【三鷹市女子高生ストーカー殺害事件】鈴木沙彩の芸能活動は順調だった?

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「三鷹ストーカー事件」という殺人事件をご存じでしょうか?

この事件はリベンジポルノ関連の法整備に影響を与えた事件です。

いったい三鷹ストーカー事件とはどのような事件で、被害者の鈴木沙彩さんとはどのような人物なのでしょうか?

今回の記事では、三鷹ストーカー事件とその関係者について調べてみました。

鈴木沙彩が殺害された「三鷹ストーカー殺人事件」とは?

三鷹ストーカー事件とは、リベンジポルノ関連法案にも大きな影響を与えた重大事件です。

被害者・鈴木沙彩さんが有名人の親戚であったことからも注目を集めました。

三鷹ストーカー事件の概要を簡単にご紹介します。

より詳細な事件の経緯を知りたい方は合わせてこちらの記事もどうぞ。

三鷹ストーカー殺人事件の概要

三鷹ストーカー殺人事件は2013年10月8日に発生しました。

犯人の男の名前は池永チャールストーマスで、殺害された鈴木沙彩さんとかつて交際していた男性でした。

池永はかねてより鈴木沙彩さんにストーカー行為を繰り返していたようで、待ち伏せ等を行っていたようです。

恋人同士だったときに沙彩さん宅を訪ねたことがあったので自宅を把握していました。

池永は事件当日、鈴木沙彩さん宅の偶然鍵が開いていた2階の窓から侵入して沙彩さんの部屋のクローゼットに隠れ、沙彩さんが学校から帰宅したタイミングで襲いました。

沙彩さんはペティナイフで11カ所を刺され、首を刺された傷が致命傷となって亡くなりました。

犯人逮捕までの経緯

池永チャールストーマスは殺害後、血のついたジーンズのまま歩いているところを警察官に職務質問され、事件との関与を認めて逮捕されました。

池永は別段抵抗する様子も見せずに、すんなりと罪を認めて、逮捕に至ったようです。

池永の目的は鈴木沙彩さん殺害の一点のみだったようで、目的を達成した池永にとって逮捕されることは全く問題ないことでした。

三鷹市女子高生ストーカー殺害事件の被害者「鈴木沙彩」は芸能人として活躍していた?

まずは三鷹ストーカー事件の被害者の鈴木沙彩さんについて調べてみました。

調べてみたところ鈴木沙彩さんは芸能活動を行っていたようです。

それだけでなく、有名な芸能関係者と親戚であったことがわかりました。

鈴木沙彩のプロフィール

鈴木沙彩さんのプロフィールは以下のようになっています。

  • 名前:鈴木沙彩(すずきさあや)
  • 出身地:東京都三鷹市
  • 生年月日:1995年06月22日
  • 没年月日:2013年10月08日(享年18歳)
  • 身長:161cm
  • 星座:ふたご座
  • 血液型:A型
  • 趣味:洋楽、洋画鑑賞

鈴木沙彩さんは事件当時はまだ高校生で、18歳の若さで亡くなっています。

出演した映画の監督は「よく笑う娘」だったと語っており、ドラマで共演したタレントのダンカンさんも「明るい女の子だった」と語っています。

学校の成績は常にトップクラスだったようで、中でも洋楽や洋画鑑賞が趣味だったことから英語はかなり得意だったようです。

鈴木沙彩は芸能活動を行っていた!?

鈴木沙彩さんは高校生ながら、女優として活動していました。

小学校時代から児童劇団に所属しており、女優を志していました。

2010年に「冷たい部屋」という作品でスクリーンデビューをしており、2013年の「ある子供の交わり」という作品では主演を務めています。

女優の卵といえる存在で将来の明るい少女だったからこそ、犯人の手によって行われたリベンジポルノが大きな傷となってしまいました。

リベンジポルノによってキャリアに傷がつけば活動がしにくくなります。

倉本聰との関係性は?

鈴木沙彩さんと脚本家の倉本聰さんは親戚関係で、鈴木沙彩さんの大叔父にあたるようです。

芸能界入りに際して倉本さんから「いい加減なところには入るな」とアドバイスをしていたようで、親戚としてそれなりの付き合いがあったようですね。

よく知った仲だったようですが、事件発生当時にコメントを求められた倉本聰さんは「最近は会っていなかった」と答えています。

鈴木沙彩はリベンジポルノの被害に遭っていた?

鈴木沙彩さんは元恋人である犯人の池永に、プライベートな映像や性的画像を送っていました。

この画像や映像は鈴木沙彩さんが別れを切り出したあとに、池永によってアダルト映像投稿サイト等に投稿され、全世界に広まってしまいました。

俗に言うリベンジポルノをされたのです。

映像や画像の内容は非常に過激なものもあり、社会で生活するのに支障が出るほどの内容だったのだとか。

不用意に交際相手にプライベートな映像や性的画像を送ってしまったのが問題でしたが、当時鈴木沙彩さんはまだ女子高生で18歳という若さ。

年上の池永に逆らえない部分もあったのではないでしょうか。

リベンジポルノの詳細

リベンジポルノの内容の詳細ですが、調べてみると、かなりきつい内容のようです。

しかもなんと池永は鈴木沙彩さんの名前を書いた上で投稿しており、復縁のために非常に残酷なことこの上ない行為を行いました。

ばら撒かれた写真や映像の内容は、池永の男性器を舐める鈴木沙彩さんを写した映像や、鈴木沙彩さんの裸や女性器の写真だったようです。

実名とともにそのような過激な内容を投稿するのはもちろん最低ですが、倫理的な問題だけでなく、法にも触れる行為でした。

女子高生のこういった画像や映像は、所持することすら児童ポルノ禁止法違反にあたります。

鈴木沙彩さんの事件を受け、リベンジポルノに対する法整備が進んでいきます。

「リベンジポルノ防止法」の正式名称は「私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律」。

これまで名誉毀損罪、ストーカー規制法違反、児童ポルノ禁止法など対処されてきた犯罪をリベンジポルノとして処罰しやすくしたのです。

今も流出はしている?

現在、調査してみたかぎりでは当該画像は発見できませんでした。

しかし、2021年時点のヤフー知恵袋で鈴木沙彩さんの流出画像を見たという人がいたので、現在でもどこかで見ることはできるようです。

インターネットに一度流れてしまうと、完全に消すことはほぼ不可能と言われていますので、鈴木沙彩さんのリベンジポルノも完全に消すのは不可能に近いでしょう。

遺族からすれば非常に辛いことだと思いますが、こればかりはどうしようもないことなのでしょう。

三鷹ストーカー殺人事件の犯人「池永チャールストーマス」の現在とは?

三鷹ストーカー殺人事件の犯人である池永チャールストーマスという人物は、複雑な人生を生きてきた男だったようです。

池永の鈴木沙彩さんに対する偏執とも言えるほどの執着はこの男の生まれに原因があるといえます。

池永は家庭で愛情を知らずに育ったがゆえに、一度自分を愛してくれる存在に出会ってしまったことで鈴木沙彩さんに対する執着が生まれてしまったのです。

最後に犯人である池永チャールストーマスについて調査してみました。

池永チャールストーマスの人物像

池永チャールストーマスは関西在住のフィリピン人と日本人のハーフです。

しかし鈴木沙彩さんには南米と日本のハーフだと嘘を語っていました。

また沙彩さんに対して立命館大学に通う大学生だと言っていましたが、実際には関西でトラック運転手をしていたようです。

池永は母親からネグレクトをされていたようで、愛情に飢えた人物でした。

池永はフィリピン人の母親とともに1歳の時に来日しています。

来日後、母親は家に度々別の交際相手を招いていたようで、池永は幼少期から母親のあえぎ声を聞かされて育ったといわれています。

さらに、母親の交際相手から日常的に過酷な虐待を受けていたことも明らかになっています。

父親とは離婚したのか、別居したのかは定かではありません。

いずれにせよ、母親によるネグレクトや交際相手による虐待が池永の人格形成に多大な影響を与えたことは間違いないでしょう。

沙彩さんは池永にとって初めて自分に愛情を与えてくれる存在だったのかもしれません。

犯行に至るまでの過程

池永はFacebookを通じて鈴木沙彩さんと知り合いになり、交際に発展しました。

しかし、沙彩さんから別れを切り出され、次第に沙彩さんにストーカー行為を行うなど、常軌を逸した行動を取り始めます。

リベンジポルノもこの時期に行ったことで、「復縁しなければ写真や映像をばら撒く」と脅していたようです。

しかし、それでも復縁しない沙彩さんにしびれを切らした池永は、とうとう沙彩さんを殺害してしまうのです。

懲役22年の実刑判決を受けて現在は服役中

池永チャールストーマスは2013年10月29日、殺人罪、銃刀法違反、住居侵入罪の罪で起訴されました。

検察側は被害者に落ち度はなく酌量の余地はないとして無期懲役を求めましたが、最終的に

2017年2月8日懲役22年の刑が確定しました。

池永は千葉刑務所にて現在服役中です。

出所は2035年頃と見られています。

池永は裁判の際にも鈴木沙彩さんを殺したことに対する反省の気持ちを持ち合わせていませんでしたので、現在でも反省したとは言えないでしょう。

それどころか池永は一時でも自分に愛情を与えてくれた鈴木沙彩さんを殺したことで、「永遠に誰の手にも渡らないようにできた」という達成感のようなものを感じていると思われます。

22年の刑期に関して、ネットでは「短い」「刑が軽すぎる」という声も上がっています。

鈴木沙彩は女優の卵だった!三鷹ストーカー殺人事件は将来有望だった少女の命を奪った残忍な事件!

調査の結果、被害者・鈴木沙彩さんは女優の卵で、脚本家の倉本聰さんの親戚にあたる人物であることがわかりました。

犯人である池永チャールストーマスは反省することなく、未だに遺族に沙彩さんの写真を要求しているといいます。

池永からすれば、鈴木沙彩さんを殺したことで、永遠に自分のものにしたと考えているのでしょう。

沙彩さんの写真は未だにインターネットにばら撒かれたままで、遺族の傷が癒えることは未だありません。

新たに成立したリベンジポルノ法によって傷つく人が減ることを祈ります。