見た目も可愛らしく、多肉植物として人気の”サボテン”。
多肉植物の寄せ植え体験も行われるなど、注目を集めている植物の1つです。
そんなサボテンは「IQが2ある」と言われているのをご存じでしょうか?
サボテンにはIQが2あるといった証明や、理由について詳しく見ていきましょう。
「サボテンのIQ」は2で確定!?学者が論文で発表!?
サボテンには「IQが2」あると言われることがあります。
「植物なのにIQなんて無いだろう」と思う人は多いでしょう。
しかし、サボテンにIQが2あっても不思議ではない研究結果が実際にあります。
サボテンのIQが2の噂の真相は?噂された理由も
植物には、生きるために自ら行動を取ることができる物があります。
動物に食べられそうになったときに匂いを発生させて食べられないようにしたり、別の植物に寄生して栄養を奪ったりなど。
オックスフォード大学のケリー氏は15年にわたって、このことについて研究してきました。
この研究では、寄生植物ネナシカズラを宿主となるサンザシの木に移したところ、栄養状態の良い木を好んで絡みついたとのこと。
イギリスの科学月刊誌「FOCUS」でも、植物が危険を感じた時に取る賢い行動について書かれています。
アカシアの木は危険を察知した際に、不快な匂いのするタンニン酸を出して身を守る習性があります。
例え食べられてしまったとしても、周囲のアカシアの木に知らせるために特殊な匂いを発するようです。
この匂いによって、周囲にあるアカシアの木たちは事前にタンニン酸を発し、食べられないように自衛することができます。
自分自身が食べられたとしても、同種の木を守るために行動しているということですね。
これら植物の行動は、勝手に行われているものではなく、自ら行動を選んでいることになるのです。
知能は自ら問題を解決する能力のことなので、生きるために行動を選択できる植物にも知能があると言われることがあるのです。
サボテンや植物は考えることができる?
研究によって植物が知能を持っている可能性があることは証明されています。
どのような方法を使っているか、どのような思考を持っているのかなど、詳しいことはまだわかっていません。
サボテンを含む植物が人間が頭の中で考える場合と同じように「水が欲しい」「危険が迫っている」と考えているのかは不明です。
しかし、生き残るために栄養状態の良い植物を選ぶ、危険を周囲に知らせるといった行動。
これらの行動は、植物が自分たちで考えて行動している証とも言えるでしょう。
サボテンのIQ2の知能レベルとは?
IQは知的能力を数値で表したもので、数値が小さいほど知的能力が低く、数値が高いほど知的能力が高いことを示します。
基準は100となっていて、110を超えてくると、IQが高いと言えるでしょう。
また、IQの数値によってできることの目安として、51~70あれば簡単な読み書きや計算ができ、言語の理解もできます。
そのため、IQが51以上あれば大きな支障なく生活ができます。
もし、IQが50以下でも、21以上あれば理解力は落ちますが、読み書きや計算、言語の理解はできます。
しかし、20以下になってくると、物事を理解することができず、言葉を発することも難しいです。
もし、これらIQの目安を植物に当てはめて、サボテンのIQ2とした場合、サボテンが人の言葉や自分の置かれている状況を理解したりなどすることは難しいでしょう。
サボテンのIQと男性が射精する時のIQは同じ?
サボテンのIQは2と言われることがあります。
もし、本当にサボテンのIQが2であった場合、そのIQの比較対象として持ち出されるのは射精後の男性です。
その面白い比較に多くの人がネタとして扱いました。
男性が射精した後のIQがサボテンと同じは本当?
男性の身体の仕組みとして、射精をした直後は性的な刺激に反応できなくなります。
いわゆる賢者タイムのことです。
賢者タイムに入った男性は虚無状態になる人もいます。
虚無状態になり、思考が鈍ったときの男性のIQは2と言われることも。
そのため、射精後の男性の思考能力はサボテンと同程度ということで、多くの人がネタとして扱い、多くの人を楽しませました。
このような状態を利用して、男性との会話を楽しんでいる人の投稿も見られました。
知ってる?男性ってセックスしてる時のI.Qがサボテン(IQ2)くらいになるから攻めてる最中に日常会話で「こんにちは!土曜日って何曜日ですか?」って聞くと喘ぎながら「火曜日です!」って答えてイクから会話にならないし興奮するし楽しいよ。試してみてね
— さぁさ姉 (@sersa_h) January 5, 2022
アメリカの行動経済学教授、ダン・アリエリー氏は男性の理性に関して以下の実験を行いました。
内容は、男性が興奮しているときと、していない時で質問に対する答えは変わってくるのかというもの。
まずはじめに、興奮していない正常時にいくつかの質問に答えます。
その後、性的な写真を見て興奮した状態で先ほどと同じ質問に答えるのです。
「女性のセックス歴がわからなければ、必ずコンドームを使いますか?」
「デートの相手にセックスを断られたとしても、セックスをしようとしますか?」
「50歳の女性とセックスをしているところを想像できますか?」
「嫌いな人とセックスを楽しめますか?」
「セックス中に相手をぶつのは興奮すると思いますか?」
これらの質問に対し、正常時と興奮しているときとでは回答に大きな違いが出たと言います。
正常時には、女性にセックスを断られたとしても無理やりすることはないと答えました。
道徳的な判断ができており、理性が働いているようですね。
しかし、興奮しているときには以下のような非道徳的な答えが急増したのです。
- 相手に断られたとして、なんとしてでもセックスをしようとする
- 非道徳的な行為をしても仕方ない
このように、男性は興奮することで普段とは違った思考回路になってしまうことが分かりました。
男性が射精した後のIQがサボテンは嘘?
男性が射精した後のIQは2と言われることがあります。
しかし、男性が射精した直後で、思考が通常状態に戻ってしまうまでにIQを測定することはできません。
そのため、射精直後の男性のIQが2というのは、射精直後で何も考えられなくなった男性を大げさに表現したものです。
また、思考が鈍るのは射精後に限って起こるものではなく、何かに集中した瞬間には、その物事のことしか考えられなくなるため、性別に関係なくIQが落ちます。
ボールを蹴る瞬間であれば、簡単な暗算でも解くことは難しいでしょう。
そもそも、サボテンが知能を持つ可能性はあるが、思考を持っているかはわかっていません。
そのため、あくまでも「男性が射精した後のIQはサボテンと同じ」というのはネタ表現です。
サボテンと同じくらいのIQ(IQ2)の動物は?
サボテンに知能があるとしても植物であるため、今のところはどのような生き物よりも知能は低いことになるでしょう。
しかし、知能がある生き物の中にも、「植物よりも頭が悪いのでは?」と思ってしまうような面白い行動を取るものもいます。
IQが低い動物①クラゲ(IQ0.1)
クラゲには心臓や血管がなく、驚くべきことに脳もありません。
その代わり、全身に神経が張り巡らせており、刺激に対する反射で行動しています。
考えて行動しているというよりも外部からの刺激に反応しているということですね。
また、血管の代わりに水管という機能が備わっています。
身体をふわふわと動かすことで水管の中の体液を循環させているようです。
IQが低い動物②ミツバチ(IQ1)
春になると飛び回るミツバチは、女王バチ・雄蜂・働きバチの3種類に分けられます。
女王バチは巣に1匹しかおらず、毎日1,000個ほどの卵を産むようです。
これは自分自身の体重にも匹敵すると言われており、寿命は2年から3年程。
雄蜂は巣内で一切働かずに毎日、決められた時間に交尾飛行へと出かけていきます。
働きバチはその名の通り、生殖以外の全ての仕事を担っています。
針には逆かぎがついていますので、一度刺すと針が抜けて死んでしまうといった特徴もあるようです。
IQが低い動物③アリ(IQ1.8)
アリのなかにも女王アリが存在し、1つの巣に1匹いるようです。
女王アリ以外の全てのアリが何かしらの役割を担っており、集団で活動しています。
春から初夏にかけて卵を産み、夏にはオスとメスが羽化して結婚飛行に。
その後、新たな場所にコロニーを築き、新しい生活を行うようです。
IQが低い動物④ハムスター(IQ2.7)
ハムスターはペットとしても飼われますが、野生のハムスターも存在します。
野生のハムスターは乾燥した地域で地下に巣穴を作って暮らしているようです。
綺麗好きな一面もあり、巣穴のなかは寝床・トイレなど様々な部屋を作ります。
ペットのハムスターも基本的にトイレのしつけは簡単です。
寝床より少し離れた場所にトイレを置くだけで、容易に覚えることができます。
IQが低い動物⑤コアラ(IQ5.4)
コアラの主食はユーカリの葉です。
このユーカリには猛毒が含まれていますが、コアラはその毒を体内で解毒する能力を身につけました。
そのため、他の動物が食べることのできないユーカリの葉を食べることができるようになり、エサの競争を避けることができたことで、生き残ることができたと言われています。
しかし、ユーカリの葉の毒を解毒するには非常に多くのエネルギーが必要です。
そのため、コアラはエネルギーをを無駄に使わず、解毒に回せるように、1日18時間~20時間の睡眠が必要になってしまいました。
エサの確保はできましたが、結果として行動がほとんどできなくなってしまったのです。
IQが低い動物⑥ナマケモノ(IQ3)
ナマケモノはエネルギーを消費しないために、ゆっくりと動く生き物として有名です。
エネルギーを消費しないため、1日の食事量も葉1枚~2枚ほどで済みます。
また、その葉も完全に消化するまでに1週間以上かけます。
ただし、消化が遅いということは、それだけ食事から栄養の吸収にまでの時間もかかるということです。
そのため、もし雨が続いて体温が下がり、消化効率が悪くなると、食事は摂っているが栄養が摂れてない状況が続いてしまうことも。
場合によっては、たくさんの葉を食べて満腹であるにもかかわらず、栄養が摂れないことで餓死してしまうこともあるそうです。
IQが低い動物⑦マンボウ
マンボウは非常にデリケートな魚として有名です。
中には太陽の光を浴びると死ぬ、海で深く潜りすぎて寒さで死ぬ、ジャンプしたら死ぬなど、大げさなものもあります。
しかし、小魚の骨が喉や腸などに刺さって死ぬ、数億個の卵を産むのに大人になれるの1匹~2匹ほどと、大げさではなく事実であることも多くあります。
IQが低い動物⑧イワシ
イワシは非常に大きな大群で泳いでいて、集団で方向転換したり、障害物を避けるために一時的に集団が分かれるなどします。
その様子に「イワシって賢い」と思ったことがある人もいるでしょう。
しかし、イワシが集団で泳げているのは前のイワシについて泳いでいるだけです。
また、他のルールもありますが、他のイワシと同じ距離を保つ、障害物は左右に避けるなどの簡単なものだけです。
これらの簡単なルールで、イワシの大群は一糸乱れぬ集団行動ができていて、決して深く考えて行動をしているわけではありません。
サボテンのIQのまとめ
サボテンのIQは2と言われることがありますが、植物の知能や思考については研究段階なので、詳しいことはわかりません。
しかし、今後も研究は進んでいくので、あっと驚くような研究結果が出る可能性もあるでしょう。
もしかすると、「本当はサボテンが人の言葉を理解していた!」なんてことがあるかもしれませんね。