大人気のBluetoothイヤホンAirpodsやAirpodsproは、見つけた人が持ち去るケースが後を絶ちません。
リユースショップなどでも高値で買い取ってもらえるためです。
しかし、AirpodsやAirpodsproには紛失した場合にいろいろな探し方ができる機能が付いており、位置情報から盗難がバレてしまいます。
今回はAirpodsやAirpodsproを拾ったらバレる理由とともに、紛失してしまったときの対策を紹介します。
この記事でわかること
- AirpodsやAirpodsproを拾ったらバレる理由
- AirpodsやAirpodsproをなくした時のための対策
- AirpodsやAirpodsproをなくしたときに探す方法
Airpodsproを拾ったり盗難したら初期化してもバレる理由
AirPodsやAirPods Proは2016年に発売されたApple純正品のBluetoothイヤホンです。
iPhoneユーザーにとっては今や必需品という人も多いのではないでしょうか。
しかし、その人気の反面、盗難や転売の被害に遭うこともあります。
AirPodsやAirPods Proを拾ってもバレないと考えてはいけません。
例え初期化をしても位置情報で盗難がバレてしまうのです。
それでは、盗難がバレてしまう理由を紹介していきます。
理由①「探す」で位置情報がバレる
AirpodsやAirpodsproは他のApple製品とおなじように「探す」ことができます。
地図上でAirpodsやAirpodsproの位置情報を確認することができるため、もし位置情報に変化があればすぐに分かります。
落としたり紛失した心当たりの場所が表示されるのではなく、AirpodsやAirpodsproの位置情報がまったく別の場所であれば、持ち主はすぐに「誰かが持ち去った」とわかるでしょう。
位置情報は不正確な場合もありますが、近くにある場合はピンポイントで正確な位置がわかってしまいます。
実際に「探す」機能で盗難されたAirpodsを見つけたという人もいます。
Apple Storeのレビューにはこんな体験談がありました。
理由②初期化しても位置情報がバレる
AirpodsやAirpodsproを拾った人の中は、初期化してしまえば問題ないと考える人もいるでしょう。
AirpodsやAirpodsproが初期化またはリセットすると、デバイスとのペアリングが切断され、「探す」機能によってAirpodsやAirpodsproの位置情報を追跡できなくなってしまいます。
初期化されたAirpodsやAirpodsproは、工場出荷時の状態になり所有者情報や履歴が消去されます。
拾って初期化した人に有利なように見えますが、AirpodsやAirpodsproの最後の位置情報は初期化前までの情報として「探す」アプリに記録が残ることを忘れてはいけません。
また、初期化を行うタイミングでiPhoneやiPadとペアリングされると、位置情報を更新できることも期待できます。
つまり、AirpodsやAirpodsproを不正に持ち去った人の居場所を特定できる可能性があるということです。
初期化により、盗難の被害にあった事実が証明できるのではないでしょうか。
初期化を防ぐ方法も
AirpodsやAirpodsproの機種によってはAirPodsを紛失としてマークすることも可能です。
AirPodsを紛失としてマークし、自分の連絡先情報を伝えるメッセージを作成することができます。
AirPods Pro(第2世代)では、本体とケースがばらばらになったときには左右それぞれの本体とケースを紛失として別々にマークすることも。
紛失モードに設定してあると、初期化をすることは不可能になります。
理由③追跡して売却を阻止される
AirpodsやAirpodsproは人気が高く、高価買取してもらえるためリユースショップに持ち込むことを考える人も多いでしょう。
しかし、落とした場所がある程度わかる場合や位置が把握できる場合には、先に周辺のリユースショップに連絡されている可能性もあります。
位置情報は持ち主が把握しているため、売却を阻止されることも十分ありえます。
言うまでもなく他人の持ち物を勝手に買い取りに出すことは違法ですから、やってはいけません。
理由④印がつけられている場合がある
小学校などで「自分の持ち物には名前を書きましょう」と指導されることが多いですよね。
名前を書いておけば、紛失した際に手元に戻って来やすいためです。
名前を書くのと似た意味合いで、AirpodsやAirpodsproに自分なりの印を着けている人も多いのではないでしょうか。
Appleには刻印サービスがあり、絵文字、名前、イニシャル、数字などを組み合わせて自分だけの印を無料でつけられます。
所有者の刻印があると拾ったAirpodsやAirpodsproを「自分のものです」と主張することは難しくなります。
理由⑤警察が動く場合も
AirpodsやAirpodsproの所有者が位置情報を持っていれば、警察に盗難届を出すことも可能になります。
届を受けた後に捜査するかしないかは警察が判断することです。
しかし、位置情報などの情報から捜査が進み、窃盗の罪に問われる可能性も0ではないのです。
Airpodsを拾ってもバレないと言われる理由4選も紹介
ここまで、AirpodsやAirpodsproを拾ったらバレる理由を紹介してきました。
反対に「拾ってもバレない」場合もあると言われています。
AirpodsやAirpodspro拾ってもバレない理由は、
- 音が鳴らない
- 充電切れ
- 簡単に初期化される
- 警察は動いてくれない
といったもの。
逆に言えば、拾ってもバレない理由を知っていれば、拾ったときにバレるようにできるということです!
理由①音が鳴らない
iPhoneとAirPodsの通信規格はBluetoothで、通信範囲には限りがあります。
環境によって範囲は多少変わりますが、Bluetoothの接続範囲は10m程度。
つまり「探す」機能を使っても音がならない場合は遠くにあるということになります。
地図上で位置情報を確認し、10mよりも遠い場所にあるようなら鳴らすことを諦めて、表示された場所に急ぎましょう。
また、AirPodsはケースに入っていると音を鳴らすことができないことも留意しておきましょう。
鳴らす機能を使えるのはケースから出した状態で紛失した場合のみです。
理由②:充電切れ
AirpodsやAirpodsproは専用ケースに入れておくだけで充電することが可能です。
しかし、ケースから落としてしまうと早ければ数時間で充電切れしてしまいます。
この場合、探す機能を使っても音は鳴りません。
AirpodsやAirpodsproの充電が切れている場合にはiPhoneと最後にBluetooth通信した位置情報が表示されます。
それ以降の位置情報は得ようがないため、一刻も早く、地図上に示された場所へ行く必要があります。
理由③:初期化が簡単
「誰かに拾われても、充電切れを起こす前に位置を特定して見つけ出せば良い」と考える人もいるでしょう。
しかし、前述の通り初期化されることAirpodsやAirpodsproとの接続ができなくなってしまいます。
初期化の方法はスイッチを15秒以上長押しするだけと、手間も時間もかかりません。
そのため、AirpodsやAirpodsproの扱い方を知っている人であれば、すぐに初期化をして、持ち主に位置情報がバレないようにする可能性も高いです。
持ち逃げを防ぐためには、迅速に紛失モードにする必要があります。
理由④:警察は動いてくれない
AirpodsやAirpodsproは紛失しても位置情報を特定することができるため、「誰かが拾って盗難したのであれば、警察に犯人を捕まえてもらえるのでは?」と考える人もいるでしょう。
しかし警察が動くには盗難の事実を確認できる状態でないと、被害届を受理してもらえないこともあるため、持ち逃げした人に有利になる場合も。
「おそらく拾って自分の物にしている」「たぶんこの地図の近辺にある」などの曖昧な情報では警察が動いてくれないこともあるため、位置情報など正確な情報を伝える必要があります。
拾ったAirpodsを売ったらどうなる?盗難に該当するか調査!
AirPodsはその人気ゆえに、落とし物として見つかることも多いアイテムです。
しかし、拾ったAirPodsを売る行為は法的に問題があるのでしょうか?
今回は、拾ったAirPodsを売った場合にどのような問題が生じるのか、そしてそれが盗難に該当するのかを詳しく調査してみました。
拾ったAirpodsを売るとどうなるか
通常、落とし物であっても拾った場合に売るという選択肢を取る人は稀でしょう。
もちろん、AirPodsについても同じ事が言え、場合によってはバレて法的な問題になる可能性があります!
1. 法的な問題
AirPodsを拾った場合、その所有権は元の持ち主にあります。
したがって、拾ったAirPodsを売却することは法的に「窃盗」と見なされる可能性があります。
日本の法律では、拾得物は警察に届け出る義務があります。
2. 探す機能による追跡
AirPodsには「探す」機能が搭載されており、元の持ち主はAirPodsの位置情報を追跡することが可能です。
初期化やリセットを行ったとしても、最後の位置情報は「探す」アプリに残るため、持ち主が追跡を続けることができます。
3. 初期化してもバレる可能性
拾ったAirPodsを初期化すれば問題ないと考える人もいるかもしれませんが、初期化しても位置情報が更新される可能性があります。
また、初期化する前に最後の位置情報が記録されるため、その情報を元に持ち主が警察に届け出を行うことができます。
4. リユースショップでの売却のリスク
人気の高いAirPodsはリユースショップで高価買取されることが多いため、拾ったAirPodsを売却しようと考える人もいるでしょう。
しかし、リユースショップは盗難品を扱わないため、拾ったAirPodsを売却しようとすると問題が発覚する可能性があります。
また、持ち主が位置情報を把握している場合、リユースショップに先に連絡をしている可能性もあり、売却が阻止されることもあります。
5. 警察の介入
持ち主が位置情報を警察に提供し、盗難届を提出すれば警察が捜査に乗り出す可能性もあります。
位置情報を元に捜査が進み、窃盗の疑いで取り調べを受けることになるかもしれません。
拾得物として届け出なかった場合、持ち去ったこと自体が犯罪となり得ます。
Airpodsをなくした時のための対策と探す方法
AirPodsやAirPods Proを紛失してしまうと、持ち主は大きなショックを受けます。
心当たりを探しても見つからないと不安になりますよね。
ここでは、AirPodsやAirPods Proをなくしてしまった場合の対処法や探し方について紹介します。
対策①保証サービスを活用する
Apple Storeでは基本的に1年間の無償サポートが受けられます。
これはAirPodsやAirPods Proを破損しても安く修理や交換ができるというものです。
ただし、紛失には対応していないため、AirPodsやAirPods Proを紛失・盗難した場合には有償サービスを利用する必要があります。
また、充電ケースをなくした場合にも交換品を購入できるサービスです
対策②片耳だけ購入する
AirPodsやAirPods Proは両耳でセットとなっていますが、片耳だけなくした場合でも「全部買い直さないといけない」と思う必要はありません。
Appleや正規サービスプロバイダなどで片耳だけ購入することが可能です。
ただし、事前に紛失や修理の依頼をしておく必要があったり、シリアル番号が必要だったりするため、詳細を問い合わせておくとスムーズです。
対策③AirPods以外のイヤホンを使う
AirPodsやAirPods Proは安いものではないため、なくした時のショックは大きいでしょう。
そのため、紛失が心配な場合は別のイヤホンを使うことも検討しましょう。
ワイヤレスイヤホンにはさまざまな種類があり、安いものであれば2000円や3000円ほどで購入できるものもあります。
安いものなら紛失や故障をあまり気にすることなく、消耗品として割り切って使うことができます
探す方法①音を鳴らす
ここからは、紛失してしまったAirPodsやAirPods Proを探す方法を紹介します。
小型のため「片方だけ落として見つからない」「本体のみ置き忘れた」などのケースもあります。
そんな時には、ペアリングしているiPhoneの「iPhoneを探す」アプリを使って、音を鳴らし場所の特定が可能です。
事前にiCloud設定で「iPhoneを探す」をオンにしておく必要があります。
左右どちらかのみ音を鳴らすことも可能で、停止しない限り2分間音が鳴り続けます。
音を鳴らすには、AirPodsやAirPods Proが近くにありBluetooth接続されている必要があるため、すぐ近くにある場合に有効な方法です
探す方法②位置を特定する
こちらも前述の通りの方法です。
iPhoneで「iPhoneを探す」アプリを起動すると、「Apple ID」と「パスワード」を入力する画面が出てきます。
サインイン後、所有のデバイス一覧が表示されるのでAirpodsやAirpodsproを選択しましょう。
地図上に現在の(もしくは最終更新のあった)位置情報が表示されます。
アプリの右にある「車」のアイコンをタップすれば、現在地からAirpodsやAirpodsproAirPodsを最後に確認した場所までの経路を検索することも可能です。
音を鳴らすには本体に近づく必要があるため、位置情報で確認後近くまで言ってから音を鳴らせば探しやすいですね。
AirPodsを拾ったらバレると思ったほうがいい
AirpodsやAirpodsproを紛失した際にはすぐに諦めずに根気良く探してみましょう。
AirpodsやAirpodsproには「探す」機能が付いていおり位置情報が特定できるため、拾った人が持ち去ろうとしてもすぐにバレます。
事前に探す機能をONにしておく必要があるため、紛失が心配な人は忘れず設定しておくことをおすすめします。
言うまでもないことですが、バレてもバレなくても高額買い取り目的で持ち去ることは犯罪です。
落とし物を見つけた場合は交番に届けましょう。