自分に似合う色が分かる、パーソナルカラー診断がとても流行っていますよね。
パーソナルカラー診断の中でも特に人気なのが、イエローべース(イエベ)の春・秋タイプとブルーベース(ブルベ)の夏・冬タイプの4タイプに分ける診断です。
自分のタイプを知ることで、どんな色のメイクやヘアカラーそして服装を選べば良いのかが分かります。
そうすることにより、自分の魅力をより引き立たせることができ、良い印象を与えることができます。
最近ではSNSでも自分のパーソナルカラーを発信している人もいるのだとか!
どのタイプの人がどんな発信をしているのか、詳しく見ていきたいと思います。
ブルベ冬を名乗る人が多すぎ?その理由とは?
SNSで自分のパーソナルカラーを発信している人には、ブルベ冬の人が多いと言われています。
本当にブルベ冬だと名乗っている人は多いのでしょうか?
だとすると何故ブルベ冬の人は、自分がブルベ冬だと名乗りたいのでしょうか?
ブルベ冬タイプとは一体どんなタイプなのか、また本当に日本人にはブルベ冬タイプが多いのかを調査していきます。
ブルベ冬の特徴
ブルベ冬タイプは肌に赤みが少なく、雪のように白い透明感のある青みがかった肌が魅力です。
髪の毛の色は茶色っぽさがなく真っ黒で、瞳も黒色で目の印象が強く、白目とのコントラストがはっきりとしています。
雰囲気はかっこよくクールでシャープな印象で、黒系の色が似合うようです。
日本人のブルベ冬の割合は?
SNSの発信を見るとブルベ冬の人が多い印象ですが、本当のところは日本人にはどのぐらいの割合でブルベ冬の人がいるのでしょうか?
日本人は黄色人種なのでイエローベースのイエベタイプが多いと思われがちですが、実はブルーベースのブルベタイプの方が多いそうです。
ただし、ブルベタイプでもブルベ夏の方が多く、日本人の50%を占めているということです。
そしてブルベ冬は全体の15%と少数派のようでした。
半数以上が間違っている自称ブルベ冬
日本人の中では15%と少数派のブルベ冬ですが、では何故SNSなどではブルベ冬の人が多いのでしょうか?
プロのカラーリストに話を聞くと、なんと自分で診断をするイエベ・ブルベの判断は半分以上が間違っていると言います。
本来パーソナルカラーとは、肌色・瞳の色・髪色などのその人特有の色素に合う色のことだと言います。
調和する色・似合う色は一人一人違うそうで、似合う色を診断するために、プロは100枚以上の色布を使い診断するそうです。
正しいパーソナルカラーを用い自分に似合う色を選ぶと、
・ほうれい線やクマが目立たなくなる
・色素の沈着など肌トラブルが目立たない
・フェイスラインをリフトアップできる
・小顔の効果がある
・健康的に見える
・若く見える
このような効果があります。
逆にパーソナルカラーを間違えてしまうと、
・肌荒れが目立つ
・顔色が悪く見える
・顔が大きく見える
・老けて見える
というように、似合う色を選ぶ時とは反対のことが起こってしまいます。
このように、パーソナルカラーの診断を間違えると真逆な効果を招いてしまうんです。
自称ブルベ冬が多すぎる理由とは?
パーソナルカラーの自己診断が誤っている人が多いことが分かりました。
それではなぜ診断する時に、自分がブルベ冬だと誤ってしまう”自称ブルベ冬“を名乗る人が多いのでしょうか?
自己診断のパーソナルカラーを間違えている人の多くは『肌が白いからブルベ』や『肌が黄色いからイエベ』など、短略的に肌の色だけで判断する人が多いのだそうです。
黄色みの色彩が似合うのがイエベであって、イエベの人にも白い肌の人もいればピンク色の肌の人もいます。
逆に、青みがかった色が似合う人はブルベに分けられますが、ブルベの人の中にも色黒の人もいるので必ずしもブルベの人が色白ではないそうです。
この前提を間違えてしまうと、パーソナルカラーの誤診に繋がってしまいます。
最近はネット上や雑誌などでクマの出方や、肌の色や肌の質、アクセサリーの好みといった、数分間の短い質問に答えるだけで自己診断ができるものが多く出回っています。
そもそもプロは様々な知識と実際に100枚以上の色布などを使い、丁寧に時間をかけて客観的に診断していくそうです。
専門家でも時間がかかる診断を、数分で終わる数少ない質問に主観的な思い込みで回答していく自己診断では、正しい診断結果を出すことは難しいとプロのスタイリストは言っています。
診断は客観的な目線で見ていく必要があるのに対し、自分で答えを選んでいくタイプの自主診断の場合は自分の好みを選んでしまったり、憧れている理想の自分を元に答えを選択してしまうため、誤った診断へと繋がってしまうようです。
ブルベ冬=色白ではない
プロのスタイリストがいうようにパーソナルカラー診断とは、その人がより魅力的に見える”似合う色”が何色なのかを知るためのものです。
ですので、単に肌が黄色みがかっているからイエベではありませんし、ブルベだからといって色白ではないのです。
色黒の阿部寛さんも、パーソナルカラー診断は『ブルベ冬』だそうです。
このように必ずしもブルベ冬=色白ではないのです。
しかし、ブルベ=色白だと思い込んでいる人が多くいるようで、肌色の質問に対して本当は色白ではない人も「色白でありたい」という思いから色白を選んでいる人も多いのだとか。
「自称ブルベ冬」を名乗る人が多い理由も、日本人の多くが透明感のある白い肌質を好む傾向があるために、自己診断でブルベ冬の結果が出る人が多いのかもしれませんね。
ブルベ冬が美人とは限らない
雑誌やネットで発信されている情報を見ていると、ブルベ冬のイメージとして下記のような内容が上がっています。
・赤みのない白いツヤのある肌
・黒目と白目のコントラストがはっきりしている
・青みがかったピンク色の頬
・クールで聡明で個性的
そして、ブルベ冬として紹介されている芸能人は、
黒木メイサさん
柴咲コウさん
水原希子さん
池田エライザさん
小雪さん
剛力彩芽さん
土屋太鳳さん
武井咲さん
など、クールでスタイリッシュで個性的な華やかな美人の人が多いですね。
そのため、ブルベ冬の人=美人という認識が広まっているようです。
しかし、本来のパーソナルカラーの診断とは、その人に”似合う色”が何色なのかを調べるためのもので、青色系の色が似合うことがイコール美人ではないのです。
ブルベ冬に分類されるから美人ではないのですが、ネットや雑誌の情報からそのようなイメージを持っている人が多いため、自己診断の際にブルベ冬になるように無意識に回答してしまう、という人もいるようですね。