皆さんは自分の苗字のルーツを調べたことはありますか?
苗字は「田中」や「佐藤」という皆さんがよく知るものから、初見ではなかなか読めないものまで様々なものがあります。
苗字には家系のルーツや身分を表したり、場所を表したりと多種多様な意味が込められています。
そんな苗字ですが、「調べてはいけない」「呪われる」といった不穏な噂がある苗字が存在するという噂をご存じでしょうか。
今回は絶対に調べてはいけない苗字や怖い漢字、昔の身分を表す苗字について紹介していきます。
絶対に調べてはいけない苗字18選!
でははじめに、「絶対に調べてはいけないやばい苗字・漢字」について紹介します。
噂では「調べるだけで呪われてしまうことがある」と言われている言葉もあるようです。
この先は怖い話が嫌いな方は注意してご覧ください。
調べてはいけない苗字①:大赤見
「大赤見」という苗字をご存じでしょうか?
この苗字は北海道や石川県、大阪府、香川県にこの名前の分布があり、全国でも30名ほどしかいないかなりレアな苗字となっています。
この苗字が怖いという話は、芸人の「ナナフシギ 大赤見さん」が自身のYoutubeチャンネルで怪談形式で紹介しています。
かなり怖い話なので、詳細を知りたい方はナナフシギチャンネルをご確認ください。
ここでは大赤見さんの苗字にまつわる恐怖体験を簡単に紹介していきます。
大赤見さんは中学生の頃、クラスの集合写真の撮影があったのですが、この撮影が後日取り直しになります。その理由が「大赤見さんの顔に黒靄がうつっていたから」だそうです。
その話を父親にすると、父親は考え込んで大赤見さんに数珠を渡して、再度撮影に臨ませたそうです。
そして撮影当日、数珠を持って撮影していると数珠が発熱したというのです。
その後父親からは「大赤見について調べてはならない」と父親から教えられたそうです。
しかし、そういわれると調べてみたくなり、ある日苗字について調べてしまったそうです。
その後以下の怪異現象が身の回りで起きたそうです。
・引っ越し作業中に、車の上に大きな氷が車に落ちてきた
・夜中身を覚ますと自分の足元に老婆が「一緒に死んでくれ」と唱えてきた
・亡くなったおじいさんの身辺整理をしにおじいさんの家に行ったら、扉を開けた瞬間に黒靄が出てきた
また、父親から「大赤見の男は代々早死にする」という話を聞いており、まさに死にそうな体験をされたようです。
最終的に、先ほど紹介した老婆が「自分の曾祖母であった」ということが分かり、またいろんな場面で自分を守ってくれていたということが分かったそうです。
ただ「大赤見の男子が短命」という呪いは本当のようで、大赤見さんの曾祖母が助けてくれたからおじいさんも、お父さんも、大赤見さんも長生きできていますが、別の大赤見家では婿養子以外男がいないようです。
調べてはいけない苗字②:響きが怖い苗字
続いて、響きが怖いやばい苗字について紹介していきます。
漢字自体は普通なのに、読み方が不吉な苗字というものが存在しています。
一体どういうことなのか早速見ていきましょう。
響きが怖い苗字①:大波加
この苗字の読み方分かりますでしょうか。
大波加とかいて「おはか」と読むそうです。
この苗字は富山県、兵庫県、埼玉県、静岡県、石川県に分布しており、全国に70名ほど居られるそうです。
特に苗字の意味としては特別悪い意味はないようですが、響きが「お墓」というよくない言葉のように聞こえてしまうので、初見で聞くと驚かれる方も多いのではないかと思います。
響きが怖い苗字②:目倉
続いて響きが怖い苗字として「目倉」という名前があります。
これは「めくら」と読みます。
この苗字は全国で10人ほどしか居られない数少ない苗字で、主に北海道に分布しているそうです。
目倉のアクセントは「め」に入れるそうで、そうでないと差別的な表現に聞こえてしまうので注意が必要です。
響きが怖い苗字③:円間
次に紹介する怖い響きの苗字が「円間」です。
この苗字の読み方は「えんま」となります。
全国に60人ほどいる数少ない苗字で、特に福井県、兵庫県、大阪府、奈良県、石川県に分布しています。
響きが「閻魔」のように聞こえるので、この名前を呼ばれているのを聞くとびっくりするのではないでしょうか。
実際「閻魔」という苗字はないのですが、他にも「塩満」や「円満」、「円馬」という同じ読み方の苗字が存在します。
調べてはいけない苗字③:漢字が怖い苗字
次に紹介するのが、「漢字の意味が怖いやばい苗字」です。
苗字には、もともと恐ろしい意味を含んだやばい苗字も存在しています。
もちろんその名前だからその人の人生によくないことをもたらすわけではありませんが、自分の苗字がどのような意味を持つのかを知っていても良いのかと思います。
漢字が怖い苗字①:鬼
そのまま「鬼」という苗字の方が全国に40名ほど居るようで、「おに」以外に「きさらぎ」と読まれることもあるです。
実は「鬼」が付く苗字が全国たくさんあり、このことが日本に「鬼の伝説」があることを証明していると言われています。
代表的な名前として「鬼怒川」や「岩鬼」などの苗字があります。
漢字が怖い苗字②:霊
次に紹介する響きが怖い漢字が「霊」です。
この苗字の読み方は「みたま」になります。
これは全国に10人ほどしか存在しないかなりレアな苗字であり、「れい」ではなく「みたま」と読むので読み間違える方も多いのではないかと思います。
この苗字は奈良県がルーツの苗字となっています。
漢字が怖い苗字③:不死川
続いて響きが怖い苗字として「不死川」があります。
この苗字は「しなずがわ」と読みます。
鬼滅の刃が好きな方だったらすぐに「ピン!」と来たかもしれませんが、風柱「不死川実弥」に使われています名前です。
この苗字も全国で10名ほどしかいないレアな苗字となっています。
名前に「死」という漢字が使われており、響きが怖い漢字であると言えます。
主に大阪・奈良にこの苗字が分布していることから、もしかしたら鬼滅の刃の「不死川実弥」は関西出身なのかもしれませんね。
苗字で昔の身分が分かる?身分が低い苗字とは?
ここまでで、怖い意味を持つ漢字を紹介してきました。
あなたが持つ苗字の漢字にはいろんな意味が含まれているということを知っていただけたのではないかと思います。
ここからは、漢字の意味ではなく苗字が表す「身分」について紹介していきます。
昔は公家や武士、平民、奴隷など多くの身分に分かれていましたが、実はこの身分よって使われていた苗字があります。
現代社会では身分制度はなく苗字で人を差別するのはよくないですが、自分の苗字がどのような身分の方が使っていたのか、宜しければ確認してみてください。
身分の低い人の苗字・漢字とは?
ここまでは身分の高い貴族や公家の苗字について紹介してきました。
とても華やかな名前で今は使われていないものや、現在も苗字として使われているものなど、様々であったと思います。
ここからは、身分の低かった「えた・ひにん」と呼ばれる階層の方が使っていた苗字につい紹介していきます。
えた・ひにんは江戸時代にできた階級で、身分の高い順に公家、武士、商人、百姓の次の次に当たります。
現在ではそのような制度はなくなっていますが、今でも「部落」という言葉でよくない差別を受けている人がいるそうです。
漢字①:東西南北の漢字
えた・ひにんで多い苗字というのが「東西南北」の方角を表す漢字です。
方角を表す名前は数多く存在すると思いますが、もちろん全てが該当するわけではありません。
この方角を表す漢字は主に川で漁師をしていたえた・ひにんに多いそうです。
これは自分が住まう場所を川を目印にどこにあるかという理由で苗字を付けていたそうです。
漢字②:動物の漢字
次に使われていた漢字が「動物」を表す漢字です。
代表的な動物の例として、馬や牛が多く、また猪や熊もあったようです。
漢字③:田・杉・山
次に紹介する漢字が「田・杉・山」という漢字です。
これは日本人の苗字に多く使われる感じですが、一部名前には「えた・ひにん」の人がいるようです。
一般の人と見分けがつかないので、「えた・ひにん」と呼ばれる人からしたら、都合の良い名前になっているようです。
名家や貴族の苗字とは?
一方で紹介したいのが、いわゆる「名家」や「貴族」が使っていた苗字についてです。
今も裕福な暮らしをしている方もいれば、普通の暮らしに落ち着いている方も中にはいることでしょう。
自分や、身の回りの方に当てはまるか是非チェックしてみてください!
家格①:摂家
まずは公家の中でも最も身分が高かった「摂家」について紹介します。
この身分に当たる家は5つしかなかったそうです。
- 近衛
- 鷹司
- 九条
- 二条
- 一条
この苗字をお持ちの方は、先祖が超一流の貴族であった可能性が高いとされています。
明治維新で自由な苗字を使えるようになったそうですが、この5つは恐れ多くて皆使わなかったそうです。
家格②:清華家
次に紹介する「清華家」は「摂家」に次いで2番目に身分が高い公家です。
この「清華家」は9つの苗字があります。
- 花山院
- 大炊御門
- 三条
- 西園寺
- 菊亭
- 徳大寺
- 久我
- 広幡
- 醍醐
この苗字も明治維新の時に恐れ多くこの苗字に改名する庶民は少なかったようですが、久我や醍醐は別のルーツで苗字として使われていたこともあり、一概にすべての人の先祖が公家だったとは言えないようです。
家格③:大臣家
摂家・清華家に次いで身分が高かったのが「大臣家」です。
この家柄には3つの苗字が存在します。
- 正親町三条
- 三条西
- 中院
これらの苗字はかなり特徴的で、現在も残っているかは不明です。
ただ正親町三条では「嵯峨」という苗字も使われており、この苗字の方は今も存在しています。
家格④:羽林家
大臣家に次いで高い身分だったのが「羽林家」です。
羽林とは古代中国で宮中を守る役職を表しており、66もの家柄があります。
今回は、その中から3つ紹介します。
- 松木
- 石山
- 七条
結構一般的に使われている苗字が多いのではないでしょうか。
この他にもよく聞く苗字を含まれていますので、宜しければ確認してみてください。
家格⑤:名家
羽林家と同列である「名家」について紹介します。
羽林家との違いは、羽林家が武官であるのに対して、名家は文官であったという点です。
こちらも28もの苗字がありますので、3つだけ紹介していきます。
- 池尻
- 烏丸
- 岡崎
こちらも現在一般的に聞く苗字が多く含まれていました。
この苗字の方は、先祖が公家の文官であった可能性があります。
家格⑥:半家
最後に紹介するのが公家の中でも一番身分が低かった、「半家」について紹介します。
とはいえ、公家であることに変わらないので、十分な貴族です。
この身分には26種類の苗字が存在しており、今回も3つ紹介します。
- 高倉
- 吉田
- 白川
この階級の苗字も多くが、今でも使われている苗字です。
苗字に使われる怖い漢字とは?
ここからは、苗字に使われる怖くてやばい漢字について紹介していきます。
漢字には、人間の生死を表す文字であったり、戦や紛争、処刑などのよくない意味を含んだものがあり、その漢字を含んだ苗字もたくさんあります。
ぜひ、みなさんの苗字に使われているか確認してみてください!
苗字に使われる怖い漢字:方
1つ目に紹介するのが「方」です。
この漢字は、木に吊るされる死体を表現しています。
これは魔除けの為に、中国で行われていたそうです。
苗字に使われる怖い漢字:政
次に紹介するのが「政」という漢字です。
これは相手を正す「正」と右手で鞭をふるうという意味の「攵」が合わさって、「強制時に相手を正す」という意味になっています。
苗字に使われる怖い漢字:久
次の漢字が「久」です。
この漢字の意味は、死者が起きるように添え木で支える様を表しているという説があります。
苗字に使われる怖い漢字:若
4つ目に紹介する漢字が「若」です。
この漢字の意味は、髪を振り乱して踊り祈る巫女を表した漢字と言われております。
苗字に使われる怖い漢字:取
5つ目に紹介する漢字が「取」です。
この漢字の意味は、戦争で殺した相手の左耳を切り取ったことを表していると言われています。
苗字に使われる怖い漢字:荒
6つ目に紹介する漢字は、「荒」です。
この漢字は、草原に打ち捨てられた死体に、髪が残っている状態を表していると言われています。
苗字に使われる怖い漢字:赤
7つ目に紹介する漢字は、「赤」です。
この漢字は、処刑される者が下から焼かれて血を吹き出す姿を表してると言われています。
苗字に使われる怖い漢字:幸
8つ目に紹介する漢字は、「幸」です。
この漢字は、処刑でなく手かせで済んだことに「幸せ」を感じているという意味があります。
苗字に使われる怖い漢字:賢
9つ目に紹介する漢字は、「賢」です。
この漢字は、もともと下の「貝」という文字がなく、「目を手で刺す」ところを表現しています。
才能のある人間が目をつぶして、神に使える奴隷になったことが転じて「賢い」という意味になっています。
苗字に使われる怖い漢字:道
10個目に紹介する漢字は、「道」です。
この漢字は、異族の首をはねて持ち、道に潜む邪悪な霊を祓うという意味があります。
苗字に使われる怖い漢字:憲
11個目に紹介する漢字は、「憲」です。
この漢字は目をそぎ取る形を表しています。
苗字に使われる怖い漢字:残
12個目に紹介する漢字は、「残」です。
この漢字は、殺人犯の処刑の中で最も残酷だった、肉をはぎ落し骨だけにされる姿を表しています。
苗字に使われる怖い漢字:真
13個目に紹介する漢字は、「真」です。
この漢字は、旧字で「眞」と書きますが、「ヒ」の部分が「小刀」を表しており、他の部分が「ぶら下げされた生首」を表しており、この2つで「生き倒れた死者」を表しています。
苗字に使われる怖い漢字:童
14個目に紹介する漢字は、「童」です。
この漢字は、刃物で両目を突き刺して盲目になった奴隷を表しています。
苗字に使われる怖い漢字:押
15個目に紹介する漢字は、「押」です。
この漢字は、亀の甲羅を剥がしている状況を表しています。
苗字に使われる怖い漢字:号
最後に紹介する漢字は、「号」です。
この漢字は、生き埋めにされた人間を表しています。
大きく口を開けて泣き、悲しさからしゃがみこんが姿を表しています。
呪われる苗字や身分の低い苗字も調査!
ここまで恐ろしい意味を持つ漢字や、高い身分だった人が使っていた苗字、低い身分の人が使っていた苗字を紹介してきました。
苗字は漢字自身であったり、ルーツによってさまざまな意味を持っていることを知っていただけたのではないかと思います。
今回紹介した中に、載ってなかった人も多く居られると思うので、自分の苗字のルーツが気になる人は一度調べてみるのもいいかもしれませんね!