フジテレビのめざましテレビ内でもアニメ放送され、大人気キャラクターとなった【ちいかわ】。
この【ちいかわ】の主に登場するキャラクターで、ハチワレのオリジナルソングである「ひとりごつ」が、大炎上との情報を入手しました!
ハチワレのかわいらしい歌声と「炎上」という言葉は、全く想像できません。
一体どういうことなんでしょうか?
炎上の理由と「ひとりごつ」の歌詞の意味を深堀してみました!
ハチワレの「ひとりごつ」が炎上している!?
「ひとりごつ」とは、ハチワレが作詞作曲したオリジナル曲で、第11話でハチワレが披露しました。
アニメ内ではエンディングテーマソングとして使われています。
弾き語りverとバンドverがあり、アニメのエンディングで使われているのはバンドverです。
「ひとりごつ」は様々なサブスクでも配信されており、いつでも手軽に聴くことができます。
⭐️明日放送⭐️
TVアニメちいかわ第11話
フジテレビ系列「めざましテレビ」内にて
6月10日(金)7時40分頃放送予定💕(放送終了後に「めざましテレビ」のYouTube、FOD、TVer、GYAO!にて1週間限定見逃し配信あり/第1〜5話はしばらくの間無料で配信します)
お楽しみに♪#アニメちいかわ#ちいかわ pic.twitter.com/3wQmLvipIK
— 『ちいかわ』アニメ公式 (@anime_chiikawa) June 9, 2022
炎上したのはハチワレの「ひとりごつ」ではないと判明!
事の発端は、X(旧twitter)でツイートされた一文が炎上したことでした。
※対象のツイートは鍵がかけられており閲覧不可
しかし、その中に【ちいかわ】の「ひとりごつ」に関する記載はありませんでした!
とツイ主がツイートしたことが炎上の発端のようです。
つまり、ハチワレの「ひとりごつ」ではなくく、「ひとりごちる」という言葉をめぐって炎上したことが分かりました。
それではどうして、「ひとりごつ」が炎上したと言われるようになったのでしょうか?
労働者の辛い日常を表現して炎上?
好奇心旺盛で楽天家という性格のハチワレですが、洞窟で慎ましい生活を送っている一面もあります。
「ひとりごち」の歌詞を読むと、ハチワレが今の生活に疲れたり、日々に不満を持っていることが感じ取れます。
普段の明るいハチワレのイメージとは違い、日々の労働の辛さや生活のぼやきなどの重い内容を歌っていることが一部のファンには不快に感じられて炎上しました。
古語である「ひとりごちる」の使い方をめぐって炎上?
ツイートの内容は、
というものでした。
しかしその後、他の人によって現代の辞書に載っていることが確認され、このツイートに反応した人がリプライしたことで炎上したようです。
古語の「ひとりごつ」はどのような意味?
「ひとりごつ」に調べてみると、
と記載されていました。
作者のナガノさんは、古典的な言い回しを使われていたのですね。
「ひとりごちる」という言葉が炎上した理由は?
「辞典に”ひとりごつ”という単語は載っているが、”ひとりごちる”という言いまわしはしない。」「それは昭和の作家が創った造語だ。」「インテリぶるとしんどい」
などといったアンチコメントが反感を買って炎上したのですが・・・
「ひとりごつ」も「ひとりごち」も紫式部の「源氏物語」に記述が出てきており、すでに平安時代から使われていたことが辞書からもわかります。
結局正しい使い方はどうなのか?
《”ひとりごと”という名詞の動詞化》”ひとりごとを言う”という言葉を古語に変換した言い方です。
- ”疲れた…”と、ひとりごとを言った。→”疲れた…”と、ひとりごちた。
- ”明日は早いな…”と、ひとりごとを言った。→”明日は早いな…”と、ひとりごつ。
— ナガノ (@ngntrtr) October 19, 2023
ハチワレの「ひとりごつ」の歌詞の意味を考察!
ではここからは、その「ひとりごつ」の歌詞に書かれた意味を深堀りしていきましょう。
この独特な雰囲気の歌詞は、ハチワレの世界観が分かりやすく伝わる名曲だと言えます。
ハチワレファンの皆さんはこの曲を聴いて、どのよう感じるでしょうか?
ハチワレの「ひとりごつ」はどんな曲?
切り株の上に座ってちいかわに、ギターで弾き語りをしたのが始まりでした。
牧歌的な穏やかな雰囲気に、哀愁漂う歌詞でハチワレらしい世界観にたっぷり浸かっています。
ちいかわのアニメの中で時々見える、ハチワレの苦労した人生をどことなく表しているようですね。
ハチワレが歌う「ひとりごつ」の歌詞全文を紹介!
焼けたパンにバタァ・・ぬりぬり
やんだ〜雨は〜なんかしめって
なま〜がわ〜き〜
へんな・・足あと・・だと思ったらァ
きのう晩につけた〜足あと〜
やけに土が水をふくんで
なま〜・・がわ〜・・き〜
あ〜あ〜キンと冷えてるゥ・・缶カンがァ
あ〜あ、なん〜か冷たくてぇ
あ〜あ汗と、結露が混じって
あ〜あ靴を、濡らしてるぅ
しめ〜ってる・・なま〜がわ〜き・・
「ひとりごつ」の元ネタは?
どこを探しても「ひとりごつ」の元ネタと思われる情報は見当たりませんでした。
原作者のナガノさんには元ネタがあるのかもしれませんが、それはご本人しかわかりません。
この「ちいかわ」のtwitterの投稿に書かれた歌詞が元ネタとしたら、それにメロディーを乗せて完成した曲が「ひとりごつ」です。
— ちいかわ💫アニメ火金 (@ngnchiikawa) May 7, 2020
twitterの元ネタの投稿では、”キンと冷えてるゥ”までで歌が終了でしたが、フルコーラス化するにあたって、原作者のナガノさんが新たに書き下ろしたそうです。
「ひとりごつ」の歌詞にはどんな意味がある?
この哀愁漂う、苦労が伺える歌詞はいったいなんなのでしょうか?
これはハチワレが貧乏という設定(洞窟に住んでいる、みかん箱の机など)になにかしらの意味があるのではないかと考えられます。
時系列や、ちいかわのアニメの中から考察できることを紹介します。
梅雨時の憂鬱さを表している?
梅雨時のじめじめ感は、お世辞にも気持ちの良いものとは言えません。
2020年5月7日、「ひとりごつ」がtwitterに公開されました。
梅雨の季節が目前にせまった時期に、またあのジメジメの季節が来るのか・・・と少し憂鬱になったのが、歌詞に反映されているとも考えられます。
働いて疲れた人の気持ちが歌詞になっている?
討伐に草むしりと一生懸命働くハチワレ・・・。
疲れていても笑顔で前向きなハチワレも、ふと疲れたと思うことがあるのかもしれません。
頑張っている主人公の苦労が表現されている?
頑張って働いているのに、洞窟生活で机はみかん箱、藁でできた敷き布団、家の隅にはゴミ袋…というところから苦労してきたことが垣間見えるハチワレ。
ちいかわが草むしり検定に落ちた時のちいかわを気持ちに共感する悲しそうな表情は、ハチワレが苦労人だからこそ、人の気持ちがわかる優しさを持っていることがうかがえます。
「靴」という表現は人間の世界を表している?
「汗と結露」や「靴を濡らしてる」という表現は、フルバージョン化する時に追加された部分にみられるとても人間世界的な表現です。
原作者のナガノさんはめざましテレビ内でのアニメ放送で流れるのを考慮して、作ったと考えられます。
気分も落ち込みがちな朝に、無理にテンションを上げるのではなく、自然と楽しんで見れるように考えられた歌詞なのかもしれません。
「ひとりごつ」炎上コメントはある?ファンの感想を調査!
労働者の苦悩の日常を見事に描けていると、感動や共感を示すファンもいました。
ハチワレは、自分の歌を聴いてほしいという夢を持っているキャラクターです。
実際に「ひとりごつ」への炎上コメントはあるのでしょうか?
そして「ひとりごつ」の炎上騒動に、ちいかわファンはどう感じているのでしょうか?
「ひとりごつ」ファンの感想は?
牧歌的な曲調だが、のほほんとしているだけではなく、頑張るけど無理はしない。
朝の仕事や学校に行く前に、そんな気にさせてくれる耳に心地いい曲だと思います。
Twitterのコメントでも
鼻歌、寝起きとかから、その時の気分で聴ける。
「ひとりごつ」が一気にブレイクしそう!
と、好意的な感想が多くみられます。
また、「ひとりごつ」を聞いてから、ちいかわの魅力に気づき、その世界観に引き込まれてしまう人もいるようです。
「ひとりごつ」の炎上コメントはX(Twitter)にある?
X(Twitter)には現在、炎上コメントは見当たりませんでした。
しかし検索サイトでは、「ちいかわの『ひとりごつ』という曲が頭から離れずムカムカする」などという反応もありました。
ごく一部ではありますが、ちいかわ自体に嫌悪感を感じる人もいるためどうしてもアンチコメントは付いてしまうのでしょう。
ハチワレの「ひとりごつ」は炎上していない!
炎上したと言われるの原因がハチワレの「ひとりごつ」ではなかったことや、そして炎上の理由が「ひとりごつ」という古語の使い方についてのことだとわかりました。
言葉は時代により変化していくものですが、古い言葉も美しいものだと改めて思わされましたよね。
ハチワレの「ひとりごつ」という曲は、「苦労を人に見せない」ハチワレの心の優しさ、いつも笑顔で前向きであることの大切さ、それでも時には嫌なことも辛いこともある…だがそれすらも楽しんで前向きに生きていこうとするハチワレの人生観を表現している曲だと思いました。
みなさんはハチワレの「ひとりごつ」をお聞きになってどう感じたでしょうか?