機は、自身がコンクールに応募した作品を京アニに盗用されたからだと主張しています。

この後は、青葉容疑者が、この未曾有の大事件を起こした経緯と、極刑を確信できない理由について解説していきます。

青葉容疑者の犯行動機は京アニに小説をパクられたから?

青葉容疑者は、小説の執筆を始めた2009年頃、インターネット掲示板で女性監督からアドバイスをもらったと思い、恋愛感情を抱くようになったといいます。

アドバイスをもらった、というのは、おそらく青葉容疑者の勘違いでしょう。

コンビニ強盗で服役して出所後の2016年11月、京アニなら「最高のアニメ、物語を作れる」と考え、その女性監督に作品を「託す」つもりでコンクールに応募するものの、落選します。

「裏切られた気持ち」になると同時に、「闇の人物」「ナンバー2」なる存在が自分を落選させたのではないか、という妄想を抱くようになり、さらに京アニに自身の小説の一部を「盗用」されたと考え始めてしまうのです。

2018年、京アニや小説から離れようとして、小説のアイディア帳を燃やすも、たまたまテレビで京アニ作品を観てしまい、怒りが爆発。

最初は大宮駅での無差別殺傷事件を計画するも、やはり京アニへの恨みを捨てきれず、第1スタジオへの放火を決意するに至ります。

青葉容疑者は、自身の妄想としか思えない話を繰り返しており、かつて精神疾患と診断されたことも相まって、裁判での争点は「青葉容疑者に責任能力があったかどうか」だと考えられます。

「責任能力」とは、善悪の区別をつけることができ、またそれに従って行動できる能力のことです。

青葉容疑者が、事件を起こした際、精神疾患を患っていたのなら、この責任能力がない心神喪失、また限られた心神耗弱の状態にあったと考えることもできます。

刑法39条では「心神喪失者の行為は、罰しない」「心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する」とされています。

弁護側はこの条文を基に、青葉容疑者に事件当時責任能力がなかった、もしくは限定的な責任能力しかなかったと主張すると考えられ、

そうなると死刑が減軽されて無期懲役になる可能性もあり得ます。

青葉容疑者がパクられたと勘違いした京アニのアニメはどれ?

青葉容疑者が、自身のアイディアを「盗用」されたと主張しているのは、京アニが制作した「ツルネ」「けいおん!」「Free!」の3作品です。

↑のポストにもあるように、検察側の証拠として、この3作品の1シーンが公開されました。

青葉容疑者の作品との類似性はなく、盗用の事実はなかった、青葉容疑者の妄想だった、ということが示されたと言ってよいでしょう。

「けいおん!」に至っては、青葉容疑者がコンクールに小説を応募する前に公開された作品なのです。

青葉容疑者に対する世間の声は?

ここで、青葉容疑者に対して、世間の人はどう思っているのか、X(旧Twitter)を使って調査してみました。

当たり前ですが、被害者や遺族のことを考えると許せないという方や、青葉容疑者の裁判での発言に怒りを覚える方、極刑に相当するのではないか、と考える方が多い印象です。

一方で、彼を取り巻く環境に目を向ける方もおり、

自分と重ねて考える方もいますし、

それに反論するような考え方の方もいます。

また、青葉容疑者の精神状態とその対応策に注目している方もいます。

引きつって曲がった青葉容疑者の指ー裁判のいく末はいかに

青葉容疑者は、現在指がひきつって曲がり、耳は溶け、自力で歩くこともできない状態です。

裁判ではその半生が明るみに出て、活発だった少年が追い詰められてどんどん深みに落ちていく様子が垣間見えました。

しかし、その犯した罪はとうてい許されるものではありません。

遺族の悲しみは消えず、家族や友人、大切な人を奪われた傷は深いものです。

法廷での厳正かつ公正な裁きを多くの方が望んでいることでしょう。