氷川きよしさんといえば多くの人が知っている、2020年にはデビュー20周年を迎えられた、もう大御所といってもいい演歌歌手です。
その氷川きよしさんがここ数年で激変したと話題になりましたね。
どう激変したのか、なぜ激変したのかについて調査してみました。
ぜひ最後までご覧ください!
「きーちゃん」と呼んで?氷川きよしがデビュー当時と比べて激変している!?
生年月日:1977年9月6日
出身地:福岡県生まれ
血液型:A型
職業:日本の演歌歌手
氷川きよしが激変したのは整形したから!?
氷川きよしさんが激変したのは、整形したからともそうでないからとも言われています。
昔の氷川きよしさんと今の氷川きよしさんを比べてみましょう。
デビュー当時の氷川きよしさんですが、基本的な顔の作りは変わっていないような印象です。
一部では、目を二重にしたのでは、とか鼻にプロテーゼを入れたのでは、といわれていますが、最近行った手術はないように見受けられます。
目は整形しているの?
しかし目は、デビュー当時は奥二重だったように見えますが、最近はくっきり二重になっているようですね。
これはこれまでの歌手生活のどこかのタイミングで埋没をしたのではないでしょうか。
激変する少し前の氷川きよしさんと比べてみると、目に変化はないように見えます。
鼻は整形しているの?
鼻ですが、もし鼻にがっつりプロテーゼなりヒアルロン酸なり入れたらもっと形は変わりますし、鼻は見る角度が違うだけで変わって見えるものです。
鼻の形はもともとしっかりとされていたと思われます。
何かしたとすれば、眉間に少しヒアルロン酸を注入しているかもしれませんね。
髭の脱毛済み
上の写真と今の氷川きよしさんを比べてみると、おひげの脱毛はされているように思えます。
ひょっとすると眉毛も整えて脱毛されているかもしれません。
もともと整ったお顔立ちの氷川さんですので、今のお化粧されている氷川きよしさんを見たら、どこかいじったと言われてしまうのも頷けます。
ですがお化粧でもかなり印象は変えられますし、どこか手術したという決定的な証拠になる写真はありませんでした。
ですので、整形をしたから激変したというわけではなさそうです。
あくまで、髪型や氷川さんの醸し出す雰囲気、お化粧だとかで現在の氷川さんの印象が、前と比べて変わったのだと言えるでしょう。
カミングアウト?氷川きよしが「ジェンダーレス」を公表
氷川きよしさんは、2019年12月の週刊誌の中で、ジェンダーレスであることをカミングアウトしています。
その中で氷川さんは、
小さい頃はナヨっとして女の子っぽかったから、よく「オンナ!」「オカマ!」っていじめられて苦労したこともあった。
そういう風に言われてきたから、自分をさらけ出しては駄目だと。
お芝居やっても男の子らしくしようとか、「みんな一緒にさせる」という世間のルールに沿って生きてきた。
どうしても人と違うと貶められ、いじめられるのが日本じゃないですか。
だからデビューさせていただいてからも、演歌の世界で、男の世界で生きていこうとしてきたけれど、何か違うと思っていて…。
私には私の生き方があるし、みんなはみんなの生き方がある、それでいいんじゃないかって。
と語っています。
小さいころから自分を出すといじめられ、それがよくないことだと思って男らしく演じてきていたのですね。
すごく生きづらかったのではないでしょうか…。
『ジェンダーレス』とは、いわゆる『男らしさ』や『女らしさ』という概念をなくし『自分らしさ』を大事にしていこうという意味の言葉です。
生物学的な性差にとらわれた固定概念を持つことをやめ、社会的、文化的な性差をなくそう、といった意味があります。
氷川さんは『男らしさ』をずっと押し付けられて、それに応えてきたことについて、
世間が求める『氷川きよし』の姿とは違う。あくまで『演歌の王道』を歩んで欲しい、男らしく生きて欲しいって言われると、自殺したくなっちゃうから、つらくて…
と告白しています。
性の多様性が認められ始めた昨今で、自分のそういった面も公表しようと思い立ったのかもしれませんね。
氷川きよしがオネエ化したのはいつから?時系列で徹底検証!
さて、氷川きよしさんが自分と真摯に向き合い、いわゆる『オネエ化』したのはいつからなのでしょうか。
これが氷川きよしさんのデビュー当時です。
2000年のことになります。
その後、同じようなビジュアルで氷川さんは躍進を続けます。
『きよしのズンドコ節』は、2002年リリースです。
こちらが2007年リリースの『きよしのソーラン節』です。
まだ男らしさを大事になさってますね。
2014年の『大利根流れ星』リリース時の氷川きよしさんです。
きりりとした、これまでの氷川さんが成長したという感じを受けるビジュアルです。
そしてこちらが2019年の『限界突破×サバイバー』です。
かなり激変しましたね!
形式にとらわれず挑戦していきたいとしていた氷川さん。
これまで演歌歌手であるという『形式』にとらわれて、ある意味自分に嘘をついてきたのでしょう。
そんな中、周りの目に左右されず自分を表現することを選んだ氷川きよしさんは、とても美しく見えます。
自分のことがわかるのは自分しかいないのに、その自分が自分を裏切ってしまっては、心は荒廃していくばかりです。
そんな葛藤にずっと悩まれていたのではないでしょうか…
自分らしさを取り戻してとてもお美しいように見えます。
人は自分に正直に生きれば、おのずと美しくなるのではないでしょうか?
氷川きよしがオネエ化した理由は?考えられる理由3選
ここで氷川きよしさんがオネエへと、激変した理由について改めて探ってみたいと思います。
どういったことが考えられるのか、見ていきましょう。
その1. 路線変更?売れるためのキャラ変更
デビューした時は『プリンス』や『貴公子』ともてはやされ、話題になっていた氷川きよしさん。
しかしそれ以降はといったら、演歌界では話題の人ではありましたが、世間一般ではあまり話題にはなっていなかったかもしれません。
そんな停滞した売れ行きを打破しようという試みで、いわゆるオネエ化したのでは?とも言われています。
実際のところ、氷川きよしさんの激変は大いに話題になりましたし、もしこの試みで激変したのでしたら、大成功といえるでしょう。
その2. 男性芸能人との密会や交際報道もあった
氷川さんには過去に、男性と親しくしているとの報道をされたことがあります。
2006年には台湾で平井堅さんと手つなぐデートをしていたことが、地元台湾メディアに取り上げられ、話題になりました。
さらに、2010年には松村雄基さんとのツーショット写真が、週刊誌によって撮られ、交際していると報じられました。
報道が原因で別れてしまったという噂が流れましたが、2014年にもお二人は週刊誌にキャッチされています。
松村さんのズボンの後ろポッケに氷川さんが手を入れている写真です。
お二人が親密な中なのが伺えます。
活動休止を発表した2022年現在、お二人の関係がどのようになっているかは、分かっていません。
その3. 本来の姿に戻っただけ?ゲイバーで働いていた過去
氷川きよしさんには、デビュー前ゲイバーで働いていたという過去もあります。
氷川さんは2000年の22歳の時にデビューされていますので、これはその前の20歳くらいの時ではないかとされています。
その当時にゲイバーで働くということは、それなりの自分の意志でということですので、今の姿が元に戻っただけというのも一理ありますね。
いずれにせよ、氷川さんはジェンダーレスを公表なさってますし、それまで耐えてきた『男らしさ』を演じることから解放されたのですから、それを尊重していきたいですね。
氷川きよしだけじゃない?カミングアウトしている芸能人5選
世の中にはたくさんの人がいて、いろんな人がいます。
そんな中で、自分の性的マイノリティをカミングアウトしている人もいれば、当然していない人もいます。
有名人でカミングアウトしている人には、どんな人がいるのでしょうか。
その1. マツコ・デラックス
今やテレビに引っ張りだこのマツコ・デラックスさん。
著書『マツ☆キヨ』の中で、マツコさんは、自身をゲイと称しているそうです。
女装されるということで、トランスジェンダーなのではと考えられる、セクシャルマイノリティに詳しい方もおられるかもしれませんが、ご自身でゲイとおっしゃっているようです。
その2. 三ツ矢雄二
声優の三ツ矢雄二さんですが、テレビ番組で自身がゲイであると告白しました。
その後別のテレビ番組では、20歳のころから12年間、ひとりの男性と同棲を続けていたことも告白し、「幸せをたくさんもらった」としています。
人の幸せは本当に人それぞれですしね。素晴らしい12年間だったのだと思います。
その3. ぺえ
タレントのぺえさんは、タレント業の傍ら、原宿竹下通りのアパレルショップで店員さんをしているようです。
マツコ会議に出演した翌年、芸能界デビューをしたぺえさんですが、2017年のテレビ番組でご両親にゲイであることをカミングアウトし、お茶の間に感動の涙を誘いました。
その4. ロバート・キャンベル
東京大学の名誉教授であるロバート・キャンベルさんは、テレビやラジオのコメンテーターとしても活躍されています。
2018年の8月、議員によるLGBTへの不適切発言において、ご自身がゲイだとカミングアウトしたうえで批判し、話題となりました。
2017年には同性パートナーのかたと結婚されています。
その5. 橋口亮輔
橋口亮輔さんは、日本の映画監督であり脚本家です。
橋口さんの撮った映画には『渚のシンドバッド』や『ハッシュ!』など、ゲイをテーマにしたものもあり、ご自身も公表されています。
ゲイをテーマにした作品を、自身の経験から世に生み出すことができる、貴重な映画監督さんです。
性的マイノリティを考えよう
性の多様性が認められている昨今、よくLGBTという単語を目にしますね。
これについて、どれくらいの人が詳しく知っているでしょうか。
まだまだ正しい知識を持つ人はすくないかもしれません。
LGBTとはいったいなんなのかといいますと、
身体と心の性別は女性で、性的指向も女性である人G:Gay(ゲイ)
身体と心の性別は男性で、性的指向も男性である人
身体と心の性別を問わず、性的指向が両性である人
身体の性別と心の性別が一致しない人
という性的マイノリティの人たちを表す言葉で、これに最近はQがつき、クイア(Queer)あるいはクエスチョニング(Questioning)も表されることがあります。
これに退避する言葉がStraight(ストレート)です。
LGBTの人の生きづらさ
ストレートの人たちで、このLGBTについて詳しく知っている人はおよそ3割程度だといいます。
しかしストレート層の人にとったアンケートでは、学校や職場に同性愛者や両性愛者がいた場合、抵抗を感じる人は35%、つまり3人に1人が抵抗を感じると答えています。
これはLGBTの人にとって、とても生きづらくなっている原因にもなっています。
ですが、詳しく知る人は3割です。このことから、詳しくわからないのに、なんとなく抵抗がある、という人も少なからずいるのではないでしょうか。
人は、知らないものに対してはおのずと警戒心が生まれることがあります。
多くの人がLGBTについて正しい知識を得れば、この防衛本能による警戒心が減り、自然と抵抗もなくなるのです。
そうすることで結果的にLGBTの人が生きづらさを感じづらい環境になるでしょう!
知らずに差別していないだろうか
正しい知識を身につけたら、普段自分が使っている言葉にも気を付けてみましょう。
ホモやレズなどといった言葉はわかりやすい差別用語です。
差別用語 | 正しい呼び方 |
ホモ | ゲイ |
レズ | レズビアン、ビアン |
オカマ、オナベ | トランスジェンダー |
ノーマル | ストレート、ノンケ |
このほかにも『男はこうあるべきだ』『女はこうあるべきだ』といった価値観を前提として掛けられる言葉も、LGBTの人には居心地の悪いものとなります。
『恋愛は異性とするべきだ』といったこともそうですね。
こういった隠された差別用語をも、LGBT当事者のことを傷つけてしまうのです。
ジェンダーレスを公表した氷川きよしさんに対しても同じことですね。
セクシャリティは無限大
それぞれのセクシャリティとは、『身体の性別』『心の性別』『誰を好きになるか』の組み合わせで変わってくる、無限大のものなのです。
日本では現在、12.5人にひとりがLGBTであると考えられており、その人たちが全員カミングアウトしているとは限りません。
自分で気付かないうちにそういったセクシャリティの人を傷つけてしまっている可能性も捨てきれないのです。
多くの人が、それぞれのセクシャリティにおいて困難を抱えている、ということを理解しあうことがとても大切です。
偏った価値観や偏見をうまないために、正しい知識と、それぞれを思いやり尊重する気持ちを大事にして、少しでも生きづらさを感じる人がいなくなるようにしたいものです。
氷川きよしが昔と変わりすぎ?現在との比較と激変の理由を徹底調査!のまとめ
氷川きよしさんが激変した理由は、ご自身のマイノリティにのっとって成されたことでした。
こういったことに対して差別的な意見や偏見をなくしていくのが、これからの世の中ではないでしょうか。
それはわたしたち一人一人の意識で変えていくことができます。
自分に正直になった氷川きよしさんはとても生き生きとされています。
いつ自分がどんなマイノリティになるかは誰にもわかりません。
誰もが誰もを思いやることができる、誰もが生きやすい世の中になっていきますように!