【No Excuse】ザイオンクラークが最強すぎてヤバい?下半身がないレスリング選手とは?

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Netflixで「ザイオンクラーク」という人物が話題になっています。

話題になった理由は、Netflixにて「ZION」というザイオンクラーク本人にスポットを当てた短編ドキュメンタリーが公開されたからです。

短編ドキュメンタリーが作られるほど話題になる「ザイオンクラーク」とは、一体どのような人物なのでしょうか?

そこで今回は「ザイオンクラーク」という人物と、その半生に何があったのかをまとめていきたいと思います!

【2023最新】ザイオン・クラーク、MMAのデビュー戦勝利!

ザイオン・クラークさんが、18日、総合格闘技(MMA)に初出場

そして見事勝利しました!

ザイオン・クラークさんの勝利は、多くの海外メディアに報道され、世界的話題に。

続く試合でも勝利し、ネットでは大きな反響をよんでいます。

ネットでは、「かっこいい」「強すぎ」という声が多く上がり、ザイオン・クラークさんへの注目はますます強まっています。

ザイオン・クラークとは?プロフィールや経歴を紹介

出典:MOVIE WALKER

ザイオンクラークは、1997年9月29日生まれの24歳。

アメリカのオハイオ州で生を受け、現在はプロのフリースタイルレスラーとして活動しています。

今でこそプロレスラーとして、強靭な肉体を持っていますが、そこに至るまでには苦難の道が続いていたのです。

そんな「ザイオンクラーク」という人物の経歴を詳しく見ていきましょう。

生まれつき下半身がなかった

出典:Daily Mail

ザイオンクラークは、生まれつき下半身がありませんでした。

「尾部退行症候群」という先天性の異常により、腰から下がない状態で生まれてきたのです。

壮絶な幼少期時代

ザイオンクラークは、生まれてすぐに両親に捨てられてしまいます。

その後、7,8件の里親の元で育てられますが、いずれの場所でも満足に育ててもらえませんでした。

飢えさせられたり、他の子供たちからよく殴られたりしており、一時は生死の境をさまよいます。

最終的には、福祉施設に引き取られて生き延びることができたのです。

6歳からレスリングを始める

出典:Daily Mail

ザイオンクラークは6歳からレスリングを始めます。

ザイオンクラークの里親になったキンバリーという女性が、ザイオンクラークを元気づけるためにレスリングを始めさせたのです。

身体的な違いから、差別を受けていたザイオンクラークは、生活というものは弱者を見逃さないことを知っていました。

いかに自分の身を守るかを考えなければならなかったのです。

このような環境から、ザイオンクラークはいつの間にかレスリングをする習慣を身につけていきます。

努力が実り、大学生レスリングトップ8に

出典:MOVIE WALKER

ザイオンクラークは、大学生活最後の試合で大学レスリングトップ8に輝きます。

そこに至るまでには、数多くの努力がありました。

 

ザイオンクラークは、下半身がないため、片手で地面を移動し、もう片方の手は十分な力を持って相手を倒さなければなりません。

腕を手足として同時に使うことを覚えなければならなかったのです。

レスリングの試合を始めた最初の年は1度も試合に勝てませんでした。

しかし、ザイオンクラークは持ち前の前向きさから、逆境に負けることはありませんでした。

レスリングの練習に加えて、ジムでダンベルや懸垂運動などでパワー強化を行うなど、自身に厳しいトレーニングを課します。

その成果が実り、2017年には55試合中33試合に勝てるようになり、大学最後の試合ではレスリングトップ8の座を掴んだのです。

両手だけで走る速度がギネス世界記録に認定

出典:Guinness World Records

ザイオンクラークは、両手だけで走る速度がギネス世界記録に認定されます。

その記録は、なんと20mを4.78秒で走り抜けたのです。

2回測定を行い、2回目の記録が採用されているのですが、1回目の記録の方が速かったとザイオンクラークは話しています。

もしかしたら、今後ザイオンクラーク自身がさらにギネス記録を更新してくれる日がくるかもしれませんね。

将来の夢はオリンピックへの出場

ザイオンクラークの将来の夢は、オリンピックへの出場だといいます。

ザイオンクラークの目標は高く、将来はレスリングのオリンピックで複数優勝している世界チャンピオンになっていると、ギネス公式動画の中で語っています。

さらに、ザイオンクラークはパラリンピックの役員の進めにより、車いすのレースにも参加しています。

オリンピックだけではなく、パラリンピックでもレスリングと車いすの試合に出場しようとしているのです。

次の2024年のオリンピック、パラリンピックでは出場者の中に「ザイオンクラーク」という名前が入っていることでしょう。

ザイオン・クラークの生まれつきの病気とは?

ザイオンクラークは生まれつきの病気によって下半身を失ってしまいます。

どのような病気なのか詳しく見ていきましょう。

下半身がないのは尾部退行症候群

出典:Daily Mail

ザイオンクラークに、下半身がないことは少し触れていましたが、原因は「尾部退行症候群」という先天性の欠損症によるものです。

「尾部退行症候群」は下半身の発達に影響を及ぼす疾患であり、10万人の出生のうち5分の1が影響を受けると言われています。

「尾部退行症候群」の解説は以下のとおり。

尾部退行症候群は胎生期初期の尾部脊椎の形成不全により発生し、多種の器官に様々な異常をきたす症候群

出典:J-STAGE

上半身のみだが内臓はある

上半身のみでも内臓はあります。

「内臓」とは、体の中にある「器官」を指し、呼吸器、消化器、泌尿器などのことを合わせて内臓と呼びます。

下半身がないことによって、泌尿器である尿管、膀胱、尿道などは影響が出る可能性はありますが、気管や肺などの呼吸器、胃や腸などの消化器は上半身にあるのです。

トイレは人口肛門との噂も

下半身がない人は、排泄のために人口肛門が作られます。

ザイオンクラークも、腹部内に収集袋を設置して排泄を行なっているようです。

鍛え抜かれた身体は努力の賜物

出典:DailyMail

ザイオンクラークは、デイリー・メール紙の取材に対して、以下のように語っています。

「試行錯誤を繰り返しながら、自分のレスリングに適応させていったのです。何年もかけて、何が効果的かを考え出したんです。今は1日2回、週に6日ほどトレーニングをしています。」

出典:DailyMail

ザイオンクラークはレスリングを通して、ほとんど休みなく身体を鍛え続けていることによって鍛え抜かれた身体を手に入れることができました。

ここまで鍛え抜くことができたのは、ザイオンクラークが普通の人にはない勇気や強靭さ、楽観主義を持ち、困難の中で自分を成長させていったからです。

ザイオン・クラークの半生を描いた作品が感動すると話題

出典:MOVIE WALKER

ザイオンの経歴に衝撃を受けた監督がおり、その監督の手によって、ザイオンクラークの半生を描いた短編ドキュメンタリー映画が作成されました。

作成された短編ドキュメンタリー映画は、サンダンス映画祭短編部門で審査員大賞にノミネートしていました。

短編ドキュメンタリー映画「ZION」がNetflixで公開

出典:MOVIE WALKER

2018年に短編ドキュメンタリー映画「ZION」がNetflixで公開されています。

11分の短編ドキュメンタリーですが、彼の苦しい生い立ちやレスリングに出会い成長していく姿が凝縮された素晴らしい映像になっています。

逆境の中で、困難に打ち勝ち成長していく姿は、映像を見た人に感動を与えてくれることでしょう。

ザイオンのモットーは「No Excuse(言い訳なし)」

出典:teech

ザイオンのモットーは「No Excuse(言い訳なし)」だと言います。

逆境を歩く上で、「この世に生きていて言い訳をしない」ということを自分の中で決めているのです。

背中に彫られている「No Excuse」のタトゥーが、彼の生き様を象徴していますね。

感動したとの声多数

Netflixで公開された「ZION」を見て感動し、コメントが多数寄せられていました!

コメントをいくつか紹介します。

2022年最新!ザイオン・クラークがMAMAMOOソラとコラボ?

出典:ウィキペディア

MAMAMOOは、韓国発の4人組ガールズグループです。

そのMAMAMOOのメンバーの1人、ソラとザイオンクラークが、なんとコラボしたというのです!

活躍するフィールドが全然違う2人なので、本来なら交わらないかに思われましたが、曲に合わせて一緒に踊っている姿がFacebookやTikTokなどで公開されています。

どのような経緯で2人がコラボするに至ったのかが気になりますね。

Netflixで話題のザイオンクラークとは?ザイオンの生き方に感動する人多数!のまとめ

出典:NewsWeek

今回の記事では、Netflixで話題のザイオンクラークという人物についてまとめました。

  • 生まれつき、「尾部退行症候群」という病気を持ち、下半身がなかった
  • 親に捨てられ、引き取られた施設では殴られ、飢えさせられるなどひどい環境
  • レスリングに出会い、全力で打ち込むことで強靭な肉体と逆境に負けない力を手に入れる
  • オリンピックを目指し、今もなお前に進み続けている

逆境に負けず前に進み続ける姿を見ると、自分も頑張ろうという活力がもらえますね。

これからも活躍が期待されるザイオンクラークをこれからも応援していきましょう!