「あぁ〜!水素の音ォ〜!!」は何が面白い!?鳥羽美音子の現在も?

未分類

2018年3月、突如Twitterのトレンド欄に現れた”水素の音”を覚えていますか?

長寿の里より発売された水素水メーカー「水から水素」のテレビショッピングから生まれた”水素の音”。

一見、何の変哲も無い言葉ですが、なぜネット民の中で異様な盛り上がりを見せたのでしょう。

その謎と、水素の音おばさんのまさかの開き直りを紹介します!

【動画あり】ネットで話題の”水素の音”とは?元ネタや合唱曲も!

もはや伝統芸にもなりつつある”水素の音”。

その後、水素の音おばさんという愛称で親しまれることになるのですが、一体どういう経緯でこの言葉が生まれたのでしょうか?

そして、どんどん派生していったパロディ動画は最終的にどのような展開になっていったのでしょうか?

ネットで話題の”水素の音”とは?

”水素の音”正しくは、「あぁ〜!水素の音ォ〜!!」と実はかなりテンション高めのフレーズ。

実演販売士のタイガー尾藤さんと、女優の鳥羽美音子さんが出演したテレビショッピングの中で、長寿の里社から発売された、水素発生スティック「水から水素」をPRするVTRから生まれました。

「水素の音(?)」を聞いた鳥羽さんが歓喜の声を上げる一連の流れから生まれたフレーズなのですが、2人の絶妙な掛け合いと、妙にハイテンションな言い回しが、ネット民をざわつかせます。

元ネタ動画とは?

冒頭からノイズが発生して「サイキンデキヤス…」という不可解な発言から始まります。

最近、健康のために気を使ってやっていることはありますか?という問いかけに対し、水素の音おばさんの「水素水を飲んでます!」というお決まりの導入で話が展開。

そこで「水素水」という言葉に反応した尾藤さんがおもむろに2本のペットボトルを取り出します。

片方は普通の形状、もう片方は「水から水素」を入れて水素を発生させ、パンッパンに膨れたボトル。

そこでもおばさんは「えぇ〜?え?すごぉい!全然違う、ほらぁ〜!」と、わざとらしさ全開の反応で場を盛り上げます。

「開けてみたいでしょ〜?」「うん!見たぁ〜い!」「行きますよー!せーのっ!」という掛け声がかかり…。

水素でパンパンのペットボトルを開けると、プシュッと気が抜ける音(もしかしてSEの可能性もあり?)が聞こえ、おばさんの「あぁ〜!水素の音ォ〜!!」という歓喜の声が上がりました!

水素の音に興味津々なおばさんの、「どうなってるんですか?これぇ〜!」という問いかけから、「水から水素」の商品説明へと続いていきます。

”水素の音”は何が面白い?

「水素の音ォ〜!」はさることながら、全体的に大げさな演出にハイテンションな2人の掛け合いにも面白さを感じるこのVTR。

そのほかにも下記のようなツッコミどころがあります。

・冒頭で編集ミスのノイズ(尾藤さんのセリフが「サイキンデキヤス…」)
・水素水メーカーにも関わらず効能を一切語らない
・水素水おばさんの顔芸

それに加えてのキラーワードだったため、視聴者の印象に大きく残る仕上がりとなりました。

「水素の音とは一体どんな音なの…?」と話題となり、その汎用性の高さから、さまざまな場面で”水素の音”が使われるように…。

”水素の音”は合唱曲まで作られた?有名パロディとは?

元ネタ動画のままでも十分に面白いコンテンツと化した”水素の音”。

当時のニコニコ動画でQVC関連動画の人気も高まっており、多数のMADが作られることとなりました。

ニコ動らしい手の込んだ作りでコメントまで秀逸なMADはもちろんのこと。

なぜこれを作ろうと思ったのか詳しく話を聞いてみたくなる合唱曲など、水素水おばさんは様々な変容を遂げていきます。

”水素の音”の誕生秘話とは?水素の音おばさんのセルフパロディも!

偶然の産物か、はたまた水素水おばさんがそもそもヤバめの人だったのか。

どちらにしても思いがけずバズった動画かと思いきや、実はきちんと台本があって、しかもバズらせるために何パターンもの”水素の音”を撮影したというのです!

”水素の音”は複数あった?

のちに、出演者のタイガー尾藤さんがこの撮影についてTwitterで言及していました。

思わぬバズりではあったものの「おもしろVTRを作ろう!」という意図がもともとあったようですね!

一番狙ってなかったのがこの”水素の音”Ver.らしいので、もっと面白く、ウケを狙ったVTRが複数存在するというのだから恐ろしい…。

なお、ウケを狙ったVer.の動画は公開されていないとのことですこし残念…。

この動画に対して、尾藤さんがかなりノリノリなのも気になるところです。

”水素の音”は台本による演出で続編もあった?

 

2022年8月、通販タレント・明山直未さんのYouTubeチャンネルにて、タイガー尾藤さんが”水素の音”の舞台裏を直接語った動画が公開されました。

そもそも尾藤さんは、グルメパンを「ぱっか〜ん!」という紹介で70億円売り上げる敏腕実演販売士。

ただ真面目に商品を紹介しただけなのに、”水素の音”で脚光を浴びるなんて思いもよらなかったとのこと。

ただ、インパクト大のこのVTRで、「水から水素」は爆発的な売上を叩き出しました。

開けてみたいでしょ〜?と尾藤が問いかけ、自ら開けるという謎構成にもツッコミを入れつつ、まさかの発言が飛び出します。

明山が「あれは水素の音?」と質問すると、尾藤は「あれは…」とやや言葉に詰まり、衝撃的な一言を…!

「絶対水素の音じゃないですよね!あははは!」

「水素の音、聞いたことないじゃないですか!」とさらに赤裸々告白を続け、「あれが水素の音なんかなぁ?分からんなぁ?」と疑問にも思っていたとのこと。

尾藤さんとおばさんは「台本に書いてあったから」という理由で、忠実にそれを演じただけでした。

さらになんと、”水素の音”シリーズは全3部作になっているというのですから驚きです。

第2弾キャスト:尾藤×秋田弁のおばちゃん

第2弾のキャストは、尾藤さんと秋田弁のおばちゃん。

尾藤さんの家に訪れた秋田弁おばちゃんが海外旅行からのお土産に水素水をプレゼント、というなんとも意味の分からないストーリーでした。

さらに、秋田弁おばちゃんは、台本フル無視の「ガチ秋田弁」で話を続けます。

尾藤さん自身、なんの絡みをしているか分からないという、かなり尖った設定はおふざけとしか思えない仕上がりに。

「水素の音ォ〜!」も、しっかり秋田弁でパロディされ、それが功を奏して(?)、第2弾でも好調な売り上げを叩き出しました。

味をしめたスタッフは、すぐさま第3弾を制作。

第3弾キャスト:尾藤×健康オタクのマッチョおじいちゃん

キャストはレギュラーの尾藤さんと、健康オタクのマッチョおじいちゃんというやや暑苦しさのある作りです。

”水素の音”も、マッチョおじいちゃんらしい力強い「水素の音ォー!!」と、もはや原型がなくなっていきました。

その後、水素水は一時の大ブームを迎えますが、「水素水 効果無い」「水素水 詐欺」と良くない盛り上がりになったと共に、この動画もお蔵入りに。

第2弾、第3弾は幻の”水素の音”動画となってしまいました…。

”水素の音”おばさんが開き直りセルフパロディ?

尾藤さんは”水素の音”バズりと、ネットのネタにされることを楽しみ、8年ぶりのTwitter更新で自らバズりに行くほど、乗っかりまくっています。

”水素の音”おばさんはこのまさかのバズにどういう反応を示しているのでしょう?

まさかの、尾藤を上回るほどの乗っかり具合…。

もはや開き直りとも思えるほどの振り切った顔芸に、もうなんでもアリな「◯◯の音〜!」発言。

ごま油の紹介動画で、尾藤さんと水素水おばさんのコンビで出演は、完全に狙ったとしか思えないキャスティングです。

「たこ焼きの音〜!」「ごま油の音〜!」と、あまりにもゴリ押しが過ぎる内容に、流石のおばさんもやや控えめのご様子です。

しかし何度も求められるうちに、開き直りが加速して、あの頃のイントネーションが戻ってきました!

というか、ボトルを開けて、プシュッ、バブルの音ォ〜!はもう、完全に狙いに行ってます。

【水素の音】おばさんが開き直りセルフパロディ?誕生秘話も紹介!のまとめ

今回はネット界の一世を風靡し、今もなお様々なパロディ動画が再生回数を伸ばしている”水素の音”動画について紹介をしてきました。

実は脚本ありきの、全3部作のシリーズ物だったというまさかの展開。

思いもよらないバズりではあったものの、出演者のお二人はこのネットの盛り上がりを楽しんで、むしろ開き直って自らネタにしている模様です。

第2作、第3作がどうしても見つけられず…幻の動画となってしまったのが実に勿体無い。

この盛り上がりに乗じて、再度放映されることを期待したいですね!