【閲覧注意】エキスポランド・ジェットコースター事故の真相がヤバすぎ?目撃者証言で首が飛んでいた!?

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エキスポランドで事故を目撃した人へのインタビューで、事故の起きる約2時間前には異変があったことがわかっています。

事故を目撃した男性は、事故の起きる約2時間前の午前10時頃、「風神雷神Ⅱ」が通常よりも横揺れが激しくなっていることに気づいたと言います。

また、事故が発生した時刻に事故現場の真下にいた男性は、「ギューッ」という金属音を聞いていました。

いつ事故が起きてもおかしくない状況だったのです。

実際、事故後にジェットコースターの状態を確認したところ、事故の原因となった2両目以外の車両においても、目視で確認できるような大きな亀裂があったことがわかりました。

よっちゃんの優しさが死をもたらした?

被害者女性は友人たちとエキスポランドに遊びに来ており、ジェットコースターにも友人たちと一緒に乗りました。

当初、被害者女性は2両目ではなく先頭車両に乗るはずでした。

しかし、列の順番や1つの車両に乗れる人数などの関係で、このままでは後ろの3人家族が別々の車両に乗らなければならないことに被害女性は気づきました。

そこで、被害者女性は後ろの家族に、先頭車両に3人で乗れるように順番を譲ったと言われています。

順番を譲ったことで被害者女性は脱輪する2両目に乗り込み、亡くなことになってしまいました。

被害女性・小河原良乃さんはとても面倒見の良い性格だったと言われています。

席を譲ってもらった親子の父親は、「自分たちが2両目に乗っていたかもしれないと思うといたたまれない」と語っていたそうです。

運営側に出た裁判の判決は?

事故を起こしたエキスポランドは責任を問われました。

焦点となったのは業務上過失致死と建築基準法違反、点検管理のずさんさです。

裁判の結果、検査担当取締役と施設営業部長に禁固2年の執行猶予4年が言い渡されました。

また、技術課長にも点検の問題から罰金が命じられています。

検察側は「定期検査で車軸を外して検査していれば事故は防げた」と指摘しました。

この事故を受け、2007年7月1日には国土交通省に「遊戯施設安全管理室」が新設さました。

エキスポランドの事故は一度ではない?

2007年に起こったエキスポランドの「風神雷神II」の事故は有名ですが、実はそれ以外にも事故があったことが明らかになっています。

エキスポランドでは起こった事故をまとめました。

事故が計4回発生!

「風神雷神II」以外でエキスポランドで起こった大きな事故は4つ。

  • 2006年8月:回転式アトラクション「Gフォース」
  • 2007年8月:小型コースター「ワイルドマウス」
  • 2007年9月:宙づり式ジェットコースター「OROCHI(オロチ)」
  • 2007年10月:急流すべり「バックスピン」

ご覧のように、「風神雷神II」の事故以降に3つもの事故が起こっています。

事故の教訓を学ばなかったのでしょうか。

事故①:上空10mで停止

2006年に回転系絶叫マシーンの「Gフォース」で事故が起きました。

上空約10mの場所で機械が止まってしまったのです。

高い位置で機械が止まってしまったことで救助は難航し、乗客9人は約25分もの間高所にとどまることになりました。

水平状態で止まったために、けが人は出ませんでした。

事故②:小型コースターが緊急停止

2007年8月10日には小型コースターの「ワイルドマウス」がコンピュータの不具合で緊急停止してしまいました。

発車直後、斜面の途中コンピュータの不具合により安全装置が作動したと言われています。

この日は「風神雷神II」の事故で休園をしていたエキスポランドが営業を再開した初日です。

そのため、エキスポランドの安全管理が再び問題視されることになりました。

事故③:ジェットコースターが再始動

2007年9月15日には人気のジェットコースター「OROCHI」で事故が起こりました。

「OROCHI」が周回を終えホームに戻ってきた後、乗客に安全ベルトを外すようアナウンスが流れたものの、停止することなく2周目に突入してしまったのです。

すぐに安全装置が作動して停止したため、乗客10人にけがはありませんでした

誤発車は安全ベルトを外すアナウンスが流れた後であり、多くの乗客がシートベルトを外した状態でした。

もし安全装置が作動しなかったらと考えるとゾッとします。

誤発進の原因はセンサーの誤反応だと言われています。

事故④:安全ベルトのゆるみで頭を強打

2007年10月には急流すべりの「バックスピン」で、小学生がボートの縁に頭を強打して病院に運ばれる事故が起こります。

本来であれば安全ベルトがあるので頭を打つことはありません。

しかし、その安全ベルトが何らかの原因で伸びており、小学生は急流を下った衝撃によって頭を打つことになってしまいました。

事故の影響で売り上げ8割減

2007年に「風神雷神II」の事故が起こり、その後もエキスポランドでは事故が起こりました。

そのため、エキスポランドの信用はなくなり来園者数は激減します

来園者が減ったことでエキスポランドの売り上げは8割も減ったと言われています。

「風神雷神Ⅱ」の事故後、2007年8月10日に営業を再開したエキスポランドでしたが、経営困難に陥り営業を続けることが難しくなりました。

2007年12月に体制を立て直すことを目的に休園することになります。

エキスポランドの現在は事故が原因で閉園!?

リニューアル工事などを進め、体制を整え再出発を図ったエキスポランド。

しかしその目処をが立たずに2009年2月に破産手続きを行うことになりました。

エキスポランドは2009年までには営業を再開する予定でしたが、負債額は16億円にもなり、経営状態は最悪でした。

エキスポランドは2009年に閉園を迎えました。

現在はエキスポシティーになっている!?

閉園後、エキスポランドは2009年8月から撤去作業が進められ更地になりました。

エキスポランド倒産後は、2010~2011年までのファームエキスポとして運用されていましたがその後2015年に、三井不動産によってエキスポランド跡地に大型商業施設「エキスポシティー」が建設されました。

エキスポランドのシンボルは巨大観覧車「テクノスター」。

エキスポシティーもそのコンセプトを受け継いで巨大観覧車が設置されています。

エキスポシティーには

  • ららぽーとEXPOCITY:大型ショッピングモール
  • NIFREL(ニフレル):水族館
  • REDHORSE OSAKA WHEEL:巨大観覧車
  • 109シネマズ大阪エキスポシティ:映画館
  • ANIPO(アニポ): 移動遊園地

など多数のエンターテイメント施設が入っており、隣にはパナソニックスタジアム吹田も建設されています。

悲惨な事故の起こった遊園地の面影は微塵もなく、エキスポランド跡地は新たな商業施設として賑わっています。

忘れてはいけないエキスポランドの事故

エキスポランドの事故はずさんな点検による整備不良が原因でした。

遊園地や施設の運営側には事故を起こさないように安全管理の徹底を望みます。

楽しいはずの遊園地で悲惨な事故が遭ったことを忘れてはいけません。

参考サイト