【閲覧注意】飛び降り自殺(落下死)はどうなる!?遺体の損傷と後処理は?

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飛び降り自殺のニュースを見た際に、「遺体はぐちゃぐちゃだろうな」と思う人は多いでしょう。

しかし、本当に飛び降りをすればぐちゃぐちゃになるのでしょうか?

その悲惨さを把握するためにも、飛び降りをした遺体はどのような状態になり遺体はその後どのように対応をされるのかを知っておきましょう。

飛び降りすると遺体はどうなる?

「高い場所から飛び降りれば、人間の体はぐちゃぐちゃになるだろう」と思う人は多いでしょう。

しかし、飛び降り後の遺体は必ずしもぐちゃぐちゃになるとは限りません。

ぐちゃぐちゃになるとは限らない

飛び降りによって受ける衝撃は、飛び降りる高さや人の体重、地面の硬さなどの条件によって異なります。

100mの高さからコンクリートやアスファルトに落下する衝撃と、10mの高さから芝生の地面に落下する衝撃が異なることは想像が容易でしょう。

当然ながら、落下の衝撃が強ければ強いほど、遺体はぐちゃぐちゃになる可能性は高いです。

また、人はわずか数mの高さでも打ち所が悪いと亡くなってしまうことがあります。

もし、低めの高さから頭から落ちるような飛び降りをした場合、その遺体はぐちゃぐちゃという印象を受けるほどの損傷が見られないこともあります。

そのため、飛び降りをすれば必ずしも遺体がぐちゃぐちゃになるとは限りません。

転落と墜落の違い

飛び降りのニュースでは「転落」「墜落」「落下」という言葉がよく使われます。

これらの言葉には違いがあり、使い分けがされています。

「転落」は階段や建物の壁など、物にぶつかりながら、もしくは物にぶつかってから地面に落ちることです。

「墜落」は物にぶつからず、直接地面まで落ちることです。

「落下」は途中で物にぶつかる、ぶつからないに関係なく、落ちることを指します。

落下中に物にぶつかると、落下の勢いが弱まるため、飛び降りでは「転落」と「墜落」は生存確率に大きな影響を与える要素となっています。

飛び降りした遺体の状態

条件によっては、飛び降りをしても遺体がぐちゃぐちゃにならないこともあります。

しかし、悲惨な状態となってしまうことには変わりありません。

そのため、飛び降りをした場合には、どのような状態となってしまうことがあるのか、具体的に把握しておきましょう。

生前の顔が確認できない

落下中に顔を物にぶつけたり顔から落下したりなどすれば、顔がぐちゃぐちゃになってしまうでしょう。

原型を留めないほど顔がぐちゃぐちゃになってしまうと、生前の顔が判断できず、すぐに亡くなった人がどこの誰であるか確認できない場合もあります。

また、頭蓋骨が砕けると脳が出ることもあります。

手足がバラバラになる

飛び降りをすると衝撃で手足がバラバラになるイメージを持つ人もいますが、地面に落ちるだけでは意外と人の体はバラバラにはなりません。

しかし、落ち方や落下の途中で物にぶつかるなどの力の加わり方によっては手足がバラバラになってしまうこともあるでしょう。

体がぐにゃぐにゃに曲がる

飛び降りをしても意外と手足はバラバラにはなりませんが、身体中の骨が砕ける事にはなるでしょう。

そのため、飛び降りの遺体はぐにゃぐにゃで人形のようになっていることもあります。

また、力の加わり方によっては、折れた骨が皮膚を突き破って飛び出します。

内臓がぐちゃぐちゃ

飛び降りをしても、手足がバラバラにならなかったり、骨が飛び出さなかったりなどすると、見た目では打撲や裂傷、血を流していることなどから、「転倒事故か?」と思ってしまうこともあるでしょう。

しかし、全身の打撲や骨折、出血多量などによって致命傷となっています。

また、落下の衝撃によって内臓は破裂していることでしょう。

そのため、飛び降りの遺体は見た目以上に体内部の方がぐちゃぐちゃになっていることも多いです。

助かる場合もある

飛び降りをしても、途中で物にぶつかって落下の勢いが落ちたり、落ちた地面が柔らかい土や草垣であったりなどすると、奇跡的に一命を取り留めることもあります。

しかし、飛び降りの衝撃によって脳や脊髄に損傷を負う可能性は非常に高く、奇跡的に助かっても一生歩けずに寝たきりとなることもあるでしょう。

そのため、飛び降り経験者の中には、自分では動けないので再び自ら命を絶つことができない状況となったことに「助かった方が地獄」と思う人もいるようです。

飛び降りでぐちゃぐちゃになった遺体のその後は?

飛び降りの遺体は生前の顔や姿が想像できないくらいぐちゃぐちゃになることもあります。

遺体はその後どのような対処をされることになるのでしょうか?

遺体の引き取り

飛び降りの場合は事件性や遺体の身元などを確認するために警察によって検視が行われます。

事件性がなく遺体の身元が確認できれば、遺体検案書が作成された後に、遺体は遺族に引き取られることになります。

状況や条件などによって違いはありますが、早ければ半日ほど、遅くても数日で遺体は引き取ることができるでしょう。

ただし、遺体がぐちゃぐちゃで身元の確認ができない場合は、結果が出るまで時間のかかるDNA鑑定が必要になり、遺体を引き取るまでに1カ月もかかってしまう場合もあります。

現場の清掃

飛び降りのあった現場は血や肉片などが飛び散っているため、清掃が必要になります。

その清掃は主に特殊清掃を行っている業者が担当します。

コンクリートやアスファルトに染み込んだ血は除去剤を散布して、拭き取る作業を繰り返し、大量の水を使って高圧洗浄機で洗い流さないと取れません。

ただし、清掃の必要な場所が建物の敷地内ではなく、公道であった場合は自治体や関係者が清掃することになります。

遺体のエンバーミング

エンバーミングとは遺体を生前の姿に近づけるための修復をしたり防腐や殺菌などの処理を行うことです。

飛び降りでぐちゃぐちゃとなった姿は、家族にとって非常にショックであり、あまり多くの人にその姿を故人も見られたくはないでしょう。

そのため、皮膚を縫い合わせたり、陥没した部分にワックスやシリコンを入れたりなどして、生前の姿に近づけます。

また、防腐や殺菌の処理を行うことで遺体の腐敗を数日遅らせることができ、遺族は葬儀の準備などをする時間の猶予を得ることができます。

ただし、あまりにも遺体の損傷が激しいと、エンバーミングを行っても生前の姿に戻してあげられません。

そのような場合は家族だけで葬儀をしたり、会葬者には故人の姿を見せずに葬式が行われたりなどします。

損害賠償の発生

飛び降りをすると、人にぶつかったり、物を壊したりなどすることがあります。

また、建物の資産価値が下がったり、現場が商業施設であれば風評被害の影響を受けることもあるでしょう。

そのため、飛び降りをした人に対して損害賠償を請求されることがあります。

もし、飛び降りをした人はすでに亡くなっていれば、遺族がその債務を相続することになります。

ただし、相続放棄をすれば遺族に損害賠償請求はできなくなるので、基本的に支払わないことが多いでしょう。

しかし、家族を亡くして間もない時期に、お金に関するトラブルが起こることで遺族の精神に非常に大きな負荷がかかってしまうことになります。

また、法律のことに詳しくなかったり、誰にも相談しなかったりなどして、損害賠償は言われた通りに支払わなければならないと思ってしまう人もいるようです。

SNSで現場の拡散

飛び降りがあれば警察や救急車などが集まったり、周辺が封鎖されたりなどして大騒ぎとなるでしょう。

その現場に居合わせた人が写真を撮って、SNSに投稿することも今ではよくあることでしょう。

「この場所で飛び降りがあった」「今は封鎖されて通れない」など、世間にとっては必要な情報ではあります。

しかし、遺族や関係者の中には、多くの人が飛び降りのことを知ることや、その写真が目に入ってしまうことに抵抗を感じてしまう人もいるでしょう。

また、場合によっては遺体の画像をネットにアップされてしまう可能性もあります。

SNSであれば運営が対処して削除してくれることもありますが、削除される前に見たくない人がその画像を見てしまう可能性もあるでしょう。

SNSによってはグロテスクな画像を表示しくなる設定ができるものもあるので、グロ画像を見たくないない人は設定しておきましょう。

霊となってさまよう

飛び降り自殺をする人はこの世に未練や恨みを持っていることがあり、霊となって現場に留まることが多いと言われています。

また、自分が亡くなっていることに気がつかず、霊体で何度も飛び降りを繰り返すこともあるそうです。

そのため、苦しみから解放されたかったのに、亡くなってからも苦しみ続けるという悲しい状況になってしまう可能性もあります。

飛び降りの悲惨さを知っておこう

飛び降りをすると体がぐちゃぐちゃになり、遺族も非常に辛い思いをすることになるでしょう。

飛び降りを思い留まる、飛び降り自殺を止められる人になるためにも、その悲惨な結果を好奇心や興味として知るのではなく、どのようなことが起こるのか知識として把握しておくようにしましょう。