可愛らしい見た目で人気を集めているミヌエット。
ミヌエットとは比較的新しい猫の種類で、好奇心旺盛な性格をしています。
そんなミヌエットはかわいそうだと言われているようです。
調査したところ、”かわいそうではない”ことが分かりましたので解説します!
ミヌエットがかわいそうと言われる理由6選!
まず始めに、ミヌエットがかわいそうと言われている理由を紹介します。
ミヌエットが産まれたルーツや、身体的特徴が理由となっているようですね。
かわいそうと言われている理由を1つずつ見ていきましょう。
ミヌエットがかわいそうな理由①ミヌエットの両親
1つ目の理由は、ミヌエットが産まれたルーツにあるようです。
ミヌエットはマンチカンとペルシャの交配によって産まれました。
最大の特徴は丸いフォルムに短い足で、この短足は親であるマンチカンから引き継いだと言われています。
人間から見ると可愛らしいのですが、この短足がかわいそうだと言われているようです。
しかし、短足がかわいそうだという感覚は人間独自の感覚ではないでしょうか?
ミヌエットがかわいそうな理由②短足は突然変異
ミヌエットの短足は親のマンチカンから受け継いだ特徴です。
しかし、そのマンチカンの短足は突然変異によるものと言われています。
そのため、「見た目が可愛いから」「人気があるから」などの理由で、「突然変異である短足の猫を繁殖によって次々と増やすことは良くない」と考える人もいるようです。
ミヌエットもマンチカンを親に持ち、短足であることから、マンチカンと同様に個体数を増やすことはかわいそうと思う人もいます。
ミヌエットがかわいそうな理由③病気になりやすい
マンチカンの短足は突然変異と言われていますが、健康には影響ありません。
しかし、短足猫同士が交配した場合、致死遺伝子を持つ子猫が生まれる可能性が高いと言われています。
もし、致死遺伝子を持った子猫が生まれた場合、突然死のリスクが高くなったり、体や内臓などに異常を持って生まれたりなどしてしまう可能性があります。
そのため、短足猫同士の交配はできません。
短足猫同士の交配は禁止されていて、ミヌエットの両親はマンチカンとペルシャなので、ミヌエットの両親共に短足猫ということは基本的にないので安心しましょう。
ただし、ミヌエットはマンチカンとペルシャの遺伝子疾患を受け継いでしまうことがあると言われています。
そのため、胞腎、心疾患、椎間板ヘルニアなどの病気には注意してあげないといけません。
ミヌエットがかわいそうな理由④死産
続いて紹介する理由は、死産が多いという点です。
これが本当であればかわいそうですよね。
先ほど紹介したように、短足猫同士の交配はリスクのある猫が産まれやすいと言われています。
その為、元気に産まれることができず死産に繋がると見られているようですね。
実際のところ交配が禁止されているとはいえ、厳密に規制されているわけではありません。
ブリーダーによっては嘘の記載で禁止された交配を行っていることもあるとか。
これが事実であれば、生き物の命を何だと思っているのでしょうか。
ミヌエットがかわいそうな理由⑤ヘルニアになりやすい
ミヌエットは親であるマンチカンに似て短足で可愛らしい姿をしています。
この短足がヘルニアになりやすいのではないかと言われているのです。
実際に足の短いダックスフンドはヘルニアになりやすいとのこと。
しかし、ダックスフンドのヘルニアは短足が原因ではないようです!
短足がヘルニアに繋がるわけではありませんので、この説は信ぴょう性に欠けることが分かりました。
ミヌエットがかわいそうな理由⑥骨軟骨異形成症
骨軟骨異形成症とは、骨や軟骨の成長に異変が生じる遺伝的な病気です。
スコティッシュフォールド、マンチカンに多いとされています。
代表的な例でいうとスコティッシュフォールドの折れた耳です。
人工的に交配されている猫は、発症する確率が高いと言われているようですね。
ただ、短足とこの病気に因果関係はないと言われています!
人工交配されたマンチカンとペルシャ猫の交配ですので、このように言われているのかもしれませんね。
ミヌエットってどんな猫?
ミヌエットは珍しい猫なので知らない人もいます。
そのため、まずはミヌエットとはどのような猫なのかを確認しておきましょう。
ミヌエットの大きさや体格などの見た目の特徴は?
ミヌエットは大人でも2kg~4kgほどの大きさにしかならない小型の猫です。
体格は短足で、全体的に丸いフォルムをしています。
毛は長毛タイプもいれば、短毛タイプもいて、模様もいろいろです。
ミヌエットの性格
ミヌエットは好奇心旺盛で警戒心が低いことが多いので、人懐っこい性格をしていることが多いです。
また、好奇心旺盛なことから、わんぱくな性格をしているミヌエットも多いです。
年齢が高くなると落ち着くこともありますが、小さなうちはわんぱくな性格なんだとか。
寂しがり屋な一面もあるので、一緒に遊んでスキンシップをしっかりと取ってあげるようにしましょう。
まだ新しい猫種?その値段や血統とは?
ミヌエットが誕生したのは1990年代で、マンチカンとペルシャの掛け合わせから生まれました。
ただし、当時はナポレオンという名前が付いていて、2015年にミヌエットと名前が変えられました。
そのため、ミヌエットは新しい猫種であり、詳しいこともまだ研究段階という猫です。
ミヌエット新しい猫種で個体数が少ないことや、可愛らしい見た目で人気が高まってきていることなどから、生体価格の平均は18万円ほどと高めです。
ミヌエットの血統家系図を分かりやすく紹介!
ミヌエットはマンチカンと、ペルシャ系の猫を交配することで産まれるようです。
ペルシャ系の猫にはペルシャ・エキゾチック・ヒマラヤンが含まれます。
交配する猫の種類によっては、様々なミヌエットを誕生させることが可能なようです。
ペルシャ猫やヒマラヤンのように長毛種もいれば、アビシニアンのようなシャープな種類も。
多種多様なミヌエットがいますので一概には言えません。
ミヌエットと幸せに暮らそう
ミヌエットはマンチカンを親に持つことから、突然変異や病気リスクなどの面で「かわいそう」と言われることがあります。
また、病気にかかりやすいと、お世話をする飼い主も大変な思いをしてしまうこともあるでしょう。
しかし、やさしい家族に迎え入れられれば、ミヌエットは幸せに暮らすことができます。
そのため、ミヌエットを家族に迎え入れるのであれば、一緒に幸せな暮らしをできるように、しっかりと愛情を持って接してあげましょう。
かわいそうかどうかは賛否両論
ミヌエットは突然変異である短足を持っていたり、遺伝子疾患を持つ可能性があったりなどすることで、「かわいそう」と思ってしまう人もいるでしょう。
しかし、やさしい家族に迎え入れられて、幸せに過ごすミヌエットやマンチカンは多くいるので、かわいそうと思わない人もいます。
そのため、ミヌエットがかわいそうかどうかは賛否両輪あります。
ただし、無理な交配をさせるブリーダーや、動物ネグレクトをする家族に迎え入れられるなどに対しては例外です。
やさしい家族に迎え入れられれば、ミヌエットは幸せに暮らせるでしょう。