【生物兵器】ケムトレイルが日本で多い場所は一体どこ?正体や有害物質がひどい?

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世界中を混乱の渦に巻き込んだ新型コロナウイルスによるパンデミック。

流行から3年経った現在も収束が見えません。

新型コロナウイルスもケムトレイルによりばら撒かれたものであるという説を唱える人もいます。

空一面を多う飛行機雲の不気味さや未知のウイルスとの戦いを関連付けたい気持ちもわかりますが、先に述べたように、人体に病気の症状をもたらすものはケムトレイルでは撒かれていません。

英BBCなど欧米メディアによると一部の人の間で「新型コロナウイルスは人工的に作られ人為的にばら撒かれたもの」と考える人が現れ、その人たちが不自然な虹色の飛行機雲と結びつけているんだとか。

陰謀論的な思考はパンデミック以降増えつつあります。

終わりの見えない感染症との戦いや世間の閉塞感から、そういった思考に陥る人が多いようです。

ケムトレイルと通常の飛行機雲の見分け方は?

飛行機雲は高高度で飛行機やロケットが空中に残した水蒸気の筋であり、ケムトレイルは飛行機が空中に撒いた化学物質の跡です。

どちらも機体から伸びる雲状の筋という点では同じです。

ケムトレイルは通常の飛行機雲とどのように異なるのでしょうか。

違いや見分け方を紹介します。

飛行機の機体からは、化石燃料の燃焼により二酸化炭素と水蒸気が発生します。

エンジンの排気で高温多湿になった空気が冷たい空気と混ざり、雲状に変化するのです。

普通の飛行機雲とケムトレイルを見分ける方法は消えるまでの持続時間です。

普通の飛行機雲は速やかに拡散して見えなくなりますが、ケムトレイルは長く残り、拡散しても薄雲のようになるのが特徴です。

また、ケムトレイルが行われる時には、ひとつの領域に多数の飛行機が現れることも見分けるポイントなんだとか。

特に軍用機が通常とは異なる高度にいるときは、注意が必要だと考える人もいます。

ケムトレイルは陰謀論だった?

政府が秘密裏に化学物質を撒き、市民生活に影響を与えているとしたらとんでもないことです。

ケムトレイルが本当に行われているという事実はなく、実際にはただの飛行機雲であることはわかっています。

ケムトレイルは陰謀論で、アメリカの公的機関などが度々否定している根拠のないデマなのです。

日本政府の企みとは?

陰謀論とは、「政府や裏の組織などが邪悪な力で世界を操っている」「陰謀を持って秘密裏に活動を行い、市民生活に影響を与えている」とする考え方です。

ケムトレイル陰謀論を信じている人の中には日本政府が人口減少を狙って化学物質を撒いていると考える人もいます。

人口を減らし、食料の自給率問題や人口密集を避けるための企みだというのです。

また、別の人は同盟国であるアメリカの政府や製薬会社と結託して、病気を蔓延させ薬を売って金儲けをするためだと考える人もいました。

あくまで陰謀論であり、根拠のないデタラメなので信じないでほしいのですが、ネット上には陰謀論を信じている人がかなり多くいて驚かされます。

米環境保護局が公式サイトで弁解!

アメリカでは日本以上にケムトレイルについて不安に思っている人が多いようです。

市民からの問い合わせが絶えず、米環境保護局(EPA)が公式サイトに見解をまとめるほど。

情報ダイヤルも設け、対応に当たっています。

公式サイトでは米環境保護局のほか、航空宇宙局(NASA)、連邦航空局(NAA)、海洋大気庁(NOAA)が連名でファクトシート(科学的知見に基づく概要書)を掲載し、ケムトレイルの存在を否定しています。

科学者99%が陰謀論と結論付けた?!

飛行機雲発生のメカニズムと残り方については、日本でも研究がされています。

飛行機雲の発生には以下のふたつのパターンがあることがわかっています。

  • 直接的方法:航空機のすぐ後ろに飛行機雲が作られる方法
  • 間接的方法:航空機の排出物がある程度時間が経過してから核化する方法

直積的方法で作られるのが飛行機雲で、間接的方法で作られるのがケムトレイルとされている飛行機雲です。

航空機が通過した直後だけでなく、飛行機雲が時間差で成長することもあることが研究でわかっています。

長時間残っている飛行機雲がケムトレイルであるという考え方は否定できるのです。

また大気現象の専門家によれば、ケムトレイルとされる雲の特徴は単なる飛行機雲の特徴に過ぎません。

太陽光や気温、風の強さや向き、飛行機が飛ぶ高度の湿度など、様々な条件により飛行機雲は変化します。

また、飛行経路が碁盤の目状になっていれば雲が交差するのは当然のことです。

2016年に77人の大気科学者を対象に行われたとある調査では、参加した科学者77人中76人(98.7%)がケムトレイル陰謀論を否定しました。

ケムトレイルの証拠として挙げられたデータは典型的な飛行機雲の形成であり、サンプリング法の不備や他の要因で説明できるため、科学的根拠はないデマだと断定されたのです。

ケムトレイルによる疑わしき被害事例2選?

ケムトレイルが陰謀論であることがアメリカ公的機関で発表されてもなお、ケムトレイルの存在を信じている人は多数存在します。

ケムトレイル陰謀論の信奉者は、どうしても飛行機と被害事例を結びつけたい様子。

ケムトレイルによる疑わしい事例をご紹介します。

①農地が汚染?!phが異常値に?

アメリカではケムトレイルによって農地が汚染され、phが異常値となり農作物に影響を及ぼしたと被害を訴える人が現れました。

土壌のph値が変化すると、必要な栄養素が吸収されにくくなったり、根の成長が阻害され、病気につながります。

一般的に作物の生育に適しているのは弱酸性(ph 6.5)ですが、化学物質を撒き散らしバランスを崩してしまうと、作物はうまく育ちません。

また、ケムトレイルは化学物質の空中散布により天候変化・自然災害を発生させることが可能であるとケムトレイル陰謀論の信奉者は考えています。

飛行機で化学物質を散布することで、水分子の結合を促進したり阻害して、雲を作り雨やヒョウを降らせたり、逆に干ばつを起こすことも可能だというのです。

政府や企業はケムトレイルを行うことで農作物の収穫量を調整し、相場を操り、自らの利益につなげようとしているのではないかと言われてます。

②生物兵器がばらまかれている?!

ケムトレイルでばら撒かれているのは人体に影響をもたらす有害物質であると考える人もいます。

たとえば

  • インフルエンザや花粉症の原因物質
  • 人工的につくられた生物兵器
  • ナノウィルス
  • 放射性物質

といった危険な物質が散布されているのではないかと考える人もいるのです。

本当だとしたら怖い話ですが、あくまでデマなので安心してください。

【生物兵器】ケムトレイルの正体がヤバい?!日本政府の目的とは?まとめ

ケムトレイルの正体についてまとめました。

ケムトレイルは

  • 飛行機雲によく似た形ですが、虹色であったり格子状といった特徴を持ち、
  • 政府や軍や製薬会社などが自分たちの利益のために撒いている化学物質で、
  • 人体はその影響を受けて病気になったり土壌が汚染される

と考えられています。

しかしこれは完全なデマでした。

実際は飛行機雲が大気の状態によって変化したものであり、人為的に作られたものではありません。

空は気象状況によって顔を変えるもの。

飛行機雲がいつもと違う形だからと言って、不吉なことを想像したり、危険であると考える必要はないのです。