自学は夏休みや冬休みなどの宿題として出て、毎日のように行わなければいけないことがあります。
また、学校によっては休みに関係なく1年通して出される課題となることもあります。
そのため、ネタ選びで困ってしまう学生は多いでしょう。
自学で詰んでしまうことのないように、簡単なネタ選びのポイントを押さえておきましょう。
すぐ終わる自学のネタ選びのポイント
自学は継続していくことが多いです。
そのため、ネタ選びに失敗すると、途中で学習できる内容がなくなってしまったり、またネタ選びをしなければいけなくなったりなどしてしまいます。
そのような無駄な労力を使わないためにも、まずはネタ選びのポイントを押さえておきましょう。
条件は事前に確認しておく
自学は自分でネタを決めることが多いです。
しかし、自分でネタを決めるといっても、漢字の書き取りは漢字ドリルがあるのでダメ、算数の教科書の問題は授業でやったのでダメなど、学校や先生などによってそれぞれルールが異なります。
そのため、せっかくネタ選びをしたのに、後から「この内容はダメ」と言われてしまわないように、ネタ選びの条件は事前に確認しておき、その条件に沿ったネタを選ぶようにしましょう。
図や表などが書ける
自学はノートに毎日2ページや1カ月でノート1冊など、ノートのページ数がノルマの基準となることが多いです。
そのため、たくさんの文字を書き込むようなネタを選ぶよりも、図や表を書けるネタの方がノートのページを早く埋めることができます。
考える必要ないもの
自学ではネタを考えることが大きな労力となります。
また、自学は毎日のように継続していくことが多いので、毎回ネタを考えるのは非常に大変です。
そのため、観察や問題集などのように、ネタを考える必要なく、毎日自然とやるべきことが決まるようなものをネタに選ぶようにしましょう。
10分で終わる簡単な8つの自学ネタ
自学は毎日のように続けていくものなので、1回の自学に1時間や2時間もかけていては大変です。
そのため、毎日の自学を継続するためには、1回10分ほどで終わる簡単なネタ選びも重要です。
1回10分で終わるネタにはどのようなものがあるのか確認してみましょう。
ネタ1:歴史の年表
歴史の年表であれば表なのでノート大きく使うことができ、効率良くノートを埋めていくことができます。
また、歴史の出来事や人物などのネタが豊富なので、ネタ詰みすることもないでしょう。
年表では出来事や人物のことを簡単に書くだけでなく、授業では触れなかった細かな出来事まで書き込めば自学として認めてもらえるでしょう。
その細かな出来事を調べる方法もネットを使えば簡単です。
ただし、小学3年生や4年生では、まだ歴史で習った範囲は少ないので書けることには制限があるでしょう。
そのため、歴史の年表は小学5年や6年の高学年向けです。
ネタ2:新聞記事の切り抜きとまとめ
新聞には毎日新しい記事が載っています。
そのため、新聞の興味のある記事を見つけて、その記事の内容をまとめたり、自分の感想を書いたりなどすれば、ネタに困ることはないでしょう。
また、ルールで認められるのであれば、新聞を切り抜いてノートに貼ることで、一気にノートを埋めることができます。
新聞には難しい言葉が多く、ふりがなも基本的にはないので、小学4年生・5年生・6年生の高学年向きのネタでしょう。
ネタ3:植物の成長記録
植物を観察記録を自学にすれば、毎日のネタに困りません。
また、植物の大きさや葉や花の色などの書く内容をあらかじめ決めておくことで、書くことにも困りません。
ただし、あまり毎日同じような内容が続くと自学として認められない可能性があるので、植物の状態を細かく観察した内容を書いたり、複数の植物を同時に観察するなどすると良いでしょう。
ルールで認められるのであれば、植物の写真を貼ればノートを大きく埋めることができます。
もし、写真が認められない場合は、絵で描きましょう。
植物を見たままのことを書くので、小学1年・2年・3年生の低学年から小学4年生・5年生・6年生の高学年まで対応可能な万能ネタでしょう。
ネタ4:今日は何の日
実は1年365日どの日でも、何かの記念日が設定されています。
そのため、今日は何の日であるかを毎日調べて、その記念日が設定された理由や、関連する人物や物などについて調べればネタ詰みの心配がありません。
記念日を調べる方法もネットで「今日は何の日」と検索すればすれば簡単に情報が出てくるので、10分で終わります。
ただし、記念日の内容が難しいこともあるので、小学3年~6年生に向いたネタでしょう。
ネタ5:晩御飯の栄養
誰でも晩御飯は毎日食べる物でしょう。
その晩御飯の内容と、使われている食材をリストにして、さらにそれらの食材に含まれる栄養を書き出してグラフにしましょう。
グラフやリストを多く使うことで、簡単にノートを埋めることができます。
また、1週間や1カ月などのタイミングで「どの栄養をたくさん摂った」「この栄養が足りない」などのまとめを書いたり、栄養の効果をメモしたりなどすれば自学として認められるでしょう。
最初は大変ですが、栄養の種類や家庭で使われる食材には限度があるので、続けていくうちに今までに書いた内容と被ることも出てくるので、10分で終わらせられるようになります。
ただし、図やグラフを書いたり、栄養について調べたりなどする必要があるので、小学5年や6年生の高学年向きとなるでしょう。
ネタ6:授業の深堀り
授業では短い時間でたくさん進まないといけないので、詳しい説明が省かれることも多いです。
そのため、授業で触れなかった部分を自分で調べることをしても良いでしょう。
特に、歴史の授業では、世界に影響を与えた人物や出来事がわずか数行の説明だけで終わっていることも多いです。
そのため、それらの人物や出来事を詳しく調べれば自学のネタとなるでしょう。
ただし、深堀りするネタを見つけたり、出来事や事件を詳しく調べたりなどする必要があるので、小学4年生・5年生・6年生の高学年向きとなるでしょう。
ネタ7:都道府県や町の情報
日本には47の都道府県と、1700を超える市町村があります。
これらそれぞれの場所には名所や名産などがあるので、日本のどこかの町を毎日1つ調べればネタ詰まりすることはないでしょう。
また、市町村にはホームページがあり、名所や名産、人口などの情報が載っているので、10分で情報をまとめて自学を終わらせられます。
ジャンルが社会や地理などになるので、小学4年生・5年生・6年生の高学年向きとなるでしょう。
ネタ8:世界各国の情報
日本国内ではなく、世界の情報をまとめるようにしても良いでしょう。
世界の数は196なので、1年通しての自学では数が足りなくなったり、マイナーな国は調べても情報が少なかったりなどすることもあるのでるので注意が必要です。
しかし、1つの国を2回に分けて行えば1年間の自学にも対応できます。
国によっては情報の内容が難しいこともあるので、小学5年や6年生の高学年向きとなるでしょう。
途中で詰みやすい自学のネタ
自学のネタでは1日10分で簡単に終わらせられるものを選ぶことが重要です。
しかし、すぐ終わる簡単なネタと思っても、意外な落とし穴にハマって詰んでしまうネタがいくつかあります。
そのような注意すべきネタにはどのようなものがあるのか把握しておきましょう。
計算問題
問題集をネタにして1日1ページの計算問題を解くようにすればネタ詰みの心配はありません。
また、計算式はノートを埋めやすいでしょう。
しかし、問題集が進むにつれて難易度が上がっていき、始めた頃は1日10分で終わっていたのに、1カ月後には問題が30分や1時間もかかってしまうようになることがあります。
そのため、計算力に自信がない場合は計算問題を自学のネタにすることは避けた方が無難です。
漢字の書き取り
漢字の書き取りはルールでダメと言われることがあるので注意が必要です。
また、漢字の書き取りが良いとされても避けた方が無難でしょう。
漢字の書き取りでは文字を多く書いてノートを埋めていくことになります。
そのため、計算問題のように考える労力はありませんが、単純に作業としての労力が大きくなるでしょう。
特に、画数の多い漢字になると、ノートを埋めるまでに時間がかかってしまうので大変です。
好きな人物の情報
戦国武将や三国志などが好きで、その登場人物に関して調べるという人はよくいます。
夏休みや冬休みだけの課題で30人ほど調べれば良い自学には向いているでしょう。
しかし、自学が1年続くような場合は100人や200人という数の人物を知らべることになります。
それだけ好きな人物がいる人は少なく、途中でネタ詰まりをしてしまうでしょう。
人物をネタにするのであれば、最初は好きな人物を調べ、それが終われば興味のない人物も調べていくことを事前に把握しておく必要があります。
中学生の自学ネタの選び方は?
自学は小学生に出される宿題や課題であることが多く、受験を控えた中学2年や3年が自学の提出を求められることは少ないでしょう。
しかし、中学校でも自学をする学校はあります。
また、中学生になったばかりの中1は中2や中3よりも自学を求められやすいでしょう。
中学生と小学生では自学ネタの選び方が変わる部分があります。
そのため、中学生の自学ネタの選び方も把握しておきましょう。
基本的には小学生と同じ
中学生の自学ネタの選び方のポイントも、小学生の場合と基本的には同じです。
そのため、1日10分ですぐ終わるようなネタ選びをするようにしましょう。
ノルマの基準がノートである場合は、図や表でノートを効率良く埋めることも同様です。
提出物であることを意識する
自学は効率良く終わらせることも重要ですが、中学生になれば評価が受験に影響を与えることも意識しておかないといけません。
もし、自学の内容やネタが小学生のようなものであったり、自学を軽視して提出期限を守らなかったりなどすると、成績に影響を与えて、受験にも響いてしまいます。
受験の本番は中2や中3になってからですが、中1のうちから受験も意識しておきましょう。
テストを見据える
中学生であれば、受験や定期テストのために勉強時間を効率良く確保していくことも重要です。
そのため、自学も早く終わらせることだけを意識したネタ選びをするのではなく、英単語の書き取りや数学・化学の問題を解くなど、中1のうちから受験や定期テストに役立つネタ選びをしましょう。
自学はすぐに終わるネタ選びが重要
勉強は続けることができなければ、どのような内容も身につけることはできません。
自学は毎日ように続けることになるので、勉強の習慣や体力をつけるために適した方法でもあります。
そのため、1日10分ですぐ終わるネタ選びをすることは、手を抜くという意味ではなく、勉強の習慣や体力をつけるためであることを理解しておきましょう。