【画像あり】見たら即死の象の足とは?チェルノブイリ原発事故の負の遺産

未分類

チェルノブイリと言えば、史上最悪の原発事故として有名な場所でしょう。

そこには見たら即死してしまう、負の遺産「象の足」という物体があります。

果たしてその象の足とは何なのか、画像を見ながら当時の事故の状況を交えて解説していきます。

見たら即死する?チェルノブイリの象の足とは?

上記の写真が実際の象の足の画像です。

早速チェルノブイリに存在する象の足について解説していきます。

1986年4月にチェルノブイリという町で起きた原発事故により生成された、巨大な炉心溶融物の塊のことです。

ちなみにチェルノブイリはウクライナ共和国の都市で、ベラルーシ共和国の国境付近に位置しています。

象の足は原発事故の負の遺産

チェルノブイリ原発事故は史上最悪の原発事故と言われています。

象の足は強い放射能力を持つ塊であり、なんと大きさは2メートル以上で重さは数100トンもあります。

事故発生から30年以上経った現在も当時の姿のまま残っており、その形から「象の足」と名付けられ負の遺産として認知されるようになりました。

象の足ができた理由とは?

なぜ原発事故で象の足ができたのでしょうか?

化学的な話になりますが、炉心融解が関係しています。

まず炉心というのは、原子力発電に必要な核燃料棒が設置されている部分です。

通常は核分裂を利用して電力を作る際に熱が発生し、その熱を冷ますために冷却装置が稼働しています。

しかし今回のチェルノブイリ原発事故では、この冷却装置が故障し冷まされることなく熱が高温になり炉心が溶けてしまったのです。

この現象を炉心融解といい、この時に炉心内の液体が溶け落ちて固まったたものを「燃料デブリ」と呼びます。

この燃料デブリが象の足の正体です。

象の足には作業員の遺体が?

炉心融解により生成された象の足ですが、主に砂と二酸化ケイ素から構成されており核燃料であるウランが1割ほど含まれていました。

そしてこの象の足には、燃料デブリが流れ出した際に巻き込まれた作業員の遺体も含まれているようです。

象の足に近づくと即死する?

原発事故発生当時、象の足近辺には10,000レントゲン(80〜100シーベルト)/時もの放射線量が発生しており、なんと人間が1分も近づくと死が確定するほど危険な状況でした。

事故直後に象の足付近にいた人はまず間違いなく放射線の影響を受けています。

付近にいたことで即死することはありませんが、300秒も放射線を浴びていると寿命はたった2日まで短くなってしまうそうです。

画像を見るだけでも死ぬとの噂が?

ネット上には象の足の画像がたくさんあり、検索するだけで閲覧することができます。

噂では「象の足の画像を見ると死ぬ」とのことですが、心霊写真ではなく事故画像なので画像を見ただけでは死ぬことはありません。

もちろんチェルノブイリ原発にある実物の象の足を見たら現在も放射線の影響は受けるので、死ぬ可能性は高くなるでしょう。

4千人が即死で犠牲になったチェルノブイリの原発事故とは?

これまで象の足の概要や生成された原因をみてきました。

次に象の足が生成される原因となった、チェルノブイリ原発事故について詳しく解説していきます。

なぜ事故は発生したのか、被害状況はどのくらいだったのかを理解しておきましょう。

原発事故が発生した理由は操作ミス?

そもそも、なぜチェルノブイリ原発事故は発生したのでしょうか?

機械の故障ではなく、事故発生当時に実験で原発を操作していた責任者である副技師長の操作ミスが原因なのです。

この操作ミスで炉心が破壊され放射性物質が流れ出る事態へと陥りました。

副技師長らの自己保身で被害が拡大

絶対に起きてはいけない事故が起こってしまったわけですが、事故発生後の対応もひどいものでした。

責任者である副技師長は自らのミスを認めることができず、原発付近にあるプリピャチという町の住民への避難命令を渋ってしまいました。

結果、住民を町に閉じ込め被曝を拡大せてしまう失態をしてしまいます。

作業員が命を犠牲に閉じ込められた?

実はこの原発事故には、さらに最悪な事態が待っていたのです。

事故により汚染水が保管されているタンクに炉心融解物が流れ込むことが予想され、48時間以内にチェルノブイリ原発は大爆発を起こすことが判明したのです。

この大爆発を阻止するには汚染水を炉心融解物に触れないよう、仕切り弁を開け排水する必要があります。

しかし排水するには最低3人は必要で、汚染水に近づくので被曝から逃れることができず近いうちに死ぬことが確定しているのです。

勇気ある3人の作業員が命を賭けて排水を完了させ大爆発を防ぐことができました。

作業員たちは英雄と称えられるはずなのですが、もちろん放射線の被曝により数週間後にモルヒネも効かず激痛を感じながら最期を迎えたのでした。

チェルノブイリ原発事故の被害は?

チェルノブイリ原発事故は多大な放射線被害をもたらしました。

被曝により原発の作業員や消化にあたった消防士など33名の死者を出しました。

原発近くにある町の住民も避難を余儀なくされ、現在も汚染があることから近辺

4千人もの作業員が1年以内に死亡

放射線の被害は時間が経っても続いています。

事故発生後、国際原子力機関(IAEA)の公式見解では4千人もの作業員が放射線による癌で亡くなったと発表されました。

7万人が被曝の被害に

被害は死亡者数だけではありません。

東日本大震災でも経験した通り放射線というのは広範囲に人体へ被害をもたらし、チェルノブイリ原発事故でも7万人が被曝しました。

チェルノブイリでヘリが墜落して即死した衝撃映像

炉心融解による消化活動のためのヘリが墜落した映像があります。

ローターが電線に引っかかり墜落したようにも見えますが、ヘリの操縦員は即死したようです。

チェルノブイリ原発と象の足の現在とは?

2022年現在、チェルノブイリ原発事故から35年ほどが経ちましたがどのような状態なのでしょうか?

事故後、象の足を撮影した2人についての詳細と現在について解説していきます。

象の足の撮影者が即死?撮影者の現在とは?

ネット上に出回っている象の足の画像には、身を挺して撮影に臨んだ2人がいます。

それぞれの撮影者について撮影時の状況や現在ついて紹介します。

撮影者①ウラジミール・シュフチェンコ

1人目はウラジミール・シュフチェンコ氏です。

彼は『チェルノブイリ・クライシス/史上最悪の原発事故(1986/旧ソ連)』というドキュメンタリー作品を撮った監督で、撮影中に急性放射線障害で他界してしまいました。

なお一緒に撮影していた作業員2名も、放射線障害で亡くなってしまったそうです。

撮影者②セルゲイ・コシュロフ

2人目はセルゲイ・コシュロフ氏です。

彼は事故から3年後に撮影を開始しており、毎週原発に通い象の足の撮影を続けているようです。

放射線の影響からか、現在は歯をほとんど失い、弱視にもなってしまったそうです。

現在は象の足を見ても即死しない?

原発事故発生当時は浴びるだけで命の危険があるほど放射線量でしたが、現在は放射線量の数値は下がっており即死するまでの大事にはいらない状態のようです。

とはいえ現在も象の足からは少なからず放射線はあるので、近くに居続けるのは大変危険です。

作業員(リクビダートル)は退役軍人と認められる

原発事故処理のために、600万人もの作業員がチェルノブイリ原発へと送り込まれました。

被曝により亡くなってしまった方はたくさんいるものの、中には被曝の影響を受けつつ現在も生き続けている人たちがいます。

当時のソビエト連邦は、彼らをロシア語で「後始末をする人」という意味のリクビダートルと称え退役軍人と認めました。

作業員としての危険な労働の対価として、住居の提供や高額の年金支給、無料の医療などといった手厚い保障が受けられるようです。

チェルノブイリ原発にある象の足は、語り継ぐべき負の遺産の1つ

この記事で、チェルノブイリ原発事故の状況と象の足について解説してきました。

二度と同じ過ちを繰り返さないよう、後世に語り継ぐ必要のある負の遺産と言えるでしょう。

東日本大震災の福島原発事故をはじめ、多数の原発を稼働している日本も決して対岸の火事ではありません。