「別れの言葉はなしか？」と聞いて皆さんは何を連想するでしょうか？
有名映画のワンシーンに出てくるこの言葉には実は、仲間に対する熱い思いが秘められています。
今回は「別れの言葉はなしか？」はどういうシーンで使われたのか？この言葉に対しての返答が何であったか？そして、その続きや英語版について解説していきます。
「別れの言葉はなしか？」はワイスピの名言！返しや続きは？
「別れの言葉はなしか？」は映画「ワイルド・スピード SKY MISSON」の中の終盤に差し掛かるシーンで出できた名言です。
なぜこの短い言葉が多くのファンの心をつかんで離さないのでしょうか？
「別れの言葉はなしか？」というのは誰が言ったセリフでどんな返しがあったのかを、そのシーンの続きと一緒に紹介します。
「別れの言葉はなしか？」は何のセリフ？
「別れの言葉はなしか？」は映画の主人公であるドムが親友ブライアンから言われたセリフなのですが、これに対してドムは言葉ではなく笑顔でブライアンを見つめたのでした。
そこからドムの回想とナレーションが始まり、「別れの言葉はなしか？」への返しとドムがなぜ言葉では返さなかったのか、が描写されています。
ドムのナレーションで語られた返しのセリフを紹介します。
「別れの言葉はなしか？」の返しは？セリフ全文と英語版！
ここで名シーンのセリフ全文を紹介します。
ブライアンがドムの車に追いつき、窓越しに尋ねる。
ブライアンの方を向いたドムが笑顔で沈黙し、ナレーションが始まる。
だから、俺とお前は兄弟だった。
お前も同じだったから。
英語版でのセリフ
Hey, thought you could leave without saying goodbye?
（おい、さよならも言わずに行ってしまうのか？）
I used to say I lived my life a quarter mile at a time. And I think that’s why we were brothers. Because you did, too.
（今、この瞬間を生きることが俺の人生だといつも言ってきた。だから俺たちは兄弟だったと思う。なぜなら、お前も同じだったから）
「家族にさよならの言葉はいらない」という思いがこもっています。
「別れの言葉はなしか？」のシーンはCG？
実は、この名シーンはCGで作られています。
理由は、作中でブライアンを演じていたポール・ウォーカーが撮影が終わる前に交通事故で亡くなってしまったからです。
ポール・ウォーカーが交通事故で亡くなったとき、映画の未撮影のシーンをどうするかが問題になりました。
そこで、ポールにそっくりな兄弟であるカレブ・ウォーカーとコディ・ウォーカーの協力の元、残りのシーンを撮影することになりました。
他にもポールの体の部分が映るシーンには俳優のジョン・ブラザートンが協力しています。
ラストシーンの砂浜で家族と過ごすブライアンは全てCGで作られており、全く気づかなかったと言う声が多数あります。
「別れの言葉はなしか？」が名シーンと言われる理由は？
「別れの言葉はなしか？」というのは、実際はブライアンを演じるポール・ウォーカーの言葉ですが、ほんとうは不慮の事故で突然いなくなってしまったポールに対して仲間たちが抱いた気持ちなのではないでしょうか。
それは、最後のシーンで表示されるFOR PAUL（ポールに捧ぐ）という仲間たちの思いがこもった言葉にも溢れています。
自動車事故によるポールとの突然の別れを乗り越えて、作品をやりきったことが多くのファンの心に刺さり、名シーンと呼ばれるに至ったのでしょう。
「別れの言葉はなしか？」はネットミーム？使い方や注意点！
ネットミームとは、インターネット上で拡散され話題となったコンテンツや行動のことを言います。
多くの人に愛されたこのセリフを自分でも使っている人がいる中で、良くない使い方の事例もあるようです。
ここからは、「別れの言葉はなしか？」の使い方や注意点について解説していきます。
返しのセリフとセットで使われることが多い
「別れの言葉はなしか？」という言葉は返しのセリフとセットで使われることが多いようです。
映画紹介vol.1
ワイルド・スピード/スカイミッション「おい、別れの言葉は無しか？」
「フルスピードで走るのが俺の人生だっ た。だからお前と俺は兄弟だった。お前も同じだったから。」
このセリフを聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。ぜひ一度は見ていただきたい映画です。 pic.twitter.com/tA4rkPvNzW— Moviest/映画紹介 (@Moviest_9999) December 24, 2023
「フルスピードで走るのが俺の人生だった」がセットになっているのですが、皆さんどんなシーンで使っているのでしょうか？
実際にこのセリフを自分で使ったシーンを撮影し、YouTubeに投稿している人がいますので紹介します。
バズったYouTube動画も！
見知らぬ人に「別れの言葉はなしか？」と問いかけて、返してもらえるまで帰れないという企画のYouTube動画がバズっているようです。
65万回以上も再生され、多くの人々の注目を集めています。
突然問いかけられた人たちの反応とは？そんなことを言って怒られたりはしないのか？どんなシチュエーションで問いかけたのか？が気になるところですね。
使いすぎるとウザい？使用時の注意点！
多くの人に愛されてきたこの名言ですが、使いすぎはやはり良くないようです。
YouTube動画のシリーズではヤンキーに怒られてしまうバージョンも存在していて、ワイスピを知らない人に向けて突然問いかけると、悪い結果になってしまった事例もあります。
他にも、交通事故に対してのコメントでこのセリフを引用する人もいるようで、不謹慎と批判を受ける事もあります。
youtubeの自動車事故関連のニュースに「フルスピードで走るのが俺の人生だった」というコメしてる奴、ガチでつまらんからやめた方がいい
— СТ (@323CTtrain) April 7, 2022
YouTubeのコメント欄で
「フルスピードで〇〇するのが俺の人生だった」
ってやつめちゃくちゃみるけどクソつまらん。
道志村のニュースでさえそういうコメントあるし不謹慎すぎるだろ。— tsuruchin (@2ruchin) May 18, 2022
セリフだけを真似ても意味はなく、仲間に対しての思いが込められてこその名言ということなのでしょう。
「別れの言葉はなしか」とは、いつまでも愛され続ける名言だった
いかかでしたでしょうか？
「別れの言葉はなしか？」のセリフに込められた仲間への思い、その背景を知ればこの名言が名言である理由を感じて頂けたのではないでしょうか。
ポール・ウォーカーの演技を見れなくなってしまったのは非常に残念ですが、彼の遺した素晴らしい作品の数々をこれからも愛していきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。