【2024最新】自己愛性パーソナリティ障害を持つ有名人/芸能人33選!特徴・口癖と診断テストも!?

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自己愛性パーソナリティ障害は、自己評価が高すぎるために周囲に迷惑をかけてしまったり浮いたりしてしまう精神疾患。

繊細で他者の目を気にするという特徴もあり、生きづらさから放っておくと自傷行為や自殺なんてこともある恐ろしい病気です。

実は、自己愛性パーソナリティ障害は俳優や歌手など芸能人、政治家やスポーツ選手といった有名人にも多いと言われています。

そこで、どんな人が自己愛性パーソナリティ障害なのか、病気の特徴と一緒にご紹介したいと思います。

また、診断方法も掲載しましたので、ぜひチェックしてみてください!

  1. これが当てはまると自己愛性パーソナリティ障害?診断基準テストを紹介!
  2. 自己愛性パーソナリティ障害と言われている日本の有名人20選
    1. 日本の有名人1:三島由紀夫
    2. 日本の有名人2:太宰治
    3. 日本の有名人3:松居一代
    4. 日本の有名人4:小池百合子
    5. 日本の有名人5:貴乃花
    6. 日本の有名人6:伊調馨
    7. 日本の有名人7:松井珠理奈
    8. 日本の有名人8:沢尻エリカ
    9. 日本の有名人9:藤原紀香
    10. 日本の有名人10:高橋ジョージ
    11. 日本の有名人11:羽賀研二
    12. 日本の有名人12:IZAM
    13. 日本の有名人13:内田裕也
    14. 日本の有名人14:玉置浩二
    15. 日本の有名人15:長渕剛
    16. 日本の有名人16:尾崎豊
    17. 日本の有名人17:横山やすし
    18. 日本の有名人18:栗田貫一
    19. 日本の有名人19:飯島愛
    20. 日本の有名人20:種田山頭火
  3. 自己愛性パーソナリティ障害と言われている海外の有名人13選
    1. 海外の有名人1:トランプ元アメリカ大統領
    2. 海外の有名人2:アンジェリーナ・ジョリー
    3. 海外の有名人3:ウィノナ・ライダー
    4. 海外の有名人4:ダイアナ妃
    5. 海外の有名人5:ジェームズ・ディーン
    6. 海外の有名人6:リンジー・ローハン
    7. 海外の有名人7:シルビア・プラス
    8. 海外の有名人8:ドウグ・フェラーリ
    9. 海外の有名人9:エリク・エリクソン
    10. 海外の有名人10:ヴァージニア・ウルフ
    11. 海外の有名人11:カート・コバーン
    12. 海外の有名人12:ロバート・キャパ
    13. 海外の有名人13:マリリンモンロー
  4. ナルシスト?自己愛性パーソナリティ障害の特徴とは?
    1. 自己愛性パーソナリティ障害の特徴3選
      1. 特徴①誇大な言動
      2. 特徴②他評価に敏感
      3. 特徴③共感性が薄い
    2. 要チェック!自己愛性パーソナリティ障害の口調5選
      1. 口調①昔~してあげたのに
      2. 口調②自分はそう思わない
      3. 口調③あなたが私を怒らせたのよ
      4. 口調④自分はこんなに仕事ができる
      5. 口調⑤〇〇の社長と知り合いだ
  5. ナルシスト?自己愛性パーソナリティ障害の特徴とは?まとめ

これが当てはまると自己愛性パーソナリティ障害?診断基準テストを紹介!


自己愛性パーソナリティ障害について知っていくと、「もしかして自分もそうかも」「あの人ってそうなのかな?」と心配になることもありますよね。

そこで、自己愛性パーソナリティ障害かどうかが分かる診断テストをご紹介したいと思います。

下記項目にいくつ当てはまるか、チェックしてみてください!

・根拠はないが、自分の才能が素晴らしいと感じている。(自分の才能を誇大評価している。)

・「途方もない業績や権力、知能は素晴らしい」という考えにとらわれている。

・自分が「特別」かつ「独特」であり、「優れた人々とのみ付き合うべき」だと信じている。

・無条件に称賛されたいという欲望がある。

・特権意識をもっている。

・自分の目標を達成するためには他者を利用しても構わない。

・他者を嫉妬することが多く、また、自分が他者から嫉妬されていると信じている。

・横柄で傲慢である。

・他者への共感性に欠けている。

このテストは米国精神医学会が掲げている精神疾患の診断基準で「DSM-5」と呼ばれているもの。

このテストの9項目中5項目以上当てはまっていると「自己愛性パーソナリティ障害の疑いが強い」とされています。

5項目以下でも、2~4項目でも当てはまっていると、他の人からは「変わっている」「一緒にいるのはちょっと…。」と思われていそうです。

自己愛性パーソナリティ障害は、ゆがんだ自己評価によって自分も他者も傷つけてしまい、最悪の場合自滅してしまうこともある恐ろしい病気。

もし可能なら精神科を受診することをおすすめします。

自己愛性パーソナリティ障害と言われている日本の有名人20選

自己愛性パーソナリティ障害だとされる有名人は、日本にも多く存在します

過去の著名人に関しては、まだ自己愛性パーソナリティ障害という疾患自体が世に出てきていない時代ではありますが、行動や発言から推測されています。

自己愛性パーソナリティ障害だと思われる有名人を20人を見ていきましょう!

日本の有名人1:三島由紀夫

戦後の日本文学界を代表する小説家の一人であり、劇作家・随筆家・評論家・政治活動家・皇国主義者と幅広い活動をしていた三島由紀夫さん。

貴族的な選民思想を持っており、完璧主義者かつ対人関係には過敏であったようです。

三島由紀夫さんは、最期は自衛隊に対しクーデターを煽動する演説をした後割腹自殺で45歳の人生を終えています。

大衆の前での自死は命を懸けて社会に一石を投じたとの見方がある一方、自らの老いる身体と容貌を受け入れられなかったという見解もあります。

もし、自死の原因が後者だった場合は、自分勝手な印象がぬぐえませんね。

自己愛性パーソナリティ障害を疑われても仕方がないかもしれません。

日本の有名人2:太宰治

戦前から戦後にかけて多くの著書を残した太宰治さん。

太宰治は自殺未遂を繰り返しますが、1度目の自殺未遂の後、その理由を「私は賤民ではなかった。ギロチンにかかる役のほうであった」と話しています。

知能が高く感受性が強かったため、他者より優れているという思想を持っていたことは間違いなく、人一倍虚無感や疎外感を抱いていたために薬物中毒に走ってしまったのでしょう。

また、太宰治さんは乱れた女性関係でも有名です。

他者の気持ちを理解しようとしないふるまいも、自己愛性パーソナリティ障害の特徴を強く表しているように思います。

日本の有名人3:松居一代

俳優、船越英一郎さんの前妻である松居一代さん。

かつてはおしどり夫婦として出演していましたが、ある突然動画で支離滅裂な発言や行動を繰り返し、お茶の間から消えてしまいました。

「私は悪くない」といった発言が多くみられたのが自己愛性パーソナリティ障害を疑われる一つの原因ですね。

彼女は統合失調症も疑われていますが、併発したのかどちらかが先に発症したのか等は定かではありません。

日本の有名人4:小池百合子

小池百合子東京都知事も、自己愛性パーソナリティ障害が疑われる一人。

アラビア語の通訳、アナウンサー、国会議員という輝かしい経歴を経て都知事を務める彼女は、他者より優れているということを自覚しているような傲慢な態度が随所で見られます。

ともすれば自己中心的とみられるような態度もあり「女帝小池百合子」と呼ばれていますが、都知事まで上り詰めたのには他者からの賞賛のため・自己顕示欲を満たすためだという見方があります。

借金まみれの父親と、自立を促し突き放す母親、女らしくあることを強く求められる環境に育ったようで、自己愛性パーソナリティ障害は家庭環境で形成されたのかもしれません。

とはいえ、東京都知事になることは並大抵のことではありませんので、自身と葛藤しながら相当努力したのでしょう。

日本の有名人5:貴乃花

元大相撲力士で第65代横綱、通称貴乃花こと貴乃花 光司さん。

兄弟での活躍が目覚ましかった貴乃花ですが、引退後はスキャンダルが絶えません。

角界との衝突や弟子の不祥事など、一連の騒動で「自分が一番正しい」というような発言が多くみられました。

また、DVや虚言、モラハラといった人格的な問題も取りざたされています。

何度も相撲協会の会長に立候補するというのも、自己愛性パーソナリティ障害ではないかと噂される原因となっているようです。

「常に上に立ちたい」という上昇志向はアスリートとしては当然あるべき姿ですが、「もう少し周囲と歩調を合わせられれば…。」とは思ってしまいますね。

日本の有名人6:伊調馨

五輪4連覇を果たした、女子レスリング元日本代表の伊調馨さん。

元コーチであり日本レスリング協会強化本部長への「パワハラ問題」を告発した彼女。

自身の意思で練習拠点を移し日本レスリング男子のコーチを付けていたにもかかわらず、協会や監督の判断でコーチを外されたことに対し大きな不満を抱いての告発でした。

しかし、以前より伊調馨選手が無断で男子合宿に参加するなどといった単独行動を批判する声もあったようです。

五輪選手ともなると国として相応の管理や指導が入るものですが、「自分が一番特別だ」と勝手な行動や発言が目立ったのが、「もしかして自己愛性パーソナリティ障害?」と思われる一端となったようです。

日本の有名人7:松井珠理奈

AKB48世界選抜総選挙で1位となった、元SKE48の松井珠理奈さん。

他のメンバーへのパワハラ発言で炎上しましたね。

選抜総選挙前に行われていたコンサートで宮脇咲良に対し「もっとちゃんと踊って」という叱責するかのような発言や、コンサート前に「AKBは眼中にない、SKEの敵は乃木坂と欅坂」とメンバーを焚きつける様子が炎上のきっかけです。

それらを弁解する動画の様子がサイコパスのようだとSNSで話題となりました。

松井珠理奈さんはいつも一生懸命ですしチーム愛があるからこそメンバーに言ってしまったのかもしれませんが、ちょっと思いやりに欠ける感じが自己愛性パーソナリティ障害っぽくもありますね。

1番になったことで自身を特別視してしまったのかもしれません。

日本の有名人8:沢尻エリカ

数々のドラマや映画で大人気だったにも関わらず、薬物報道により完全に干されてしまった沢尻エリカさん。

高城氏との離婚騒動における攻撃的な発言や、「別に…」発言や現場での女王様かのような行動から「エリカ様」とも呼ばれるようになりました。

そんな他者を見下すようなふるまいは、自己愛性パーソナリティ障害における特徴に当てはまってしまいますね。

SNSでは演技の上手な女優さんには人格障害の人が割といた、沢尻エリカさんもその一人なのでは?という声も上がっています。

確かに、沢尻エリカさんは飛びぬけた演技力の持ち主。

それなら少々お騒がせしていても仕方がない…のでしょうか?

日本の有名人9:藤原紀香

陣内智則さんと離婚後、片岡愛之助さんと再婚した藤原紀香さんも自己愛性パーソナリティ障害が噂されている芸能人。

陣内智則さんとの結婚時に逆玉の輿婚と呼ばれましたが、「自らよりも劣っている相手にも良妻である自分」として悦に浸っていたのでは?という説があります。

離婚後の落胆ぶりやその後の片岡愛之助さんとの再婚に関しても、略奪だったと言われていますし、あまり周囲の気持ちは気にしないタイプなのかもしれません。

片岡愛之助との再婚も、「梨園の妻」という確固たる地位と他者からの称賛を手に入れたい目的もあったのではと噂されています。

自己愛性パーソナリティ障害の方は、他者を利用することに戸惑いがないともいいますし、もし自己満足のために結婚を繰り返しているのだとしたら疑われても仕方がないかもしれませんね。

日本の有名人10:高橋ジョージ

元妻である三船美佳さんへのモラハラが取り沙汰された芸能人、高橋ジョージさん。

「徹底したお金の管理」や「門限の設定」等、三船美佳さんを自らの支配下を置こうとしていたことが取り上げられ、離婚騒動に発展しました。

しかし、連日の報道で「俺は悪く無い」と語る姿に、視聴者の三船美佳さんへの同情は募るばかり。

 

三船美佳さんは高橋ジョージさんの24歳年下。

そのため、高橋ジョージさんは人生経験の浅さから圧倒的にマウントを取りやすい状況にあったことは間違いありません。

「俺は悪くない」という言葉も、他者を徹底管理したりマウントをとりたがるという行動も、自己愛性パーソナリティ障害によくある言動。

年の差婚に憧れる人々から特に好感を得ていた2人の離婚に、SNSでは残念がる声が多く上がっていました。

日本の有名人11:羽賀研二

詐欺罪で服役していた元タレント、羽賀研二さんも自己愛性パーソナリティ障害が疑われる芸能人。

梅宮アンナとの破局騒動、借金や女性問題、「稀代のワル」と呼ばれ問題児というイメージが強い彼ですが、一連の行動には自己愛性パーソナリティ障害の特徴が顕著に見られます。

借金をしながらタワマンに住み周囲に自慢したり、不動産投資を持ちかけ損害を被った相手に対し「僕も被害者」と言って逃げたりと、なかなか普通の神経では出来ないことを数多く起こしています。

自己愛性パーソナリティ障害は、育つ環境が大きく関わってくると言います。

もしかすると、羽賀研二さんも複雑な家庭環境によって形成されたのかもしれませんね。

日本の有名人12:IZAM

かつてSHAZNAのボーカリストとして活動、吉川ひなのさんとも結婚していた芸能人IZAMさん。

食のクレーマー」と呼ばれていた過去もあり、「僕の好みがわからないの?」「(ステーキ屋さんで)ご飯を炊き直して欲しい」「(お好み焼きを)僕の好みに焼き直して」といった傍若無人で自己中心的な言動をとっていたことがあるのだとか。

もし本当なら、お店に迷惑をかけてしまっても全然OKというハートの持ち主だということ。

なんだか自己愛性パーソナリティ障害を彷彿とさせますね。

現在は吉岡美穂さんと再婚し、お子さんにも恵まれ幸せな家庭を築いているようです。

日本の有名人13:内田裕也

樹木希林さんとの変わった結婚生活でも話題となった芸能人内田裕也さんですが、過去に何度も警察のお世話になっていました。

大麻取締法違反、銃刀法違反、交際女性への暴力と強要未遂と住居侵入、ストーカー、数々の奇行等話題に事欠くことがありません。

しかし一方で樹木希林さんに見放されそうになると、すがるような行動を見せ暴れたりしているのです。

これらの行動の裏返しには、自己愛性パーソナリティ障害の3大特徴である他者からの評価に敏感なこと、共感性に乏しかったことがうかがえます。

もう亡くなってしまいましたので真実はわかりませんが、薬に逃げたり前科があったりというのは精神的に何かがあったからかもしれませんね。

日本の有名人14:玉置浩二

統合失調症を患っていることも告白している玉置浩二さんですが、「自己愛性パーソナリティ障害では?」と思わせる発言や行動も多くある芸能人です。

  • ライブ中に「演奏が気にいらない」とバンドメンバーに2度もやり直しをさせる
  • 観客に「嫌なら帰ってくれ」と罵声を浴びせる
  • 体調不良を理由に、曲があと4曲残っているのにライブを打ち切る
  • 歌番組の生放送をドタキャンする

ほか3度の離婚歴がありますが、統合失調症を発症したのはもしかしたら、自身の理想と現実、社会からの評価との乖離が激しかったせいもあるのかもしれませんね。

ただ、それも含めて歌やステージで昇華して多くのファンもついているのですから、やっぱり玉置浩二さんはすごい人ですよね。

日本の有名人15:長渕剛

ロックミュージシャンが続きますが、長渕剛さんも自己愛性パーソナリティ障害の疑いがある芸能人です。

数々の女性遍歴とDVがある長渕剛さん。

不倫発覚の際の取材で発した「俺、一般常識の通用するようなところにいないから」という言葉には驚愕した人も多かったでしょう。

自身が真骨頂であるかのようなコメントは、自分なら許されるという「自己愛性パーソナリティ障害」らしさを感じてしまいます。

大麻取締法での逮捕や、東日本大震災での被災地訪問時の傍若無人な立ち振る舞いなど、俺様扱いされたいという強い欲求の表れなのかもしれませんね。

日本の有名人16:尾崎豊

人気歌手ながら覚せい剤服用と大量の飲酒により、26歳という若さで死に至った芸能人尾崎豊さん。

破滅的で悲観的な歌詞も多い彼ですが、実際に精神的に不安定な時期が長く続いていました

特に20歳を過ぎたころから再び荒れはじめ、妻に暴力をふるうこともあったのだと言います。

  • 「ノートいっぱいに俺を愛していると書け」と妻に強要
  • 「うがいの数がいつもと違った」と妻に発言
  • 死亡の20日前に妻に心中を迫るも、長男がいることを口にされその場にへたり込んだ

自身への評価を病的にまで気にすることで病んでいった彼ですが、繊細だからこそ名曲を次々に生み出せたのかもしれません。

ただ、他者への要求が強い点や周囲の人々を巻き込んでいた点は自己愛性パーソナリティ障害の典型的な症状とも言えます。

苦悩の末なのかもしれませんが、もう少し他者に歩み寄ってもらえたら別の人生も歩めたのかなと思わずにはいられませんね。

日本の有名人17:横山やすし

吉本興業所属の漫才師であり、政治家でもあった横山やすしさんも自己愛性パーソナリティ障害が疑われる芸能人の1人。

自身の尊厳が傷つけられたと感じると怒り出す様子が、テレビの前でも度々見られています。

  • レギュラー番組にてコメントの最中にCMを挟まれたことに腹を立て、「今日は黙秘権」と一言発し、番組中にもかかわらず一切喋らなくなった
  • 第16回参議院議員通常選挙に立候補するも落選、理由について報道陣に尋ねられると「国民がアホやから」と吐き捨てた

異様にプライドが高かったことを感じさせるエピソードと言えますね。

x.com

日本の有名人18:栗田貫一

ルパン三世の声でおなじみのものまねタレント栗田貫一さんも「自己愛性パーソナリティ障害なのでは?」と話題になった芸能人。

というのも、テレビ番組で妻の大沢さやかさんへの暴言が明らかになり、「モラハラ」と批判が殺到したことからです。

ひと昔前なら亭主関白ですんだかもしれませんが「頼むから死んでくれ」とまでは普通の夫婦関係で出てこないですよね。

SNSで「放送事故ではないか」と話題になる程の暴言は、他者への思いやりのかけらも感じられないものでした。

栗田寛一さんは同番組で「前頭側頭型認知症の疑いがある」とも診断されました。

前頭葉には想像力や思いやりといった機能が、側頭葉には言語能力に関する機能があるといわれていますから、もしかしたら自己愛性パーソナリティ障害ではなく病気の影響かもしれませんね。

日本の有名人19:飯島愛

悲劇の死を遂げた芸能人飯島愛ですが、自己愛性パーソナリティ障害を患っていたのではないか、他者からの評価への期待や葛藤が強かったのではないかと言われています。

「私は、ただ褒めてもらいたかった。父に、母に、一言、頑張ったね、と言ってもらいたかった」それは、飯島さんの心の中にずっとくすぶり続けた、本当の思いだったのではないだろうか。

引用元:菅波亮介のエナジー・カウンセリング

飯島愛は幼少期に、世間体を気にする両親からよく「恥ずかしい」「みっともない」という言葉をかけられていたようです。

幼いころの家庭での人格形成によって、他者からの評価を異常に気にするようになったのかもしれませんね。

日本の有名人20:種田山頭火

大正・昭和前期の俳人である種田山頭火

托鉢しながら放浪の旅を繰り返したり、酒に溺れてトラブルを引き起こしたり、妻がいながら芸者遊びにハマり複数の妾や子供を囲ったりと破天荒な行動が多かったようです。

ちなみに、山頭火とは「火葬場の火」のことで、父親の道楽を苦にし自殺した母親の死から自身で名付けた名前だと言われています。

種田山頭火の周りには借金苦から自殺した弟もいたので、もしかしたら精神的に脆くならざるを得ない環境で育てられたのかもしれませんね。

アルコール依存症にも長く苦しみますが、晩年はおだやかな生活のなかで亡くなっており、パーソナリティ障害を克服した一人と言えるのではないでしょうか。

自己愛性パーソナリティ障害と言われている海外の有名人13選

日本だけではなく海外の有名人にも、自己愛性パーソナリティ障害が疑われる人がたくさんいます。

遍歴として離婚やドラッグ、逮捕歴、自死といった自己愛性パーソナリティ障害の人に見られる数多くの共通点も。

早速どんな人がいるのか、見ていきましょう!

海外の有名人1:トランプ元アメリカ大統領

第45代アメリカ合衆国大統領であるドナルド=トランプ

大統領選挙戦のときの他候補者への攻撃的な発言や、人種差別的言動はアメリカのみならず世界的にも度々話題となります。

トランプ大統領に対する「FIRE AND FURY(炎と怒り)」という暴露本の出版で精神状況を危惧されるも、自身のTwitterで「(自分は)賢いというより天才に値する。安定した天才だ」と反論しています。

圧倒的な自己評価の高さと他者への暴力性が、自己愛性パーソナリティ障害の特徴とも言えるでしょう。

海外の有名人2:アンジェリーナ・ジョリー

アメリカの女優で、ブラッド・ピットの元妻でもあるアンジェリーナ・ジョリー

なんと、アメリカでボーダー(境界性人格障害のこと)といえば?」と尋ねると多くの人が「アンジェリーナ!」と答えるほど、人格障害の持ち主として有名です。

ブラッド・ピットとの離婚時も「彼が子供を虐待した、不倫もあった」と事実と異なるとされる発言が多く見られます。

ほか自傷行為や薬物依存など、なにかしら精神状況に不安があったのは確かであると言えるでしょう。

海外の有名人3:ウィノナ・ライダー

ハリウッド女優であるウィノナ・ライダーですが、彼女は多くの奇行を起こしています。

  • 芸能人として大金を稼いでいたにもかかわらずショッピングモールで万引きの現行犯で捕まる
  • ホテルで「ジュエリーをフロントに預けた」と言い張るも、フロント側は預かっていないと否定、防犯カメラにも預ける映像が無く、虚言説が濃厚

ほか、婚約と婚約破棄を繰り返すなどスキャンダルも数多くあります。

一方で、大ヒット映画「17歳のカルテ」は、彼女が人格障害を患っていたからこそ演じきれたのではないかとも言われています。

海外の有名人4:ダイアナ妃

悲劇の女王、ダイアナ妃

彼女は、常に自分に注目を向かせること=愛されていると確認できる行為と思い、自傷行為や自殺未遂を繰り返していたとインタビューでも語っています。

摂食障害に苦しみ慢性的なうつ症状が見られていたこと、「愛されたい」と強く願いながら自傷行動に向かっていたのは自己愛性パーソナリティ障害の症状の1つとも言えるでしょう。

海外の有名人5:ジェームズ・ディーン

稀代の俳優ジェームズ・ディーンも、自己愛性パーソナリティ障害が疑われる一人。

ジェームズ・ディーンは9歳の時に母親が卵巣癌で亡くなったタイミングで父親に捨てられ、母方の親戚に育てられています。

成長し俳優として活躍するも、自滅的で攻撃的な精神障害の一端を見せています。

  • 車やバイクでの危険運転でスリルを楽しむ
  • 撮影現場でも急にコロコロ気分が変わる
  • 更衣室の引き出しに拳銃をこれ見よがしに入れている

結果として、24歳という若さで自動車による衝突事故で命を落としていますが、幼少期の愛情不足が彼の情緒不安や破滅的行動に走らせたのかもしれませんね。

海外の有名人6:リンジー・ローハン

わずか3歳という若さでモデル業をスタートし、その後女優やアーティストとして活動したリンジー・ローハン

薬物使用と飲酒運転で逮捕されるも、その後も飲酒による自動車事故を起こすなど何度も同様の素行不良を繰り返しており、薬物と飲酒への強い依存心がうかがえます。

子役として小さい頃から他者からの称賛と評価と隣り合わせで育ち、結果的に自身をコントロールできなくなり精神的に病んでしまったのかもしれませんね。

そういった背景や行動から、自己愛性パーソナリティ障害を引き起こす要因を満たしていると言えるでしょう。

海外の有名人7:シルビア・プラス


アメリカの詩人であり小説家・短編作家であったシルビア・プラス。

彼女は幼少期から成績も優秀で早期から文学活動を始めていたようですが、実は8歳の頃に父親を糖尿病で亡くしています。

その後成長とともに精神障害と思われる行動をいくつも引き起こし、結果自死に至っています。

  • ボーイフレンドに「死んでもいいくらい好き」と書いた手紙を送る
  • お気に入りの詩人に会えないことに激怒する
  • 睡眠薬を大量摂取し自殺未遂を図る
  • 夫の不倫をと作品の評判が思わしくなかったことをきっかけに酷いうつ状態を発症、一酸化炭素中毒によって自殺完遂

今でいう「メンヘラ」チックな行動と言えますね…!

海外の有名人8:ドウグ・フェラーリ

世界的に有名なコメディアン、ドウグ・フェラーリ。

精神科の医師により境界性人格障害の診断も受けていたことが知られていますが、彼はなんと42歳まで失業によりホームレス生活を続けていたという壮絶な過去を持つ芸能人です。

家庭でのDVが凄まじく、ドウグ・フェラーリの妻はDVシェルターに避難したり、スラムで生活をしなければいけない時期もあったようです。

しかし彼自身、精神障害の診断を受けたことともあり危機感を感じ社会奉仕活動に勤しんだり、現在はコメディアンとしての成功も収めていますので、克服しようと努力した一人と言えるでしょう。

海外の有名人9:エリク・エリクソン

「エリクソンの心理社会的発達理論」からアイデンティティの概念を唱えたアメリカの発達心理学者で、エリク・エリクソン

アメリカで最も影響力のあった精神分析家の一人ともされている彼ですが、自身の青年期の傲慢さについて振り返っており、「私自身が重い境界性人格障害を持っていた」と語っています。

海外の有名人10:ヴァージニア・ウルフ

イギリスの小説家・評論家であり20世紀モダニズム文学の主要作家とされるヴァージニア・ウルフ

彼女は幼少期から成績優秀でしたが、早いうちに両親を亡くしており、母親の弟からの性的虐待を13歳〜22歳ごろまでに渡り受けていたといいます。

そうした背景もあってか若い頃から精神的に不安定な時期が続き、摂食障害や自殺未遂、周囲への攻撃的発言、回復を繰り返しながらも、最期はコートに石を詰め込み、川で入水自殺をしています。

幼少期の家庭環境が自己愛性パーソナリティ障害を引き起こす要因と直結したであろう一人と言えるでしょう。

海外の有名人11:カート・コバーン

アメリカ発の世界的人気ロックバンド、Nirvana(ニルヴァーナ)の元ボーカルであるカート・コバーン

7歳で両親が離婚し、小さい頃から慢性気管支炎と原因不明の腹痛に苦しめられていた過去を持ちます。

Nirvanaにおいて「リチウム」という曲を出していますが、これは双極性障害に処方される薬の成分の名称。

彼自身も双極性障害であったことを認めています。

その後も鎮痛剤への依存や度重なる精神的苦痛に悩み、最期は自宅でショットガンを撃ち自殺、と壮絶な死を遂げています。

海外の有名人12:ロバート・キャパ

ハンガリー生まれの写真家で、国際的にも名作を数多く残し評価された戦場カメラマン・報道写真家ロバート・キャパ

5つの主要戦争を取材していますが、危険な戦場に飛び込む姿は死に場所を求めるが如く、一種の自傷行動とも言え、最期は自ら地雷に巻き込まれ死亡しています。

とはいえ彼にはギャンブルと女性をこよなく愛す人間味のある一面もあり、自己愛性パーソナリティ障害の気があったにせよ、今も彼が愛され続ける理由の1つとも言えるでしょう。

偉大な写真家として知られる一方で、ギャンブルと女性をこよなく愛する、人間らしい一面も持ち合わせていたロバート・キャパ。戦渦の中に飛び込み、人々にレンズを向け続けた彼の優しさ、暖かさは、作品の隅々までをも満たしている。

引用元:FASHION NEWS

海外の有名人13:マリリンモンロー

かつてハリウッドを代表した名女優、マリリン・モンロー

ほか自己愛性パーソナリティ障害とされる人たちと同様で、生い立ちに深いかかわりがあると考えられます。

3歳のときに彼女の両親が離婚、父親と母親の間を行き来し育ちますが、母親が精神病院に入院したのをきっかけに孤児院や里親での生活を余儀なくされています。

その後20代後半から飲酒と睡眠薬依存の強かった彼女ですが、完璧主義者の一面がありました。

撮影現場での極度な緊張感と自身や人間関係への不安、3度にわたる離婚や彼女のスキャンダラスな男性遍歴も含め、精神的に休まることがなかったのでしょう。

華やかに見える女優生活のさなか、人気絶頂であった36歳のとき睡眠薬の多量摂取により自殺しています。

ナルシスト?自己愛性パーソナリティ障害の特徴とは?

自己愛性パーソナリティ障害とは、精神疾患の一つです。

自己愛性パーソナリティ障害の考え方の根底には「世界はすべてが自分のために存在している」というのがあります。

自分のためであれば他者が傷つこうと、踏み台にしようとお構いなしということです。

その結果、対人関係に支障をきたすことも多く、周囲とのトラブルも多くみられます。

また自身の理想と他者からの評価が釣り合わない葛藤から、うつ病や他の精神疾患の発症との関連性も強いパーソナリティ障害の一つとも言えます。

自己愛性パーソナリティ障害の特徴3選

自己愛性パーソナリティ障害には、どれも褒められたい・認められたいといった欲求が強く存在します。

精神疾患のため一般的な病気のように血液検査や健康診断でわかるものではありません。

普段の行動や思考、周囲とのかかわりなど総合的に見たうえで診断されますが、特徴として大きく3つに分類されています。

特徴①誇大な言動

自身を特別な存在だと思っているため、才能がある・素晴らしい人間であるということをアピールする発言が多いのが特徴の一つです。

業績や評価を誇張したり、優越感のために他者を卑下したり低く評価することもあります。

また「自分を大きく見せる」ために、あたかも著名人と知り合いであるかのような発言をし、著名人と知り合える自分は特別である、ということで賞賛を得ようとします。

特徴②他評価に敏感

「他人からどう思われるか」を過度に気にするため、人前で恥をかかされたり、下に見られたと感じると怒りを感じ激高することがあります。

一方で傷つきやすいため、自尊心を守るために引きこもって落ち込んだり、うつに近い状態になり自殺を考える可能性もあるといいます。

特徴③共感性が薄い

「自分が一番である」ため、人の気持ちに寄り添うことが出来ません

例えば身近なケースで言うと、

  • 失恋した友人に対し「自分は最近恋人ととてもうまくいっている、ラブラブだ」と自慢話
  • 体調不良で休んでいる人に対し「私はとても健康だ」と元気アピール
  • お葬式の場で「お腹空いた」「この遺影盛れてないね~」と失礼な発言

といったワガママで傲慢な発言が見られます。

自身の目標達成や優越感のためには、気の弱い相手を利用したり、相手の気持ちを裏切ることもあります。

要チェック!自己愛性パーソナリティ障害の口調5選

自己愛性パーソナリティ障害の方の発言には共通するいくつかの特徴があります。

あなたの周りにも、こんな発言をしている方がいらっしゃるのではないでしょうか?

多く見られる口調をピックアップしましたので、身近な人を思い浮かべながらチェックしていきましょう!

口調①昔~してあげたのに

~~してあげた」と、過去の自分がしたことを事細かに覚えており、アピールします。

求めていないことにも言及するため言われた相手は恩着せがましいなと鬱陶しく感じることがありますが、本人は気づいていません。

口調②自分はそう思わない

基本的に他者の意見は聞こうとしません。

「自分がどう思うか」だけを優先するため、議論の場において折衷案を出したりもしませんし、歩み寄ることもしません。

口調③あなたが私を怒らせたのよ

自分は悪くない、あなたが悪い、というのが口癖です。

人のせいにするのが常套で、責任回避や言い逃れをするのが上手でもあります。

口調④自分はこんなに仕事ができる

自己愛性パーソナリティ障害の方にとって、自慢話は挨拶代わり・世間話の代わりと言ってもいいほど多く見られます。

SNSで優雅な画像を投稿したり、知識をひけらかしたりする行動とセットで起こることもあります。

口調⑤〇〇の社長と知り合いだ

権威性のあるものに依存する習性があるため、VIPな知り合いが多いアピールをすることがあります。

権力のある人や有名人と繋がっている自分は特別で優れている、と思っているのです。

ナルシスト?自己愛性パーソナリティ障害の特徴とは?まとめ

自己愛性パーソナリティ障害について、その特徴や診断テスト、有名人や芸能人についてまとめました。

多くの有名人・芸能人も該当するとされる自己愛性パーソナリティ障害には、物や飲酒への依存、異性との問題、モラハラやDVなど共通点も多く見られます。

また自傷行為や自滅に至ることも多く、周囲の人間にも注意が必要な精神疾患と言えるでしょう。

そんな自己愛性パーソナリティ障害には、生い立ちが深く関わるという見解もありますし、社会的な経験によって老若男女誰でも発症してしまう精神疾患です。

ふとした出来事がきっかけで身近な人や自分もなってしまう可能性がありますので、時折振り返ってみることをおすすめします。