近年、K-POPの人気は世界的なものとなり、韓国や日本など極東アジアが中心だったものが、中国・東南アジアだけでなく欧米各国にまで広がっています。
最近ではK-POPアイドルのグローバル化も進み、日本からもTWICEのモモ・サナ・ミナやIVEのレイ、男性でもNCTのリョウなどK-POPアイドルとして活躍している人が増えてきました。
デビューするには、練習生としてレッスンを受ける、というのが一般的と言われています。
今回は、K-POPアイドルとしてデビューするのに一番オーソドックスと言われている、K-POP練習生になるにはどうしたらいい?を、お金や条件などと共にデビューまでの流れなども解説していきます!
K-POPの練習生になる方法は?オーディションの探し方も!
K-POPアイドルとしてデビューするには、オーディションやスカウトを受けて事務所に所属することから始まります。
その後、K-POP練習生としてレッスンを受け、デビューするというのが一般的な流れだと言われています。
ここからは、そのK-POP練習生になるにはどうすればいいのか?や、オーディションの探し方などを見ていきましょう!
K-POPの練習生とは?
K-POP練習生とは、未来のK-POPアイドルたちが、歌やダンスなどのレッスンを学んでいる状態のことを指しています。
ほとんどがどこかの事務所に所属し、K-POPアイドルグループとしてデビューするため、日夜レッスンに励んでいます。
その内容は、ダンス・歌・ラップ・語学など多岐に渡り、大変ハードだと言われています。
K-POP練習生を目指す人はスクールに通う人がほとんど?
K-POP練習生になるには、K-POP事務所のオーディションに合格し、練習生とならなければなりません。
しかし近年は、日本国内にもK-POP専門の学科を持つ専門学校や、ダンススクールなどがオープンし、必須となってくる歌やダンスを教えています。
そこで必要なスキルを学びつつ、オーディションの案内や先生・先輩などからの情報交換もできるため、最近はスクールに通う人が多くなってきました。
K-POP練習生になるにはオーディションへの参加が必要?
K-POP練習生になるには、基本的に事務所に所属するため、まずオーディションを受けなければいけません。
そのオーディションに合格後、事務所に所属し練習生としてレッスンを受けるといった流れになっています。
オーディションに受かったからといって、すぐにデビューできるわけではなく、練習生としてレッスンをするのは、K-POPの品質を落とさないようにするために必要となるためです。
K-POP練習生の中にはスカウトされた人も?
K-POP練習生になるには、スカウトマンにスカウトされた例も、少ないですが存在します。
TWICEのミナもその数少ない1人で、母親と買い物中にスカウトされ、オーディションに合格し練習生となった後にTWICEでデビューしています。
ミナはもともとダンススクールに通っており、スカウトされても結局オーディションは受けることになるので、それなりに何か秀でるものがないとオーディション合格は難しいかもしれません。
K-POP練習生のオーディションはどうやって探す?
K-POP練習生募集のオーディションは、K-POP大手事務所であれば月に1度くらいのペースでおこなっています。
K-POP事務所のホームページやSNSで情報を発信しており、オーディションに直接応募して受ける形になります。
またはK-POPスクールのホームページやSNSにも掲載されていますが、あまり練習生を募集していない事務所や、日本に支社がない芸能事務所などの情報は、スクールに通って先生や先輩などからの情報をもらう方が、一番いいようです。
K-POP練習生のオーディションを受ける前の注意点は?
K-POP練習生になるには、K-POP事務所が主催するオーディションを受けるわけですが、注意点としては以下のようなものが挙げられます。
・礼儀や礼節(正しい言葉遣いや、挨拶など)
・家族や友達から離れる孤独感に耐えられるか?
・共同生活が耐えられるか?(掃除や食事・洗濯など)
・語学などの勉学
・積極的に考えて行動できるか?
練習生となれば、韓国へ行くことになり、家族やそれまでの人間関係は疎遠になってしまいます。
また、外国の地で日本語以外の言語で会話をして生活をしなければならないため、その寂しさや孤独感は想像に難くありません。
K-POP練習生のオーディションでは選曲も大事?
K-POP練習生になるためのオーディションでは、必ず歌やダンスを披露しなければならず、その際の選曲も大事だと言われています。
まず、自分が得意な曲を選ぶことが重要で、好きでない曲やあまり知らない曲を一夜漬けで練習しても、よほどのスキルがないと、審査員を頷かせる結果にはならないでしょう。
また、募集している事務所のコンセプトやカラーに合わせた方が、より審査員に伝わりやすいので、自分がより良く表現できると思う曲を選ぶことをお勧めします。
K-POP練習生になる6つの条件!お金がないとダメ?
では、K-POP練習生になるには、どのような条件を満たしていればいいのでしょうか?
また、お金がかかるとも言われており、実際にどれくらいかかるものなのでしょうか?
ここからは、一般的にK-POP練習生になるための条件や、お金について見ていきましょう!
条件①年齢
数年前までは、19歳平均と言われていたK-POPアイドルのデビュー年齢ですが、年々下がっていく傾向にあり、現在では16歳平均と言われています。
近年では、年齢を問わないオーディションも増えてきてはいるそうですが、韓国では兵役がありアイドルとしての活動期間が短くなるため、低年齢化しているそうです。
デビュー年齢が16歳平均なので、K-POP練習生となると13歳から14歳位が平均的と言われています。
条件②容姿が整っている
アイドルになるために、容姿が整っているということはとても重要なことです。
しかし、決してモデルのように高身長が必要なわけではなく、いかにバランスがとれたルックスをしているかが重要なようです。
日々の体調管理に併せて、容姿を整えることはK-POP練習生への第一歩と言えるでしょう。
条件③ダンスや歌のスキルが高い
ダンスや歌のスキルの高さも重要です。
K-POP練習生としてのレッスンはダンスや歌が中心で、最初からできる必要はありませんが、このスキルがないと、練習生としてレッスンについていくのが大変厳しいものになります。
スクールなどに通って、基礎的なダンスや歌のスキルは身につけておいた方が良いでしょう。
条件④体力がある
体力があるというのは、あまり思い浮かばないことかもしれません。
後述しますが、K-POP練習生のレッスンはかなりハードで、並の14歳くらいの少年少女では考えられないような、ハードなスケジュールで動いています。
そのレッスンや勉強漬けのハードな生活は、後にK-POPアイドルとしてデビューした際にも必ず必要となるため、体力というのはとても重要になってきます。
条件⑤精神が強い
精神が強いというのも、華奢なK-POPアイドルからはあまり想像できないでしょう。
しかし、上記のIVEのレイなども16歳で単独で渡韓し、K-POP練習生になって軍隊のようなレッスンと、文化も言語も違う外国での生活に耐えて、デビューをつかみました。
K-POP練習生として日本国内でレッスンというのはほとんど無く、渡韓はほぼ必須条件なので、強い精神がないと、K-POPアイドルとしてのデビューを掴むことは難しいでしょう。
条件⑥ある程度の学力がある
当然ですが、レッスンをうけ韓国で生活するため、語学力も必要となってきます。
K-POP練習生としてのレッスンは韓国国内で始まりデビューも韓国なので、最低限の韓国語の日常会話レベルの語学力は必須になってきます。
それに加えて近年では、K-POPの世界的な人気を受けて、英語や中国語など多言語学習をレッスンに入れる事務所も多くなってきました。
K-POP練習生になるにはお金も必要?
K-POP練習生になるには、渡韓して韓国で生活していかなければなりません。
この時のレッスン費用・寮費・食費などは事務所が負担することがほとんどであり、HYBEなどの4大事務所はK-POP練習生にかかる費用は、事務所が全て負担するそうです。
・レッスン費用
・寮費
・食費
・交通費
計1000万〜5000万円
・語学学校、中学高校などの学校費
・お小遣い
・服飾代etc
しかし、あまり大きくない事務所では、デビュー後に給料から天引きで返済していく場合も多いそうです。
とはいえ、K-POP練習生にたちまち必要になってくるのは、韓国での服飾代やお小遣いといった程度になるようで、そこはハードルが下がりますね!
K-POP練習生のスケジュールがヤバい!デビューまでの期間は?
では実際に事務所と契約し、K-POP練習生となったらどのような生活が待っているのでしょうか?
大変過酷なスケジュールで、体力的にも精神的にも厳しいと言われています。
ここからは、K-POP練習生のスケジュールや、デビューまでの実際のところを見ていきましょう!
K‐POP練習生のスケジュールが過酷すぎる!?
K-POP練習生のスケジュールは、上記の画像のように同年代の少年少女と比べると大変厳しいものです。
基本的にレッスン中心の生活になり、遊んでいる時間はほぼなく、体型の維持管理や容姿に関しても厳しく自身を律して生活しなければ、デビューを掴み取ることはできません。
それでもデビューを夢見て、ハードなレッスン漬けの日々をこなす人がたくさんいるのが、K-POP練習生という猛者たちなのでしょう!
K-POP練習生がデビューするまでの期間は?
K-POP練習生がデビューするまでには、どれくらいの期間がかかるのでしょうか?
これは、才能や運など様々な要素が必要で、練習生として10年過ごした人物もいれば、在籍わずか2ヶ月でデビューした人もいます。
メジャーデビューできるのが、0.1%と言われている狭き門で、自分自身を犠牲にしてまで夢を掴もうとする、強靭なメンタルが必要と言えるでしょう。
K-POP練習生になったら学校には通えない?
K-POP練習生が、過酷な練習生生活から学校には通えないのではないか?と思われているようですが、そうではありません。
午前中は学校に通い、午後から練習生としてのレッスンをするなど、これも本人の努力次第といったところでしょうか?
IVEのレイなどは、中学校卒業後に練習生として渡韓し、韓国のソウル公演芸術高等学校を卒業しています。
K-POP練習生がデビューできなかったらどうなる?
K-POP練習生がデビューできなかった場合は、どうなるんでしょうか?
音楽業界でプロデューサーや音楽制作、ダンスレッスン講師などの音楽業界に進む人もいれば、モデルやSNSインフルエンサーになる人、普通の社会人になる人など様々です。
また、事務所によってはK-POP練習生を途中で辞めると、違約金を請求されることも多く、デビューまでには凄い努力と強い運が必要になります。
K-POP練習生になるには?
近年のK-POP人気に伴って、K-POP練習生を目指す少年少女も多く、それをサポートするK-POPスクールも数多くできています。
しかし、K-POPアイドルとしてデビューできる確率はとても低く、K-POP練習生として頑張っているのに事務所が潰れたとか、デビューの約束が先延ばしになって、移籍したら多額の違約金を請求されたなど、トラブルも出てきています。
K-POP練習生として、無垢な気持ちで頑張っている少年少女の夢を叶えるのは、不断の努力と精神力と運ですが、大人の都合で夢を潰すようなことだけはあってはなりません。
その上で、K-POPアイドルとしてデビューする夢を自分のものとするために、K-POP練習生として頑張る少年少女の努力は、とても凄いなと思いました!
K-POPアイドルとして夢を掴めるように、応援していきたいものです!