「ゴツゴツのアハン」と言葉を聞くだけではその意味はわからないでしょう。
これは言葉遊びとして、ある言葉を組み替えたものです。
では、その元ネタとなっている言葉とは何なのでしょうか?
また、どのような方法で組み替えられたことなのでしょうか?
ゴツゴツのアハンとは?
「ゴツゴツのアハン」は、ある言葉が言葉遊びによって組み替えられたものです。
その言葉遊びによって作られら言葉はSNSで見かけることもあり、シリーズ化しています。
そのため、「ゴツゴツのアハン」や同じシリーズの言葉を見かけたときに、その意味を理解できるようにしておきましょう。
ゴツゴツのアハンの意味
「ゴツゴツのアハン」とは、「アツアツのゴハン」を組み替えて作られた言葉です。
単語の頭文である「アツアツ」の「ア」と、「ゴハン」の「ゴ」を入れ替えることで「アツアツのゴハン」が「ゴツゴツのアハン」になります。
このような単語の頭文字を入れ替える言葉遊びのことを語音転換やスプーナリズムと言います。
語音転換した言葉は「ゴツゴツのアハン」以外にも作られ、語音転換シリーズとして定着しています。
元ネタはある?
以前「5000兆円欲しい!」が検索に出てこなくて困るということをなぜか言われたので改めてアップしておきます。
5000兆円欲しい!の画像です。お納めください。 pic.twitter.com/SQMRoIUNsy— ケースワベ【K-SUWABE】 (@KSUWABE) April 20, 2017
「ゴツゴツのアハン」と言えば、アツアツのご飯が背景にされ、グラデーションのかかった赤いテキストで「ゴツゴツの」、白いテキストで「アハン」と書かれた画像がセットのようになっています。
この画像の元ネタはケースワベさんがTwitterに投稿した画像が元ネタと言われています。
ケースワベさんは2016年にまずは「5000兆欲しい!」とテキストだけで投稿し、その後に「ゴツゴツのアハン」の元ネタとなるフォントの画像で投稿されました。
また、2017年に「5000兆欲しい!」は再投稿され、そのフォントを真似した投稿が広がり、「5000兆欲しい!」のフォントが簡単に作れるジェネレーターまで登場しました。
語音転換の由来
語音転換はSNSで見かけることが多いので、アニメや漫画などが元ネタと思っている人もいるでしょう。
しかし、語音転換の歴史は古く、その由来はオックスフォード大学の二ユーカレッジに奉職していた神学者、古代史学者であったウィリアム・アーチボルド・スプーナー(1844~1930)と言われています。
スプーナーは独特でコミカルな話し方をすることで知られていて、その話し方に語音転換も含まれていました。
語音転換がスプーナーリズムと呼ばれるのはそのためです。
スプーナーがこのような独特な話し方をしていたのは、頭の回転が速すぎることで発音が追いついていなかったのではないかと言われています。
ゴツゴツのアハンの作り方
語音転換シリーズはいろいろな人が、いろいろんば言葉を作っているので、自分でも語音転換で言葉遊びをしてみたいと思う人もいるでしょう。
そのような人は語音転換で言葉遊びができるように、「ゴツゴツのアハン」の作り方を知っておきましょう。
基本ルール
まず語音転換の基本ルールとしては単語の頭文字を入れ替えることが必要です。
そのため、語音転換する元の言葉は「~~の~~」のような簡単な文章や、「ゲリラ豪雨」のように単語の組み合わせによってできている言葉を使うと良いでしょう。
語音転換をする際のポイント
ただ語音転換をするだけでは面白い言葉にはならないでしょう。
語音転換をする際のポイントは、「ゴツゴツのアハン」のように文字を読んだり、見たりなどしたときにインパクトが与えられるようにすることです。
そのため、語音転換する元の言葉選びは非常に重要になります。
画像を作る
語音転換シリーズはテキスト画像とセットなので、語音転換した言葉は「ゴツゴツのアハン」と同じようにグラデーションのかかった赤と白のテキストで画像を作成しましょう。
語音転換シリーズの画像作成はネット上にジェネレーターがいくつかあるので、画像作成の知識がなくても作ることができます。
ゴツゴツのアハンを応用した語音転換シリーズ
いきなり語音転換で言葉を作ろうとしても、なかなか良い元の言葉が思いつかないという人もいます。
そのような場合は、まず有名な語音転換シリーズにはどのようなものがあるのか確認して、参考にすると良いでしょう。
アツアツのゴハン
スプーナリズムと呼ばれるものをこよなく愛しています。
「アツアツのゴハン」を「ゴツゴツのアハン」にするというあれです。
低コストで非常に効率の良い笑いがとれます。
— 有象無象P (@UzoMuzoP) March 27, 2021
語音転換シリーズの大定番が「ゴツゴツのアハン」なので、その画像は確認しておくべきでしょう。
「ゴツゴツの」は見た目も、読んでも、そのインパクトは強いです。
また、「アハン」も印象に残りやすい言葉です。
アツアツのご飯を背景にしておくことで、元の言葉が誰にでもわかりやすいようになっています。
この形が語音転換の基本形です。
アツアツのココア
たけるさんへ
美味しかったです#ラーメン#ゴツゴツのアハン pic.twitter.com/R3QZMTRoB5
— なお (@o8810qid6BTljBd) May 29, 2019
「コツコツのアアア」の元の言葉は「アツアツのココア」で、「アツアツの」の「ア」と「ココア」の「コ」が入れ替わっています。
そのため、「アツアツ」は「コツコツ」と別の言葉に変わり、「ココア」は「ココ」が「アア」に変わることで「アアア」となっています。
面白い言葉の変化と、「アアア」の印象が強い語音転換です。
サクサクのポテト
ポクポクのサテト
#ゴツゴツのアハン pic.twitter.com/9xN64EmEqC— オカモトカズマ@プランナー (@kazuuu0720) August 23, 2021
「ポクポクのサテト」の元の言葉は「サクサクのポテト」で、「サクサクの」の「サ」と「ポテト」の「ポ」が入れ替わっています。
そのため、「サクサク」は「ポクポク」と別の擬音語に変わり、「ポテト」は「サテト」とこれから行動を起こす一声のようになっています。
読んでみると、その響きが面白い語音転換です。
パラパラのチャーハン
遊びにいったらチャーハンワールドに連れて行かれてめちゃくちゃツボに入ってしまいました🍚
こういうの大好き。
チャラチャラのもとむらパーハンさんも撮れました😌マーダーワールド初参加。
もとむらさんと一騎打ちしたのがハイライト🗡
画像のドアは外の🐍が怖くて他に人がいたのに鍵閉めた画像🔑 pic.twitter.com/m8Vwv8gOj8— ニヨニヨ (@niyo_vrc) November 17, 2021
「チャラチャラのパーハン」の元の言葉は「パラパラのチャーハン」で、「パラパラの」の「パ」と「チャーハン」の「チャ」が入れ替わっています。
そのため、「パラパラ」は「チャラチャラ」と「チャラい」を連想させる言葉に変わり、「チャーハン」は「パーハン」と意味がよくわからない言葉に変わっています。
言葉に意味を持たせるのではなく、見た目や読んだときの印象を重視した語音転換です。
アツアツ唐揚げ
アカピッピミシミシガメ←良い
ゴツゴツのアハン←良い
ゴリアゲイ雨←良い
あらあらカツアゲ←うーん…
ゴツゴツのアハンの二番煎じ感— うろおぼえ (@urohoboe) September 2, 2020
「あらあらカツアゲ」の元の言葉は「アツアツ唐揚げ」で、「アツアツ」の「ア」と「唐揚げ」の「か」が入れ替わっています。
そのため、「あつあつ」は「あらあら」と別の言葉に変わり、「唐揚げ」は「カツアゲ」に変わっています。
変換後も意味が通っている綺麗な語音転換です。
やさいくだもの
やさいくだものを本気でくさいやだものに見間違えた
スプーナリズムに脳を侵されている pic.twitter.com/hj6IVjPyfn— フジエビ (@Mcshrimp1) October 22, 2021
「くさいやだもの」の元の言葉は「やさいくだもの」で、「やさい」の「や」と「くだもの」の「く」が入れ替わっています。
そのため、「やさい」は「くさい」と別の言葉に変わり、「くだもの」は「やだもの」に変わっています。
「やだもの」に「!」が付いていることで、よっぽどその物が臭かったことが想像できる面白い語音転換です。
どんぐりガム
そんなことよりがんぐりドム食べる? pic.twitter.com/t37b9K7raI
— のなめ【NONAME】 (@_NONAMEGAMER_) May 10, 2020
「がんぐりドム」の元の言葉は「どんぐりガム」で、「どんぐり」の「ど」と「ガム」の「ガ」が入れ替わっています。
そのため、「どんぐり」は「がんぐり」と「勘ぐり」に近い言葉に変わり、「ガム」は「ドム」に変わっていることで、勘ぐった陸専用人型機動量産兵器のようになっています。
言葉の内容を想像すると面白い語音転換です。
「ゴツゴツのアハン」の語音転換シリーズを作ってみよう
「ゴツゴツのアハン」は語音転換という言葉遊びでSNSでよく見かけます。
言葉の作り方は簡単で、画像作りもジェネレーターで簡単に作れるので、語音転換シリーズを作ってSNSに投稿してみましょう。