滝川クリステルさんと結婚したことでも知られる政治家の小泉進次郎。
そんな小泉進次郎さんの「小泉構文」(進次郎構文)がネットで話題になっています。
何を言っているのかわからないと話題の小泉構文ですが、実は正しい日本語との噂もあります。
今回は小泉構文の名言25作とともに小泉構文の真相についても徹底解説いたします。
- 小泉構文(進次郎構文)とはトートロジー?!特徴や使い方は?
- 小泉進次郎の名言(迷言)15選!発言の背景も解説!
- 迷言まとめ①:リモートワークでリモートワークができた
- 迷言まとめ②:毎日でも食べたい=毎日でも食べているというわけではない
- 迷言まとめ③:今のままではいけない、だから、今のままではいけない
- 迷言まとめ④:政治に無関心であることは無関心であるということ
- 迷言まとめ⑤:【衝撃】プラスチックの原料って、石油なんですよ
- 迷言まとめ⑥:約束を全力で守る理由
- 迷言まとめ⑦:調査では増えているから増えたかどうか調査する
- 迷言まとめ⑧:休むという言葉が入っているが休みではない
- 迷言まとめ⑨:おぼろげながら浮かんできたんです、46という数字が
- 迷言まとめ⑩:目標設定はそれでいいのか?
- 迷言まとめ⑪:エンドレスおっしゃる通り
- 迷言まとめ⑫:反省に対する反省
- 迷言まとめ⑬:水と油を混ぜたらドレッシング
小泉構文(進次郎構文)とはトートロジー?!特徴や使い方は?
SNS上でたびたび話題に上がっている小泉構文ですが、よく理解していない人も多いことでしょう。
最近では小泉さんが発言するたびに何か起こるのではないかと期待されています。
小泉構文の特徴や、「意味が分からない」と言われている理由についても紹介していきましょう。
小泉構文の特徴は?
小泉構文の中身は、ざっくり説明すると「A=A」となっています。
例えば、「今日は楽しかった、だって楽しかったんだから」という文章もトートロジーが使われています。
”今日は楽しかった”と”だって楽しかったんだから”というのは同じ意味を表していますよね。
本来であれば、”だって楽しかったんだから”の部分は違う意味の言葉になるはずです。
「何で楽しかったのか?」「何をしたのか?」など説明されていない部分の説明を行うのが順当でしょう。
2つの文章を組み合わせているにも関わらず、会話の内容が薄いのも特徴の1つです。
近年では何を言っているのか分からない=小泉構文だという見方もされています。
さらに、相手の質問に答えない新例も追加され、まだまだ盛り上がっているようですね!
小泉進次郎構文の別称①:トートロジー
小泉構文とは、別名トートロジーやエンプレス構文とも言われています。
トートロジーとは同義語・類語・同語を反復させる修辞技法のことです。
簡単なものでいうと、「よそはよそ、うちはうち」もトートロジーの1つになります。
小泉さんの発言にはこのトートロジーが多く組み込まれている為、聞く人を混乱させてしまうのです。
小泉進次郎構文の別称②:エンプレス構文
エンプレス構文というのは、トートロジーとは違い、ネタとして生まれた言葉です。
モンスターハンターというゲームの中に登場する、エンプレスグリーヴという防具があります。
その防具の説明欄にはこのように書かれていました。
炎妃龍の青木炎を封じ込めた脚用装備。その内には炎妃龍の青き炎が封じられている。
この表現が「エンプレス構文」と呼ばれるようになり、他のゲームや漫画のセリフでも使われるようになりました。
小泉さんの発言と似た特徴を持っていた為、いつしか小泉構文と呼ばれるように。
実際に小泉進次郎さんの父・小泉純一郎さんも、質問を流す際に”エンプレス構文”を使っていました。
進次郎構文の作り方とは?
小泉構文にはいくつかのバリエーションがあります。
シンプルで作りやすいのは、似たような文章を接続詞で繋いでしまう方法でしょう。
この方法で作るにはまず伝えたい結論を言います。
次に”だって~”や、”なぜなら~”といった接続詞を繋げるだけです。
そして、理由を説明せずに前文と似たような文章を置くことで完成します。
前文と後文で言葉の表現を変えて、言っている内容を同じに出来るかがポイントとなるでしょう。
小泉進次郎の名言(迷言)15選!発言の背景も解説!
小泉さんの発言には「どういうこと?」と一瞬、考えてしまう名言が多く存在します。
本人にそんなつもりが一切ないのは分かるのですが、つい期待してしまいますよね。
そんな小泉構文の組み込まれた”迷言”をご紹介します!
迷言まとめ①:リモートワークでリモートワークができた
小泉進次郎さんがコロナ渦でリモートワークを経験した感想を述べました。
「リモートワークができてるおかげで、公務もリモートワークでできるものができたというのは、リモートワークのおかげですから、それも非常に良かったことだと思っています」
公務がリモートで出来た喜びを伝えたかったようですが、聞く人を混乱させる結果に。
迷言まとめ②:毎日でも食べたい=毎日でも食べているというわけではない
温室効果ガス削減についてのインタビューを受けた際の発言です。
「毎日でも食べたいということは毎日でも食べているということではないです」
この回答は質問の意図に沿っていなかった為、再び質問される結果に。
”毎日でも食べたい”というのはそれほど美味しいといった表現法ですので、毎日食べているわけではありませんよね。
そんな当たり前なことを言っているのに本人は気づいていない様子です。
迷言まとめ③:今のままではいけない、だから、今のままではいけない
小泉構文の代表作といっても過言ではない発言がこちらです。
「今のままではいけないと思っています。だからこそ日本は今のままではいけないと思っている」
これは2019年に開かれた気候変動サミット後に受けたインタビューでの回答です。
本来であれば、「だからこそ~」のあとに続く解決策が出てくるはずですが出てきませんでした。
その為、”今のままではいけないと思っている人”になってしまっています。
迷言まとめ④:政治に無関心であることは無関心であるということ
2019年、応援演説で披露された小泉構文がこちらです。
「政治に無関心であることは、政治に無関心のままでいられると思います。だけど、政治に無関係でいられる人はいません」
「政治に無関心」と「政治に無関心のまま」と無関心である状態から話が進んでいません。
政治に無関心なままでいられると言いながら、無関心でいられる人はいませんとは矛盾していますよね。
この発言に関しては「本当に何が言いたいのか全く分からない」と言われています。
迷言まとめ⑤:【衝撃】プラスチックの原料って、石油なんですよ
小泉さんの一般常識が疑問視される出来事もありました。
「プラスチックの原料って石油なんですよ。意外にこれ知られてないんですけど。石油の色も臭いも無いじゃないですか、だからわからないと思うんですけど」
世間の人たちからすると、当たり前に知っているようなことです。
それをさも珍しい情報かのように発言しており、「石油の色も臭いもない」と続けました。
こちらはトートロジーやエンプレス構文は用いられていませんが、小泉構文として有名です。
迷言まとめ⑥:約束を全力で守る理由
福島原発に関する質問に答える際にも、小泉構文が飛び出しました。
「約束は守るためにありますから、約束を守るために全力を尽くします」
とにかく約束は守るというのを強調したかったようですが、小学生のような言い回しに。
約束を守ることに全力を尽くすのではなく、問題解決の為に全力を尽くしてほしいですよね。
こちらの小泉構文は汎用性が高く、いろいろな場面でネタとして使われています。
次会うのは何年後かなと
1年後の自分は何歳かなと
考えていました
だからこそ私は
健康でいられれば
1年後の約束を守れるかどうか
その節目を見届けることが
私はできる可能性があると思います
約束は守るためにありますから
約束を守るために私は
全力を尽くします pic.twitter.com/gSJyAhOjQY— 富士谷コル (@_au1__) March 24, 2023
迷言まとめ⑦:調査では増えているから増えたかどうか調査する
2021年4月16日、衆議院環境委員会に参加した小泉さん。
この日はマイバッグの普及が進んだことで万引き件数が上がっているとの問題が話題に。
小泉さんは「レジ袋有料化で万引きが増えたのでは?」といった質問を投げかけられていました。
実際にスーパーマーケットへの調査を行い、その結果85社中、26社が増えたと回答しています。
このことを説明したうえで小泉さんは、「万引きが増えているかはもう少し調査が必要」と答えました。
事実確認の為に行われた調査結果を見たにも関わらず、もう1度調査をするというのはなぜでしょうか?
一部ではレジ袋有料化を推進したものとして事実を認めづらかったのではと言われています。
迷言まとめ⑧:休むという言葉が入っているが休みではない
2020年、小泉さんは男性政治家として初めて育児休暇を取得し話題となりました。
「育児休業という「休む」という言葉が入っていますが、休みではない」
育児休暇を経験した感想として「育休は全然休みではない」といったコメントをされています。
きっと育児の大変さを男性陣にも伝えたかったのでしょう。
しかし、育児休暇は体を休めるための休暇ではなく、育児をするために仕事を休むことです。
迷言まとめ⑨:おぼろげながら浮かんできたんです、46という数字が
小泉さんが地球温暖化に関するインタビューを受けた際に行った発言です。
大谷翔平さんが46号ホームランを打ちました。やっぱり小泉進次郎さんってすごい方なんだなと思いました。 pic.twitter.com/B6ZBi9JF6J
— 実家が全焼したサノ (@sano_sano_sano_) October 3, 2021
このとき小泉さんは、「2030年までに(温室効果ガスを)46%削減する」という目標を口にしています。
その46%という数字の理由に対して答えたのがこちら。
「おぼろげながら浮かんできたんです、46という数字が」
46%という数字に根拠はないようで「おぼろげ」や「シルエット」といった理由をあげたのです。
具体性のない説明に対し、インタビューをしていた女性アナウンサーも困惑したような表情を浮かべていました。
その後、この発言に対して「(発言が)切り取られている部分も相当ある」との釈明を行っています。
迷言まとめ⑩:目標設定はそれでいいのか?
2020年、環境省の「みんなで減らそう!レジ袋チャレンジ」というキャンペーンイベントに参加。
政策されたキャンペーンCMが流され、それを観た小泉進次郎さんは「素晴らしい」と感想を述べました。
打倒!ドンキホーテ。打倒!パプリカ
親しみのあるテーマ曲や人気曲を超えるくらいCMが浸透してほしいという意味だったのでしょう。
小泉進次郎環境相「打倒パプリカ」でレジ袋抑制訴えhttps://t.co/iu0lynEOOn
レジ袋より、他にやるべきことがあるのでは…(´-ω-`) pic.twitter.com/gRb4Z55Dux— アラちゃん2013 (@kurashinotie) June 25, 2020
当然ながら「政治に関する目標設定がそれでいいのか?」と困惑した人は多かったようです。
迷言まとめ⑪:エンドレスおっしゃる通り
2020年2月16日、地元で後援会行事(新年会)に出席していました。
実はこの日、小泉さんは新型コロナの感染症対策本部の会合を欠席していたのです。
これに対しての謝罪を求められた時に小泉さんが発した発言になります。
「後援会行事に参加していたのか?」といった質問にこのように答えました。
「宮本議員がおっしゃる通りと申し上げた通りであります」
「先ほどから同じようにお答えしているわけで、宮本議員のおっしゃる通りで」
質問に対して”おっしゃる通り”と答えるばかりで、自分の言葉で認めようとはしません。
ネット上ではこの発言を真似する人が続出しています。
迷言まとめ⑫:反省に対する反省
上記の後援会行事(新年会)に参加していたことについて謝罪を求められた時のことです。
「反省はしているんです。ただ、これは私の問題だと思うが、反省していると言いながら、反省している色が見えないというご指摘は、私自身の問題だと反省しています」
この謝罪の場面で「反省の色が見えない」という指摘に対して「私自身の問題だと反省している」と発言。
何に対して反省を行っているのか分からない状況になってしまいました。