【ちいかわ】「ひとりごつ」が大炎上した理由とは!?歌詞の意味を徹底解説!

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フジテレビのめざましテレビ内でもアニメ放送され、大人気キャラクターとなった【ちいかわ】

このちいかわ】の主要キャラクターで、ハチワレのオリジナルソングである「ひとりごつ」が、大炎上しているとの情報を耳にしました!

ハチワレのかわいい歌声に炎上というキーワードはなんとも穏やかではありません。

一体どういうことなんでしょうか?

炎上の理由と「ひとりごつ」の歌詞の意味を考察してみました!

ハチワレの「ひとりごつ」が炎上といわれている!?

 

「ひとりごつ」とは、ハチワレが作詞作曲したオリジナル曲で、アニメ内ではエンディングテーマソングとして使われています。

弾き語りverとバンドverがあり、アニメのエンディングで使われているのはバンドverです。

炎上したのはハチワレの「ひとりごつ」ではない!

調べてみると、X(旧twitter)でツイートされた一文が炎上のきっかけでした。(対象のツイートは鍵がかけられており閲覧不可)

しかし、その中に【ちいかわ】の「ひとりごつ」に関する記載はありませんでした!

「最近よく目にする”ひとりごちる”という単語がありますが、”ひとりごちる”という単語は辞書に載ってない」とツイ主がツイートしたことが炎上の発端のようです。

つまり、ハチワレの「ひとりごつ」が炎上の対象ではないことがわかりました!

ではなぜ炎上したんでしょうか?

「ひとりごちる」という古語の使い方をめぐって炎上?

内容としては、「”ひとりごちる”という見慣れない単語を見かけ調べたら、古語としては存在したらしいが、現代の辞書には載ってない言い回しだった・・・」というものでした。

しかしその後、他の人によって現代の辞書に載っていることが確認され、このツイートに反応した人がリプライしたことで炎上したようです。

古語「ひとりごつ」の意味は?

独り言を言う。もっぱら運用系で用いられる。”と記載されていました。

「ひとりごちる」で炎上した理由は?

「辞書に”ひとりごつ”という単語はあるが、”ひとりごちる”とは言わない。」「それは昭和の作家が創った造語だ。」「インテリぶるとしんどい」

といった内容のツイートが反感を買って炎上したのですが・・・

「ひとりごつ」も「ひとりごち」も紫式部の「源氏物語」に記述が出てきており、すでに平安時代から使われていたことが辞書からもわかります。

結局どう使うのが正しい使い方?

《名詞である”ひとりごと”の動詞化》”ひとりごとを言う”を古語に置き換えた言い方です。

例文
  • ”腹がへった”と、ひとりごとを言った。→”腹がへった”と、ひとりごちた。
  • ”寒いな…”と、ひとりごとを言った。→”寒いな…”と、ひとりごつ。など
【ちいかわ】原作者のイラストレーター、ナガノさんはこうした古語の表現を好んで使うことがあり、他の作品内にもたびたびみられます。

ハチワレの「ひとりごつ」の歌詞の意味を考察!

ではここからは、その「ひとりごつ」の歌詞意味を考察していきましょう。

独特の歌詞はハチワレの世界観が出ている名曲だと思います。

ハチワレの「ひとりごつ」はどんな曲?

ギターを演奏するハチワレが、ちいかわに切り株の上で演奏して聴かせたのが始まりです。

牧歌的な曲調に、哀愁漂う歌詞でハチワレ独特の世界観があり、どこかハチワレの苦労人生を物語っている気がします。

ハチワレの「ひとりごつ」の歌詞全文!

なんだ〜もう、朝かと・・ひとりごつ
焼けたパンにバタァ・・ぬりぬり
やんだ〜雨は〜なんかしめって
なま〜がわ〜き〜
へんな・・足あと・・だと思ったらァ
きのう晩につけた〜足あと〜
やけに土が水をふくんで
なま〜・・がわ〜・・き〜
あ〜あ〜キンと冷えてるゥ・・缶カンがァ
あ〜あ、なん〜か冷たくてぇ
あ〜あ汗と、結露が混じって
あ〜あ靴を、濡らしてるぅ
しめ〜ってる・・なま〜がわ〜き・・
最初聴いた時は笑ってしまいましたが、よく聴くと味わい深い歌詞になっていると思います。

「ひとりごつ」の元ネタは?

どこを探しても「ひとりごつ」の元ネタと思われる情報は見当たりませんでした。

原作者のナガノさんには元ネタがあるのかもしれませんが、それはご本人しかわかりません。

この「ちいかわ」のtwitterの投稿に書かれた歌詞が元ネタとしたら、それにメロディーを加えてできた曲が「ひとりごつ」です。

 

元ネタであるtwitterの投稿では、”キンと冷えてるゥ”から先の歌詞がありませんでしたが、フルコーラス化にあわせて原作者のナガノさんが書き下ろしたそうです。

「ひとりごつ」の歌詞の意味は?

この哀愁漂う歌詞はいったいなんなのでしょうか?

これにはハチワレのびんぼう設定(洞窟に住んでいる、みかん箱の机など)になにかしらの意味があるのではないかと考察します。

梅雨時の憂鬱さを表している?

梅雨時のじめじめ感は、お世辞にも気持ちの良いものとは言えません。

「ひとりごつ」がtwitterに公開されたのが2020年5月7日です。

梅雨の季節が目前にせまった時期に、またあのジメジメの季節が来るのか・・・少し憂鬱になったのが、歌詞に反映されているとも考えられます。

働いて疲れた人の気持ちが歌詞になっている?

討伐に草むしりと一生懸命働くハチワレ・・・。

疲れても笑顔を絶やさず前向きなハチワレも、ふと疲れたと思うことがあるのかもしれません。

頑張っている主人公の苦労が表現されている?

頑張って働いているのに、ドアのない洞窟生活でみかん箱の机、しき布団はムシロ、家のすみっこにはゴミ袋・・・苦労人であることが滲み出ているハチワレ。

ちいかわが草むしり検定に落ちた時のちいかわを思いやる悲しそうな顔は、ハチワレが苦労人であるがゆえに、人の気持ちがわかる優しさを持っていることがうかがえます。

「靴」という表現は人間の世界を表している?

「汗と結露」や「靴を濡らしてる」という表現は、フルバージョン化する時に追加された部分にみられるとても人間世界的な表現です。

めざましテレビ内でのアニメ放送で流れるのを原作者のナガノさんが考慮して、気分も落ち込みがちな朝に、無理にテンションを上げるのではなく、自然と楽しんで見れるように考えられた歌詞なのかもしれません。

「ひとりごつ」に対する感想は?

牧歌的ではあるが、決してのほほんとしているだけではない、頑張るけど無理はしない。

朝の仕事や学校に行く前に、そんな気にさせてくれる耳に心地いい曲だと思います。

Twitterのコメントでも

鼻歌、寝起きとかから、その時の気分で聴ける。

「ひとりごつ」で一気にブレイクの予感!

と、好意的な感想が多くみられます。

ハチワレの「ひとりごつ」炎上とは

ちいかわの「ひとりごつ」が炎上の原因ではなかったこと、また炎上が古語の「ひとりごつ」の使い方をめぐってのものだったことがわかりました。

言葉は時代により変化していくものですが、古い言葉も美しいものだと改めて思いました。

そしてひとりごつ」という曲は、ハチワレの苦労とそれを人には見せない優しさ、いつも笑顔で前向きであることの大切さ、それでも時には嫌なことも辛いこともある。

だがそれすらも楽しんで生きていこうとするハチワレの人生観が現れている曲だと思いました。

少し壮大すぎますかね・・・?

みなさんはどうお感じになったでしょうか?