転売ヤー爆死のメシウマ事例8選!転売対策の状況は?

未分類

買い占めや値段の吊り上げなど、たびたび話題となる転売ヤーの迷惑行為。

本当に欲している人が商品を買えず、不当に稼ぐことだけが目的の転売ヤーの手に渡ってしまうのは許せませんよね。

転売ヤーの行動によって欲しかった物が買えなかった経験をした人は多く、SNSでは怒りの投稿をよく目にします。

しかし、最近では販売元がしっかりと転売対策を進めており、思ったように売り上げが出ずに爆死する転売ヤーが増えています。

今回はこれまでに転売ヤーが爆死した例と、転売対策についてまとめました。

転売ヤー爆死のメシウマ事例8選!面白い事例もある?

最近では、いろいろな方法で転売ヤー対策をしているお店やメーカーが増えてきました。

企業の努力によって、転売ヤーが損をするだけで終わった事例も存在します。

転売ヤーが爆死した例を見ていきましょう!

転売ヤー爆死事例①PS5

販売前から大きく話題になり、販売が開始してからはずっと入手困難だったPS5。

製造が間に合わず、一時販売停止にもなりましたね。

店頭に並んでもすぐに売り切れてしまったり、あるいは転売対策のための厳しい購入条件で買えなかったりもしました。

しばらくは転売ヤーだけが得をする状況が続いていましたが、しばらくするとPS5が通常販売されるようになります

時間はかかりましたが多くの方がPSを手に入れられようになったことで、転売ヤーは慌てて安値で叩き売り。

どう考えても利益の出ない状況に、ネットでは「ざまあ」の声が広がりました。

転売ヤー爆死事例②水星の魔女

今まではほとんど転売ヤーが買い占めてしまい、高額で転売されることの多かったガンプラ。

しかし水星の魔女のガンプラが販売された際、バンダイ社は普段よりも販売数を増やしました

今回は絶対に売れるという自信があったのか、転売させまいとしたのかは定かではありませんが、販売数が多かったことが転売ヤーの爆死につながりました

プレミアがつくこともなく、ファンたちは正規の値段で手に入れることができたようです。

転売ヤー爆死事例③スタバ福袋

2016年、二子玉川店のスタバで販売された福袋が買い占められる事件がありました。

個数制限のある店舗もあったようですが、二子玉川店では個数制限を設けないまま販売していたそうです。

そのため、先頭の5人1グループに全て福袋が買い占められ、そのグループ以外は誰も福袋が購入できませんでした。

さらには、福袋を買い占めた様子を嬉しそうにインスタへ投稿しました。

他の購入者への配慮のない買い占めに反感を買ったそのグループは、オークションサイトでアカウントを特定され、まるでいじめのようなイタズラ入札が増えたことでまともに商品を捌くことができなくなりました。

転売ヤー爆死事例④ポケモンカード

2021年にはポケモンカードのパックで転売ヤー爆死事件がありました。

狙われたのは「VMAXクライマックス」というハイクラスパックで、高レアリティの人気キャラが当たるパックの種類でした。

ポケモンカードは非常に人気が高く高額で取引がされるため、転売ヤーの的となりやすい傾向にあり、VMAXクライマックスも買い占めの対象になりました。

しかし、VMAXクライマックスはこれまでよりも多く生産されたことで、おおよそポケカファンの手元に行き届いたようです。

そのため、需要と供給のバランスは取れており、「VMAXクライマックス」は転売ヤーが想像していたよりも低い値段にしないと売れませんでした。

VMAXクライマックスは1ボックス約5500円でしたが、6500円ほどの値段にしてやっと転売できるような状態で、販売手数料を差し引くとほとんど利益が残らない状態となりました。

転売ヤー爆死事例⑤遊戯王カード

遊戯王もポケモンカードと同様に人気の高いカードゲームで、中には1枚数万円以上するカードもあります。

また、時間が経つことでその希少性が増して、価値が高まることも。

しかし、それらの高額カードは再販されると価値が下がってしまうこともあるので、転売ヤーは売り時を見極めることが重要です。

今後価値が上がると思って寝かせているカードがあると、急に再販が発表されて価値を落とすということもあるのです。

また、遊戯王の場合はレギュレーション改定は数年に1度のペースで行われていましたが、2017年の大幅改定が行われた際には多くのカード価値が変動を起こしました

値段が半額となるカードも多数あり、多くの遊戯王カードを抱えていた転売ヤーには大打撃となったことでしょう。

転売ヤー爆死事例⑥ナイチンゲール

「ナイチンゲール」はガンダムシリーズの中でも非常に人気の高い機体です。

そのナイチンゲールのガンプラが2021年の7月22日に発売され、ファンの間で非常に話題となりました。

その人気を把握した転売ヤーたちは買い占めに走ったため、ナイチンゲールの値段は元値の7,700円を大きく上回る1万円以上に吊り上げられてしまいました。

しかし、それから間もなく2021年の7月31日にはナイチンゲールの再販決定が公式から発表されます。

この発表によって、ナイチンゲールが購入できなかった人も少し待てば定価で購入できることから、誰も転売品を購入しなくなり、1つ7,700円もするガンプラをまとめ買いした転売ヤーは在庫として大量に抱えてしまうことになりました。

中には、発表直後にナイチンゲールを返品希望する転売ヤーが多く詰め掛けたお店もありました。

お店ごとに対応は異なりますが、ナイチンゲールの発表が7月22日で、再販の発表が7月31日と、購入から1週間以上経過していたことで、返品を断られた転売ヤーも多かったようです。

このメーカーに対応に「転売ヤー涙目」や「転売ヤーいじめ」など、喜ぶガンプラファンの声がSNSに多くあがりました。

転売ヤー爆死事例⑦トリスタン

「トリスタン」も「ナイチンゲール」と同様にガンプラで、2017年にアニメ化と同じタイミングでガンプラ化されました。

トリスタンは、2020年にPS4やPS5などでも遊べる「機動戦士ガンダム バトルオペレーション2」に使用機体として登場しました。

トリスタンがゲームに登場することで、Twitterでは「トリスタンのガンプラにプレ値がつく」「人気機体だから今のうちに買っておかなくては」などの投稿が多くなり、「トリスタン」がトレンド入りするほどの話題となりました。

話題となったことでトリスタンのガンプラは転売ヤーによって買い占めされてしまいましたが、このトリスタンはガンプラファンから不人気のキットで、お店側も在庫になっていて困っているガンプラだったのです。

そこで、いつも転売ヤーに困らされているガンプラファンはネット上で一致団結し、「トリスタンが人気のガンプラ」とデマ情報を流しました

そのデマ情報を鵜呑みにしたガンダムやガンプラの知識のない転売ヤーは不人気のキットを買い占めます。

当然ながら不人気キットは定価以下の値段でもなかなか買い手はつかず、大爆死となったのでした。

転売ヤー爆死事例⑧星のカービィ

2024年2月23日、マクドナルドのハッピーセットにて星のカービィのぬいぐるみがおもちゃとして販売されました。

発表されてからすぐ、カービィのかわいさやぬいぐるみのクオリティの高さが話題になったため、転売ヤーに狙われることに。

すぐにメルカリなどのフリマサイトで大量に出品されてしまいました。

しかし、出品数は多いわりに思ったより買い手がつかず、低価格での販売もされていることから転売ヤー大爆死なのでは?と言われるようになりました。

また、このカービィのぬいぐるみは個体差が激しく、同じぬいぐるみのはずなのに全然別物という件でも大きく話題になりました。

なぜ転売ヤーは嫌われるのか?

転売ヤーの迷惑行為はたびたび問題となっています。

ここまで転売ヤーの爆死事例を見てきましたが、ファンによって転売ヤーが爆死させられたケースもありましたね。

では、転売ヤーのどのような行為が迷惑と思われ、嫌われる原因となっているのでしょうか?

商売の多くは転売

転売ヤーが行っているお店などで購入した商品を、値段を上げて他人に売る行為が問題と思っている人もいるでしょう。

しかし、スーパーに並んでいる食材や家電量販店に並んでいる家電などは、メーカーや卸業者などが仕入れた物であり、多くの小売業が行っている商品の販売は転売と同じです。

また、転売ヤーが人気商品の値段を吊り上げたり、売れなければ値段を下げるように、スーパーでは不作で野菜の値段が急激に上がったり、家電量販店では売れなかった家電がワゴンセール品として値段を大きく落としたりなどされることもあります。

そのため、転売ヤーの転売や値段設定などは問題点ではないことをまずは把握しておきましょう。

また、所得を申告せずに税金を納めなかったり、医療機器のように販売許可の申請が必要な物を無許可で販売したりなどが問題となることはありますが、これらは転売ではなく別の問題点となります。

他の購入者への配慮がない

転売自体は問題行為ではありません。

しかし、転売ヤーは人気商品や限定商品などの多くの人が求める商品や希少性の高い商品などを買い占めてしまうことがあり、それらの商品は需要が高いことから値段を吊り上げます。

需要の高い商品や、希少性の高い商品はもともと手に入れることが難しい場合もありますが、欲しい人たちとの競争に負けて購入できなかったのではなく、転売目的で買い占められたことで購入できなかったこと、値段を吊り上げられたことでその商品のファンは憤りを感じてしまいます。

転売ヤー爆死後の衝撃の末路とは?

転売ヤーが商品を買い占めたとしても、支払いはしてもらえるのでお店に痛手はないと考える人もいるでしょう。

しかし、他の人が購入できなかったことで「転売ヤー対策がされていない」と不満を感じられてしまいます

また、対策がされていなかったことで、お店やメーカー、商品などへの信用が失われてしまい、その後の販売活動に影響が出てしまう可能性もあります。

そのため、転売ヤーの配慮のない買い占め行為は、他の購入者だけでなくお店やメーカーなど、多くの人に迷惑をかけてしまうのです。

転売行為は法律で止められない?

転売ヤーの行為に「違法ではないの?」と疑問に思う人もいるでしょうが、転売自体が違法というわけではありません。

転売を直接的に禁止する法律には「チケット不正転売禁止法」がありますが、チケット以外の転売については取り締まることができません。

今後、不正転売を取り締まる法律もできる可能性はありますが、多くの小売業がそもそも転売であることや、不正の基準が難しいため、法による解決はまだ先となるでしょう。

転売ヤーへの対策は進んでいる

法によるへの転売ヤー対策はすぐには期待できません。

そのため、お店やメーカーなどが独自に転売ヤー対策を進めていることが実情です。

しかし、「転売ヤーいじめ」や「転売ヤー泣かせ」と言えるような対策をお店やメーカーなどがしてくれるおかげで、転売ヤー爆死の事例は増えてきています。

その対策にはどのようなものがあるのか確認してみましょう。

転売ヤー対策①商品の開封

お店によっては転売防止のために、商品購入後にその場で開封を求められることがあります。

商品が欲しかった人からすれば、どうせ開封することになるので、その場で開封することに抵抗はありません。

しかし商品を転売するならば、開封品と未開封品では価値が異なるため、箱の中身がいくら綺麗で未使用品であったとしても値段を落とさざるをえなくなってしまいます。

「開封をしても箱や中身が綺麗であれば、未開封品と偽って転売されるのでは?」と思った人もいるでしょう。

その対策として、開封は本人が行うのではなく、お店のスタッフが行うことがあります。

また、PS5ではお店のスタッフが開封した後に、「開封済み」と印字されたシールを貼る対策もされました。

そのシールは綺麗に剥がすことが難しい物なので、PS5は新品未開封品として転売することが難しくなったのです。

転売ヤー対策②個数制限

「お一人につき1個まで」のような販売個数の制限は多くの人に商品が行き渡るように、これまでも取られてきた定番の対策です。

個数制限があることで、転売ヤーによる商品のまとめ買いを防ぐことができます。

アルバイトを雇って代わりに購入してもらうという方法もありますが、人件費をかけてしまうと転売の利益が出なくなってしまいます。

また、アルバイトで雇った人は商品についての知識がありません。

そのため、お店によっては購入する商品に関する質問をして、それに答えられないと販売を断るという対策をしていることもあります。

転売ヤー対策③支払いのタイミング

転売ヤーは商品を事前に仕入れなければいけませんが、PS5やフィギュアなどのように1つ数万円もする商品もあります。

転売する商品はまとめ買いすることになるので、高価な商品を転売しようとすると仕入れだけでも数十万円、数百万円の資金を準備しなければなりません。

しかし、カードを使うなどして後払いにすれば、転売の利益で支払いをすることができてしまいます

そのため、商品の予約を半年以上前から行い、支払いを予約時に行うことで、転売目的の仕入れを防ぐ対策を行っているメーカーもあります。

転売ヤー対策④身分証の確認

チケットの転売は「チケット不正転売禁止法」により取り締まりがされています。

しかし、数千人や数万人が持ち寄るチケットを、1つ1つ転売によって入手したチケットであるか否かを判断することは難しいです。

それでも、1人1人に身分証の確認を行い、購入者情報と一致しない場合は入場を断るという徹底した転売対策をしたコンサートもあるようです。

また、USJでは転売チケットが使用できないように無効化するという対策が行われています。

転売ヤー対策⑤メッセージの表示

人気商品であれば「少し高値であってもすぐに欲しい」と思ってしまう人もいて、値段の吊り上げられた転売品を購入してしまう人もいるでしょう。

しかし、転売ヤーの商品を購入すれば、転売ヤーの利益となり、その活動を手助けしてしまうことになります。

また、しばらくすれば商品の供給が安定して、正規の値段とルートで購入できることも多いです。

そのため、一部のフリマアプリやオークションサイトなどでは、高値転売と判断した商品については冷静な購入判断をするように促すメッセージの表示が行われています。

転売ヤーの爆死はこれからも増える!

他の購入者への配慮を欠く転売ヤーの行為に、多くの人が困らされています。

しかし、お店やメーカーなどは転売対策をの努力を続けてくれていて、今後も対策は強化されていくことでしょう。

転売ヤーが少なくなっていくことを祈るばかりですね。

みなさんも転売ヤーからは絶対に買わないようにしましょう!