AI（人工知能）の台頭で、AIが文章作成や画像作成などを人の代わりに行う時代になりつつあります。
AIは使い方によってはおもしろく便利ですが、一部には「女性の裸を見たい…」「この服を脱がすことが出来たら…」とよこしまな考えを持つ方もいるでしょう。
そんな欲望に応え、実は今好きな写真をぬがすサイトが大量に作られています。
しかし、好きな写真をぬがすサイトは肖像権や名誉棄損などの法律に問われる可能性があり、違法なサイトとの指摘もあります。
今回は、好きな写真をぬがすサイトの危険性と法律上違法なのかを徹底解説します！
好きな写真をぬがすサイトが危険な4つの理由！
結論から言うと、好きな写真をぬがすサイトは大変に危険なサイトです。
好きな写真をぬがすサイトの発信元は日本国内ではなく、海外で作られたサイトがほとんどです。
そのため様々な危険性があり、場合によっては法律に触れて違法になる危険に触れてしまう可能性もゼロではないでしょう。
ここでは本当にAIで裸の画像を生成できるのか、どんな危険があるのか解説します。
好きな写真をぬがすサイトとは？AIで裸の画像を生成できる？
画像生成AIが普及して、AIで生成されたと思われる好きな写真をぬがすサイトが多数公開されています。
とりわけ問題になっているのが、児童のわいせつな画像がアダルトサイトで多数公開されていることです。
実在する児童なら児童ポルノ法違反になるところですが、AIで生成された画像が取り締まりの対象になるのか・警察が現状どのように対応するのか、実はまだ決められていません。
危険な理由①ウイルス感染の可能性
好きな写真をぬがすサイトに以外のアダルトサイトにいえることですが、閲覧することによって一番のリスクはウイルスに感染する可能性があることです。
パソコンがウイルスに感染したら修復には技術が必要となり、そのための時間や金銭的や損失も大きいものです。
危険なサイトに近づかないことが大切ですが、ウイルス対策ソフトはきちんとインストールしておきましょう。
危険な理由②個人情報流出の可能性
ウイルス感染から、個人情報流出するケースは最も多いです。
パソコンやスマートフォンに入っている個人情報をごっそり抜かれてしまい、悪用されてしまうのです。
最近、WEBサイト閲覧中に警告画面が出てきて、電話をさせる「サポート詐欺」が流行っています。
パソコンを遠隔操作して金銭を要求してきますので、絶対に無視してください。
危険な理由③画像が流出する可能性
好きな写真をぬがすサイトで使用されるインターネット上にアップロードされた個人の画像も流出する可能性があります。
インターネット上にアップロード・流出した個人の画像が画像生成AIに学習されることで、個人のプライバシーが侵害されるおそれは否定できません。
安全性は担保されていませんので注意してください。
危険な理由④法律に触れて違法になる可能性
好きな写真をぬがすサイトを画像を作って個人で楽しむ分には問題はありません。
違法になるケースとすれば、18歳未満の裸を生成して保持したり、第三者に譲渡すると児童ポルノ法違反になる可能性があります。
ただし、これは実在の人物を基にしたケースの話で、CGで作られた実在しない人物については児童ポルノ法違反にならないとの判例があります。
好きな写真をぬがすサイトを利用して逮捕された人も？
AIで生成されたと思われる好きな写真をぬがすサイトで児童のわいせつな画像がアダルトサイトで多数公開されていることは前述した通りです。
日本では表立って逮捕されたという動きはありません。
このような行為は、有名人、同級生、見知らぬ人、会社の上司、同僚、子どもたちの写真でさえ、たった数回の操作で脱がすことができてしまいます。
現在のところ、こうした写真加工を禁止する法律はありません。
ただし、AIを用いて未成年者のポルノ画像を作成するのは違法です。
アメリカでは医師が患者の着衣写真をAIで性的な画像にデジタル加工したなどとして、児童ポルノ違反で逮捕され、禁錮40年の判決を受けました。
好きな写真をぬがすサイトは肖像権侵害と名誉毀損に当たる？！
好きな写真をぬがすサイトでは基本画像を作って個人で楽しむだけなら特に問題はありませんがそれ以外で使用した場合、次の3点が懸念されます。
- 法律に抵触する可能性として、実在の人物の画像を生成して不特定多数に公開すると肖像権侵害と名誉毀損に問われます。
- AIで生成したアイコラを使用した場合、著作権を侵害するおそれがあります。
- 実在の人物が18歳未満の裸を作成して保持したり、第三者に譲渡すると児童ポルノ法違反になる可能性があります。
特に児童ポルノについては持っているだけでも犯罪として罰せられますので注意してください。
好きな写真をぬがすサイトに安全なものはある？
結論からいって、現状安全といえるサイトはありません。
AIで透かしを消したり、アイコラを作ったりなどの行為は、作成する方も見る方も、犯罪までにはなりませんが、悪いことと言えるでしょう。
好きな写真をぬがすサイトに興味を持つなら、相当のリスクを覚悟して視聴していただきたいものです。
少しだけ難しい話をさせていただくと、コンプライアンス（法令遵守）という言葉は、個人や企業などの団体が法令や社会的ルールを守ることをいいます。
「法律を守っていれば何をやってもいいのだろう」というわけではなく、倫理や社会規範に乗っ取り、公正・公平に行動することを指しています。
コンプライアンスで大切なことは正しい判断をすることですので、何か行動をする前に「ちょっと考えてみる」ことが必要です。
つまり、好きな写真をぬがすサイトを使う前に「ウイルス感染の可能性はないか」「個人情報流出のおそれはないか」「画像が流出する可能性はないか」「法律に触れていないか」と考えることが最善と言えるでしょう。
好きな写真をぬがすサイトには危険性がある
今回は結果的には好きな写真をぬがすサイトを否定する記事になってしまいました。
あらゆるものがAIにとって代わられる時代が来るといわれていますが、こうしたサイトはAIの悪質な使われ方と言えるでしょう。
法務省や警察庁は今のところは写真加工については何も言及していない状況ですが、今後の成り行きによっては法改正が行われるかもしれません。
危険なサイトにアクセスするのはあくまでも自己責任ですが、ウイルス対策ソフトをインストールすることを忘れずに行うように気を付けましょう。