事故で突然手足を失うことになった安井雄太さん。
手足のない体型がイモムシのように見えるため「イモムシ雄太」と呼ばれるようになりました。
なぜ安井雄太さんは手足を失ってしまったのでしょうか。
この記事ではイモムシ雄太誕生の経緯や死亡説について紹介していきます。
イモムシ雄太のプロフィール!経歴や事件の真相は?
まずはイモムシ雄太こと、安井雄太さんのプロフィールを紹介します。
- 名前:安井雄太
- 年齢:1984年生まれで現在39歳(2023年現在)
- 出身地:東京都江東区
- 出身中学校:江東区立大島中学校
- 出身高校:都立墨田工業高校(自主退学後、都立東高校定時制へ再入学)
- 家族:母、兄2人
イモムシ雄太が注目を浴びたのは、2003年日本テレビの深夜帯のドキュメンタリー番組で取り上げられたためです。
事故で手足を失いまるでイモムシのような姿であるため、このような呼ばれ方をするようになりました。
イモムシ雄太の両親は借金で離婚していた?
安井雄太さんは、3人兄弟の末っ子として生まれました。
5人家族でしたが、父親はギャンブル好きで多額の借金を作っていたようです。
安井雄太さんが小学校に上がる前に両親は離婚し、母親が3人の子供を引き取りました。
女手1つで3人の子供を育ててきた母親の名前は弓子さんです。
イモムシ雄太とは?
イモムシ雄太こと安井雄太さん。
2003年6月1日「NNNドキュメント」で取り上げられた当時は19歳でした。
イモムシ雄太さんには手足がありません。
これは生まれつきのものではなく、事故によるものです。
不幸な事故に見舞われたものの、イモムシと揶揄され誹謗中傷を受ける結果となったのは事故が自業自得と言われているためです。
イモムシ雄太が両手足を事故で失った?
安井雄太さんが両手足を失ったのは爆発事故に遭ったためです。
四肢切断という大怪我を負ったにも関わらず、ネットには「ざまーみろ」という声が溢れています。
安井雄太さんが巻き込まれた事故はどのようなものだったのでしょうか。
イモムシ雄太の事故はシンナーを吸っていたことが原因!?
札付きの不良少年だったという安井雄太さん。
シンナーなどの薬物にも手を出していたようです。
ある時、安井雄太さんはライター用のガスをビニール袋に溜めて吸引していました。
ガスを吸い続けると軽い酸欠状態となり、脳が一時的に麻痺を起こします。
シンナーを吸うのと同じく爽快感を得られるものの、法規制が進んでいなかったためか手を出す人が多かったようです。
いわゆる「ガスパン遊び」と言われるものですね。
締め切った車内でガスを吸えば、当然気化したガスが充満します。
そこでタバコに火をつけようとしたところ、大爆発が起こりました。
この事故で安井雄太さんは全身の70%を火傷し1ヶ月以上も昏睡状態が続きました。
生命の危機にひんしたものの奇跡的に回復した安井雄太さんですが、感染症を防ぐためには手足を切断するしかありませんでした。
こうして安井雄太さんは両手足を失ったのです。
両手足を失い、火傷のあとも残っている姿が衝撃的なため「イモムシ裕太」は「検索してはいけないワード」にもなっているそうです。
イモムシ雄太が誹謗中傷を受けた理由は?母親への悪態も?
事故で両手足を失うという悲劇に見舞われたものの、イモムシ雄太に対し同情の声はほとんどありませんでした。
「自業自得」と言われただけでなく誹謗中傷の声も多くありました。
なぜイモムシ雄太は誹謗中傷を受けたのでしょうか。
イモムシ雄太は元ヤンキーだった?
安井雄太さんが不良少年になったのは中学生の時からだそうです。
学校に行かなくなり、盗んだバイクを乗り回し、万引きや恐喝を繰り返していました。
少年院にも入りましたが、素行の悪さがおさまることはありませんでした。
事故がなければ、今でも犯罪を繰り返していたかもしれません。
安井雄太さんは当時を振り返って
自分がしたことが(両手足を失うという形で)返ってきた
と語っていました。
誹謗中傷の理由は母親への悪態!?
放送直後、ネット上では安井裕太さんに対する激しい誹謗中傷が行なわれました。
手足を失った安井裕太さんは、家族の助けなしでは生きられません。
主に母親の弓子さんが食事や排泄の世話をしていました。
先述の通り、弓子さは女で1つ兄弟を育ててきました。
不良少年となって母に心配をかけ、さらに介護が必要な状態になって苦労をかけていることが批判を浴びました。
さらに、介護をしてくれている母に悪態をつく姿も批判の対象となりました。
実際のシーンを見てみると「いいよ電気つけなくて」「もっとパンツあげて」と話しているだけで、嫌な言い方をしているわけではありません。
しかし非行少年だということが、印象を悪くしてしまったようです。
イモムシ雄太は事故後に家族に支えられて回復した?
誹謗中傷を受けた安井裕太さんですが、家族とは仲良くやっていることがわかりました。
年の離れた兄とはもともと仲が悪く、安井裕太さんが非行少年になったことからかなり疎遠な存在だったそうです。
事故後、母と兄は積極的に介護を行いました。
母は気持ちが少しでも明るくなるように部屋にキティちゃんグッズをたくさん置き、人とコミニュケーションが取れるようにとパソコンを購入していました。
兄はレンタルショップで安井裕太さんが見たいものを代わりに借りてきてくれたそうです。
入浴の介助など、体力のいる介護は兄が行っていました。
一度は心が離れた家族ですが、一丸となって安井裕太さんの介護をすることにより、家族仲が改善したようです。
イモムシ雄太のホームページやブログはある?
「NNNドキュメント」では、右腕でパソコンのキーボードを押して、チャットを楽しむ安井雄太さんの姿が放送されました。
当時は自分のホームページを作るのが流行りでしたし、その後ブログという簡単に自分の意見を発信できるツールができました。
しかし、安井雄太さんは、自分のホームページもブログも作っていないようです。
「安井雄太」で検索した結果ですので、ハンドルネームを使って作成しているのかもしれませんね。
イモムシ雄太の現在は自殺で死亡説も?墓が立ったとの噂も調査
「イモムシ雄太」こと安井雄太さんには、死亡説が流れています。
放送から随分時間が経っていますが、現在安井雄太さんはどのように暮らしているのでしょうか。
死亡説は事実なのでしょうか。
死亡説①:川に飛び込んで自殺した?
1つ目の死亡説は自殺したという内容です。
川に飛び込んだというのは2ちゃんねる(現5ちゃんねる)の書き込みがソース。
2008年1月頃に、安井雄太さんの中学時代からの友人(自称)が、安井雄太さんが自宅の近くにある川へ飛び込んで自殺したと書き込みました。
2004年11月上旬のことだったそうです。
「NNNドキュメント」では、電動車椅子に乗った安井雄太さんが一人で買い物に行く姿が放送されました。
そのため、一人で川へ行くことは可能なようです。
しかし欄干を飛び越えて川に飛び込むというのは、手足のない安井雄太さんにはかなり難しそうです。
したがって、川に飛び込んだ可能性は低いと考えられます。
死亡説②:風呂場で溺れて死亡した?
2つ目の死亡説は、川への飛び込み説の次に有力視されている風呂場での溺死です。
しかし、「NNNドキュメント」で、安井雄太さんは湯舟に浸かることなく、シャワーだけ浴びていました。
しかもその間、母親がつきっきりで身体を洗っていました。
このような状況で風呂場で溺死することはありません。
また、どこの家の風呂場も段差がありますから、電動車椅子で湯舟の近くまで行くのは、段差に引っかかって難しいでしょう。
這って行っても、自力で湯舟に飛び込むのは無理です。
したがって、風呂場で溺死説はデマである可能性が高いでしょう。
死亡説③:舌を噛んで自殺した?
舌を噛んで自殺するというのは両手足のない安井雄太さんでも可能な自殺方法です。
しかし、そもそも舌を噛んで死ぬというのは確実性が低いようです。
舌を噛むと、噛みきった舌の一部が喉に詰まって窒息死するか、出血多量により死に至ります。
ところが、舌の一部が喉に詰まるというケースは少なく、出血についても血管の周りの筋肉が収縮して止血の働きをしてくれるため、ほとんど死ぬことはないそうです。
このことから、舌を噛んで死んだ可能性は低いと言えます。
死亡説④:後遺症で亡くなった?
安井雄太さんは、事故で身体の70%を火傷しました。
通常、体表面の30%以上の熱傷は致命的で、命の危険を伴います。
感染症を防ぐために両手足を切断した安井雄太さんでしたが、それでも免疫力は他の人より劣っていると考えられます。
そのため、何らかの感染症や病気にかかって亡くなったのではないかと噂されているようです。
イモムシ雄太の墓が立っている?
先述した、2ちゃんねるに書き込みをした自称・安井雄太さんの友人。
東京都江戸川区東小松川にある「宝賓院」という具体的な場所を添えて安井雄太さんの墓があると書き込みました。
その書き込みを見た何人かが宝賓院を訪ねてみたところ、本当に安井雄太さんのお墓(当時は卒塔婆だけだった)があったんだそうです。
しかし写真など決定的な証拠はなく、事実と断定はできません。
イモムシ雄太死亡説はデマ?
死亡説は出ていますが、どれも決定打にかけ信ぴょう性の低い噂です。
「NNNドキュメント」の中で安井雄太さんは、できることを1つずつ増やしていこうととても前向きに頑張っていたので、自殺を図るとは思えません。
また、お墓があったというのも確実な証拠がなく、同姓同名の別人のものだったり、2ちゃんねる特有の悪ふざけということも考えられます。
しかしなぜこのようなデマが流れたのでしょうか。
マスコミ逃れで死亡説が流れたという噂も?
安井雄太さんが公に顔を出したのは、「NNNドキュメント」だけ。
しかし、事故前の悪行の数々から、両手足を失ったことに対して「自業自得」などの誹謗・中傷が殺到しました。
特に2ちゃんねるでの反応は凄まじく、2018年9月にもスレッドが立ち、「頭がガイジだから体もガイジになった例」などと辛辣なコメントが並んでいました。
その誹謗・中傷から逃れるために、安井雄太さんの関係者がわざと死亡説を流したのではないかという言われています。
自称安井雄太さんの友人は、もしかしたら安井雄太さん本人で、お墓について根回ししていたのかもしれませんね。
イモムシ雄太は事故後、定時制高校に再入学していた?
安井裕太さんは中学時代から非行に走り、高校はほとんど通わずに中退しています。
事故後は「NNNドキュメント」で、始めは思い通りにならない身体にいらつき、母親にきつくあたっていた安井雄太さん。
しかし、仲の良い兄と接したりするうちに、言動が落ち着いてきました。
そして、「高校に入りたい」と、右腕にベルトでペンを付け、勉強を始めます。
結果、定時制の高校に見事合格し、授業に励む安井雄太さんの姿が放送されました。
残念ながら中退したそうですが、「できることを1つずつ増やしたい」と前向きな姿勢をとっていた安井雄太さんに、母親も安堵したに違いありません。
そのように前向きに生きようとした安井雄太さんですから、自殺するとは考えにくいですし、きっと今も懸命に生きているのではないでしょうか。
そうあってほしいと思います。
【2023最新】イモムシ雄太の現在は一体!?経歴や事件の真相を調査!まとめ
事故で両手足を失いイモムシ雄太と呼ばれるようになった安井雄太さん。
死亡説は多々ありましたが、どれも確実なものではありませんでした。
誹謗中傷を避けるために、本人や関係者が噂を流した可能性もありそうです。
現在、どのように暮らしているのか詳しいことはわかりませんが、精一杯前を向いて生きていて欲しいと願います。