白いおりものは着床失敗のサイン?白いおりもので妊娠した事例を紹介!

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妊活中だけど何だかいつもとおりものが違って心配

妊娠したらおりものって変化するのかな・・・?

デリケートな話題だからこそおりものの状態ついてなかなか人に聞けないですよね。

また白いおりものが出ると着床失敗のサインだとも言われています。

本当におりものの状態だけで妊娠したかどうかわかるのでしょうか?

本記事は白いおりもので妊娠した事例や、おりもの以外の着床完了のサイン、おりものが変化する理由について紹介していきます!

白いおりものは着床失敗のサインではない?

妊活中の人がよく生理前、おりものの変化に敏感になっていることありますよね。

実はおりものの変化によって妊娠の兆候がわかることがあるからなのです。

またよく着床失敗のサインと言われている白いおりものなのですが、調べたところどうやら誤解している部分があるようです。

では妊娠するとおりものはどのように変化して行くのでしょうか?

ここからは白いおりものが持つサインの意味や、妊娠前・妊娠後のおりものの特徴について紹介していきます。

白いおりものは着床失敗ではなく妊娠超初期のサイン?

結論から言いますと白いおりものは妊娠超初期のサインです。

妊娠するとおりものの量は多くなり、色は白濁しサラッとした粘り気がない状態になります。

排卵後のおりものも同じような色なので勘違いしやすいのですが、逆に量が減っていくので色ではなく量を基準に観察するといいかもしれません。

ところでなぜおりものは妊娠すると増加するの?

おりものの変化は卵巣から分泌される女性ホルモン、特に卵胞ホルモンであるエストロゲンの分泌量が関係しています。

一般的に生理前はエストロゲンの分泌量が減りおりものの量が少なくなり、反対に妊娠すると分泌量が増えるためにおりものの量も増加しやすいようです。

ただ変化には個人差があるのであくまでも自分の普段のおりものとの違いを目安に判断するといいでしょう。

またおりものだけではなく後述する妊娠超初期の症状と合わせて観察するのがオススメです。

生理前のおりものの特徴

生理前のおりものの特徴について量・状態・匂いに分けて見ていきましょう。

・量:女性ホルモンの分泌が減り、おりもの量が減る

・状態:粘り気が強く白濁した状態で、下着に着くと黄色っぽくなる場合もある

・匂い:匂いが強くなり、酸っぱい匂いを感る

色に関してですが生理前の経血が少し混じりピンク色になることもあるようです

妊娠超初期のおりものの特徴

妊娠超初期のおりものの特徴について先ほどと同じく量・状態・匂いに分けて見ていきましょう。

・量:前述した通り女性ホルモン(エストロゲン)が分泌され続け、おりものの量が増加する

・状態:サラッとして粘り気がない状態になり、色は白濁だけではなくクリーム色や黄色っぽくなる場合もある

・匂い:生理前とはそこまで変わらず酸っぱい匂いがきつくなることも

特に生理前のおりものと違う点は量と状態。

おりものの量自体が多くなり、粘り気がないのが特徴的です。

色に関してですが、着床時に子宮内膜が傷ついた場合、少量の出血がおりものに混ざりピンクや茶色っぽくなる場合もあるようです。

白いおりものは排卵済みの変化?

では具体的に白いおりものはどの時期から現れるのでしょうか?

おりものは排卵期に入り排卵が近づくとその量が増え、排卵直前では透明で卵白のような状態に変化していきます。

排卵後は徐々に量が減っていき、粘り気を帯びて白っぽいおりものに変化するのです。

つまり白いおりものに変化すれば排卵済みということになります。

しかしこのようなおりものの変化を知るためには、時期によって変化していく様を注意深く観察していくことが必要です。

白いおりもので妊娠した事例を紹介!

白く粘り気のないおりものが出ると着床成功のサインだとわかりましたが、気になるのは実際に妊娠出来た人がいるかどうかですよね。

白いおりもので妊娠したエピソードを調べてみたところ多くの人が妊娠成立していることがわかりました。

妊娠してる時もしてない時も乳白色のおりものが出ていたが、検査薬を使用した薄く陽性の線が出て、その後段々濃くなり妊娠成立。
生理の予定日のはずなのにいつもと違い白っぽい卵白状のおりものがたくさん出たため、妊娠を疑い検査薬を使用したところ陽性の線がくっきり出た。

また人によっては白いがサラッとした状態のおりものが出なかった人もいるので、個人差が関係しているようです。

白いおりもの以外の着床完了のサインとは?

ここまでで白いおりものが出ると妊娠した可能性が高いことがわかりましたね!

またおりものの変化以外にも様々な妊娠超初期症状があります。

よく知られているのは生理が遅れるまたは来ないことや、つわりによる吐き気などです。

またそれ以外にも体と心に様々なサインが現れ、その多くは月経前症候群(PMS)と似ているのでもしかしたら気がつかなかった人いるかもしれません。

ここからは妊娠超初期に現れる体の症状や精神状態について見ていきましょう!

着床の完了を症状から自覚するのは難しく、一概に着床完了のサインはありません。
しかし着床することで起こりやすい症状がいくつかあるので、そちらを妊娠超初期の症状と合わせて今回は紹介していきます。

着床完了のサイン①熱っぽさ

妊娠超初期の熱っぽさは高温期が続くことで引き起こされます。

その訳は女性の体温は月経の周期によって低温期と高温期に分かれ、通常は生理直前になると基礎体温が下がり低温期に入ります。

また生理前の基礎体温は高温期に当たります。

ところが着床完了すると体温が低下せず、高温期が17日以上続くことで熱っぽく感じるようです。

中には熱の症状から風邪と勘違いしてしまう人もいる様子。

さらに熱と同時に汗をかきやすくなる場合もあるようで、火照った体を冷やすためだそうです。

着床完了のサイン②頭痛や吐き気

頭痛は着床後に女性ホルモンであるプロゲステロンの影響で引き起こされます。

プロゲステロンは様々な作用がありますが、その中の一つに血管を拡張するものがあり、これが原因で脳内の血管が拡げられ周囲の神経を刺激してしまい頭が痛くなるのです。

また吐き気や胃のむかつきなども同じようにプロゲステロンが影響し、子宮収縮を抑える作用によって子宮付近の消化器官の筋肉まで収縮が抑えられてしまうのです。

これにより消化器官の働きが弱まることで胃もたれや吐き気などの症状が現れてしまいます。

妊娠の可能性がある場合は消化器系に不調があっても薬の内服は避けるようにしましょう!

着床完了のサイン③立ちくらみやめまい

立ちくらみやめまいは妊娠したことでホルモンバランスが変化し、自律神経が乱れて引き起こされます。

また低血圧によって血管の収縮や拡張が不安定になるために起こるとも言われています。

特に妊娠超初期はめまいやふらつきが起こりやすく、症状が出たらすぐに座り込むか横になって休むことをオススメします。

立ちくらみやめまいは妊娠だけではなく貧血や低血糖によっても引き起こされます。ただしこれらの症状が長く続いたり、目のかすみを伴うようなめまいが起こる場合は医師に診てもらいましょう。

着床完了のサイン④精神的に不安定

妊娠するとホルモンバランスが急激に変化し、自律神経が乱れることで精神的に不安定な状態になりやすいです。

感情のコントロールが難しくなりイライラしやすくなったり、落ち込みやすくなる人もいます。

これもプロゲステロンが影響しており、精神面に作用することで不安感を増してしまうのです。

しかし妊娠中期になると体の変化にも慣れ気持ちが安定してくるようです。

ストレスを感じるあまり胃痛や腹痛を起こす人もいますが、薬の服用はなるべく避けるといいです。

着床完了のサイン⑤急激な眠気

急激な眠気はまたもやプロゲステロンが影響しています。

プロゲステロンには体温を上げ妊娠を維持するための働きがあり、妊娠すると分泌量が増えます。

また体を休ませようとする作用があり、そのため眠気を強く引き起こされ急激に眠くなってしまうのです。

しかし眠気が続いてしまうからといって、ついついカフェインを摂る人もいるでしょうがなるべく避けるようにしましょう。

妊婦がカフェインを大量に摂取すると胎児に影響がでる可能性が高まります。

WHOによると妊婦はコーヒーの摂取を一日3〜4杯程度までにすべきとされているので、妊娠中はなるべくカフェインの摂取を控えるといいようです。

参考>>厚生労働省(食品に含まれるカフェインの摂取についてQ&A)

着床以外でおりものが変化する理由とは?

着床完了し妊娠が成立すると変化していくおりもの。

その訳は前述した通りエストロゲンの分泌量が増えるためにおりものの量が変化するのです。

しかし着床以外でもおりものは変化し、女性ホルモンや、年齢が関係してくるようです。

また体調によって変化する場合もあり、中には病気の可能性を含んでいるものも!?

ここからは着床以外でおりものが変化する理由を紹介していきますよ。

①年齢

おりものの量は女性ホルモンの分泌と関係し年齢によって変化していきます。

詳しく年代によるおりものの変化を見ていきましょう。

・10代:初潮を迎え徐々におりものが増える時期
しかし女性ホルモンの分泌が不安定なためおりものの量も安定しない

・20〜30代:おりものの量が最も多くなり、分泌周期も安定する時期
女性ホルモンの分泌量がピークに達する

・40代:おりものの量が徐々に減り始める時期
女性ホルモンの分泌もそれに伴い減り始める

・50代:さらに女性ホルモンの分泌が減り、閉経後は一気におりものの量も減る

変化の流れとしては、妊娠可能な年齢になると女性ホルモンの分泌が高まることで、徐々におりものの量が多くなり閉経を迎えるとぐんと少なくなるようですね。

②生理周期

おりものはエストロゲンの分泌とほとんど比例した関係があり、実は生理と同じような一定の周期が存在します。

この周期によって量、状態、匂い等が変化するのです。

詳しく生理周期によるおりものの変化について見ていきましょう。

・月経期(生理中):経血が混じってしまいおりものだけを確認することは不可能だが、通常は量が減っている

・卵胞期前半(生理直後):量が少なくサラッとした状態で、膣内に残った経血とおりものが混じり茶色っぽくなる

・卵胞期後半:排卵期に向けておりものの量が増えていく

・排卵期:最も量が多くなり、透明で卵白のような状態で匂いは強くない

・黄体期(排卵後~生理前):量が徐々に少なくなり、白濁としたドロッとした状態で下着に着くと黄色っぽくなることもある

・生理前:黄体期と同じような状態で、再び量が増え始め匂いがきつくなっていく

変化の流れとしては生理後にはサラッとした量の少ないおりものから排卵期にかけて徐々に増え、排卵後を境に粘り気を帯び白くドロッとしたおりものに変化するようですね。

また卵胞期から排卵期かけて膣内の環境が酸性からアルカリ性に変化します。

精子は酸に弱くアルカリ性だと過ごしやすいので、妊娠を希望する人は排卵期まで待つと受精の可能性が高くなります。

排卵期にごく少量の出血をする人もいるようですが、排卵出血によるものなので心配無用です。ただし出血量が多かったり、3日以内に治らない場合は不正出血の可能性があります。

病気の可能性も?要注意なおりものの特徴とは?

おりものは体調によって変化することもあるので普段から観察することが重要です。

おりものの状態が明らかに通常より多かったり、匂いがきつかったりする場合は感染症の疑いがあります。

特に性器にかゆみや痛みを伴う場合は注意が必要です!

すぐに婦人科を受診できるようにするためにも、要注意なおりものの状態について知っておきましょう。

不透明で白色

・おりものの状態が白く濁りヨーグルトのような状態
・性器にかゆみまたはずきずきした痛みがある

上記の症状に当てはまった人は「カンジタ性膣炎(通常・膣カンジタ)」の疑いがあります!

カンジタ性膣炎は性病と勘違いされがちですが、皮膚や腸内または膣内にも常在菌して存在する「カンジタ菌」が繁殖して性器に炎症を起こします。

原因は糖尿病、疲労、ストレス等で起こる免疫力の低下やデリケートゾーンのムレ・汗など様々です。

また妊娠中にかかりやすい感染症と言われています。

泡状で黄緑

・おりものの状態が黄緑または濃い黄色で泡状
・強い悪臭を放ち量が多い
・性器に強いかゆみまたは焼けるような感覚がある

上記の症状に当てはまった人は「トリコモナス膣炎」」の疑いがあります!

トリコモナス膣炎はトリコモナス原虫に感染することで発症します。

原因は寄生した原虫で、膣内にも炎症を起こしてしまいます。

強い感染力を持つ性病の一つですが、感染ルートは性交渉だけではなく公衆浴場の椅子からもあるようです。

黄色くねばついている

・おりものの状態濃い黄色で粘り気があり量が多い
・下腹部に痛みがあるまたは発熱している

上記の症状に当てはまった人は「クラミジア頚管炎」の疑いがあります!

クラミジア頚管炎はクラミジアトラコマチスと呼ばれる微生物に感染して発症します。

日本国内で若い女性を中心に発症率が高まり、放置しておくと不妊症の原因になる恐れもあるようです。

また妊婦が関している場合は出産時に子供に感染し、新生児結膜炎や肺炎を引き起こす可能性もあるので特に早期治療を心掛けましょう。

膿のような黄緑色

・おりものの状態が膿のような黄緑色で量が多い
・腐ったような悪臭がする
・下腹部に痛みがあるまたは発熱している

上記の症状に当てはまった人は「淋菌性頸管炎」の疑いがあります。

淋菌性頸管炎は淋菌に感染することによって発症します。

抗生剤が使用され一時は感染者数が徐々に減っていたようですが、最近はまた増えてきてしまっている様子。

また放置しておくと尿道やバルトリン腺にも感染してしまい、尿道炎や膀胱炎を引き起こす可能性もあります。

白いおりものは着床完了のサイン!ただし着床以外で変化する場合もある!

今回は巷で着床失敗のサインと言われる白いおりものについて、妊娠した時のおりものの変化や妊娠した事例を紹介しました。

調べるとおりものは着床し妊娠成立すると、白くサラッとした状態に変化し量が増えることがわかりました。

また実際に白いおりものに変化したことで多くの人が妊娠成立したようです。

ただしおりものの変化には個人差があり年齢や体調も関係しています。

おりものの状態だけでは一概に妊娠したかどうかは判断できませんので、今回紹介した妊娠超初期の症状と合わせて判断するといいですね!