ガラスの仮面が”いい加減にしろ”と言われる理由とは?ネタバレは速水真澄が死亡?

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「ガラスの仮面」は昭和を代表する超大作少女漫画です。

1976年から現在に渡り約40年以上も連載され、期間が長いことからファンから絶大な指示を受け続けています。

そんな大作であるはずの「ガラスの仮面」に「いい加減にしろ」「完結までが長すぎる」といった声が上がっています。

連載が迷走気味になっているのは、登場人物である速水真澄氏が死亡したからではないか?という噂も。

そこで本記事では、ガラスの仮面が「いい加減にしろ」と言われている数々の理由や、速水真澄死亡の噂に関して徹底調査しました!

ガラスの仮面はそろそろ終わって欲しいというファンの声多数?

空前のロングセラー少女漫画作品として各界から絶賛されたガラスの仮面

その人気からアニメ化だけに留まらずドラマ、舞台化までされました。

しかし40年以上という長すぎる連載期間、ストーリーの展開の遅さから不満をこぼすファンの声も多いようです。

また中には打ち切りを願う過激な声もありました。

確かにストーリーの展開が遅いとファンとしては結末が早く知りたくてイライラしてしまうのもわかりますが、それだけで早く終われと思ってしまうのでしょうか?

ここからはガラスの仮面ファンが完結してほしいと思ってしまう理由について触れていきますよ!

ガラスの仮面のファンがいい加減に終わってほしいと思う理由とは?

ところで何故ファンはここまで完結を望んでしまうのでしょうか?

調べると理由は様々ありましたが、中でも多かったのはこのように年齢を理由したものが多く、

当時のファンや読者の高齢化により、このままの連載ペースだと寿命を迎える前に結末がわからないかもしれない不安
作品の美内すずえさんが御年71歳と還暦を迎えたことから、体力的にも結末を迎えるまえに描けなくなることに対する不安

作者・読者ともに高齢化したことにより「お願いだから死ぬ前に(ストーリーを)終わらせて」と生きている内に最終回を読みたいと望む気持ちの裏返しから望んでいるようです。

またストーリーの核となる部分である「紅天女」の後継者がなかなか決まらないのも不満を抱える要因となっています。

ガラスの仮面は主に主人公北島マヤとライバルの姫川亜弓の「紅天女」という舞台を演じる後継者争いを軸にストーリーが展開していきます。

それ故に40年以上たった今でも紅天女の後継者がわからないとなるとさすがに読者もイライラしてしまったのでしょう。

ガラスの仮面は2012年から連載休止中

ストーリーの展開の遅さから結末が早く知りたいとせがまれるガラスの仮面。

「生きているうちに完結して欲しい!」と思わず焦るファンたちですが、2012年に悲報が届きます。

なんとガラスの仮面が当時新刊の単行本49巻を刊行して以降休載してしまいました!

さらに作者も白泉社からも正式は理由は発表しておらず、突然の休載となったので当時のファンはかなり動揺した模様です。

強いて言えば休載の理由はその後作者のコメントの「諸事情で書けない」ということでしょうか…。

【いい加減にしろ】ガラスの仮面が終わらない理由とは?

長期休載中のガラスの仮面ですが、未だストーリーは完結していません。

ファンも休載期間が長すぎるとのことで「もういい」としびれを切らしてしまっています。

約40年以上も連載しているのにも関わらず何故完結しないのでしょうか?

ここからはガラスの仮面が完結しない理由を考察していきます!

理由①休載が多い

ガラスの仮面は2012年に49巻を刊行して以来、現在にかけて休載中です。

約10年という長すぎる休載期間からストーリーは一行に進まず、仮に打ち切りという形で終わらせるにしてもまずは連載を再開させる必要があります。

もし未だに連載再開の目処が立っていないとなると、このまま休載をし続ける場合はまだ完結しない可能性が高いです。

理由②作者が完璧主義である

「ガラスの仮面」の作者美内すずえさんは几帳面で手の抜けない性格で有名です。

その証拠として単行本の書き下ろしと台本の作成があります。

単行本の書き下ろしに関しては前述したとおり単行本化する際は作者が書き直しをするのですが、一部だけではなく一冊まるまる約200ページ程書き下ろしを行うようです。

以下美内先生のコメント↓

連載版は1話ずつ起承転結があり、最後は「続きを読みたい」と思わせるような引きの強い内容で終わらせている。しかし単行本になるとアップダウンが激しいことで続けて何冊も読み続けると読者が疲れてしまう。25巻辺りでそのことに気がつき、手直しし始めたらいつのまにか一冊書き下ろすようになった

このエピソードから美内さんの完璧主義具合が伝わって来ますね!

また台本の作成に関しては、作中の劇29本分全てを実際に舞台で演じられるように緻密な台本を完成させているようです。

一般的に漫画を描く際にプロットや構成を作成してからネームに移る漫画家が多いとされていますが、美内先生はそれに加えて毎回台本を完成させているのでかなり几帳面でなおかつ時間が必要となります。

そのこだわりがあってか演劇シーンは稽古から本番まで迫力があり、かつ読み切りレベルのボリュームで丁寧に描かれています。

以下美内先生のコメント↓

漫画にする際はマヤとライバルの亜弓がどのような演技をするのか考えて、シーンを抜粋して描く。
原作があるものはまだいいのだが、オリジナルの劇は以前マンガにしようと考えとっておいたアイデアを使うためどうしても台本を書くことにどうしても時間がかかってしまう。

完璧主義者が故にどうしても執筆ペースがゆっくりになってしまいなかなか完結しないのも無理はないでしょう。

理由③喜怒哀楽の表現である白目のコマが多い

ガラスの仮面ではお馴染みの表現「白目」。

白目は作中で喜怒哀楽を表現する目的で頻繁に使われるためページ全体のコマ数を圧迫してしまうのが難点です。

ちなみに49巻までの白目合計数はなんと1300箇所も!

ありとあらゆるシチュエーションで白目を使い分ける描写がされており、時には1ページに大小二つの白目のみ描かれることもありました。

白目のコマが数多くあることで必然的にページ数が嵩み、その分ストーリーの進むスピードが落ちてしまい完結しづらいのでしょうね。

理由④作者が落とし所を見つけられていない

ガラスの仮面はマヤと亜弓の「紅天女」の後継者争いに注目しがちですが、速水真澄の恋模様の描写にも美内先生は力を入れています。

ところが美内先生は「舞台と恋愛の双方が成就することはない」とコメントしており、甘いハッピーエンドは取らないという芸術的にシビアな方針で書いているようです。

作品における舞台と恋愛のバランスがなかなか難しく迷走してしまった結果、ストーリーの収拾がつかなくなったのも完結しない要因でしょう。

理由⑤速水真澄が優しい