あなたは、「nitter」をご存じですか?
nitterとは、Twitterの検索エンジンであり、データ軽量化&広告非表示の状態で、ツイートを閲覧することができます。
また、twitterの使用を制限されている学校配布端末等でも使用できたり、タイムラインをRSS化できたりという特長もあります。
しかし、その一方でnitterは危険なサイトであるという噂があるのも事実です。
ということで、この記事では「nitterは危険?」「nitterをわざわざ使う意味は?」といった疑問について、調査してまとめてみました!
nitterは超危険?
nitterはTwitterの外部サイトであり、もちろん非公式です。
やはり、安心して利用できるのかが気になります。
そこで、前半部分ではnitterの危険性について、まとめてみました。
nitterは危険ではない!
Twitter上では、nitterが危険かもしれないという書き込みがありました。
うちのコでちょっと検索してみたら、buhitterとかnitterとか言うところに、勝手にツイートがのせられてるみたいだけど……
そもそもなんのサイトなの?
覗いてみようとしたら「覗くな危険」言われるし……— hiro76_Trb(Lenard.G/十六夜月 氷雨)-喪中- (@hiro_76Trb_2) September 7, 2021
ていうか、Yahooでラースお兄ちゃんの映画の画像検索してたら普通に私の絵が出てきてビックリした😭
nitterって誰?って思ってサイト開こうとしたら危険サイトって表示…
止めて😭😭😭 pic.twitter.com/gIbKC1WnAw— ゆうゆう(マッツ🌹マカヴォイ🌷クリヘム💐トムハ🌺ダニクレ🥀サムロ🌼他推し多数🍷) (@yuriyuriyuri718) July 26, 2022
しかし、いずれも実際に詐欺やウイルスの被害にあったというものではありませんでした。
ツイート以外で、そのような記事等も見つかりませんでした。
そもそもサイト内に広告は設置されていない(仮想通貨による寄付を募っている)ので、クリックをきっかけにトラブルに巻き込まれる危険性は、ほとんどないものと考えられます。
ところが、クリックしなくても、アクセスだけでウイルス感染するパターンはあります。
ブラウザを最新のバージョンに随時更新する、セキュリティソフトを導入するなどは、しておいて損はないでしょう。
運営者はわからず・・・
広告はありませんが、nitterが100%安全だと断言しないのには、理由があります。
それは、運営者がわからないという大きな問題点があるからです。
nitterの詳細ページのどこにも、運営している団体もしくは個人の名前がありません。
一般的にこのようなサイトでは、トラブルに巻き込まれたときに、サイトを閉鎖して逃げるということが容易にできてしまうので、危険な可能性があります。
一方で、nitterでは「matrix」というオープンネットワークを介して運営者とコンタクトがとれるようなので、悪意を持って名前を表示していないのかどうかはわからないというのが実際のところです。
nitterは通常のTwitterを使えない人用?
それでは、あえてnitterを使うのはどういった理由からでしょうか?
その答えは、Twitterが使えなくてもnitterなら使える可能性があるからです。
実は、TwitterはJavaScriptを有効にしないと利用することができません。
そのため、JavaScriptを無効にすれば、子どものTwitter利用を制限するなどといったことが可能になります。
その一方、nitterではJavaScriptを使わないため、間接的にTwitterへアクセスできる可能性(※)があるというわけです。
※VPNやアドブロッカーにより、ブラウザのフィンガーポイントが隠されていると、データ追跡ができないことがあります。
nittterの使い方を徹底解説!
nitterは、Twitterの代替サイトとしてだけではなく、Twitterには無い機能もあります。
後半では、nitterの使い方について、一緒に見ていきましょう!
タイムラインをRSS化することが出来る!
RSSとは、「Really Simple Syndication」の略称です。
それ自体はXML形式のコードであり、RSSリーダーというツールで読み取ると、サイトの新着情報を自動的に更新することができます。
RSS化の具体的な手順は、以下の通りです。
①nitterにアクセスする。
②「Enter username」の欄に、検索したいユーザー名を入れて検索する。
③ヒットしたアカウントの中から、表示させたいもののユーザー名をクリックする。
④ページ右上のRSSマークをクリックし、URLをコピーする。
⑤「Feeder」などのRSSリーダーにURLを張り付ければ、Twitterのタイムラインが取得できる。
拡張機能もある!
お使いのブラウザに「Twitter to nitter Redirect」を追加すると、ブログ等のTwitterリンクからnitterに飛ぶことが可能になります。
FirefoxでTwitter to nitter Redirectを追加する方法は、こちら↓
①拡張機能インストールのページにアクセスする。
②「Firefoxへ追加」をクリックする。
(Firefoxがインストールされていない場合は、「Firefoxをダウンロードして拡張機能を入手する」をクリックする。)
③「Twitter to nitter Redirectを追加しますか?」と聞かれるので、「追加」を選択する。
④「この拡張機能のプライベートウィンドウで実行を許可する」にチェックを入れて、OKをクリックする。
ここまで来れば特に表示はありませんが、Twitter to nitter Redirectは有効となっていますので、Twitterリンクからnitterへ飛ぶようになっています。
nitterは超危険?タイムラインをRSS化する方法も徹底解説!のまとめ
今回は、nitterの危険性と有効な使い方について、まとめてみました。
nitterには、運営者など一部不透明な部分がありますが、実際に被害を受けたという書き込みは見られなかったため、危険度は高くないようです。
そして、nitterを使う意義は、Twitter使用を制限されている学校配布の端末等でも利用できること、RSS化ができることだということがわかりました。
100%安全だと断言できないので、最終的には自己判断となりますが、一部の人にとってはとても有効なツールとして役立ってくれることでしょう。