チェルノブイリのヘリの即死動画がヤバい!?象の足は検索してはいけないとの噂は?

チェルノブイリ ヘリ 即死 未分類

現在も放射能汚染により人が住めない状態が続くチェルノブイリには、公表されない怖い事実がたくさんあることをご存知ですか。

消火活動中にヘリが墜落し乗っていた人が即死したり、放射線被曝により見たら即死すると言われる「象の足」などが挙げられます。

象の足は「検索してはいけない言葉」としても知られています。

この記事では実際の映像や画像と共に、チェルノブイリ原発事故の悲惨さをご紹介したいと思います。

【衝撃動画】チェルノブイリでヘリ墜落で即死の映像がヤバい

続いては、ショッキングな動画を紹介したいと思います。

溶鉱炉火災の消化活動を行っていたヘリが墜落した映像です。

動画では静かに飛んでいたヘリがまるで脱力したように急に落下していきます。

墜落原因については「放射線被曝によりヘリの機体が溶けた」「電子機器が異常をきたした」という噂もありました。

見たら即死する?チェルノブイリの象の足とは?

上記の写真が実際の「象の足」の画像です。

シワが多く、象の足のようなどっしりした形状をしているためにこのような呼ばれ方をしています。

象の足は、1986年4月にチェルノブイリ原子力発電所で起きた原発事故により生成されました。

その正体は巨大な炉心溶融物の塊です。

象の足は原発事故の負の遺産

チェルノブイリ原発事故は史上最悪の原発事故と言われています。

その象徴とも言える象の足は、強い放射能力を持つ塊です。

その特徴は以下の通りです。

  • 何層にも折り重なった樹皮のような構造
  • 黒鉛を含んでいるため、色は黒みがかっている
  • 密度と硬度は非常に高く、ドリルを受け付けないくらい強固
  • 幅は2メートル以上で重さは数100トン

事故発生から30年以上経った現在も当時の姿のまま残っており、その形から「象の足」と名付けられ負の遺産として認知されるようになりました。

特徴の1つとしてドリルを受け付けないほどに硬いため、サンプル採取のためにカラシニコフ銃が用いられたという話もあります。

象の足はチェルノブイリ原発事故が起こった約8ヶ月後の1986年12月に発見されています。

象の足ができた理由とは?

なぜ原発事故で象の足ができたのでしょうか。

化学的な話になりますが、炉心融解が関係しています。

まず炉心というのは、原子力発電に必要な核燃料棒が設置されている部分です。

通常は核分裂を利用して電力を作る際に熱が発生し、その熱を冷ますために冷却装置が稼働しています。

しかしチェルノブイリ原発事故では、4合炉の冷却装置が故障し原子炉が暴走していましました。

目撃者によると少なくとも2度の爆発(実際はもっと多かったという話も)とともに、花火のような火柱が吹き上がったと言われています。

温度が上がり続けた原子炉で水蒸気爆発が起きたた結果、炉心が溶けてしまったというわけです。

炉心融解時に炉心内の液体が溶け落ちて固まったものを「燃料デブリ」と呼び、これが象の足の正体となります。

象の足には作業員の遺体が?

象の足は、事故が発生した原発の4号炉炉心直下の蒸気分配回廊上にて今も形を変えずにたたずんでいます。

象の足は溶けた核燃料のほかに、大量のコンクリートや砂、チタンやマグネシウムなど複数の金属が混ざっています。

その成分は主に砂と二酸化ケイ素から構成されており核燃料であるウランが1割ほど含まれていると言われています。

そしてこの象の足には、燃料デブリが流れ出した際に巻き込まれた作業員の遺体も含まれているようです。

象の足に近づくと即死する?

チェルノブイリ原発事故から8ヶ月の時点で、象の足近辺は毎時約8,000レントゲンの放射線量でした。

これは5分程度の被曝で人の半数致死線量 (4.5グレイ) に達する値です。

時間と共に放射線量は下がっており、原発事故発生当時の象の足近辺には約10,000レントゲンもの放射線量が発生していたと考えられています。

これは人間が1分も近づくと死を免れられないほど危険な量でした。

事故直後に象の足付近にいた人はまず間違いなく放射線の影響を受けています。

付近にいたことで即死することはありませんが、300秒も放射線を浴びていると寿命はたった2日まで短くなってしまうそうです。

象の足に近づくはかなり危険な行為ですが、発せられる放射線量は放射性崩壊によって時を経るごとに減少しています。

ご紹介した写真の撮影者であるアルトゥール・コルネイエフ氏は、1996年にゾウの足を実際に訪れました。

原子炉封印プロジェクトの副長である彼は現地調査のため、自動撮影カメラとフラッシュライトを用意してまで撮影を行ったようです。

画像を見るだけでも死ぬとの噂が?

ネット上には象の足の画像がたくさんあり、検索するだけで閲覧することができます。

「象の足の画像を見ると死ぬ」という噂もまことしやかに囁かれています。

というのも、象の足という言葉が検索してはいけない言葉のひとつに数えられているためです。

これは象の足が事故の悲惨さを物語るものであるため、見るのは危険、ということなのだと考えられます。

心霊写真ではなく事故画像なので画像を見ただけでは死ぬことはありません。

4千人が即死で犠牲になったチェルノブイリの原発事故とは?

これまで象の足の概要や生成された原因をみてきました。

次に象の足が生成される原因となった、チェルノブイリ原発事故について詳しく解説していきます。

なぜ事故は発生したのか、被害状況はどのくらいだったのか、放射線被曝の恐ろしさをまとめました。

原発事故が発生した理由は操作ミス?

チェルノブイリ原発事故は旧ソ連のウクライナで起こりました。

遠く離れたスウェーデンで平常時の1・5〜1・6倍ほどの放射線量を観測したことで発覚します。

重大な事故が懸念されたものの、当初旧ソ連政府は事故について否定していました。

西側諸国の間では原発事故の原因について情報が錯綜しました。

機械の故障や停電の可能性という噂も飛び交いましたが、実際には実験で原発を操作していた責任者である副技師長の操作ミスが原因でした。

この操作ミスで炉心が破壊され放射性物質が流れ出る事態へと陥りました。

副技師長らの自己保身で被害が拡大

絶対に起きてはいけない事故が起こってしまったわけですが、事故発生後の対応もひどいものでした。

責任者である副技師長は自らのミスを認めることができず、原発付近にあるプリピャチという町の住民への避難命令を渋ったのです。

さらに責任者である所長も、線量計の値から事の重大さを認識していたものの、自己保身から「原子炉は無事」と虚偽の報告をしていました。

隠蔽の結果、被曝を拡大せてしまう失態となったのです。

作業員が命を犠牲に閉じ込められた?

実はこの原発事故には、さらに最悪な事態が待っていたのです。

事故により汚染水が保管されているタンクに炉心融解物が流れ込むことが予想され、48時間以内にチェルノブイリ原発は大爆発を起こすことが判明しました。

この大爆発を阻止するには汚染水を炉心融解物に触れないよう、仕切り弁を開け排水する必要があります。

しかし排水するためには最低3人は必要ですが、汚染水に近づくので被曝から逃れることができず近いうちに死ぬことが確定しているのです。

勇気ある3人の作業員が命を賭けて排水を完了させ大爆発を防ぐことができました。

作業員たちはもちろん放射線の被曝により数週間後にモルヒネも効かず激痛を感じながら最期を迎えたのでした。

チェルノブイリ原発事故の被害は?

チェルノブイリ原発事故は多大な放射線被爆による被害をもたらしました。

被曝により原発の作業員や消火にあたった消防士など33名の死者を出しました。

原発近くにある町の住民も避難を余儀なくされ、現在も汚染があることから近辺に住むことはできないままです。

1986年8月のソ連政府の報告書によると、事故直後約300人が病院に収容され、約240人が急性放射線障害と診断されています。

そのうち28人が放射線障害で死亡しました。

最終的に亡くなった人の数は9,000人以上と言われています。

4千人もの作業員が1年以内に死亡

当時のソ連は、チェルノブイリの後始末のために600万人もの人間を現地に送り込みました。

「リクビダートル(ロシア語で「後始末をする人」の意味)」と呼ばれた作業員は消防士や兵士、用務員、鉱夫などで、放射線被曝のリスクの中、賢明に作業を行いました。

国際原子力機関(IAEA)の公式見解では4千人もの作業員が放射線による癌で亡くなったと言われています。

7万人が被曝の被害に

作業員の被害は死亡者数だけではありません。

東日本大震災でも経験した通り放射線というのは広範囲に人体へ被害をもたらします。

被曝による身体障害を負った人は7万人以上と言われています。

チェルノブイリ原発と象の足の現在とは?

2024年現在、チェルノブイリ原発事故から35年ほどが経ちました。

現在のチェルノブイリはどのような状態なのでしょうか。

象の足の撮影者である2人についての詳細や現在について解説していきます。

象の足の撮影者が即死?撮影者の現在とは?

象の足が危険なものであることは先程ご紹介した通りです。

しかし中には身を挺して撮影に臨んだ勇者たちも存在します。

それぞれの撮影者の撮影時の状況や現在ついて紹介します。

撮影者①ウラジミール・シュフチェンコ

1人目はウラジミール・シュフチェンコ氏です。

彼は『チェルノブイリ・クライシス/史上最悪の原発事故(1986/旧ソ連)』というドキュメンタリー作品を撮った監督で、撮影中に急性放射線障害で他界してしまいました。

なお一緒に撮影していた作業員2名も、放射線障害で亡くなってしまったそうです。

撮影者②セルゲイ・コシュロフ

2人目はセルゲイ・コシュロフ氏です。

彼は事故から3年後に撮影を開始しており、毎週原発に通い象の足の撮影を続けていたようです。

放射線の影響からか、現在は歯をほとんど失い、弱視になってしまったそうです。

現在は象の足を見ても即死しない?

原発事故発生当時は象の足の近くにたった1分いるだけで命の危険があるほど放射線量でした。

しかし現在は放射線量の数値は下がっており、即死するまでの大事にはいらない状態です。

とはいえ現在も象の足からは現在も強い放射線が検出されているので、近くに居続けるのは大変危険です。

放射線量の数値が下がったとはいえ、500秒=8分ほど近くにいると致死量に達するなどやはり危険な状態のままといえますね。

作業員(リクビダートル)は退役軍人と認められる

原発事故処理のために、600万人もの作業員がチェルノブイリ原発へと送り込まれました。

被曝により亡くなってしまった方はたくさんいるものの、中には被曝の影響を受けつつ現在も生き続けている人たちがいます。

リクビダートルとはロシア語で「後始末をする人」という意味を持ち、その名前の通り放射線の後処理を任されたのです。

待ちの通りへホースで水をかけての洗浄に始まり、汚染された木の伐採や露出した原子炉周辺にコンクリート製の石棺を建設するなどが主な内容です。

危険な現場に作業員として立ち会ったその功績を称え、ソ連政府により退役軍人と認められました。

作業員としての危険な労働の対価として、住居の提供や高額の年金支給、無料の医療などといった手厚い保障が受けられるようです。

チェルノブイリ原発にある象の足は、語り継ぐべき負の遺産の1つ

この記事では、チェルノブイリ原発事故による放射線被曝の状況や象の足について解説してきました。

二度と同じ過ちを繰り返さないよう、後世に語り継ぐ必要のある負の遺産なのです。

チェルノブイリ原発事故の周辺地域では、今後10万年にわたり放射能汚染が続くと推測されています。

多くの人の命や生活を奪った悲しい事故の記憶を忘れてはなりません。

「象の足」や「チェルノブイリのヘリ墜落」は検索してはいけない言葉であるとともに、忘れてはいけない言葉と言えるでしょう。