当時高校1年生だった徳勝もなみが起こした「佐世保女子高生殺害事件」。
女子高生が起こした極めて惨殺な事件は、当時世間を大いにざわつかせました。
かなりショッキングな事件だったので記憶に残っている方も多いと思います。
事件の犯人、徳勝もなみは、なんと2024年に出所予定となっています。
当時起こった事件についてと、事件後に死亡した徳勝もなみの父や、兄や弟、死因になど家族について、怖いと言われている徳勝もなみが描いた絵などについてまとめました。
徳勝もなみが2024年に出所で保釈後は兄や継母と生活!?
事件当時の徳勝家の家族構成は、父、継母、兄でした。
実母の宏子さんは2013年10月に膵臓ガンでなくなっており、父の仁さんは事件後に自殺しています。
現在徳勝もなみには両親がいない状況なので、医療少年院から出たあとは継母や兄と生活を共にする可能性が高いです。
徳勝もなみが起こした「佐世保女子高生殺人事件」とは?残虐でヤバい?
2014年7月26日当時、高校1年生だった徳勝もなみは、松尾愛和さんを殺害しました。
長崎県佐世保市内にある、自身の住むマンションに遊びに来た松尾さんの後頭部を工具で殴り、ペット用のリードで首を絞めた後、首や左手首を切断するという狂気的な犯行に及びました。
その日、「娘が帰ってこない」と松尾さんの両親が警察に連絡し、捜査に出た警察は、徳勝もなみの自室で松尾さんが死亡しているところを発見しました。
胴体にも刃物で切り付けられた痕が複数あったため、二人の間にトラブルがあったのでは?と思われましたが、取り調べによりトラブルはなかったと判明しています。
徳勝もなみと被害者は中学時代の同級生?最も仲が良かった?
松尾愛和さんは、徳勝もなみとは中学時代からの友人でした。
2人ともアニメが好きという共通の趣味もあり、松尾さんは徳勝もなみの最も仲の良い同級生だったといいます。
二人は同じ高校へ進学してからも、クラスメイトとなります。
徳勝もなみは高校へは3日登校したのみで、その後は不登校となってしまいましたが、それでも松尾さんとは仲良く遊んでいたとのことです。
ではなぜ、そこまで深い交流のあった恨みもない親友を手にかけてしまったのでしょうか?
徳勝もなみの犯行動機が怖すぎる!?
取り調べにて犯行の動機を聞かれた徳勝もなみは、「人を殺し、解体したかった」「体の中を見たかった」「誰でもよかった」などと答えました。
答える際は特に反省した様子も見せず、しっかりとした受け答えだったといいます。
彼女の特殊な人間性を表したような、常軌を逸した答えですよね。
いたって冷静に淡々と答える様子がかえって恐ろしいです。
徳勝もなみが描いた絵が怖いと話題に?
徳勝もなみは長野県の美術作品展にて自身が描いた絵や版画を展示したことがあり、それらの絵が不気味だと当時ネットで話題になっていました。
2014年に作成した版画に描かれた人物は、自画像のようにも見える人物が光のない鋭い目でこちらを見つめています。
この版画は色がなく、白黒で濃淡を表現しています。
この技法で描かれた絵が必ず暗い雰囲気なるわけではありませんが、徳勝もなみの画風がより一層不思議な雰囲気を醸し出していますね。
2013年にも展覧会に絵を出していますが、その時描いた絵もどこか不安になるようなタッチで描かれていました。
徳勝もなみが描いた絵ということもあり、恐怖を感じる人が多いのもうなずけますね。
徳勝もなみは逮捕後に自閉症が発覚?裁判の行方は?
徳勝もなみは逮捕後に精神鑑定を受け、重度の自閉症スペクトラム障害やその他複数の障害があるとの鑑定結果がでました。
裁判では計画的で殺意の強さがうかがえる犯行と判断されましたが、鑑定の結果を受け医療少年院送致となりました。
世間では再犯を危惧する声も多数あります。
ただこの事件に関しては、自閉症スペクトラム障害だけが犯行のきっかけになったわけではなく、生活環境やいろいろな要因が絡んでいたことを知っておくことが大切です。
徳勝もなみは2024年に出所予定!?出所後の生活は?
医療少年院を出所する際は身元引受人の存在と、生活する場所が必須となります。
そのため、徳勝もなみの継母、または兄が身元引受人になる可能性が高いです。
徳勝もなみは犯行時一人暮らしをしていましたが、今後は家族と共同生活を送ることになるでしょう。
徳勝もなみの現在の様子は?反省してる?
現在は医療少年院で過ごしている徳勝もなみ。
定期的に弁護士と面会をしており、文通も行っているようです。
面会では自身が起こした事件の重大さや命の大切さについて話していると報道されました。
反省の色が見えていると判断することもできそうですが、遺族は「絶対に許せない」と過去に語っていました。
世間では出所が早すぎるという声もあり、本当に反省していたとしても世間からの風当たりはかなり強いでしょう。
徳勝もなみの実家はお金持ち?事件後に父と兄は死亡していた?
徳勝家はかなりのお金持ちだったといえます。
本人だけでなく父や兄も優秀で、エリート一家だったようです。
父は弁護士で資産家、さらにスピードスケートの選手でもありました。
兄も弁護士になることを目指していたといいます。
そんな徳勝家の父と兄の状況は、現在はどうなっているのでしょうか?
徳勝もなみの父親は有名な弁護士だった?
徳勝もなみの父、徳勝仁さんは長崎県でかなり有名な弁護士でした。
スピードスケートの選手としても活躍していた経歴があり、年収は1億円を超えていたとのことです。
弁護士やスピードスケートの選手として実績を積んできた仁さんですが、世間体を気にしており娘のことにあまり関与しようとしなかったといううわさも流れていました。
そんな中事件は起こり、仁さんは世間から猛批判を受け、事件の2か月後に自殺をしてしまいました。
徳勝もなみは父親を恨んでいた?親子仲は最悪?
徳勝もなみは父、徳勝仁さんと非常に仲が悪かったようです。
母、宏子さんがガンで亡くなった後に、再婚の話や仁さんが夜に出歩いていたこと、徳勝もなみの留学の計画が白紙になったりしたことで、親子中に深い亀裂が入ることとなってしまいました。
仁さんが再婚してからは、徳勝もなみを祖母と養子縁組しており、仁さんの戸籍からは外れています。
徳勝もなみの母親(実母)は教育熱心だった?
徳勝もなみの実母、宏子さんも仁さんに負けす劣らず優秀でした。
その後、子育て支援やシングルマザーのサポートを目的としたNPO法人を立ち上げ、さらに教育委員も務めていたことから教育熱心だったことがうかがえます。
娘との仲も悪くなく、徳勝もなみの数少ない理解者だったと言えます。
徳勝もなみの兄は?現在は弁護士になっている?
徳勝もなみには、徳勝丈さんという兄がいます。
早稲田大学出身の丈さんは昔から父と同じ弁護士になりたいという夢を持っており、2020年に見事弁護士となりました。
大変な身の上にもかかわらず、現在は夢を叶えているようですね。
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徳勝もなみの弟は死亡してる?死因は?
徳勝もなみに弟がいるとの情報はありません。
死亡説、死因についてなどうわさがあったようですが、その事実は確認されていません。
ネットでこのようなうわさが出回った理由として、父の再婚があったからと考えられます。
再婚前に愛人がいたとのうわさや夜に出歩いていたこともあり、腹違いの弟がいると推測されてしまったようですね。
徳勝もなみの継母の現在は?
徳勝もなみの継母、徳勝素さんは現在も離婚はしておらず、徳勝もなみの出所を待っています。
仁さんが死亡した際、自分を責めるような発言をしており、徳勝もなみに対しても「私があの娘を支えなきゃ」と向き合うことを決意。
1億円にも及ぶ賠償責任があるにもかかわらず、徳勝もなみを支えていく選択をしましたのです。
兄、丈さんの弁護士になりたいという夢を叶えてあげたという思いもあったそうです。
徳勝もなみの実家や一人暮らしをしていたマンションの現在は?
徳勝もなみの実家は、地上2回、地下1階を有する豪邸です。
推定3億円するほどの豪邸でしたが、今は誰も住んでおらず寂れた様子となっています。
徳勝もなみが一人暮らしをしていたマンションは当時の居住者は全員引っ越しており、事件前まで貼られていた入居者募集の張り紙も今は剥がされているようです。
徳勝もなみは幼少期からサイコパスだった?父を殺害しようとしたことも?
徳勝もなみは幼少期より猟奇的で、奇怪な行動が目立つ子供でした。
周りからは「文武両道で才能もあるが、変わっている」と言われており、学校でも浮いた存在だったとのこと。
父、仁さんに暴行を加えた経歴もあり、昔からサイコパス気質があったといえるでしょう。
生い立ち①徳勝もなみは幼少期から変わっていた?
徳勝もなみは幼少期から成績優秀な子でしたが、学校では変わった子として扱われていました。
普段はあまり笑わず、物静かに見えるかと思いきや、いきなり大声を上げたり泣いたりと、情緒の不安定さが目立ちました。
また、小学生のころから家出を繰り返したり、猫の解剖を行っていたり、家族を悩ませていました。
生い立ち②小学生時代に薬物混入事件を起こす
そんな徳勝もなみは小学6年生の時、嫌いなクラスメイトの給食にベンジンや漂白剤を混ぜるという、薬物混入事件を起こしました。
これはいたずらの範疇を超えており、ただの「変わった子」扱いでは済まされませんよね。
その時は被害者が報告しなかったこともあり、事件はバレませんでした。
しかし、その後も特に交流のない生徒の給食にも薬物混入をし、初回の犯行もバレて大事となりました。
生い立ち③中学生時代に動物を解剖していると噂になる
中学受験の後、進学した徳勝もなみは将来アナウンサーになることを夢に放送部に入りました。
平穏な学生生活を送っていると思いきや、小動物への虐待や猫を解剖するなどの奇行は続いており、校内で噂となっていました。
校内だけでなく、自宅のガレージや近辺でも小動物の死骸が頻繁に発見されていました。
母、宏子さんは娘の奇行を心配し、中学を卒業したら海外留学をさせようと準備していたそうです。
生い立ち④実母が病死して父親が再婚
妻の宏子さんはガンで亡くなる前、「必ずすぐに再婚して」と仁さんに遺言を残していました。
宏子さんの残した要望に応えるためか、仁さんは婚活パーティに参加し、そこで知り合った30代の女性と交際することになりました。
この出来事が、徳勝もなみをさらに精神的に追い込むことになったと推察できます。
生い立ち⑥徳勝もなみが継母に「人を殺したい」と告白して病院へ
2014年5月に父、仁さんが再婚し、徳勝素さんが継母となりました。
素さんは徳勝もなみの奇行を目の当たりにし、精神病院に入院させようと行動に移します。
徳勝もなみはその際、医師や素さんに「人を殺してみたい」と話していたそうです。
生い立ち⑤徳勝もなみが父親を金属バットで殴りつける
徳勝もなみは父、徳勝仁さんが寝ている間に金属バットで頭などを殴打し、後頭部を骨折させました。
このときは入院が必要になるほどの大けがを負わせています。
その後も家にいるときに包丁で襲おうとするなど、恐ろしい行動が続きました。
生い立ち⑦医師から別居を勧められて高校生で1人暮らしを開始
徳勝もなみは医師とのカウンセリングを行いました。
カウンセリングの後、担当医師は、「このままでは人を殺すかもしれない」と仁さんに伝えたそうです。
娘を一人暮らしさせることを勧められた仁さんは、徳勝もなみを実家近くのマンションに住まわせました。
そしてこのマンションが、事件現場となってしまったのです。
徳勝もなみの出所、父や兄の現在についてのまとめ
当時の事件や徳勝もなみの現在、その家族についてまとめました。
残忍な事件を起こしてしまった徳勝もなみですが、彼女に対して出所後の再犯を危惧する声や、出所が早すぎるという意見も見られます。
とはいえ、今年出所することになれば医療少年院で過ごした長い年月が無駄にならないよう、彼女もその周りの人々も平穏な生活を送れるといいですね。