皆さんは「青鬼」というオンラインゲームを知っていますでしょうか。
青い怪物である「青鬼」から逃げながら、謎を解いていくというホラーゲームです。
ゲームから映画化や小説化と広く展開をしています。
そんな謎の怪物、青鬼の正体を考察していきます。
ネタバレを含みますので、ご注意ください。
青鬼の正体はもともと人間だったと思われる理由3つ
青い怪物、青鬼の正体は未だ謎に包まれています。
しかし青鬼の正体についての考察でよく見かけるのが、もともと人間だったのではないかというものです。
なぜもとは人間だったと考察されるのか…
3つの項目にわけてご紹介していきます。
理由①襲われた仲間が全員青鬼化
青鬼のゲーム内でヒントが出ています。
ヒントは襲われた登場人物が、全員青鬼化していく描写になります。
ゲームでは登場人物が脱落すると、青鬼となって登場するイベントも行われていました。
脱落した登場人物の髪色が、青鬼の髪色と一緒なところをみていると襲われた仲間は青鬼化していると考えてよさそうですね。
理由②病気を治す薬が失敗して青鬼化
青鬼では、度々研究・実験が行われていたという描写が描かれています。
この後のシリーズ別考察で詳しく書いていますが、小説版で実験が行われていたという描写が出てきます。
また他のシリーズでも研究や実験の描写が出てくることから、病気を治す薬が失敗して人間が青鬼化したのはあっているのかもしれませんね。
理由③人間らしい姿が残っている
ムーンウォーク青鬼
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青鬼は見た目の色はとても人間とは思えない色をしています。
しかし二足歩行で顔のパーツもあり、二等身に描かれているのを見ていると人間を変えた様に見えますね。
青鬼はもともと人間だったのではないかという考察は、的を得ているのかもしれませんね。
青鬼の正体は何?シリーズ別で考察
青鬼の正体は一体何なのか…
ここからはシリーズ別で考察を見ていきましょう。
青鬼はオンラインゲームからスマホ版ゲーム、小説、映画、アニメと幅広く展開されています。
ゲーム版と小説とでは違いがあるのか…
何か青鬼について明かされていることがあるのか…
ネタバレを含みますので、まだ知りたくないという方はご注意ください。
PC版「青鬼」の正体は?
PCで出ている青鬼のゲームでは、誰もいない館で主人公たちを青鬼が襲うというストーリーになっています。
ストーリー上で気になるポイントは2つ。
それは誰もいない館が奇麗であること、青鬼が写真を持っているのです。
館が奇麗なのは普通なのではと思うかもしれませんが、問題なのは誰もいないのに奇麗なのです。
それに怪物である青鬼が何故、写真を持っているのでしょうか…
多くの方が館が奇麗であること、そして青鬼が写真を持っていることから「館の住人」だった説をあげているようです。
またシリーズごとに実験や研究の描写が出てくるため、「実験が行われていた説」も注目が集められているようですね。
スマホ版「青鬼」の正体は?
ここからはスマホ版の青鬼について考察をしていきます。
現代ではほとんどの人が一台はスマートフォンを持っています。
そのため身近に青鬼のゲームを楽しめるので、アプリをダウンロードしている方も多いのではないでしょうか。
PC版とは何か違い、明らかになっていることはあるのでしょうか…
「青鬼2」は学校の先生が黒幕?
スマホ版ゲームで登場している青鬼2では、舞台が廃校へと変わります。
怪しい噂のある廃校へと足を進め、何者かの手によって牢屋へと閉じ込められてしまうといった始まりです。
青鬼2では、先生という登場人物がキーマンになっていくようです。
登場する先生は主人公たちを追いかけて一緒に廃校に入り、閉じ込められてしまいます。
先生は廃校舎を熟知しており、隠し扉等も知っていました。
そのため先生が黒幕なのではという考察も目にします。
そこで注目されるのが、先生の過去の話になります。
先生は友人が青鬼になってしまい、自分だけ生き残ったという過去を持っています。
そのため先生は青鬼となってしまった友人への罪滅ぼしとして、人間を青鬼に差し出しているだけということが判明しています。
また青鬼はもともと廃校舎に存在していました。
先生は友人達への罪滅ぼしで行っていたので、黒幕ではないようです。
青鬼2では青鬼の真の正体は不明なままでした…
「青鬼3」は女の子の強い憎しみが関係してる?
未だ謎が多い青鬼ですね…
青鬼3では何かわかるのでしょうか…
青鬼3では主人公たちが修学旅行の帰りの船で一緒になった女の子とその母親と、荒波にのまれて無人島に辿り着くところから話がスタートしていきます。
この島は、青鬼の潜む青鬼島でした。
主人公たちの辿り着いた島では、遊園地、入病院、大屋敷、浸食洞、古寺院の5か所を巡ります。
この中の古寺院で主人公たちは100年前のアルバムを見つけ、写真には一緒に島に辿り着いた女の子と母親が映っていたのです。
その女の子は100年以上前に島に監禁され、青鬼の実験体となり青鬼化してしまった女の子の生霊でした。
100年以上前の写真に写っている現在存在するはずのない女の子、そして女の子の青鬼化から、青鬼の実験が行われていたことが考えられます。
そして青鬼の実験は失敗し、島が青鬼に侵されてしまったと推測できます。
女の子は主人公に「ずっと、一緒にいようね」と告げて青鬼へと変化しています。
幼いながらに実験体となり、青鬼となったあともずっとこの島に残り続けている女の子。
目の前の生きている人間である、主人公たちへの憎しみが募っている一言だと読み取れますね。
「青鬼X」はアオガミ様と称えられる存在?
青鬼Xは主人公たちが封鎖されたトンネルの奥にある、「アオガミ様」と称える村に入るところから始まります。
この村では「天災はアオガミ様の怒りによって起こる」とされています。
アオガミ様の怒りを鎮めるために生贄をささげる風習があり、主人公たちは生贄にされそうになります…
ゲームとしては、主人公ら全員を村から脱出させたらクリアという内容です。
この村近くの北の洞窟には、青鬼にまつわる研究が行われていた場所が見つかっています。
その研究者が残した手帳の内容などが出てきますが、その研究者が青鬼を作り出した可能性が考えられます。
スマホ版青鬼は悲しいストーリー
ここまでスマホ版の青鬼シリーズ3つを考察してみました。
青鬼の正体を追っていくと、悲しいストーリーがありましたね。
・友人が青鬼になって自分は逃げのびてしまったことへの贖罪
・青鬼の実験体となってしまい、憎しみを抱えている青鬼化た女の子
・天災を防ぐためにアオガミ様に生贄をささげている村
一体青鬼は何故存在しているのか、新たに分かったのはそれによって犠牲になった人がいることですね。
この後は小説版の考察を見ていきましょう!
ゲームでは描かれていない青鬼の正体のヒントとなることは、描かれているのでしょうか…
小説版「青鬼」の正体は?
小説版の青鬼では、館が舞台になります。
そこにはやはり青鬼が潜んでいます。
その青鬼の正体が小説では描かれています。
青鬼の正体は20年前館に住んでいた、病気の娘を助けられなかった生物学者であると描かれています。
この生物学者は娘の病気を治すための治療を行いまいしたが、失敗してしまいます。
小説版から考えられるのは、青鬼の正体は「人間」なのではないかということです。
また青鬼の正体について知恵袋では、青いインクが体に染みてなったという説もありました。
知恵袋での説も、人間に青いインクが体に染みているので青鬼の正体が「人間」であったかもしれないという考察が濃厚になってきましたね。
映画版「青鬼」の正体は?
青鬼の実写映画版を2作それぞれ考察していきます。
映画の中では、正体を明確に語ってはいないようです。
しかし演出で青鬼の正体を彷彿とさせているようです。
それでは見ていきましょう。
第1作「青鬼‐アオオニ」
#1日1映画
「青鬼」
ゲームで有名なあの青鬼の実写化。いじめられっこのシュンはたくろーたちとある離れ屋敷へ行く。シュンのよき理解者?アンナも導かれるように後を追う。しかしその館は普通じゃなかった。入り口は閉ざされ何者かの気配もする。臨場感あるし青鬼でかいし怖いし容赦ない😢 pic.twitter.com/CVqiULmjLy— たろ🐶 (@hutohogaraka) September 17, 2021
第1作目では青鬼が潜んでいるジェイルハウスを訪れ、閉じ込められてしまうところから始まります。
映画の中で注目されている演出が、青鬼という怪物が主人公の1人が作ったゲームのキャラクターと同じという設定です。
そのため主人公は扉のある場所を知っていたりします。
ゲームを作った本人が扉の場所など細かいところまで知っている、主人公の作ったゲームから具現化した怪物の青鬼と見えます。
映画第1作目では、ここまでしか描かれていません。
そのため正体はハッキリとはしていませんが、主人公の作ったゲームが具現化して青鬼として出てきたのかもしれません。
第2作「青鬼Ver2.0-アオオニ」
青鬼 ver2.0
人気ホラーゲーム「青鬼」を中川大志主演で実写映画化したシリーズ第2弾。不登校のクラスメート・シュンの様子を見に、彼の家へと向かったひろしと杏奈。しかし、奇妙な蝶に誘われ、怪物が現れると噂される屋敷へと引きずり込まれてしまい…。 pic.twitter.com/d9aZCJu6Sq
— 映画紹介所@映画サークル (@horrorcluba) April 8, 2021
映画第2作目では、主人公たちが館に閉じ込められるところからスタートします。
その館は主人公たちのゲームに酷似した館で、青鬼が潜んでいます。
館では青鬼だけでなく、主人公の友人の霊があらわれます。
そして主人公の遊んでいたゲームは、友人が作ったものだったのです。
友人の霊とゲームを作った友人は、主人公に恨みをもっている演出があります。
今までとは違い、青鬼だけでなく幽霊にも襲われる演出になっています。
主人公と友人達の恐怖と復讐という心境が、ゲームという形を持って現実世界に現れたのではないかと考えられます。
映画1作目と同じく、青鬼の正体が明らかになることはありませんでした。
しかし人の感情がリアルに描かれた映画なのかもしれませんね。
アニメ映画版「青鬼 THE ANIMATION」の正体は?
アニメ映画版の青鬼では正体について、明確に描かれています。
アニメ映画版では他のシリーズとは違い、主人公らが学校でフリーゲーム青鬼と青鬼に似た妖怪を調べていき学校に閉じ込められてしまうところから物語が始まります。
映画の中では謎の植物である桔梗の花が、人間を変異させる妖怪であると語られ、ある人の父親が変異したのが青鬼とされていました。
人間を変異させる妖怪がいること、人間が変異した青鬼が登場していることから青鬼の正体が元は人間であると考えられますね。
青鬼の正体は人間説が濃厚
皆さん、青鬼の正体をシリーズ別で考察してきました。
シリーズによって青鬼の正体を明かしているストーリーもあれば、ハッキリと語っていないストーリーもありました。
しかし明かしているストーリーの中で一番多かったのは、研究や実験が失敗して人間が青鬼になったということでしたね。
全てのシリーズで人間が青鬼に変異したとは語られていませんので、明言することは難しいです…
ただ青鬼はもともと人間だったという説が、一番有力なのではないかと考えます。
青鬼の正体をすべてのシリーズで語っていないからこそ、青鬼の正体が気になってゲームや小説に手を伸ばすのかもしれませんね。
今後青鬼がどうシリーズを展開し、青鬼の正体をどう明かしていくのかが楽しみです。